渋滞パニック トラフィック
発売年:1986年
メーカー:ソニー / アンドロメダ
価格:4800円
機種:MSX
媒体:ROMカートリッジ
「ヨーロッパ生まれの交通シミュレーションゲーム。コンピューターの故障で君がロンドンの信号をコントロール。 渋滞パニックから救えるのは君しかいない。」(当時の広告より)
操作方法
↑↓←→ :操作する信号の選択
スペースキー:信号の赤/青の切り替え
画面外から走ってくる車を、信号の手動切り替えによってスムーズに通していきます。画面内にとどまっている車の総数や、
画面内に入りきらない車の数が一定数を超えるとゲームオーバー。時々現れる救急車を一定時間内に通せない場合もアウトです。
今でも遊べる名作です
「トラフィック」はイギリスのアンドロメダという会社が開発したゲームで、MSXのほかではコモドール64、アムストラッドCPCで発売されました。
MSX版がソニーから発売されたのは1986年。1986年と言えば、もう「グーニーズ」や「イーガー皇帝の逆襲」、MSX2では「レイドック」が発売されていた時期ですから、
パズルゲームなのにわずか5面×2週の全10面、初期MSXを思わせる地味な画面のトラフィックがほとんど話題にならなかったのは当然の流れでした。
が、このトラフィックは今でも十分に楽しめる超傑作です。四方から走ってくる車を手動の信号で流すだけのゲームですが
「この道は多少混雑させても大丈夫」とか「この道は救急車が通るから空けとかないと」みたいな戦略も絡み、一度やると熱中すること間違いなしです。
先記した優先的に通さなければらならない救急車の存在や、時々現れる車5台分ぐらいありそうな大型トレーラーなど、車の種類にも色々あるだけでなく、
動きに癖があることも、ゲームに深みを与えています。
よく見ると左折を繰り返して元の場所に戻ってきてる暇な車、急停車・急発進をする迷惑な車、
なぜか右折車に道を譲って勝手にタイムオーバーになる救急車など、白一色の外見ながら、様々な個性が見られます。


パッケージ タイトル画面


1面 2面


左から救急車登場 トレーラー(右)は動き出しが遅い


3面 4面