不妊症の鍼灸治療
不妊症の原因はさまざまですが、原因不明と言われてしまったことはありませんか?
鍼灸・東洋医学は原因不明の症状を治すことを得意としています。
その理由は、検査や数値には現れない気血津液や五臓など、目に見えない概念を基にした治療のためです。
不妊症の原因が婦人科系の子宮内膜症などの疾患や卵管閉塞など物理的要因であれば、病院での治療が優先されます。またそれらの疾患に関しては鍼灸は無効であることが多いのも事実です。
しかし検査では特に異常が無いのに着床しない、育たないと言う場合は目に見えない「腎気」や「寒凝」「瘀血停滞」などが原因となっている場合があります。

当院の不妊鍼灸治療では、一つ一つ段階を追って原因を探っていきます。
生理トラブルはあるのか、婦人科疾患があるのか、着床するのか、着床しても育たないのかなどをお聞きし、問題があればその部分の治療をおこないます。
例えば生理周期の乱れがあれば生理周期を整えるのが最優先となり、それにより排卵周期や高温期(黄体期)も一定するので着床の可能性が高くなります。
着床しづらいのであれば子宮内の冷えや瘀血の存在、腎気の不足などを考え、それらを取り除いたり補う治療をおこないます。
鍼灸・東洋医学の治療は西洋医学とは異なる視点から体全体の調子を整えたり、体質を変える治療法です。
概念や用語など聞き慣れない言葉もありますが、治療内容は解りやすく説明するよう心掛けていますので、原因不明の不妊症でお悩みの方はいちどご相談ください。