ミッドナイトブラザーズ
発売年:1986年
「ジェイクとエルウッドは、奪われたヘリコプターを取りもどすために夜のビル街の謎を解く。アドベンチャー感覚いっぱいの3次元迷路ゲームだ。」(当時の広告より)
メーカー:ソニー / ZAP
価格:4800円
機種:MSX
媒体:ROMカートリッジ
操作方法
↑←→ :前進、左右の方向転換
昔のMSXソフトには、時々「アスキー/アンプルソフトウェア」といった感じで、
社名が併記されているものがありました。子供心に「きっとあんまり知らない会社のほうが作ってるんだろうな」
という予感はしていて、実際そういうことだったようです。
↓ :爆弾のセット
RETURNキー:ドアの開閉
SELECTキー:1、2プレーヤーの切り替え
3つのビルとその中の部屋を探検し、アイテムを集めます。
隠された指輪を奪って、ビルの屋上からヘリコプターで脱出すればクリアです。
あのZAP社製
学校でも家でも、毎日MSXのことを考えながら生活していると、
この併記されている会社の「水準」が分かるようになってきます。
「コンパイルってC-SOもザナックも作ってんだ、すげーな」とか、
「このマスティールって複雑なルールのゲーム作るよな」とか。
そんな中で、いつも独自色溢れるゲームを作っていたのがZAPでした。
「パイナップリン」は画面がキレイで、色使いから南国の雰囲気がすごくよく出ていました。
「ペイロード」「コスモエクスプローラー」は、テーマが独特で、かつスケールが大きい。
そのZAPがまた斬新なものを作った、さすが、と感じさせたのが、このミッドナイトブラザーズでした。
だが悲しいかな、「チャンピオンシップロードランナー」と同時期の発売だったせいか、
当時唯一の広告媒体だったMSXマガジンでも、いつものソニーの場所に大きな広告が載ることもなく、
注目を集めないまま、ひっそりと旬を逃してしまいました。でも実際にプレーしてみると、やっぱり面白い。
25年経った今も、さすがZAP、と改めて感じるゲームです。


パッケージ タイトル画面


懐中電灯を発見 ジェイクが警備員と遭遇!


警備員に捕まるもなぜかVサイン ワナの時限爆弾が爆発!


14階建てビルを目指すジェイク ゲームオーバー