サイオン
発売年:1985年
メーカー:ソニー / セイブ電子
価格:4800円
機種:MSX
媒体:ROMカートリッジ
「君は仲間を救い出すために戦闘機ジャタティに乗り込み出発するのだ。本拠地にたどりつくためには、地球のまわりにめぐらされた二重の枠組、クリスタルヘブンを破壊しなければならない。さあ、君は3機のジャタティでどこまで行けるか、はたして仲間を救い出せるか。健闘を祈る」
(説明書より)
操作方法
↑↓←→ :移動
スペースキー:対空ミサイル
GRAPHキー:対地ミサイル
面スタート時は対空ミサイルのみ装備している状態。前から飛んでくるユニットを撃って合体すると、対地ミサイルを装備できる。ワープを利用しながら最終面の100面を目指す。
盲点を突きまくるSONYの移植センス
「Mr.Do
vs
ユニコーンズ」「SENJYO」など、シブいアーケードゲームをMSXに移植していたSONYが、その次に選んだのがセイブ電子のサイオンでした。SONYはこの後「魔法使いウィズ」を移植しヒットさせますが、得意の「他機種に移植されていないアーケードゲームをMSXに持ち込む」路線の中でも、サイオンという選択は格別なセンスを感じさせます。
この時期の縦スクロールシューティングは、どうしてもゼビウスのニセモノ的な扱いになってしまいますが、サイオンは「エグゼドエグゼス」や「ザビガ」へと続く、「網目状シューティングゲーム」(?)の元祖と言える存在で、デザイン面での貢献度は多大なものがあります。