ハイパーラリー

発売年:1985年
メーカー:コナミ
価格:4800円
機種:MSX
媒体:ROMカートリッジ

「世界ラリー選手権最終戦。魅力あふれる13の『自然』への限りなき挑戦。 君よ走れ。今、地球と戦うラリーの世界。」
(パッケージより)


操作方法

←→  :横移動
↑   :ブレーキ
スペースキー:アクセル

ギアはローとハイの2段階。時速約130km以上でアクセルを踏みなおすと、ギアがハイヘとチェンジする。 燃料切れ、もしくは各ステージごとに設定された規定順位をクリアできなければゲームオーバー。


MSX初の"ちゃんとしたカーレース"

 「ハイパーラリー」の発売は1985年。「ロードファイター」やポニカの「GPワールド」よりも若干発売が早く、 事実上のMSX初カーレースゲームとなりました。
 厳密には「カーレース」(1983年 アスキー/アンプルソフトウェア)というソフトが先に発売されていましたが、 この「カーレース」はとんでもない駄作で、燃料が切れるまで同じ背景のコースをひたすら走り続けるという、 読者投稿プログラムのような内容。なのでノーカウントです(怒)。

 ちなみにこの「カーレース」、画面にスピード表示がなく、車速は目分量とエンジン音の音程で把握するという雰囲気仕様。 アクセルを離すとなぜか燃料が急速に減るので、アクセルは常に押しっぱなしにせねばならず、しかしブレーキボタンがないので減速もできない という、苦行のようなシステムでした。しかもゲームオーバー時に景気のいいファンファーレが鳴って、プレーヤーの気持ちを逆撫でしてくれる 余計な演出付き。

 当時これしかカーレースゲームがなかったMSXに、全13ステージで登場したハイパーラリーはあまりに眩しく、 他機種では遊べないMSXオリジナルという点も有難味抜群でした。


カートリッジの外観            タイトル画面




1面スタート。最初は680位から       暗いトンネル内を走る2面



雪道で滑りやすい3面            11面のゴール時にはピラミッドが出現



無事、次のステージに進出         無念の燃料切れ