パニック障害の治療法

パニック障害の鍼灸治療は鍼をメインに、気が正常に運行されるよう調整をします。
気の運行が正常になれば症状は治まるか、発作が出ても軽くて済みます。


パニック障害や過呼吸(過換気症候群)の鍼灸治療で絶対外せないのはこの二つ。
①太衝(足の甲、親指と人差し指の間)…ここは全身の気をコントロールするツボで、過呼吸の症状がある方には必須のツボです。
②間使(手首の内側中央部から指4本分上)…ここは気を流すツボです。このツボは手にあるので、外出時にパニック症状が出ても応急処置的に使えるツボなので、過呼吸の症状が出やすい人は、ぜひ覚えておいてほしいツボです。


その他、精神を安定させる百会(頭のてっぺん)や印堂(眉間)などに鍼を打って、気持ちを安定させる治療をおこないます。

パニック症状が治まるようになるまでは、週1回の鍼治療2~3ヶ月ほど継続する必要があります。
早い人だと数回の治療でパニック症状が軽くなることもあります。

①②のツボは即効性があるので、これを知っておくだけでも少し不安感が無くなり発作が出る頻度も減るのではないでしょうか。
原因や対策を何も知らないのか、知っているのかの違いは安心感と言う点で大きく差が出ます。
ぜひ、①②のツボは覚えていてください。

2023年11月07日