経絡を使ったはり施術、アロマトリートメント
経絡と言う言葉を聞いたことはありますか?
経絡は体のツボとツボをつなぐラインのことで、体中を走行しています。
東洋医学において経絡は気血の通り道と考えられており、血管や神経とはまた別の概念のルートです。
神経・血管と大きく異なるのは「通り道」なので、体に必要な気血の他に体に悪い「外邪」も通ったり、気血が詰まることもあるということです。
※血管も詰まることがありますが、脳血管や冠状動脈の場合は重篤な疾患となり鍼灸や漢方アロマの対象外なので除きます。
経絡・経穴はよく駅と電車や線路として例えられます。
経絡が線路、経穴が駅、そこを通る気血が電車と言うイメージです。
私は下水道とマンホールの方がイメージしやすいと思っています。
経絡が下水道、マンホールが経穴ですね。
下水道と言えば当然汚水が流れる道ですが、あくまで経絡のイメージで実際の経絡はきれいな気血が流れます。
経絡には一方通行の流れがあり、気血はその方向に沿って流れます。
その経絡の流れに異常が起こると、体の不快症状があらわれます。
1:流れが詰まる
経絡の流れが詰まると気血が渋滞するため、痛みが出たり熱を持ったりします。
胃の経絡の詰まりでは胃の張るような痛み、脾経や大腸経の詰まりだと便秘などの「詰まり症状」があらわれます。
2:逆流する
経絡の流れが逆流すると気血も逆流し、不眠や怒りっぽいなどメンタルに影響します。
肝の経絡が逆流すると頭に血が上り怒りっぽくなり、胃の経絡が逆流すると吐き気・嘔吐の症状がでます。
3:流れが速すぎる
経絡の流れは一定であるのが正常で、速すぎるのも良くありません。
経絡の流れが速くなりすぐると、過呼吸や生理周期の短縮などの症状がでます。
4:流れが遅ぎる
逆に流れが遅くなりすぎると、メンタルの落ち込みや食欲不振、生理周期の延長など詰まりに似た症状が出ます。
経絡の異常から起こる症状を鍼で治すのに経穴(ツボ)を使います。
先ほどの例えで言うとマンホールに鍼を入れて水道管部分を掃除するイメージです。
長い経絡は1個のツボだけでは詰まりを取り除いたり全体の流れを調整しきれないこともあるので、複数のツボを使ったり異なる経絡を迂回路として使うなどして調整していきます。
漢方アロマも経絡の流れに沿ってトリートメントを行い、流れを整えます。
また、その経絡に効果のある生薬が配合されている(帰経する)漢方アロマオイルを使用するので効果が相乗的に高くなります。
当店の鍼灸施術、漢方アロマトリートメント共に東洋医学に沿った施術で、つらい症状や何となくの不調、お体やメンタルのお悩みに対応しますので、お気軽にご相談ください。