ファンキーマウス
発売年:1984年
「チーズが大好きなネズミのマック君。おいしいチーズがいっぱい隠されているという倉庫に
潜入するのには成功したが、そこに待っていたのはヤクザな3匹のドラ猫だったのダ! さて、マック君、ドラ猫をかわしつつおいしいチーズにありつけるかな?」(当時の紹介記事より)
メーカー:アスキー / ZAP
価格:4800円
機種:MSX
媒体:ROMカートリッジ
操作方法
↑↓←→ :移動
主人公のマック君というネズミを操作して、各面にあるチーズ5つを集めるゲームです。1面あたり16画面分という広めのMAPをリアルタイムでスクロールする構成は、
当時としてはなかなか優秀だったように思います。
スペースキー:ジャンプ
各面にあるチーズを5つ取ればクリア。ネズミに捕まったり、毒薬に触れるとアウト。
立体交差の把握が鍵
このファンキーマウスのポイントとなっているのは、はしごの立体交差です。
はしごの外側を覆われている階では、昇り降りができません。この要素が移動ルートを限定し、面を迷路化します。
パズルゲームと言えるほどの難解さはありませんが、画面がスクロールすることもあって、位置関係を把握するのは至難の業です。
時間制限も厳しいので、当時全面クリアした人は少なかったのではないでしょうか。
さらにファンキーマウスを難しくしているものに、操作の難しさがあります。狙った位置できっちり昇降&ストップするのが難しく、
行き過ぎたり、足を踏み外して下の段に落下したりで、不本意な形でマック君が命を落としてしまいます。
またジャンプして敵の頭を踏むと、一定時間動きを止めることができるのですが、真上にジャンプして垂直に乗ってしまうと、そのまま跳ね続けて
操作不能になります。これも要注意です。


タイトル画面 毒薬(左)を取ってしまうとアウト


外に覆いのあるはしご 頭を踏むとネコの動きが停止


マック君ピンチ! 背後からネコが忍び寄る


高いところから落下してもアウト アウト時は頭上に天使の輪が