不眠

不眠はいくつかパターンがあります。

①寝付けない
就寝時に横になっても、なかなか眠れない。眠れないと明日も仕事なのに、早く寝ないと・・・と考えるとますます眠れなくなる。

②夜中に目が覚める
寝つきは良いけど、夜中に目が覚めてしまう。トイレに行きたくなったり、腰や背中の痛みで目が覚めてしまうこともあるかも知れませんが、特にそうではなく自然と目が覚めてしまう。

③昼夜逆転
夜眠れない分、昼間に猛烈に眠気が襲い昼寝をしてしまう。そしてまた夜眠れない。

④眠りが浅い
寝ているけどウトウトしている状態で、朝になってしまう。ぐっすり寝ていないので疲れも取れず昼も眠気が残る。

いずれも不眠と考えて良いと思います。
よく睡眠は時間ではなく、質が大事と言いますが、その通りです。④などは8時間寝ていても疲れが取れないのであれば、やはり良い睡眠とは言えません。

睡眠は自律神経のバランスが崩れた状態です。
夜、自律神経が鎮静の方向に持っていけないので、脳も体も休まりません。
不眠の方で貧血気味や疲労がたまりすぎの場合もあります。

治療では頭の周囲や足、眉間に鍼を打つことが多く、鍼を浅めに打つだけでも副交感神経を高める働きがあるので、鍼を打っている間に寝る方も多いです。

眠れないのが続くのはつらいですよね。

鍼を受けたあとは、ゆっくり眠っても大丈夫な時間を作って治療を受けてください。

2019年03月30日