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マツモの入手と 滅菌・消毒・洗浄 について

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マツモの入手から、滅菌・消毒・洗浄についてです。


滅菌・消毒・洗浄については、私がしている方法のうち、粒状の消石灰を使用したものをご紹介します。



画像 上側が状態の良いマツモで、下側が弱っているマツモです。


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マツモの状態の比較

弱っている部分がごく一部だけの場合は、その部分を取り除けば使用可能ですが、弱っている部分が目立つものは、枯れて(腐って溶けて)水質を悪化させる可能性が高くなりますので、購入しないようにしましょう。

店頭販売 パック品 1


10gほどで 400円前後 ・・・ 価格高めです

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マツモ パック商品

パッキングされたものがお店に届き販売されています。


流通過程で傷んだり、店頭で何日もストックされているうちに、状態が悪くなっているものも割とみかけます。


黄色っぽく変色していたり、色が薄くなっているものは、枯れて(腐って溶けて)水を悪くする可能性が高くなりますので、色鮮やかなグリーンのものを選びましょう。


すぐに新芽が出て、良い状態になりますよ~!というアドバイスを受けるかもしれませんが、鵜呑みにはしない方がよいでしょう。




店頭販売 パック品 2


20gほどで 400円前後 ・・・ お手頃価格です

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マツモ パック商品

入荷後にお店で詰めているようです。状態の良いものが多く、価格も安めで、大量購入しやすいです。




大手通販 3本セット


10g以下で 650円ほど ・・・ 状態は良いですが高価です;

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マツモ 通信販売

価格は高めですが、状態の良いマツモが翌日から翌々日には届きます。


お店で売り切れで、どうしてもマツモが欲しいような場合には助かります。ただ、50リットルの環境で125gのマツモを購入するとなると、このパックが15パック必要になり、それだけで1万円ほどにもなります(^_^;)


お店で詰めているものと比べると、価格が4倍ほどにもなりますが、マツモを入れて、カリウムと微量元素を添加することで、2か月以上水換えできないような状況にも比較的安全な水質のまま耐えることができますので、大事な生体のためなら(^^)

水草の洗浄

細菌や汚染物質、寄生虫等を持ち込まないようにするために、水草は飼育環境に入れる前に、よく洗ったり、滅菌・消毒することをお勧めします。


水道水でよく洗うだけでも一定の効果はありますが 『 水草その前に 』 という商品や、農業・園芸用に売られている 『 消石灰(しょうせっかい)= 水酸化カルシウム』 を使用することで、より安全に飼育環境に水草を入れることができるようになります。


ただし、目に見えない菌や汚染物質、寄生虫に対して、これで万全というわけではありません。


水草を入れる前に、これらを完全に取り除くことができれば理想的なのですが、それができたかどうかは研究機関でもない限り確認できません。



消石灰(水酸化カルシウム)での水草の滅菌消毒

農業・園芸用に売られている 『 消石灰 』 を使って水草の滅菌消毒をします。 『 水草その前に 』 の使用方法とほぼ同じです。




水道水2リットルに消石灰1gの割合で溶かします。


この例では、粒状のものを使っていますが、粉状のものが溶かしやすいです。


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消石灰粒状

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消石灰を水に溶かします

粒状の消石灰でも、水に浸けて10分ほど経つと、粒が崩れてきて、溶かしやすい状態になってきます。


下の画像のような状態に崩れてきたら撹拌します。多少溶け残っても大丈夫です。


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水に浸け、崩れてきた粒状の消石灰



別の容器に水を入れ、その中で水道水を少しずつ出しながら、水草を軽く洗います。付着しているゴミ等を洗い流すとともに、巻貝の卵等が付着していたら取り除きます。


※ 強い水流を水草に直接当てると、水草を痛めることがありますので、できれば水を入れた容器の中で、水道水をゆっくり注ぎながら軽く洗います。


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水草の予洗い



水草を で作った消石灰溶液に10分間浸けます。


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消石灰溶液に浸けたマツモ



10分経ったら、水草を消石灰溶液から取り出し、水を入れた容器の中で、流水で洗浄します。消石灰の成分をよくよく洗い流します。


このとき、 と同じ容器をそのまま使ってしまいますと、せっかく滅菌消毒した水草に元々付着していた細菌や汚染物質等が再度付着してしまう可能性が高くなります。


別の容器を用意するか、 の容器を使う場合には、熱いお湯等で容器を滅菌・殺虫してからにしています。


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水草を流水で洗浄



清潔なザル等に上げて、さらによく洗い流します。水の勢いが強すぎると、水草を痛めますので、弱めの水流で洗い流しています。(ザル等が無い場合には ④ を丁寧にすれば大丈夫です)

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水草をシャワーで洗浄

引き続き滅菌消毒したい水草がある場合には、② ~ ⑤ を繰り返します。


これは私ならですが、20gのマツモを10回程度なら、同じ消石灰溶液を使用します。


なお、消石灰は1kg数百円とかなりお求めやすい価格ですので、多くの水草を処理する場合には、5gの消石灰を10リットルの水に溶かして使用する方が断然効率が良いですよね。



<ご注意>


あくまでも一個人がしている方法ということで、参考までにご覧ください。また、効果について保証するものではありません。


このページをご覧になり、参考にしていただけるのはとてもうれしいことではありますが、特に最後の洗浄( ④ ⑤ )は丁寧に行います。消石灰の成分が残らないように、よくよく洗浄する必要があります。


ここでご紹介する方法で水草の前処理をされる場合、すべての結果に対して自己責任でお願いします。