継続治療の必要性

鍼灸治療を通いやすくするため、継続治療コースがあります。
これは鍼灸治療を受けてから2週間以内(10営業日以内)だと、料金が割引になる当院独自のシステムです。


5営業日 6,100円
10営業日 6,600円

当院は毎週水曜・日曜が休診日なので、鍼灸治療を受けた翌日から起算し翌週の同じ曜日までが5営業日、翌々週の同じ曜日までが10営業日となります。

自律神経疾患や胃腸症状、妊活などは治療期間が長期になるため、鍼灸治療を通いやすくするためのシステムです。


継続治療期間が2週間と言うのも理由があり、鍼灸治療は服薬と同様に繰り返し重ね掛けすることで効果を累積していくものになります。
1回で効果が出てくれれば良いのですが、人体の構造や疾患のメカニズムはそう簡単ではありません。

鍼刺激で人体に良性の反応を起こし、その状態を維持できるようになるまで繰り返し体に信号を送る必要があります。
そのためには治療回数が必要となり、またその頻度も重要となります。
鍼治療で体に良性の反応が起こってもしばらくすると、また元の状態に戻って行ってしまいます。その前に、再度鍼刺激で正しい方向へ反応を起こすことが大切で、そのギリギリの期間が2週間くらいです(これは私の経験則です)。

2週間以上空いてしまうと体が元の状態に戻ってしまい、また治療効果を累積させなければなりません。
逆に毎日のように鍼をやると、刺激過多となりこれもまた良い結果にはつながりません。
自律神経や機能性ディスペプシアをはじめとした胃腸症状などは1~2週間に1回の治療が最適と考えています。

症状が強い時や、初診から間もないうちは1週間に1回。症状が少し軽減したら2週間に1回と言うように、患者様の症状の変化により通院目安は変わります。


このような理由で継続治療は2週間以内としています。

2024年11月12日