不眠の原因

夜眠れず、日中の眠気で仕事や日常生活に支障が出ることを不眠症と言います。
鍼灸が適応の不眠症とは、病院の検査・診断で脳などに異常が無く、他の疾患による睡眠障害でないものとなります。
睡眠時無呼吸症候群や脳の損傷などの不眠症は、病院での治療を優先していただいています。

 

不眠にはいくつかの種類があります。
①寝つきが悪い。
②夜中に目が覚める。
③早朝に目が覚める。
④眠りが浅くウトウトとしか眠れない。

いずれも朝起きたときにグッスリと眠った気がせず、起床時に既に疲れや倦怠感があります。
質の良い睡眠を取れていないので、時間は寝ていても寝不足になってしまいます。

 

鍼灸治療で不眠を訴える方の大半は、イライラや不安、ストレスなど気持ちが落ち着かないことが多いようです。
また耳鳴りや体の痛み、冷えすぎやのぼせ(ほてり)など、体のほかの部分の症状が気になって眠れないと言うこともあります。
その場合は眠りを妨げている症状を取り除くことが近道となります。

耳鳴りは夜や静かな場所になるとキーンと言う高音の耳鳴が強くなり、耳鳴りと不眠症はセット出ることが多い傾向にあります。

不眠は神経の興奮が治まらないために起こるので、トゲトゲになっている神経を鎮めるように治療を進めていきます。

2022年04月11日