自律神経と肩こり

最近肩こりがひどいなー、頭痛もあるし肩こりから来てるのかな?
実はその肩こり、自律神経から来ているかもしれません。

肩こりはおもに僧帽筋の血行不良により筋肉が固くなってあらわれます。
スーパーで買った肉は新鮮な時は赤く弾力がありますが、数日すると黒く変色して硬くなりますよね。血が通わなくなったためです。
それと同じ現象が人間の身体でおこると肩こりや腰痛と言った筋肉の硬さや疲れ、コリと言った症状となります。

 

肩こりは同じ姿勢を続けているとなりやすいですが、自律神経の乱れでもおこります。
例えば緊張やストレスで無意識に力が入ったと言うことは経験があると思いますが、「緊張でカチカチになっちゃった」と言うのはこういう状態です。

一時的な物であればすぐに血行は回復し筋肉の硬さも元に戻りますが、長期にわたりストレスや緊張状態が続くと常に力が入り続けて血行不良となります。
僧帽筋の硬さや噛みしめが後頭部や側頭部(こめかみ)に影響すると、締め付けられるような緊張性頭痛を引き起こします。

逆に肩こりが自律神経に影響を与える場合もあります。
自律神経は首から骨盤まで背骨に沿ったライン上にあり、そのスタート地点に最も近い首がガチガチに固まると、それより下の自律神経もうまく作動せず、食欲不振や息苦しさ、下痢や便秘と言った症状が出ることもあります。

自律神経の乱れから肩こりになる場合もあれば、その逆もあるのです。

多くの方が肩こりを感じていますし、病気やケガではないのでついつい軽く見てしまいがちな症状ですが、このように自律神経にも影響するのでたかが肩こり、されど肩こり。あまりガマンしすぎないでください。

肩こりから頭痛がきたり、肩こりが痛みとして感じたら要注意。
すぐに治療しましょう。

2022年03月22日