飼育し始めたばかりの状態や、生物濾過を立ち上げ直すような場合で、マツモの入手ができなかったような場合に、とりあえずアンモニア濃度が上昇するのを抑えるのに有効です。(近日中にはマツモが必要になります)
※ 生体を入れて翌日以降、数日から10日間ほど、うっすらと白濁し、多少の生臭さを感じることもあるかと思いますが、自然な現象です。水質をチェックし、許容範囲内なら大丈夫です。有機物をアンモニア等に分解するバクテリアが湧いて、十分な働きをするようになれば自然と治まります。
※ この方法ではバクテリア商品は 『 一切使用しません 』 商品によっては アンモニア(アンモニウム) ⇒ 亜硝酸塩 へと分解され始めるのが早くなる(本来は好ましい効果)場合があり 『 この方法での 』 ゼオライトを使用する意味合いが薄れてしまいます。
マツモを入手し、滅菌・消毒して使用できる状態にできるまでは、ゼオライトで吸着可能なアンモニア(アンモニウム)の状態でいてくれる方が、水質をコントロールしやすいためです。
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① ゼオライト | |
飼育水量に応じて、規定量を基準として、飼育する生体の飼育密度によって、量を調節します。 基準とされる金魚の倍程度までなら、水質をチェックしながら、餌を少なめに与え、規定量のゼオライトで維持することができました。 |
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② マツモ | |
飼育水10リットルあたり、状態の良いマツモ25g 50リットルの飼育水に基準とされる程度の魚が入った環境なら、125gです。 飼育密度が高い場合には、必要に応じてマツモを増量する必要があります。 マツモが増殖してきたら、適宜量の調節が必要です。 水面を這わせるようになりますので、表面積の少ない水槽などでは、浮く餌は向かなくなります。 カボンバやアナカリスでも 『 条件付き 』 ですが、代用できそうだという実験結果が出ました。 ここ から実験のページに飛べます。 ↑ リンク先の最初に 『 条件3点 』 を記載しています。 |
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③ 水道水 | |
水専用(燃料用は避けてください)のポリタンクを水道水でよくすすぎ洗いし、何日か保管できるように、カルキ(塩素)は抜かず。 水量は状況により変わってきます。蒸発する分の足し水もそれなりに必要になります。 ※ 燃料用のポリタンクは水に臭いがついてしまったり、化学物質が溶出する可能性があるようです。 なお、その際の状況を察しますと、積極的にお勧めはできませんが、あくまでも奥の手として、実験ではすべてをミネラルウォーターで代用することも可能でした。 pH、硬度、軟水であること、味や香りが 『 ついていない 』 ことを確認してください。 実験種 : 金魚・メダカ・ミナミヌマエビ(孵化もして成育) ここ から実験のページに飛べます。 |
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④ カリウムと微量元素添加剤(水草用) | |
テトラ フローラプライド 等 ↑ 50リットルの飼育水量で、250mlか100mlのもの2本で、2か月余り持ちます。 ● 50リットルの飼育水量の場合の例 (テトラ フローラプライドの場合) マツモを入れて、最初に規定量25ml添加し、以降は2ml を毎日か、4mlを一日置きに添加。 |
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テトラ フローラプライド については ・・・ こちら ← 新しいページで開きます。 |
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⑤ 試薬 | |
テトラ 6 in 1 を 2つ (50回分)、アンモニア試薬 ※ pHの値が 1 ほど低く出る傾向 |
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水質チェック については ・・・ こちら ← 新しいページで開きます。 |
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アンモニア試薬が入手しづらいような場合には・・・ こちら ← 新しいページで開きます。 |
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⑥ プリンカップ・ミニタッパー・スポイト 等 | |
プリンカップやミニタッパー 飼育水を少量汲み出し 水質チェックに使用 試験管を使うタイプの試薬でのチェックを済ませたあとに、6 in 1 を1秒浸けます。 使用後は、ごく少量の水ですすぎ洗いをするか、湿らせた清潔なティッシュ等での拭き取りが必要で、汚れたりしない場所に保管します。 ↑ 翌日以降の水質チェックの結果に影響が出ないようにするためです。 スポイト(注射器でも可) プリンカップや ミニタッパーから 水質チェック用の試験管に 必要量の水を入れるのに使用 試験管を、直接飼育環境に浸けないようにするために必要です。 スポイト、試験管ともに、使用後は少量の水ですすぎ洗いが必要で、使用前には再度、実際にチェックする水を少量入れてすすぎ洗いします。 1. 飼育環境には試験紙や試験管を直接浸けない。 2. 水質チェックの値に前回の影響が出ないように。 |
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⑦ 補助の濾過器 | |
グリーンウォーター化してしまった場合に、植物プランクトンを物理的に濾過して除去するなら、濾材が波板状のウールになっている投げ込み濾過器や、目の細かいスポンジ濾過器 等 エアーポンプや分岐コック、エアチューブ等も必要になる場合があります。 グリーンウォーターが濃くなるとpHが高くなり過ぎたり、酸素が過剰に供給されたりして害となることがあり、水換えする必要が出てくるためです。 濾過することで、グリーンウォーターが薄まってきたら、飼育水を少量汲み出した中で、濾材をもみ洗いすることも必要になってきます。植物プランクトンも濾し取られたら、濾材の中で枯れて アンモニア(アンモニウム) ⇒ 亜硝酸塩 ⇒ 硝酸塩 へと分解されていきます。できるだけ分解される前に洗って、飼育環境から出してしまうことが、水換えを延ばす場合には重要です。 |
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⑧ その他 | |
必要に応じて、カキガラ、サンゴ砂、pH調整剤 等 濾材を洗ったりするのに小さ目の清潔なプラケース 等 熱帯魚以外では、水温計をお持ちでない場合があります。 場合により、明るすぎる ・ 暗すぎる ・ 水温が上がりすぎるか下がりすぎる ・ 一日の水温変化がありすぎる等の問題があるなら、置く場所の変更も必要になることもあります。 なお、日光が当たりすぎているのに移動できないような場合には、すだれを2重にした上で通気を良くする等。 魚などよりも、水草の方が環境の変化に敏感なことも多いです。 |
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手順については・・・ をご覧ください。 その中から、今の状態に近いところからとなります。魚を入れたばかりなら、手順 ⑥ と ⑧ からになります。 |
飼育水に触れるものは、事前に水道水でよく洗う必要があります。
また、マツモは使用前に 『 水草その前に 』 という商品や 『 消石灰 』 溶液などで前処理をし、水道水でよくすすぐことが望ましいと思います。
マツモの前処理 については ・・・
こちら ← 新しいページで開きます。
ほんの少しの水でも貴重です。洗う必要のあるものは、水質チェック用のプリンカップやミニタッパー、スポイトや注射器、試薬の試験管、使用するかもしれない飼育器具に至るまで、飼育水に触れる物やその可能性のある物はすべてを洗ってからお送りするようにした方が、到着後すぐに使用可能ですので、ぜひそうしてあげてください。
<ご注意>
魚の種類や大きさや数、餌の量によっては、一概には言えないということをご理解ください(^ー^)
また、私個人が公表していることですので、学術的な研究レベルほどでは当然ないにせよ、ホビーレベルの試薬での実験で、十分な効果が得られたため、お困りの方のお役にたてればと公表しています。
ただし、個別に私自身が立ち会えるわけではありませんので、すべての結果に対して、ご自身の責任でお願いします。