硬すぎる肩こりの原因と治療

肩こりは多くの方が訴える症状でよくある症状ですが、思った以上につらい症状が出ることもあります。
肩の痛みや頭痛、吐き気。寝てても痛みや体の置き場が無いような感覚で目が覚め眠れない。集中力が続かないなど、常に肩や首周りの痛みやコリが気になり日常生活や仕事に支障が出てしまうこともあります。

そうなるとたかが肩こりとは言えず、疾患として捉えなければなりません。

 

肩こりの原因は主に二つで、一つは姿勢でもう一つは自律神経です。

姿勢が原因の肩こりはデスクワークなど長時間同じ姿勢が続くことで肩回り、首周りの筋肉の血行不良がおこり、筋肉が硬くなってしまうものです。
肩や首には僧帽筋、菱形筋、板状筋など首や肩、背中をつなぐ筋肉が走っており、その全体が硬くなるため首肩や肩甲骨周りなど上半身全体の疲れや痛みとして症状が出ます。
マッサージ―やストレッチでほぐしてあげると血流が改善し、痛みやコリが軽減します。

自律神経からくる肩こりは精神的な緊張や不安などメンタルが大きく影響し、体の防御反応として筋肉が硬くなります。
内側からの肩こりなのでマッサージやストレッチでほぐれることは無く、無理やりほぐそうとすると痛みや揉み返しが来てしまいます。
この場合は自律神経の緊張を緩めてあげないと筋肉の緊張もほぐれないので、自律神経の治療がメインとなります。

北風と太陽のように強い刺激で筋肉をほぐすのではなく、優しい刺激でリラックス状態を作り出すと自然と肩こりや背中の張りが取れてきます。

 


マッサージや整体、ストレッチなどで取れない肩こりや背中の痛みがある場合は自律神経から来ている可能性があり、自律神経は簡単に乱れにくい分、一度乱れると自分で元に戻すことが非常に難しく鍼灸など外部の力を借りる必要があります。

鍼灸は自律神経の調整に高い効果を発揮するので、継続して治療を受けることでつらい肩こりや腰痛が軽減していきます。

2023年07月27日