サイオン
エンディング比較

 MSX版サイオンは100面に到達すると、ウーンと唸る音とともに画面がチカチカと変化し、最後はなぜか爆発。で、ゲームオーバーになります。
 このエンディングには「意味が分からない」「なんで爆発するの?」とわたしの周りでも非難轟々でした。ゼビウス式に細かく設定されたストーリーや、 敵と戦う目的が一気に無にされる、永遠のMSXワーストエンディング大賞ノミネート作品です(対抗作品は悲しすぎるウシャス)。
 さすがにこんな理不尽なエンディングはMSX用に作られた簡易的なものだと思っていたのですが、アーケード版も基本的には同じのようです。


アーケード版のエンディング

 アーケード版は999面クリア後に地表を飛行するようになっています。 900面台後半になると、ワープ中に同じステージが何度か連続で表示されて面の調整が入り、 最後は必ず地表を飛んでエンディングになります。
 で、地表をウィーンと飛んだ後、なぜか爆発音。味方を救出するというストーリーだったので、どうやら作戦は失敗したようです。
 アーケード版は、この後にメッセージが表示されます。日本語で表記すると…



   サイオン プロジェクト 1984
         デザイン
       モモセ コウジ
        ムラタ マコト
      ナガハマ ヤステル
         サウンド
       ヤマモト ミエコ
         プログラム
        カセ トモユキ
  サイオンをプレーしたすべての方々へ
      宇都宮から愛を込めて…
           1984年1月29日




 セイブ電子って宇都宮の会社だったんですね。

  MSX版        アーケード版
①ワープして100面に突入     ①999面のコアをすべて破壊




②なんかウォーンウォーン唸ってる ②いつものようにウィーンと飛んで行き、



③カラフルに色が変化してる    ③そのままスクロールして、爆発音が!!



④どんどん変化してる     ④何か出てきたぞ!!



⑤ん?爆発音がしたぞ      ⑤製作者のメッセージが。宇都宮から愛…



⑥ゲームオーバーって!!    ⑥ゲームオーバー