『 Red Sea アンモニア試薬 』 と 『 テトラ 6 in 1 』 のふたつをご紹介します。
Red Sea アンモニア試薬は、アンモニアとアンモニウムを合わせた、総アンモニア濃度をチェックできる試薬で、テトラ 6 in 1 は、NO3(硝酸塩)濃度、NO2(亜硝酸塩)濃度、GH(総硬度)、KH(炭酸塩硬度)、pH、cl2(塩素=カルキ)濃度が簡単にチェックできます。
立ち上げ時はとりあえず、このふたつがあれば安心です。
pH、亜硝酸塩、硝酸塩、総硬度、炭酸塩高度、その他、液体の試薬の方が精度が良いですし、pHについてはデジタルのものもありますが、立ち上げ時にとりあえずチェックをするにはご紹介するもので十分可能ですし、非常時には特に、簡単で手軽にチェックできることが重要になるかと思われます。
<使い方 - アンモニア試薬>
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① | 注射器、ガラス管、キャップの内部をテストする水ですすぎます。 別容器に汲み出した、テスト対象の水を、注射器で吸引してから、別の場所に排出して捨てます。 ガラス管にテスト対象の水を入れて、キャップをして振り、その水を別の場所に捨てます。(テストで誤差を出さないためです) |
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② | 付属の注射器を使って、テストする水を正確に 5ml ガラス管に注ぎます。 |
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③ | アンモニア試薬A を付属のスプーンにすりきり一杯加え、ガラス管のキャップを閉めて10秒間振ります。 |
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④ | キャップをあけ、アンモニア試薬B を 5滴加え、ガラス管のキャップを閉めて10秒間振ります。 |
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⑤ | キャップをあけ、アンモニア試薬C を 5滴加え、ガラス管のキャップを閉めて10秒間振ります。 |
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⑥ | ガラス管内の色が安定するまで 15分間待ちます。 |
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⑦ | キャップを外し、ガラス管をカラーカードの上に移動させ、ガラス管を上から見て、色がカードと比較して最も近い色を示すアンモニア濃度を読み取ります。測定結果がカードの色の中間色の場合は、おおよその中間値を読み取ります。 |
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⑧ | 安定後は 5分以内に読み取ってください。これ以降の色での評価はしないでください。 |
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⑨ | 使用後、注射器、ガラス管、キャップの内部をきれいな水ですすぎ洗いし、収納します。 |
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値は 1mg/ℓ 前後
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※ 総アンモニア濃度(NH3(アンモニア)/NH4(アンモニウム))を計測します。有害なアンモニア(NH3)量を推定するには、pH ・ 水温 から、下表中の比率(%)を用いて 含有量を求めてください。
Red Sea 取扱説明書より ![]() |
(例)
読み取った値が 1mg/ℓ (1ppm) で pH が 8.4 、水温が 26℃ の場合
上表から、有害なアンモニアの割合は 14%となります。
1mg/ℓ の 14% は 0.14mg/ℓ ですので、危険な濃度になっていると判断できます。
※ 0.1mg/ℓ 前後で要注意、0.15mg/ℓ 前後で危険と判断しています。
<使い方 - テトラ 6 in 1>
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① | 矢印の上の部分だけを持つようにして試験紙を取り出します。(試験紙を取り出した後は容器のフタをしっかり閉めてください) |
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② | 試験紙の試験薬の付着したパット部を指で触らないように注意し、試験紙をテストする水に 1秒ほど浸けます。(矢印は水面を指すようにしてください) |
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③ | 余分な水分を振り落とし、60秒後、試験紙の各部分の色を容器の比色氏と比べてください。 |
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(注意) 試験紙は流水にさらさないでください。
※ 試験紙は飼育環境にそのまま浸けず、汲み出した別容器内の水に浸けて、テストすることをお勧めします。アンモニア濃度のテスト後の少ない水量でも、試験紙を横向きにすればチェックできます。 ↓
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テストする水に浸した後に、試験紙に付着している余分な水分は振り落としてください。
さらに下の画像のように、ティッシュペーパーを敷いて、試験薬の付着したパット部を上に向け、ティッシュペーパーとパット部が接触しないようにして置くのも、余分な水気をティッシュペーパーが吸収してくれますのでお勧めです。
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NO3(硝酸塩)濃度 : 75mg/ℓ 前後
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NO2(亜硝酸塩)濃度 : ゼロ
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GH(総硬度) : 6dh 前後
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KH(炭酸塩硬度) : 4dh 前後
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pH(酸性度) 6.4 ← 1 ほど低く出る傾向 7.4 前後である可能性
※ 実際に 6.4 以下でも同じ色
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cl2(塩素=カルキ)濃度 : ゼロ
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