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      2013年3月 最終選考作品(8作品)のご紹介

  組曲「みどりの風に」 候補作品

                    

     No.8  桜の頃                   

     No.12 小さな音楽会

     No.16 しゃぼん玉

     No.23 つながる

     No.24 ルリビタキ

     No.26 おもい

     No.27 あなたの未来へ

     No.28 新しい歌を
              


                         [選考日:2013.3.2

        ※ 作品名をクリックいただくと、歌詞(作品)に移動します。






No8


           桜 の 頃

 
       まぶしい朝の光あびて

     桜の花びら 輝く

   ほーら 聞こえるよ

   子どもたちの笑い声

   手をつなぎ歩いていく

   大きな瞳

   いつまでも元気でと思っている

   桜の花びら風にゆれて

   子どもたちを見ているよ

   青い空にひびきわたる

   笑い声いつまでも


  

   四月の朝の雨あがり

   空高く 虹 輝く

   ほーら 見えるよ

   子どもたちの笑顔

   公園を走りまわる

   桜いろのほほ

   いつまでも幸せにと思っている

   桜の花びら風に舞って

   子どもたちにふりそそぐ

   空にひらく花のような

   笑顔いつまでも



 
       桜の花びら 風になって

   子どもたちにささやく

   空を飛ぶ鳥のように

   大きくはばたいて

 


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No12


            小さな音楽会

 

     ラーララ、ルールー、ラーララ、ルールー

     海辺の小さな小学校

     そこから流れ出るメロディーは

     はじめは、小さなつぶやきでした。

     そっと、みんなで声をあわせてみたら

     ちょっぴり心配、ドキドキでした。

 

       ラーララ、ルールー、ラーララ、ルールー

     きらきら輝くみんなの瞳

     その懐かしいメロディーは

     元気だった?のあいさつになりました。

     うきうき、みんなで声をあわせてみたら

     だんだん、たのしくてなってきました。

 

    子どもたちの声は、

    しだいに、明るくつよくなり、

    思わぬ別れや悲しみを越え

    喜びあふれて、響きわたる。
 

     ラーララ、ルールー、ラーララ、ルールー

     海辺の小さな小学校

     今、そこから生まれたメロディーは

     さわやかなエールになりました。

     せいいっぱい、みんなで声をあわせてみたら

     明るく生きる希望になりました。

 

    子どもたちの声は、

    しだいに、明るくつよくなり、

    思わぬ別れや悲しみを越え

    喜びあふれて、響きわたる。




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No16

       
       しゃぼん玉




                    
     ふんわり ふわふわ しゃぼん玉

     風に吹かれて 浮かんでる


     みんなの笑顔 光ってる


     ふんわり ふわふわ しゃぼん玉

     木漏れ日 やさしく受け止めて


     虹色の想い 運んでる


     ふんわり ふわふわ しゃぼん玉

     お空の上まで 連れていって


     遠くの世界 見えるかな


     ふんわり ふわふわ しゃぼん玉

     まあるく 大きく 大きく ふくらんで


     この青い小さな星 包むんだ


     夢じゃないよ

     ふんわり ふわふわ しゃぼん玉




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No23

           つながる       
 


       人と人とが「つながる」こと。

       
気持ちと気持ちが「つながる」こと。

       わいわい学校、うきうき合唱、よしよし赤ん坊、うるうる感動、などなど。

       そのとき、からだのどこかで音がする。

       わくわく、「ぴょん」。 どきどき、「ぴょん」。


       「ぴょん」、「ぴょん」。


       なにかとなにかが「つながる」こと。


       「つながる」ときが「わかった」とき。


       ぐるぐる計算、くるくる鉄棒、はらはら実験、もしもしなぞなぞ、などなど。

       そのとき、からだのどこかで音がする。

       わくわく、「ぴょん」。 どきどき、「ぴょん」。

       「ぴょん」、「ぴょん」。



       人でも、なんでも、「つながる」ときに音がする。

       あなたと「ぴょん」、あしたも「ぴょん」、じぶんで「ぴょん」、どこかで。

       「ぴょん」が、「つながる」、「つながる」。

       どんどん、「つながって」、「つながって」……。


       生活がある、世界がある、未来がある。

       そうして「わたし」は、だんだん涙もろく、

       なっていく、「ぴょん」。



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No24

   ルリビタキ     

 
  待っていたよ ニュータウンの公園で

  クリスマスまでには 会えると思っていた

  瑠璃色(るりいろ)の翼 胸にオレンジのワンポイント

  つぶらなまん丸の目は いつものきみ

 
  あるときは 茂みの中をちょろちょろ 

  あるときは 尾羽を震わせたたずんでいる

 
  ラジオ体操のおじさんおばさん 鬼ごっこのこどもたち ゆうべに散歩する犬たち

  誰にも気づかれず さわさわした風の中で きみはひっそりとつぶやくだけ

 
  公園の石畳を踏んで ひとつ先のバス停まで歩くよ

  きみが山に帰る 雪解けの頃まで

  ぼくの街が 瑠璃色の生命(いのち)が入った宝石箱になる
 

  きみのことを知っているのは ただひとり 

  ぼくだけ

   

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No26


           お も い

 

     今 私にできること

     それは ほほえみかえすこと

     いつも いつも 変わらぬ愛を

     あなたが笑顔になれるよう 

 

     今 私にできること

     それは 寄り添い歩くこと

     ゆっくり ゆっくり 転ばぬように

     あなたが歩みを止めぬよう  

 

     今 私にできること

     それは あなたの幸せ祈ること

     今日も 明日も 見つめていたい

     あなたの夢が叶うよう

  

     今 私にできること

     それは 心をこめて歌うこと

     ひとつ ひとつの言葉に添えて

     あなたの心に響くよう




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No27


          あなたの未来へ

                     

   1.さあ 何を見せてあげよう

   キラキラ澄みきった そのまあるい瞳に

   魚たちの泳ぐ青い海原を

   虫たちの遊ぶ緑の大地を

   豊かな豊かな この地球の命を

   あなたに見せてあげよう

 

   2.さあ 何を伝えてあげよう

   ニコニコほほえむ その小さな口びるに

     愛を奏でるメロディーを

   語りつがれるストーリーを

   美しい美しい この地球の絆を

   あなたに伝えてあげよう


     3.さあ 何を残してあげよう

   フワフワやわらかい その愛しい 手のひらに

   手をさしのべるやさしさを

   手と手を合わせ祈る心を

   大きな大きな この地球の平和を

   あなたに残してあげよう

 

   永遠(とわ)に続く 地球の鼓動が

   過去から現在(いま)へ そして明日へ

   あなたの大切な大切な未来へ




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No28


            新しい歌を



     あの日 時がゆっくり流れていた

     今も あるのだろうか

     あのせせらぎ あの道 ・・・   


  河川敷 友と眺めた空ゆく雲

  遠くから聞こえてきた あのせせらぎ   


  遠足で登った あの登山道(みち)

     みどりの香りに包まれ 

  木漏れ日に汗ぬぐう 仲間の笑顔   


今はもう過ぎてしまったけれど

     確かに そこに私がいた

 


     帰り道 友と摘んだクローバー

     みんなの元気があふれていた あの夏の日 


  みんなで歌った あの舞台

  友と奏でたハーモニー 

     輝くライトの中に広がる 仲間の笑顔 


     今はもう過ぎてしまったけれど

     確かに そこに私がいた

 

   今、仲間と歌う あの日のように

     未来へ届けと 

  新しい歌を!



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以上の8作品です。ありがとうございました。  感謝(委嘱委員会一同)