デスクワークでずーっと座って居ると…

テレワーク・リモートなどで、在宅勤務の方も多いかと思います。
在宅勤務の方にお話しを聞くと、通勤がないから楽と思っていたのは最初のころだけで、思った以上に心身に負担がかかって大変ということでした。

食欲が減った、気分が晴れない、集中できないなど、普段からある肩こり腰痛+意外な症状が出てきたと言うお話しを良く効きます。


東洋医学に「五労」と言うものがあります。体を傷つける5つの過労のことで、その中の一つに「久坐(きゅうざ)」というものがあります。
「ずっと座って居ると肉を傷める」というもので、ここで言う肉とは「筋肉」のことです。
座っている時間が長くなると血行不良により筋肉は硬くなり、急激に動かしたときに痛めることがあります。ギックリ腰や寝違いの原因ですね。
また五行で久坐は「脾」に対応するので、食欲や胃腸の症状にも影響が出ます。
運動をしていないとお腹が減らないのは、このためです。

通勤が無くなったことにより動く機会が減り、久坐の状態になったと考えられます。
家を出て駅まで歩く、駅や会社の階段を昇り降りする、帰りにどこかのお店に寄る…などなど、通勤とテレワークを比べるとこんなに運動量に差が出ます。
しかもそれが何日も続けば、その差はさらに大きくなります。
テレワークなどでお疲れの方は、1時間に1回はストレッチをしたり窓を開けて換気をしたり、休憩時間で散歩やマッサージを受けたりするのがおすすめです。

コロナの感染拡大が収束するまではこのようなテレワークは続くと思われます。
長期戦になるので、体調管理は今まで以上に重要になります。

当院では休憩時間やスキマ時間にマッサージを受けていただけるよう、短い30分のコースもご用意しています。
マッサージを受けることで全身の血行が良くなり筋肉もほぐれ、血流が改善すると脳血流量も増加するので集中力も戻ります。
また外出することでの気分転換にもなるので、テレワークで煮詰まってしまったときには、ぜひお越しください!

2021年01月21日