2023年 1 2024年はこちらでリンク 12月31日(日曜日)雨のち晴れ 午前中は大塚美術館の編集、手間はかかるが楽しい、昼飯の間に息子が帰ってきた。掃除の後買い物に出かけた。主にカロリーの高い食材だ。今夜は金目ダイのしゃぶしゃぶ。思った以上の味で満足した。 夜はアップルTVの「ゴジラ」、2巻を見て本日終了。演技が臭い。怪獣よりか、人間関係のもつれが主テーマ。 僕は寝たが息子はお寺の鐘を突きに行くと言って起きてたみたい。砂糖を3個準備してお寺のお供え用として渡した。 12月30日(土曜日)曇り 年賀状作成に午後2時まで費やした。文面は1本だが、筋の通る文章を書くにはそれなりの捻りが必要、何度も書き直してやっと完成。投函後すぐに風呂の煙突掃除。今夕雨予報なのでそれまでに済ませたかった。親類のおじさん宅訪問、もらったイノシシの肉をお裾分け。今年の砂糖も。その足で伝承館に駆けつければ、高知大学の製糖も終わって帰り支度をしていた。 先生に、来年の発表会に向けてレポートの相談に乗ってもらうようお願いして、了解をもらった。本来なら一緒に研究したいのだが、来年は定年で、深くは無理だと言われた。いずれにしても、データは揃っているので、結論づけるのに、植物の基本的な知識が必要。その部分のアドバイスをお願いしたい。分析は問題ない(と思う) 帰って出荷用の「蜜」を用意している間に雨がやって来た。雨が降ると落ち着く。それに年内すべきことはほとんど済ませ、家と墓の掃除とお正月の買い出しくらいだから。買い出しは一人なら大袈裟にしなくてもいいが、息子が来るので対応しなければならない。 早めに夕食を終えてアマゾンプライム「山猫は眠らない6」を観た。この映画の根幹はチーム内に敵への内通者がいて、犯人探しではなく、それを乗り越えてミッションをクリアする「力づくで押し通す」もの。戦いは過激で単なる連続ドラマの域を超えている。アメリカのマグニ7に歯が立たないのと同様、ドラマや映画の世界でも規模の面で日本は太刀打ちできないレベルまで来ている。ドラマのロケ地でも中東、中欧など広範囲。断言ではないが、(日米の映画作りは)勝負はついたって感じ。日本はアニメと人間性を問う深く掘り下げた映画作りに賭けるしかないか? 世の中が財産の面で二極化しているが、知的な面でも二極化し、少数派が深い映画を絶賛してもビジネスにはならず、多くを占める大衆が安易な物語を好めば日本映画は危ない。 12月29日(金曜日)晴れ 6時から作業開始。100kgの汁に、失敗作の砂糖を加え、仲間の蜜20リットルも一緒に炊き込み製糖する。終いをつける技術を駆使して完成させた。 師匠も後半加わって、もう1釜焚きそちらの応援をする。明日高知大学の砂糖を焚けば年内終了。昨年は年内に終いがつけられず持ち越したが、今年は無い。収量が落ちたのと、高齢化で参加できなくなった農家が2件あって作業が順当に進んだため。県は伝承館の加工作業が年々増加する計画を提示するが、「どこにその根拠があるねん」と疑問。まぁ公務員は県と言わず、国も同じ事をしているから、下位組織は何の疑問も挟まないのだろう。 賄賂収賄も、品質不正もバレなきゃ問題なしで、マスコミは株価上昇は金融政策がカギを握ると堂々と放映する。発明や開発、生産性向上で世界のオンリーワン企業になるのが株価や為替の強み基本なんだけどその深掘りはないんだなぁ。すべてが二流の国に落ちぶれた。 それもこれも、目線を一流国に置くからそんな不満があるわけで、経済の振るわない国に位置すると考えれば、こんなものだとぬるま湯が良くなる。年取ると挑戦意欲が減退するからこの考えに全く異論はないのだ。 今夜はジャズ、LPでジャズを聞くぞ、ハービーハンコックのVSOPライブに針を降ろすと、プチプチという音で目が醒めた。 12月28日(木曜日)晴れ 朝一から、サトウキビの収穫。120本、事前に皮剥きを行ってないので昼まで、伝承館で測定すれば104kg。長谷寄のM氏宅訪問し、供物代を頂く。今年は米の相場が低く昨年よりも2万円程安価。帰る道中、明日の昼食を購入、帰って自分の部屋を掃除すればもう夕刻で、風呂を沸かし食事をすれば、すぐに睡魔到来。身体が馴染んでいる。 出来るだけカロリーの高いものを無理して食って、明日のエネルギーを充填するのも、明日までで終わり。しかしその後も身体はそれを求めて来るので苦しい。しかも呑み食いを許してしまうお正月だ。それとも厳しい散歩(砂浜を1時間)をメニューに加えて食事制限を解くか?思案のしどころだ。 12月27日(水曜日)晴れ 「もう直ぐ定年、カメラの趣味を始めようと思うがどんなカメラが良いのでしょう?」「先ずは入門機から」こんな記事を見た。この記事に異論があるのは、入門機から始めると、スマホの写真と大差なく、カメラの趣味を諦めてしまうだろうと思う。それにスマホがきれい。清水の舞台から飛び降りる決断をしたカメラじゃないと愛着を持ってカメラの趣味に入っていけないのではないか。趣味を始めるにはそれ相当の覚悟がいるのじゃ無いかなぁ。そうでなければ三日坊主に終わる。趣味というのはやっぱり、趣味道みたいな精神の拠り所の様なものがいるんじゃないかな、安易に品物を求めさせ、ファッションで固めるような、表面をサッとなぞる記事は、読者をバカにしているとしか思えない。 当たり前の事だが、実際にやってみるとサクサクと動いてびっくりな話。iPhone15Promaxは最新の最高のCPUを搭載しているは既報の通り。それで試しに、これをPCに見立てて、4Kディスプレイ、キーボード、マウスを接続して動かしてみた。そしたら、大きなファイルのパワーポイントもエクセルもNECのLAVIE-PCよりも素早く読み込みストレスなく動くではないか?おまけにアップルテレビも見られるし、4K動画編集もへっちゃらだ。これじゃ常用の次回PC購入は、無いなと思った。高性能のスマホはカメラやメールだけでは勿体無いと常々思っていたが、やっと本来の使用目的が発見された感じだ。 種用(タネよう)サトウキビは買い手が総量を減らしたので、残りを刈り取って製糖する事にした。午前中刈り取って伝承館に収めた。午後は大塚美術館の絵画編集。絵の歪みをシルキーピックスで修正し、トリミングしてパワーポイントに貼り付け、絵画コメントは、iPhoneの「写真の翻訳」アプリでTEXTデータに変更後、アプリのPagesに貼り付けると、iMac ProのPagesでそのまま読み込みでき、パワーポイントに貼り付けできる。こうして、美術館のコピーが1ページづつ出来上がって行く。このウツクシサは感動もので作業は全く苦にならない。 夕食の買い出しに行っている間に、Y氏から「南」のお酒、S氏から「お餅」ができたから取りにおいでと電話。近所から頂き良いお正月が開催出来そうだ。 12月26日(火曜日)晴れ 9時間半も眠れば完璧に疲れは取れた。今日は師匠のサトウキビ収穫の応援。事前に伝えると断られるのでいきなり訪問し作業を行うことにした。師匠は留守で奥様と刈る。昼から師匠が合流。師匠は午前中高知大学の精糖の申し込みで朝からバタバタしていたとの事。高知大学は毎年大量のサトウキビを伝承館に持ち込み精糖しているが、今年は今日まで通知が無かった。午後4時前刈り終える後少しのところで止めると言う、もう疲れたので明日仕事に行けないと言い張る。僕はへっちゃらだったが84歳ともなれば、疲れ度合いに差が出るだろうと察した(遠慮もあるのかな)。 午後4時過ぎに退散し、お惣菜を買いに夜須に向かった。今日でこの店は年内終了。多くの人で混雑していた。帰ってお風呂焚き、水を10日ぶりに入れ替えたので沸くのに時間がかかる。ぬるま湯で入って熱くなるまで湯船の中で本を読む。寺島靖国は言いたい放題だが、僕にとってはジャズの評価基準が合致して楽しく読める。風呂にWiHiが届かないので、 推奨CDにiTunesで楽曲の確認が取れない問題あり。 新聞やテレビで今年の総括を掲載始めた。僕にとって総括は何だろう? 1番はB&Wのスピーカー購入かな。世界の一流品を手にした。彼らがイメージする最高の音とはどう言うものか?非常に興味があったし理解できた。そして僕は音の基準を手にした。その耳で離れのオーディオのチューニングをすれば、古い機器で、しかもお金をかけてないのに、高い基準を満たすことができた。耳への投資と言う面で1番押しかな。 2番は、オペラ、クラシックコンサートと秋に連続して計4回生を聴きに行った事。その為事前に1ヶ月ほど上演プログラムを聞き込んだ事。この2つのセットがあってこそ、1つの音楽を聴いたと完成形があったと思う。生も再生音楽も大きく違いはなく、ごく一部に違が出て感動が生まれる。その一部がお金に換算すると40万円だった(友との再会も含めるけど)。海外旅行1本(一流のコンサート付き)と同価格(国内=安全の恩恵を加味してないけど) 3番は料理の先生宅の全焼。コレは痛い。美味しい料理のご相伴に預かれない、サトウキビの収穫も手伝ってもらえないなど直接的な被害も及んだ。 4番は、サトウキビの収穫が意外と少なかった事。事前に葉を毟ったのが功を奏して短時間での収穫を可能にした事。など農作業に関する事。 5番は旅行記をかなり満足のいく状態で仕上げられた事。結果として執筆と撮影の辻褄合わせが僕の中で丸く収まった事。 12月25日(月曜日)晴れ 昨晩はクリスマスイブ、鳥の脚を買って七面鳥の代わりとした。もう一つのメインディッシュは鹿の背脂のお鍋。柔らかくてとてもこれは美味い。美味しいものを食べすぎたんだろうか?夜中は左の胸(心臓かもしれない)が痛み、頭の右側の耳の後ろが痛みぐっすりと眠れなかった。 3:45伝承館着。サトウキビを絞る。次第に仲間が揃って来たので、僕は裏の加工場で昨日の仕掛品の仕舞いをつけた。6時過ぎだった。もう一番釜は火が入っていた。糖度83%で結晶促進の種に、砂糖(僕の無添加砂糖です)の完成品を少し混ぜる。こうして我々は持ち込むお客様の要望に応じたドロドロの砂糖汁が提供できた。ここでは他の加工場ではあり得ない技術が蓄積しつつある。2番釜~4番までは仲間のS氏。2釜は僕が仕上げた。色風味とも良いのができて満足。5番釜は仲間のじっちゃん。もう94歳なので、仕上げはタッチせず任せてくれるが、結構口出しはする。親類のおじさん(87歳)は歩行車を押しての一般的な老人、対するじっちゃんはここまで自転車でやって来る。みんなの関心は元気の秘訣。 お昼に日高の弟子が豚汁と皿鉢料理のお寿司を持って来てくださった。材料費とか手間とか大変だろうに。感謝。野菜だけで作るお寿司はつい食べすぎるが、すぐ腹が減るので実に良い。地元では人気メニューらしい。イスラム関係の人にも受け入れられていると言う。 昼食べすぎたので夜抜き。代わりに玉川酒造の吟醸酒を飲む。この甘口のお酒は大好き。明日は休みなので音楽聴き放題をやるぞと意気込むが8時にダウン。今日の作業はかなり過酷だったためか。 12月24日(日曜日)晴れ 寒気は去って今日こそはゆっくりしようと。ところが、製糖したお砂糖は乾燥が不足し湿っぽい。このまま放置すれば大変なことになると、急遽袋詰め作業。途中かっぱ市場に製品出荷。帰って夕刻まで袋詰め。後1コンテナを残すのみとなった。27日終いをつける予定。 休日なので、マーラー交響曲4番/ハイテンク/コンセルトヘボーを聞く。久しぶりの音楽は身に沁みる。でも、僕の基準とするインバルの指揮とは随分と違うなぁ。どこが違うと指摘はできないが。今夜も3楽章で睡魔がやって来て8時半就寝。 老後とは言わずも趣味を持っているのはいいなぁ。「定年後する事がなくて・・、趣味を持たなくては」だが、にわか趣味ではこの醍醐味は得られないだろう。僕の趣味は高校生からジャズで生きて来たが、定年後クラシックに衣替えした。双方とも音楽半分、音半分の比率だから、衣替えしたって全く問題はない。問題は他にも趣味があって収拾つかなくなっている事。僕の性格は、あなた一筋が貫けない欲張り。 12月23日(土曜日)晴れ ラジオではクリスマスソングが随分と流れていた。いつの間にかクリスマスだ。毎年関係なく過ごした。今年は、いち早くサトウキビの収穫と加工を終えたのでクリスマスも少しで楽しめそうだ。 かっぱ市場への砂糖の加工と出荷を行った後、伝承館へ行くと、石灰を使わないで白下糖を製糖していた。今年はこの人気が結構高くこれからの主流となりそうだ。サトウキビの汁だけで添加物が無いのは今までの味とは少し違うけど、「無し」と言うのはキーワードとしても、時流として、とても良い響きだ。この加工に適さないサトウキビもあるので、100%生産は難しいが、我が畑のサトウキビは全て適合品である。面白い流れになってきたぞ。「江戸時代の伝統に沿った・・」看板は降ろさなければないかな。 夕刻伝承館に再び行き、やりかけの「ドロドロの砂糖」を焚く。液体ではダメで、個体でもダメ、半個体を求められている(何だか電池の開発みたい)。伝承館本来の技術継承の意味からは外れるが、美味しい砂糖が作れる技術の流用とみて良い。毎日失敗しているが今回は大丈夫だろう。 夜は友人を誘って久しぶりの懇親会。大阪行きとサトウキビのお世話で開催できなかた。前回から間が飛んだ分どこまで話したのか忘れてしまい、繰り返しをしていたかもしれない。言う方も聞く方も忘れてしまうので、これでいいのだろう。 12月22日(金曜日)晴れ 今日が1番の冷え込みだと報道されたが、午前3時半頃、僕の軽トラックは暖機運転のランプが、いつもは橋を越える辺りで消えるのに、今朝は橋のずいぶん手前でランプが消えたから、今朝は格別ではないと思った。伝承館では釜に火を入れるので寒さは感じなかった。昼過ぎからラジオの電源を入れると、今年1番の冷え込みだと何度も何度も報道されていた。 それに今日は忙しくて、火加減が重要だったので、釜焚きの時間が多かったから、水を1.2リットルも飲むほどの汗をかいた。何だか世間から乖離した感じ。 帰りも遅くなって6時過ぎ、風呂を焚く時間もなくシャワー。でも温水器の調子悪くてお湯が出ない。最低の温度設定で何度か繰り返す間に復帰した。裸になっての作業だったので、凍った。 明日は休み、部屋に帰って日記を書く、3行目で意識朦朧となって布団に直行。「食う、寝る、作業」の日々だ。昨年も同じことを書いたな。 12月21日(木曜日)晴れ 冷えている。3:30起床。もうメンバーは来ていた。身体が重く動きにくい。足を擦りながら歩く。何でこんなんだ?昨日の事を思い出してみる。長距離運転とサトウキビ収穫。これが効いているらしい。最近の体力としては当日は何でもありだが、翌日はそうはいかないパターンがおおい。でも無理すれば何とかなる。来年はそうはいくまい。 残っているエネルギーを使い果たして今日も作業。日高のK子の砂糖はやや緑がかった砂糖に仕上がったが、自分で栽培して刈り取り、製糖する感動は格別だろう。原木から別のカタチになるから。 次に、芸西村の山奥で収穫したサトウキビ。これは煮上がりが状態が把握できず往生した。自分はまだまだ半人前だと自覚。後の釜は他の作業をしてて確認できず。寒かったので、釜担当に回ったのもある。 16:30。疲労困憊とはこの事だ。作業を全て終え、夜須のお惣菜屋さんで夕食を買って帰宅。昨日同様ガンガンに風呂を焚いて、ジャズの書籍を読みながら入浴。夕食も簡単に終えて自分の部屋に帰りCDを再生すればたちまち睡魔の世界へ。 12月20日(水曜日)晴れ 朝7時出発、夜須のセブンイレブンに寄ってタワレコから取り寄せたCDを受け取り、それを聴きながら向かう。タワー企画のAOR、アメリカラジオ局が最も放送した音楽を集めたもの。深い意味はなく考え込まないでいいから、ドライブが快適になる。 9時から弟子のK子とサトウキビの収穫。12時に完了。K子の運営する居酒屋兼職場で、お昼をご馳走になる。ビーガン寿司。絶品。八丁味噌のグル煮。薪ストーブの前で頂く。美味しくて暖かくて眠そうになりそう。 13:30食事を終えて伝承館へ。収穫したサトウキビを計測すれば120kg、師匠曰く「これでは焚けん、帰って追加の収穫をして来い」15:11急いで帰宅100kgをめどに収穫、K子のサトウキビに追加する。16:15に伝承館へ収める。 スーパーで明日の朝飯と昼飯を購入、帰って風呂を焚き、ぬるま湯状態でも水で薄めながら入っていると、底から熱いお湯が沸き上がって来る。どんなに薄めてもしばらく待てば熱くなる、いつもの事だが至福の時。寺島靖国のジャズを読む、ジャズの好きな人はスポーツ番組を見ることはないと一刀両断。僕と同じだ。この風呂と同じで実に気持ちが和む文章。推薦CDは後日Apple Musicでチェックしよう。 明日も3:30起床だ、早めに寝よう。 12月19日(火曜日)雨 昨日精糖した品物を回収に伝承館へ。2時間ほどして完了。帰って砂糖を包装しかっぱ市場に出荷。洗濯物をランドリーへ持ち込み乾燥、帰って風呂を焚けば5時半。 近くの集合場所に向かい、迎えの車を待つ。今夜は財産区報告会&忘年会。みんな農家だから、農業のことについて聞くことができる。1番の関心ごとは、外国人の労働者。芸西村には100名を越す外国人がいる。人口比2.5%。ベトナム、インドネシア、中国から農家のお手伝いに来ている。 どの国の人が一番よく働く?「中国人」 日本人と比べると?「外国人の方が圧倒的によく働く」 生活費を切り詰めて仕送りしているのか?「月に3万円以下で暮らしている」 日本の経済力は総合でドイツに抜かれ4位だが、一人当たりのランキングとなるとグッと順位は下がる。日本で暮らしているとわからないが、外国に行くと社会の元気度が違うのがよく分かる。だから君はどうするのだ?と言われても、もうサトウキビ栽培で社会貢献するしか選択肢はない。それも生産量が少ないので影響度は僅かだ。仲間を増やすのが近道だ。と言うことで、日高村に弟子ができた。僕は師匠の立場であるから、明日指導に向かう。 12月18日(月曜日)晴れ 今日は冷えた、冷えたが一番気温が下がる時に工場は火を入れる。格別な断熱仕様を施してない工場だが、釜に火が入ると建物全体が暖かくなる。その1時間後は2つの釜に火が入る、この時が一番寒い時間帯だが、もう寒さは感じない室温、それ以降は3つの釜のどれかに火が入っているからあたたかいを越して暑い分野に突入。以降終了の5時までこの状態。 今日も石灰なしのお砂糖を作ったが、こちらは(釜から)あげるのが少し早く固形化しない可能性が出てきた。最後の最後にミソを付けるのか?固まらないのは持ち帰り、家の砂糖専用冷蔵庫に保管して湿度を抜くつもり、1週間で抜けるかどうか? 明日から休み、今夜は少しだけ夜更かしして、大塚美術館の編集でも進めようか?残念ながら大きな睡魔到来で就寝。 12月17日(日曜日)晴れ 天気予報の脅し程ではないが、しっかりと冷え込んでいる。今日は伝承館で砂糖を焚く日。搾りかすが大量に残っていて寒い中12袋捨てに行った。一袋は30kgほどあって一回に6袋を車に乗せ、下ろす。2往復。これだけでヘトヘト。室戸からも回収に来てくれた。こちらは、車に積むのを手伝った、15袋を一度に運ぶので高く積み上げるから、持ち上げるのに重い、届かないのでこちらも大変だった。僕の友人たちはもうこんな過激なことをしてないだろう。 今日の製糖は石灰を入れない蜜を1釜精製した。他の人とは違う味に仕上がる。ただ時間がかかるので、今後の問題ではあるが。明日も1釜作る予定。製品に色んな種類が出来た。どんな説明をして、どんなに売って行こうか?課題だ。そして、今回で僕のサトウキビの精糖は終了する。この仕事に従事してこの時期に終えるのは初めて。残りの年内出勤日は他の人の応援のみとなる。 伝承館で砂糖の精製を行っている作業の撮影にカメラ愛好家の老人男女が来られた。キャノンのR5とニコンD7、オリンパス。持ち物立派。作品を県展に応募するとか熱心な人。先週も何処かのホールを借りて展覧会をしていたと言う。写真は機械ではなく腕だが、アマチュアカメラマンは機械のPRが非常に大切(だと思っている)。撮影ポジションなどに付いてアドバイスはしなかったが、逆光の撮影が多い割にはストロボはなかった。又レンズに偏光フィルターが装着されてなかったので、湯気の多い工場でどのように撮影されたのだろう。 12月16日(土曜日)雨 朝の早いうちは雨が降ってなかったが、収穫終了もう少しのところで雨が来て、よく濡れました。昼食後伝承館に納品、計測すれば775kgあった。申告は400kgの2釜なのでオーバーするものの、S氏が雨の中収穫を断念したので、空きができそこに僕の1釜が入り込めた。 切羽詰まってバタバタは嫌なので午後3時に全ての作業を終えて風呂を沸かすと、大きな睡魔がやって来て、台所で30分だけ寝てしまった。目が覚めた時「ここは何処だ?今は何時だ?」とか直ぐには出てこない深い眠りだった。 少しの空き時間「大塚美術館」の絵画を編集している(2023年3月4日に訪問)。解説文も撮影しているので、スマホのOCRで読み取ってパワーポイントに文字データとして添付する。美術館は広く作品は多く、その時は中々鑑賞できなかったが、こうした編集過程なら十分鑑賞できる。解説文もチェックするから現場で見るよりもしっかりと理解出来る(つもり) これも完成すれば、友人達にあげよう(余計なおせっかいかもしれないが)1日に2-3作品整理できている。 12月15日(金曜日)雨 このところ、僕の収穫日は必ず雨が降っている。午前中はカッパを着て作業、切り出しのみ。午後は、小雨で皮剥き。全部で800kg相当。午後4時まで600kgくらいまで漕ぎ着けた。 作業をしながら、昨日の精糖作業を反芻していた。4釜焚いて全て色が違った。もちろん、原料の品種は2種で混合度合いに違いはあるとは言え、同じ畑で収穫している。この分析をして来年に備えて当方のノウハウとし、又、集落活動センターに提言しよう。サトウキビは放置して出来る作物とは言え、手を加えれば、応えてくれる繊細さも持っている。 工場で出来る砂糖の度重なる試食と、サトウキビの収穫で服が汚れ洗濯槽で他の服に匂いが付着するのとが相まって、布団がサトウキビの枯れ草の様な匂いになっている。妙に懐かしい匂いで眠りにつく。睡眠促進として干し草の匂いは悪くない。 久しぶり夜の音楽。ストラビンスキー/火の鳥。音が浸透しないうちに睡魔に落ちる。当面音楽は無理だ。 12月14日(木曜日)曇り 今日は伝承館でお客様の砂糖を焚く。今年メンバーに加わったG君に出来るだけ色々な行程をさせてあげようとするが、責任者のH氏がその作業を取り上げて自分でやってしまう。何でも自分が先に立たないと収まらない人だから仕方ない。新人を育てると自分が楽だし、伝承館の目的にも沿うのに。彼にはその視点が欠けていて自覚がない。 又、裏方で包装作業をするS子は意図的に残業時間を作り出しているらしいと伝え聞く。 例え数人でも(老人でも)人が集まれば、組織となって階層やグループが出来てしまうのは仕方ない事。 それに振り回されたらストレスが溜まるだけ。馬耳東風でもいけないが、積極果敢でもなく音楽を聴くのを逃避先として生きて行くのだ。 今日のお客さんは集落活動センター。村の老人会の集まりだ。但し今日来ているのは事務局のメンバーで、若い女性たち3名と責任者の男性。工場は黄色い声がこだました。高知の女性は、要求も発言も強く、ハチキンさんと呼ばれる、今日はその地を行く人たち。都会の「女の子」とは違う。感情で考え動くから要注意。僕も作業には女性だからと手加減しない。 朝4時から午後6時まで作業の疲れと、女性陣に気を張る疲れとで、帰った時はぐったりだった。兎に角寝るしかなかった。 12月13日(水曜日)晴れ 6時起床。9時間の睡眠。休むつもりだったが、伝承館に出来上がった砂糖を回収に行き、その砂糖を包装してかっぱ市場に出荷するなど作業をしていると、午後3時になった。1時間だけPCを操作し、4時から風呂焚き、買い物を済ませばもう夜。少しだけ音楽を聴き床に着く。 12月12日(火曜日)晴れ 今日は大きなトラブルに見舞われた。煙突が煙を吸い込まなくなった。焚き口から煙が出だした。焚いているものを一旦別の桶に汲み出し釜をあげると、煙突への吸い口から大量の断熱材が出て来た。これが煙突を詰まらせていた。この砂をかき出し、釜を据え直し、93歳のジッちゃんに漆喰で釜を固定してもらった。再び焚いていた汁を戻し焚き直すと、汁の状態は何とか元に戻った。もし他のお客さんの砂糖だったら大変な事になったが、僕の砂糖で良かった。僕も安全を見越し、仕上げを蜜に変更した。 このハプニングと、飛び入りのジッちゃんの精糖追加の為、作業終了は午後7時。実に15時間立ちっぱなしの作業、食事は肉マン3個、ぜんざい1杯、唐揚げ3個。大変な1日だったら。元気を支えているのは、明日の休日、久しぶりの休みであるから。 帰っても風呂はなくシャワーのみ。食事は昼飯用として用意したお惣菜。ここまでは全く疲れなく溌剌としてたが、部屋で音楽を聴きだすと数分でガクンと来た。 重い身体を持ち上げて布団まで這った。 12月11日(月曜日)曇りのち雨 製糖作業は大きな釜でサトウキビの汁を煮詰める。それには薪を長時間燃やす。発生する熱は工場全体も暑くする。乾式サウナ状態だ。今日なんか気温が高く暑さに拍車をかけた。キンキンに冷えたビールが欲しくなる時もある(製糖は激しい労働なので決して飲みませんが)。冷たい水をごくごく飲む、まるで真夏の様に。 しんどい、長時間、重い、休む暇もない、メシも10分くらい、それでも体が機能しているのは、この暑さで汗を流し、体の内部が循環し、割と身体が自由に動くからではないだろうか?いつの間にか腰痛が消えたのもこの伝承館の恩恵だろう。僕だけではなく、他の高齢者も割と元気だ。この工場には不思議な力が漂っている。 今日は大きなトラブルに見舞われた。煙突が煙を吸い込まなくなった。焚き口から煙が出だした(逆流)。焚いているものを一旦別の桶に汲み出し釜をあげると、煙突への吸い口から大量の断熱材が出て来た。これが煙突を詰まらせていた。この砂をかき出し、釜を据え直し、93歳のジッちゃんに漆喰で釜を固定してもらい、再び焚いていた汁を戻し焚き直すと、汁の状態は何とか元に戻った。もし他のお客さんの砂糖だったら大変な事になったが、僕の砂糖で良かったと皆は言った(僕はそうは思わないが)、それで万が一のことを考えて仕上げを蜜に変更した。 このハプニングと、朝一番からジッちゃんの精糖追加があったので、作業終了は午後7時。実に15時間立ちっぱなしの作業、食事は肉マン3個、ぜんざい1杯、唐揚げ3個。大変な1日だったが、明日は休日で何もしなくて良いと思うと、しんどさも気にならなかった。 帰っても風呂はなくシャワーのみ。食事は昼飯用として用意したお惣菜。ここまでは全く疲れなく溌剌としてたが、部屋で音楽を聴きだすと数分でガクンと落ちた。 重い身体を持ち上げて布団まで這った。 12月10日(日曜日)晴れ 明日は早朝出勤だから、夕暮れにバタバタしたくない。それで朝から作業を始めたら、夕暮れちょうどに終わった(早めに始めて良かった)。今日も頑張ったので、屈んで行う作業で腰が痛くなった。その上、重いサトウキビ900kgを車に乗せて運んだので腰にはダメージが大きかった。伝承館から帰る車で、明日は大変だと思っていたが、スーパーで買い物をしている間に、腰痛は治っていた。いつまでもこんな奇跡が起こるとは思えないが、文句は言えまい。 伝承館では師匠が疲れた感じで、エネルギーをふり絞って会話をしてくれた(感じがする)。きっと疲労困憊だろう。 僕のサトウキビは残り400kgとなって前年比70%で終えそうだ。こんな数字を営業で出した時は、会社に対して申し訳ないと言うよりも、自分が情けなかった。誰に文句を言う事もできない。そして、どんな努力をすれば良いのかわからなかった。(その時から、薄々気がついていた、営業は僕に向いてないと。改善策は本を読んでも書いてなかった。この時は苦しかった、誰にも相談できなかった、と言うより、何が問題なのかわからなかったから、相談のしようがなかった)この数字はその時を思い出す。 今年の収穫が身の丈収量だ。だが、前年比の数字に押されて、さらに耕作面積を増やす段取りを行なった。 12月9日(土曜日)晴れ 今日が1番の頑張りどきだと朝から汗を流したら、疲れ果てて昼の食事時に眠くて、食事はそこそこに終えて、とりあえず昼寝した。夜の食事時眠いのは経験済みだが、昼時は初めてだ。いよいよ体力の限界が来ているのか?それとも、鍬を振って2列も溝を掘ったのが影響したのか不明。鍬仕事は僅か30分でも息を切らし、激しく疲れるから、もしかしたらそちらかな? ともあれ、頭で考えここまでは出来ると計画しても、気力だけではどうにもならない。サトウキビを車に積み込むのも、1束17kgもあれば、手に負えないし、休憩しても重いものはどうにもならない。農作業とは「肩で息をする」動詞だ、名詞でなくて。 悪戦苦闘の末、400kgの収穫を終えた。明日は200kgで負担が軽くなるはず。 夜、寝るまでの少しの時間を使って、大塚美術館の絵画リストをエクセル表に変換しようと頑張ったが、元のPDFの表に、行によってセルの大きさが任意に設定されているので、エクセル変換後ソートなど、自由にデーターが扱えない。空白を罫線ではなくコンマに変換すると、不要な罫線が多すぎ。結局行ごと手で変換すれば良いけど、1000行ではとてもできない。PDFデータを検索できるように設定するのが、最良なのかな? もう一つ作業をしたのは、タワーレコードのクーポン8700円が月末で失効になるので、何か買わないと(別にどうしてもじゃないけど)!それで、Pierre Boulezのボックス版を注文した。Sir Georg Solti版が欲しかったが、完売だった。 今年はコンサートに行ったので、その前の3ヶ月が、演目の試聴に費やされ、前回買ったボックス版を聞くのが疎かになって、半分聴き終えた所で、新しいのを買う事になった。こんなことをしてたら死ぬまでに聴き終えてしまうことができるのだろうか?というのが課題になった。課題を作るのが好きですが。 12月8日(金曜日)晴れ 予定では、今日250kg収穫、明日300kg収穫、明後日300kg収穫。だが、計画通りいかないかもしれないので、前倒しで明日の分を半分進めた。日曜日の午後ゆっくりしたら良い。 収穫量が激減しているので、きまさごに1列、西上に2列増やす為、苗所用にトラクターで耕した。1列で250kg合計750kgの数量が増える計算。欠株の所にも捕植するつもり。 それで今年はこのほかにも種をたくさん土中に埋めている。 来年は全国のサトウキビ愛好家が芸西村に来て、僕のサトウキビを見学する予定だから、恥ずかしい畑は見せられない。そんなこともあって、収穫と同時に来年のことも少しだが手をつけている。 一方で疲れが激しく、今年の5000kgが丁度の量。来年のイベントを終えれば、そのまま減収に任せておこうと思う。 12月7日(木曜日)晴れ 今日は主に僕の砂糖を製糖する日。早朝4時~片付けて帰る17:00までの長時間勤務。明日から3日間で800kgの収穫と、サトウキビ農家には「休む」と言う言葉がない。もう皆んなヘトヘト状態。僕も昨年のように疲れなしではない。 今年は伝承館に持ち込むサトウキビが少ないから、高齢化の波は確実のサトウキビ栽培にも影響している。 もしかしたら、僕らの収穫は来年に持ち越すことなく終了するかもしれない。 明日は通常の起床時間で、久しぶりに夜の音楽。iPhone13でロスレス再生。寺島靖国のお勧めJAZZを聴く。お勧めはピアノトリオのシンバルがチャリーンと収録できているアルバム。もうCDなんか買わなくてもいいや的気分にしてくれる。Swinging three /Serge Delait Trioなんか未知のアーティストだが、気持ち良い音だけで全曲楽しめる(JAZZがわからなくても) 12月6日(水曜日)晴れ 気を張ってないと400kgの収穫は難しい。それで8時には作業を始めた。11時過ぎには葉の取り除きと切断ができた。肩で息をしながら達成した。でも疲れ果ててこれ以上は無理だと、食事がてらの休憩とした。食後少しうたた寝して、「ドデカミン」を飲んで元気を回復し、午後415本を12本づつに小分けして車に積んだ。14:30には伝承館に持ち込むことができた。ここで計測すると495kgだった。重量計測含めて4回持ち上げ下げした。 こんな激しい運動を延々とするスポーツはない。しんどいけど、農作業ならではの身体の酷使だと愚痴りながら行っている。昨年との比較は自分との戦いで勝ったり負けたり。いずれは負け越しが続くようになるはずだが、今は気力で持ちこたえている。 芸西村を一望する畑での作業は、穏やかな気分させてくれる。今日以降の畑は眺望の利く高台で、風があれば冷たいがいいところだが。 今年で作付け6年目、品種も増やして混合の焚き合わせができるようになっているが、刈り取りと出荷時に区分するのが大変。混合具合によって全く色味の違う砂糖が出来上がる。芸西村では前人未到だ。上手く表現できれば、色別の販売ができるかもしれない。 12月5日(火曜日)雨 本来なら収穫の日だが雨が強く作業できず。かっぱ市場に砂糖出荷。あまり売れてない。白下糖が止まったので、蓋にサトウキビの蜜が付着している分は引き上げた。真空包装して砂糖と蓋を密着して再出荷。昨日の顛末を師匠に報告がてら伝承館訪問。「痛い目に遭うと覚えるぞ」とのコメント。 帰って、まだ雨が降っていたが、400kgを明日一日で収穫するのは難しいので、切り出しだけを済ませた。ノコギリで根本を切ろうとすれば葉っぱに溜まった雨水がドサっと落ちてくる。ゴアテックスのカッパだが、作業すると暑い、少し前を開けると雨が入って来て、身体が濡れた。そのうちに雨は小降りになって、カッパのファスナーを開いて作業しているうちに、乾いた。16:30に415本を切り出した。先日の収穫では1本平均1kgだったので、これで間に合うはず。 本数で重さを推定して収穫しているのは私だけ。他のメンバーは1本が余りにも小さく、そんな計算などできない、と諦めている。 風呂を焚いて夜須のおばさん所へ買い物。野菜のグル煮、昆布の煮物、黒豆煮など5品を購入。明日の昼分までカバー出来る分量。 伝承館では、男性陣は表の製糖工場で匠の議論、裏の作業場の女性陣は、誰かの噂を拡大発展、独自解釈の列挙で、いずれもエキサイト。外部の共通話題はかっぱ市場で砂糖が売れたとか売れないとか一喜一憂。老後静かに生きようと思う割には、刺激的な日々が続く。帰って一人になっても収穫のノルマがどっかりとのしかかる。とても気を張ってないと置いてきぼりを食う、最高齢の実ちゃんも立場が不利にならないか目が光らせている。こんな田舎で目まぐるしくて、変化に満ちた日々が送れるとは思わなかった。 12月4日(月曜日)晴れ 責任ある立場で他所様の砂糖を焚く、そして、砂糖は煮詰めても固くならず、失敗を宣言して、箱に流し込む白下糖に変更した。師匠は急いで駆けつけてくれて、灰の少なさを指摘された。そして次は煮詰めるのをもう5分多く、のアドバイスをくれた。2釜目はその通りにすればうまく行った。どうして見るだけで状況が手に取るように分かるのだろうか?他の人は「経験」だと軽く流すが、そうではないと僕は思う。彼はサラリーマンを卒業して身につけた技術としては余りにも深すぎる。何かある。 3つ目の釜は灰を多めに入れたが、これは上手くいかなかった、早く固まりすぎた。これで、このお客様が持ち込むサトウキビの性格は把握できた。基本は火加減。人に性格があるように、畑に性格があるのがようやく分かった。 きっと人間関係、友達と付き合うような深い洞察があってこそ、サトウキビは思惑どうりに反応してくれる。それを面白いと自分の中で位置付ければ、師匠の分析眼が出来上がるのではないか?とボヤァッと見えて来た。 午後3時半に終了し、スーパーで買い物をして帰宅。洗濯、母屋の清掃、風呂焚きの後、鴨鍋を調理し美味しくいただきました。骨ガラがいい出汁を演出してくれて、うまいの何の。連日の過労が吹き飛んだ。 夜の音楽もなく、布団に直行。昨年は夜の音楽の余裕があったのに。 12月3日(日曜日)晴れ 冷え込んでいた、それよりも厳しかったのは、深夜3度に渡り津波の放送。芸西村は山奥が深く、①僕の家から北方は津波の心配などないのに、放送をしている。②高知の深い海は遠方からの津波の影響などはないのに、決められた事だと放送をする、その無責任さ。③同じ地形なのに安芸市は放送なし、芸西村役場は放送をする。それで寝不足だった。 今回の津波は10cmだった。高知の人の多くは思った事だろう。次の深夜の警報もどうせこんなものだろうと。東北の震災もそうだった(3月10日の警報がなければ、翌日の大災害はこれ程発生しなかったのではないかと、2012年現地で多くの人から聞いた)、不必要な津波警報は「どうせこない」とたかを括るのが、もっと怖い。そしてこの放送の反省の弁はない。 近所のちかちゃんは、死ぬまでに棒巻きを食べたいと僕に昨年も今年も言った。それで、今日は仲間に頼んで家に届けたら、えらい感謝された。本当なら伝承館へお連れして食べさせてあげたいのだがスケジュールが許さない。 棒巻きとはサトウキビの茎に、溶けたドロドロのサトウキビの蜜を絡ませて食べる、野生の頂き方。一番うまい食べ方で、ここでしか、今しか食べられない。 今日の製糖は大失敗、古い砂糖を炊き込んだ。①黒街道(新品種)のブレンド比率を高めすぎた。②濾過されてない灰汁が混じった、③かき混ぜる時に一時温度が下がりすぎた。④熱冷ましのトウロウの中でかき混ぜる作業がじゅうぶんでなかった。どれが根本的な要因か不明だが、20kgの製品の内8kgがベトついた砂糖になった。自分の砂糖なので、「失敗しました」で終われるが、明日は他の農家のサトウキビを責任を持って焚かなければならない。色々な失敗が生かされれば良いが。責任が重い。失敗すれば僕の良質の砂糖と交換する事になる。 12月2日(土曜日)晴れ 今日も寝過ごし6:30起床。疲労溜まって身体が重いし頭も働かない。今日は夕刻早めに終えないとバタバタするので、8時半からサトウキビ収穫の作業。キンキンとは言わないが結構冷え込んでいる。残りの収穫を300本と想定し午後1番に持ち込み計測すれば、ピッタリ50kg不足の550kgだった。帰って100本収穫すれば600kgオーバーとなって丁度。 今日も疲れた、栄養ドリンクが欲しかったが買い置きはなく、作業スピードを落としたら、何とか耐えられた。昨年は不思議なくらい疲れが無かったが、今年は休憩して一眠りしたくなる時がこれで3度目。弱って来ている。 最後の収穫物は軽トラックに乗せて倉庫で保管、ライトバンで海岸に行って、サトウキビの穂先200本を埋める(仲間の種よう)。その足で夜須のお惣菜屋さんで明日の昼分までの食事を購入。帰りにJ子から電話、鴨とニンニクと白菜を明日の朝持ってくる要件だった。朝は仕事だから、明日の夕刻もらいに行くように申し出た。 12月1日(金曜日)曇り 寒い。昨晩は9時過ぎに寝たが起きたのは7時だった。今日は忙しいのに1時間の遅刻。そんな事考えるのが間違っていると昨日反省したばかりだが。 砂糖をかっぱ市場に出荷し、サトウキビの収穫を始める。西下の収穫が終わるので、きまさごの黒街道(品種)も収穫し混ぜて焚くように刈り取りを行い、出荷時も分別できるように結束した、煩雑になるが良い砂糖の為には労を惜しんではならない。600kgの収穫予定に対し350kg収穫できたと思う。 風が冷たいのとは関係はなさそうだが、今日は疲れてしまい、午後2時頃は少し休憩をとった。 11月30日(木曜日)曇り AM4:40伝承館へ。今日は加工品が少なく遅く出勤。ベトナム人を雇用しトマトの栽培農家の製糖を行う。隣街の夜須在住でお惣菜屋さんのこともよくご存知だった。彼自身も利用しているとの事。 最後は仲間の釜で、昨年度の蜜を炊き込んで製品に仕上げようとしたが、粘くなかなか固まらないので冷ます時間を延長したが、どうにもならなかった。一面こうしたノウハウが、持ち込み品が粗悪な時対処する方法として生かされるので、今回の失敗は完全な失敗ではない。もっとも僕はこうした冒険はしないのだが。 1日のプログラムは多彩で、今日は午後3時半に終えたので、帰ってサトウキビの苗床を作った、来春の増設用。今年は収穫が激減しているから、挽回の為に。よく通る畦道の草を刈ってズボンに雑草の種子がくっつかないように。全てが計画通り。でも、こんなにバタバタしているのは精神に良くないだろう、空を見上げれば、雲がゆっくり流れ、どこからも音が聞こえてこない静かなひと時だったのに、僕の中では、騒音が渦巻きうるさい。もっとゆったりとしないと人生がつまらない物になってしまう。農作業は運動の為で、成果では無いんだ。その目的を忘れている。 伝承館で砂糖を焚いている時、毎年今頃になって訪問されるお婆さんがやって来た。みかんの訪問販売だ。今日は師匠がいなかったので大量購入はなかったが、僕は一つだけ協賛した。こうして毎年毎年みかんを積んで芸西のお得意さんを1軒1軒訪問するその姿は立派。これに感化され、僕はもっとやらなければと前言をひっくり返すのだ。 11月29日(水曜日)晴れ サトウキビの話。2021年は11月末までに1993kg収穫を終えている。2022年=1420kg。2023年は2045kg。今年は如何に頑張っているか。如何に疲れ果てているか。 今朝も3時半起床伝承館へ。今日は僕の砂糖だけで815kg。今回も最高の砂糖が完成した。だが畑の収量は激減していて、増作2畝を追加しているが総量5000kgで昨年から2000kg減収となりそう。その上、200kgは種として他の人に渡す予定。 種は穂先で十分だが、貰う側としては茎の方を望んでいるらしい(交渉した師匠の話によると) 帰ると滋賀の友人からCDが8枚届いていた。全て自作でジャケットもオリジナル。頭が下がる。音質はともかく演奏は一過言のあるものばかり。ただ僕のレベルはそこに到底届かず、「何かあるぞと予感がする」のみ。多分NHK-FMの解説を聞かれて厳選しているようだ。NHK-FMのクラシック音楽の選別眼は「超」の付く朱玉番組だから。 残念ながら僕にはその番組を聞く暇がない。いや、車に乗っている時は聞けるが、聞かないようにしている。何故なら音楽に気を取られて危ないから。 だからこうして、厳選した音楽が届けばNHK放送の何日か分を濃縮して聞けるような気がする、ありがたい贈り物だ。もう累計では棚の2段目の半分に達している。 11月28日(火曜日)晴れ 朝からサトウキビの収穫。普通鎌で葉を取り除く作業は、1日で300kgが限界。それを500kg取り上げるのだ。驚異的な仕事量の秘密は10月にあらかじめ下方の葉っぱを取り除いていたのだ。それでもこの重量を切り出して、荷造り、トラックに載せる、工場で下し秤で計測、保管と、総計2トンくらいの荷物を上げ下げした。疲れ果て、大正製薬のゼナのお世話になった。効くけど心臓が痛む。無理しているだろうと思った。 適度な運動はボケ防止と新聞記事は言う、自分の体力からして、これが適度かどうか?体重計のBMI値普段は22位だが、16まで下がっていた。 昔のように腹一杯食って動けないよぅ的な夕食を食って寝る。(高校生の運動部員ではないけど) 風呂の中で読むオーディオ雑誌、今日は敬愛するジャズの評論家でもあり、元喫茶メグのオーナであった、寺島靖国氏のジャズ遺言状を手にする。彼曰くジャズはジャケで聞け、音はシンバルが大事だ。全く共感、音楽性や演奏の評価、50年60年のジャズに限るなどと、視野を固めず、貪欲に自分の気に入ったものだけを聞け。ページを繰るごとに賛同項目が加算される。クラシック音楽にはない視点だ。 11月27日(月曜日)雨 コスモスベリーズOB会は、LINEを使ってメンバーの意思疎通を計ろうと2年ほど前に提案があって、僕も勧められたが、情報をそっくり吸い上げられる設定がデフォルトとなっていて、しかも以前中国に情報を閲覧された情報管理の甘さがあった。それで賛同しなかった。結局仲間内の情報は来ないままだ。facebookに参画しているメンバーはいなかったし、でもそれは正解だった。この度LINEは情報流出が再び発生したからだ。 今日明日で800kgのサトウキビを収穫する予定だったのに、生憎の雨、強行はやばい程度の降雨量。それで午前中は砂糖の加工と出荷、包装材料の購入と雑事に充てた。午後は小降りとなったので、思い切って始めたら夕刻は青空が見えてきた。1日400kgの収穫を目指していたが、280kgで終わった。明日に持ち越し。8時に睡魔に襲われて就寝。 11月26日(日曜日)晴れ 今朝も早朝から伝承館に詰める。冬の恒例行事だ。この間色んな日常が停止するが、読書だけは続けられている。クタクタのドロドロで帰ってぬるい風呂に入りながらスレテオサウンドをじっくり時間をかけて隅から隅まで読むのは楽しみ。 今日はその中で僕の尊敬する音楽評論家「許光俊」氏のコラムを読んだ。記事はコロナ明けで、一気にコンサートが再会され、サイモンラトルとロンドンフィルの日本公演について書かれていた。首都圏のコンサート会場を追っかけ巡り、ふと疑問に思った事が書かれている。席によって、ホールによって聞こえる音が違うし、楽器の強弱も自分の中にある基準とは違う。よって、どれが本物で、どれが指揮者の意図で、どれがホールの音の意図なのかよく分からなくなったとの内容だった。 僕も、この秋に同じような経験をして、レコードの音と、生演奏で聞く特定の楽器の音の強弱の違いに、疑問と言うか、不満と言うか、混乱を来した。僕に結論はないし、許氏も、もっと深いレイヤーの話を書いてあるが、結論はないようだ。プロでさえ迷うのだから、僕のようなアマが困惑するのは当たり前だ。 近所のJ子が猪を持ってきてくれる。心臓は塩胡椒で、骨はオーブンでと通常の部位以外も頂いた。冷凍庫は万杯。毎日肉ばっかり食っても1週間分ある。 11月25日(土曜日)晴れ 新しい砂糖が出来ている。サトウキビから製糖するには、固まらせる為の目的と、絞り汁に混ざる不純物を取り除く為に、食用の石灰を配合する。200リットルに1合升に半分くらい。その石灰を全く使用しない砂糖を製糖するのだ。多少時間を要するが、「何も無い」と表示できるのは、買い手にとって魅力らしい。今日はこの砂糖を製糖した。僕の砂糖とは違うが手法は十分習得したので、自分でも作れる。伝承館の白玉糖は年々進化し、僕が仲間に入った頃と比べて長足の進歩を遂げている。汚い(Dirty)、しんどい(Exhausting)、長時間(Long working)略して「デロ」と呼ぶ(僕だけですが)仕事だが、創意工夫で前進しているのは、何よりの心の支え。田舎の百姓だが、Amazonとモノタロウと楽天の発達で、自由に検索し、予算に合ったものを即調達できるから、街の店で探し回る手間もない。進化は安易になった。 残念なのは、この仕事を後何年も続けることはできない事。気力はあっても体力がついてこない事。 今夜は出荷した砂糖の売れ行きが良いので、明日も早朝から仕事だから、遅くまでかかって砂糖の包装を終えた。明日知人に出荷してしてもらう。忙しさに拍車がかかってクタクタ。 パレスチナとイスラエルの停戦合意が開始されテレビカメラが市中に入った。パレスチナ人もカメラに向かっては英語を話すのだ。AIによって言語の習得は不要の認識だが、やっぱり世界の標準語は話せた方が良いと思う。 11月24日(金曜日)晴れ 朝は砂糖のラベル貼りをしてかっぱ市場に出荷、帰って食事後サトウキビの収穫252kg午後4時に終えて、スーパーで買い物。夜須のお惣菜やさんに行きたいが、芸西村は23-26までカシオゴルフの為大混乱につき、国道を通る事が出来ない、夜須はゴルフ場の向こうだから買い物ができない。 村の時報も中止され昼時もわからなかった。僕のようにゴルフに全く興味のない人間にとっては、この年一度のイベントの価値がわからない。 サトウキビは収穫から製糖、出荷販売まで一人で行うが、今が一番売れ行きが良い時。その為、収穫で大変忙しい時間を割いて市場に出荷しなければならない。一人でこれをこなすとなれば、忙しさに拍車がかかる。それでも何とか対処している。寸刻の猶予もない時間割で回しているから、いつまで続けられるか不明。 11月23日(木曜日)曇り後晴れ 週間天気予報では雨予定だったが一転晴れ。気温高く寝苦しくて目が覚めたのが午前2時半。少しまどろんで3時半起床。今回はB班で組み合わせのメンバーが変更になる。2つの班の稼働体制。 サトウキビを絞る機械の調子は相変わらず悪く時間を要するが、僕のサトウキビに関しては全く問題なく超特急で絞り終えた。品種が違うため。そして、砂糖も超一級の極上品が出来上がった。 穂先を長く切り落とし、身の詰まっている部分だけを使う贅沢な原材料。収量は減るが味は1ランク階段を上がる。耕作面積が広い故の贅沢。 今年は、それを突き詰めてブランドを確立させよう。名前は「2/3」としよう。 理由は美味しい実の部分2/3を使う為。 かなり厳しい疲れで英語と音楽はおやすみだが、ハイ状態。この気分で、在職時の友人と付き合うのは、きっと迷惑だろう、「静かに暮らしているのにかき混ぜられるのはよしてくて」と。T氏が決断を下した様に、立ち位置を少し引かなければ失礼だろうと思った。身の回りの元気な老人達や、役場の若い人たちと闊達に丁々発止があっている様だ。動けなくなるまで走る。 11月22日(水曜日)晴れ 朝の2時間サトウキビ収穫、西川クリニックで腎臓結石等の検査、血尿が出ている診断。生体検査に送る事に、結果は来年1月17日。 街に出るとマクドナルドが呼んでいる。ビッグマックにかぶりつき、捨てられた娘/下巻を読む。推理小説なのに文章がまどろこしく、場面の展開が緩慢。行間にも思惑が忍び込んでない(と、僕は見た) マクドの経営は全世界で好調だ。小改善が客を惹きつけているようだ。僕には街の味としての位置付けと本が読める時間制約がない。うどん屋も好きだけどこれがない。 帰って伝承館で昨日製糖した砂糖を引き上げ、値段を付けてかっぱ市場に出荷。今年もそのままの値段で行くの?と質問を受けた。 家に帰り、サトウキビの収穫続き。170kgを刈り終えて17:00伝承館に出荷。目まぐるしい1日だったが、思っていた事を全てこなした。毎日毎日忙しい、重いものを持っているのによく続くなぁ、腰痛も無理してたら引っ込んでしまった。現役の頃ならもうとっくに弱音を吐いて寝込んでいただろう。頭を使わないからストレスフリーで身体が動くのかなぁ。今夜も9時就寝、翌朝3時半起床予定だ。 11月21日(火曜日)晴れ 否が応でも僕ら老人はまだ明けきらぬ闇に伝承館へと引きずり出される。命を削る厳しさだ。そして寒い建物の中でサトウキビを絞る。1時間半後1番冷えてくる頃、やっと釜に火が入る。今日は寒くなかったけど、普段はこの時が待ち遠しい。今年は絞る機械の調子が悪く釜に火が入る時間が遅れがちだ。 一方僕の方は少しだけ製糖技術が向上したから、一人でどの工程も進められる様になった。その為かどうかは不明だが、雑用的な作業を他の人がやってくれているのが分かった。そして、身体を激しく動かす時間が減った。会社員で言えば課長さんクラスか。 太陽が出て来た頃、娘さん(と言っても40歳後半)の応援者が来られた。見学が目的だったが、作業員の中に組み入れて応援してもらった。なかなか手際の良い人で、こんな人は滅多にいない。昼までフルに全工程で働いてもらった。仲間の嫌味は「岡村さんは女の子に引っ付きたがる」。「いやいやそうではありません、語彙を増やすと寄ってくるのです」とは言わなかった。 今年は新製品ができた、シリコンゴムの型枠に砂糖を流し込み、「崩し」と言われる粉砕する作業がなくなって、丸くなって仕上がった。これなら綺麗だし、包丁で崩す手間も不要だ。 今日はI氏と混合の砂糖を作った、素晴らしい出来。ここで生産される砂糖全部これなら白玉糖は世界ブランドになれると思う。食べるより飾っておきたいレベルだ。 買ったお惣菜を頂く夕食の時眠くなって、少し寝た。一人暮らしならではの贅沢。作業を終えた時はそうでも無かったが、疲れていたのだろう、その後布団に直行。しかし横になると妙に目が冴えて英文法の本を開く、毎夜1ページしか持たないのに、今日に限って3ページ進む、そしてそこでダウン。 11月20日(月曜日)晴れ 少しでも進めておきたいサトウキビの収穫、ところが砂防ダム契約書の調印に12時予定が10時に来られ、しかも当方は実印をどこに置いたのか見当たらず四苦八苦。結局、もう一度来ていただき処理を済ませたのが11時半。結局午前中は何もできなかった。 午後はかなり頑張って200kgを収穫し伝承館に持ち込んだ。夜須のお惣菜やさんで今夕と明日の昼分を購入、帰って風呂を沸かし、熱いお湯を薄めながら本(ステレオサウンド誌)を読んだ。至福の時。本誌で取り上げるオーディオは1億円のスピーカーや、1000万円を超えるアンプなど、ここ数年はもう現実離れしてしまっている。数少ないオーディオマニアは勿論高齢でそんな機器を買っても楽しむ時間は少ないし、又価格は背伸びする程度のレベルではない。では、至福の音がするこれら高級オーディオを所有してない多くの人は、レベルの低い音で不満タラタラで日夜過ごされているのだろうか? 僕はそうは思えない。慣れ親しんだ音で現状に十分満足されているのではないだろうか、と思う。先日は僕の古いオーディオでもそこそこの音が出たし、これ以上何を求める?と では、この雑誌は意味を為さないのか?と言えば、読んで音をイメージする。それで夢が見られる。自前の聴き込んだ音楽は気持ち良く、夢のオーディオ機器をイメージし聴くと天国にいる気分。だから飽きもせず高価なオーディオ雑誌を購読しているのだろう。 11月19日(日曜日)晴れ 午前5時半伝承館へ出発。今日は村祭り。伝承館では黒糖をサトウキビの穂先に巻きつけて試食させるイベントを実施する。サトウキビは僕の収穫分250kgと師匠の分300kg。出来具合は、キャラメル色でザラザラ感があって、食べるともちもちする最高の品質。僕も今までこんなおいしいものは食べたことがない。 11時と12時半の2回に渡って提供をする。絞り始めてから6時間後に仕上げる、それもぴったりの時間で。これは結構難しい技が必要。早過ぎても行けないし、遅過ぎても行けない。それを僕はピッタリと仕上げたのです。速度をコントロールする技を昨年見出し適用したのです。かなり神業に近い(師匠はもちろんお手の物ですが)。 イベントが終わると片付けは他の人に任せて、僕は帰ってサトウキビの収穫。130kg。それを伝承館に持ち込み21日の製糖に供える。その後、役場の職員とお疲れさん会。彼等も初めての人達と話す機会だ。色々と懇親を重ね、人と知り合うのはいい事だと共同声明を発表した。僕は静かに暮らしたいだけなのに、何故か違う方向に走っている。何故なんだろう? 酒を飲んでいたので歩いて帰った。20分くらい。酔いも覚めこの選択は良かった。 11月18日(土曜日)曇り時々晴れ 晴れたかと思えば雨が来て、雹が降る。M君とも話したが雹が降るなんて経験したことがない。世界は温暖化を甘く見てやしないか?呑気な話では無いと思うが。中国は石炭発電で世界稼働の半分を占めている。デリーのスモッグは健康被害に影響するレベルにある。僕が叫んでも世の中の流れは変わらないが、このままでは済まされないような気がする。 21日に400kg製糖する予定で20日に収穫。これは計画で、天候も不安定だし今日は230kg収穫し、19日はイベントで200kg製糖するのでお休みし、20日に残り170kg収穫することにした。 気温は益々低下し鼻水が出始めた。腰痛も激しくなって大丈夫かなぁと心配の声が聞こえてくる。 許光俊/クラシック音楽の評論家。ステレオサウンド誌の末ページに、音楽体験を寄稿している。この人の言いたい放題は、文章が面白いので好んで読んでいるが、今回2023春号の記事で、彼の言わんとすることが少しわかった。この秋コンサートを4本体験し、更に体験するまでにCDやDVDで上演される楽曲を何度も聴き込んだ事が功を奏して、クラシック音楽の世界の階段を一つ登ったためだろうと思う。生コンサートは有意義な体験だったが毎年では財政が許さない。オーディオシステムで誤魔化す他ないと結論付けた。 同じ雑誌で、もっと手前のページにバッハの「マタイ受難」が掘り下げてあった。イエスは人間の罪を背負って死に向かうとわかっていた、なぜなら小判を得るために弟子は役人にイエスを売ったから。その事を咎められるか?と詩は歌う。リスナーは「自分に置き換えれば、私利私欲に転ぶこともあるではないか」と想起させる音楽だ。かなり有名な音楽らしいが、僕は東京ショウルームでお客様からそれを教わった。数年後、カールリヒター指揮の同曲を購入し、今夜の音楽とした、文楽の人形を見るように、淡々と歌う歌は都度表情を変える。深い音楽だ。 11月17日(金曜日)曇り後晴れ 5時起床、6時半出発しM君のビニールハウスでナスの収穫お手伝い、その後、農薬散布もお手伝いし、大変な半日だった。 帰って昼飯の後昼寝。それからサトウキビの収穫16時30分までに250kg。伝承館に納入。師匠も納入に来ていた。師匠は、組合員の人間関係の調整を頼まれてかなり弱っていた。僕は「師匠しかできない」から甘んじて受けなければと励ましたが、今回はいい返事を貰えなかった。深刻みたいだ。 高知ではふるさと祭りが市内で開催されていて、のぞきに行こうかと計画していたが、21日の製糖に400kgの準備を安楽に考えて過ぎて、今日の進捗で18日と20日の収穫を分散した方が良いとわかったから、中止せざるを得ない。 夜の音楽は2夜続けて疲労で断念。 11月16日(木曜日)曇り後雨 束の間の休息があると思い、郵便物の整理や家計簿に相当する金銭出納帳に記帳した。エクセルシートに何年も前から記録しているので、前年比が把握できる。プチプチの貼り付け効果も確認できる。7-8月の電気代2022年と2023年比較では5289円の差異がある。プチプチは11000円だったので未だ収支は取れてない。そして10-11月(途中まで)の電気代+石油代金は変化なし。冷房には効くが暖房には効果が無いと言うことか? そんなこんなで、瞬く間に午前中が過ぎ、午後倉庫の片付けをしているとS氏が自然薯を持ってきてくれた。その後プールで2km、はやり1時間1分。いよいよタイムが落ち始めた、本当に老化が始まったのかも。 帰る道中に買い物、帰って自然薯を頂いた。これでパワーを回復し、来るサトウキビシーズンに備えよう。昨日の製糖はNHKさんが取材し、録画を見れば僕は後ろ姿が映っていた。夜はものすごい睡魔で8時半に就寝、途中雹の音を聞きながら眠りに落ちた。 11月15日(水曜日)曇り 午前3時半起床、伝承館勤務。久しぶりの仕事は辛かった。しかし、フルメンバーの顔ぶれを見ればそうは言っておられない気持ちになる。奮起してゴンゴン動いた。絞る機械の調子は悪く何度も立ち往生した。逆に釜の状態は良く、仕上げ(焚き上げ)が早くなった。又、薪の使用も減った。 今後の伝承館運営の会議もあった。会議には少し問題もあったが、出来るだけ火の粉が降りかからないように努めた。実行役が僕になることは決まっているからだ。趣味の時間が削られるのは何としても避けなければならない。 身体を酷使して熱い風呂に入って本を開くと、「フリードウッドマック/噂」の特集だった。当時、電波新聞のビルボードヒットチャートの欄を見れば、一位がずっと続いていて間違ってないか?と思った程だ。1978年グラミー賞受賞、余り興味はないけど、これはかっておかねばと警告信号を受信した。その時僕はどの曲も好感しなかった。同時期、日本はThe Eagles「ホテルカルフォルニア」が人気あったが、全米ではそれを凌いでいた。(Stary Danも人気があったらしいが、僕の網にはかからなかった。) 風呂から出て早速このLPを聴く。どの楽曲にも馴染みはないが、当時にはできなかった高性能のステレオで聴くと、楽曲の良さよりも耳触りの良さが全曲を貫いているのがわかった。特に右チャンネルから引き締めのシンバルが定期的に流れてくる。雑誌では、この曲はカーステレオで聞くのに最適だと紹介してあった。高域の出ないカーステレオでもでも気持ちよく出るイコライジングが効いている。これを気持ち良いと言わず何を持って音楽と言えるだろう。 この音楽を疲れた身体に爆音で聴かすヨロコビと、この音楽を理解してあげる包容力があった事にシアワセを感じる。 (そして気持ちの良さ度として、矢沢永吉も同じカテゴリーに入るのではないかと思った) 11月14日(火曜日)晴れ 冷え込みは弱まった。太陽が部屋の奥まで差し込み、暖かく居眠りに最適。朝食の後、英語の勉強の合間にうたた寝。目が覚めるとここは何処だ?飯は食ったか?はてなマークが次々と浮かんで来ている間に覚醒する。ちょっとの間だけどよその世界に行っていた感じ。 午後は倉庫の片付けを計画していたが、料理の先生宅の写真撮影を頼まれて、加工も含めて1時間半の空白。 伝承館でシールを回収、19日のフェスタについて師匠と打ち合わせ、僕もサトウキビを供出する事になったので18日は収穫せねばならぬ事、帰って倉庫の片付け。片付けは完了しなかった。 明日は3時~の仕事なので、お昼用のお惣菜を買いに夜須まで。昨年は、菓子パンとインスタント食品で済ませてたら、途端に健康の数値が悪化していた。この歳になってこれは良くないと反省、正しい食事を摂ることに修正。 11月13日(月曜日)晴れ だいぶ冷え込んできたが、今までに比べてという意味で、TVで報道される雪国便りとは訳が違う。昨日に続き、台所のプチプチ作業を行なった。暖房でチェックすると、足元と頭上の温度差が減ったような感じ、そして部屋全体の温度差が減った感じ。確かに効果はある。僅かの出費ですごい効果だ。まっ!田舎家のボロ家だから僕のような素人の細工でも問題ないが、普通の民家では大工さんに施工をお願いするしかないだろうな。(街のきれいな家は必要ないか) 植物館巡りのアルバムを作っていて年代順に作品を並べていると、2010年頃はコンデジでも素晴らしい写真を撮影していた。定年後最後のカメラとして買ったNikon850Dの写真は10年近くの撮影ブランクがあって、全く問題にならないほど下手。コンデジが圧倒的に良い。Nikonは重い200mmのレンズを装着すれば3kg近い。腕の力がないから、簡単に手ブレもする。操作が難しいのと腕力でこのカメラをモノにできていない。 益々力が衰えてくるからこのカメラは真価を発揮することなく終えてしまうかも。やはりカメラは腕、メカではない。 夜の音楽は、ガトー・バルビエリのサックスのJAZZ。1974年録音。未だフュージョンが来る前。音は悪いがノリの良い演奏。大阪ショウルームでLPから録音したデジタル音源。元音がSLおー1000Rでなければとんでもない音で聴くに耐えなかっただろう。 11月12日(日曜日)薄曇り 息子君も研修課題が減ったのか時間が取れるようになって、今日は一緒に高知市のイタリアレストランで獲った。この店は開店11:30前から並ばないと席が取れない。欧米人も来る店。食材にこだわり、調理にこだわり、値段は高いが中々の店。僕は十分だが、息子のようなエネルギーの欲しいタイプは不満だし味が薄いらしい。店名はボルベール。 この店は砂糖を納めているので一度は来なくてはと思っていた。食事の終わりにコーラを注文した。この中に白玉糖が入っている(岡村昌孝の)。息子君もしみじみと飲んでいた。 ゴジラの話とMX4Dの話を随分とした。AppleTVでも新たなゴジラが配信されるので、お正月のお楽しみとなった。12月は30日まで仕事なので、帰省は31日に変更してもらった。 たかがプチプチ、されどプチプチ。何を言いたい?これで光熱費が随分と違った話。毎年夏は、温まった部屋にエアコンをつけても寝る22時頃でも29℃近い。まっそれでも無理して寝ているが。ところが、窓にプチプチを貼ったら30分で28℃まで一気に行く。おかげで電気料金は2台の冷蔵庫(追加の1台はハイアール製で砂糖の保冷用で電気を良く食う)を使ったとしても、電気料金が1割ダウンした。気をよくした私は、次に過ごす時間の多い台所をこのプチプチで囲うことにした。高知は全然寒くないから、まだ効果が確かめられない。 夜の音楽はゲイリー・バートンのビブラフォンJAZZ。僕が高校生の時に、お小遣いで買った2枚目は、彼の演奏する「カミング・ホーム・ベイビー」45rpmを買った。ビブラフォンのポトポトとなる音は魅力だった。今回のアルバムは、フュージョンの影響を受けてエレクトロニックの楽器とのセッションで、イメージは違ったがこれもありかなと思った。 11月11日(土曜日)晴れ 1の数字が続いて立つのでジャック・マーはこの日を「独身の日」と決めてセールを始めた。1日で25兆円も売れるそうだ。統制の中の自由経済でもここまで来るから凄い。「捏造された中国/ビル・ヘルトン」を読むと、一国一国民と統一して同じ民族だと運営するのが中国の在り方で、共産党はその運営に適っているとある。国を治めるにはそれが良いのかもしれない。我々の立場から見れば奇異に見えるが、向こうから見れば不思議ではない。1億人のマネジメントと14億人のマネジメントは違って当然だ。 残りの砂糖をかっぱ市場に出荷して、砂糖を保管してた冷蔵庫の電源を切った。それからきまさごのサトウキビの皮剥きを行った。16:30に終えた。10月6日に始め、1ヶ月かかって全ての作業を終えた。 明日からは滞っていた家事や部屋の整理を行なって、19日から始まる繁忙期に備えよう。冬支度も必要だ。北の方は冬の便りが届いたようだが、高知はまだ暑かったが、明日からは冷えるだろう。 今夜のコンサートはベルリンフィルをキリル・ペトロンコが指揮する、モーツァルト交響曲29番。力のある楽団で、フォルテシモの符号の付く場面では、電気自動車のように急速に吹き上がる。観てて気持ちが良い(感動すら覚える)。特に弦がいい、バイオリンもビオラもチェロも分厚くそれぞれが分離(解像)している。波が押し寄せてくるような感じもする。この音は、ジャズでシンバルを叩く音を聴くのと同じ気持ちの良さを感じる。 ベルリンフィルは力強いがきれいだし、ベルリンフィルの音がある。コンセルトヘボウは力強く、指揮者によって色が変わる。 11月10日(金曜日)雨 夜中に降り始めた雨は午前中続いた。気が散らないので久しぶりに英語の勉強フルコース。3時間楽しいひと時。午後はプールに出かけた。郵便局で娘に携帯電話のSIMを発送。当分の間電話が使えない。iPhone15に装着して返却されるはず。 プールは2km1時間1分。結構頑張っているのに時間が短くならない。いよいよ来たかな。帰りにスーパー「サンプラザ」で買い物。5時に帰宅して風呂を焚く。風呂のお湯は変えず、水の掛け流し15分くらいで入れ替わるだろうと独自の判断。まだビワの枯れ枝で焚いている。 夕食は貰った野菜で献立。貰った量が多いので、食べ切るまでは緑一色。エネルギー不足感有りだが明日まではこのまま。そして明日は貰った鹿肉でエネルギーを充填しよう。 夜の音楽は、久しぶりにベルリンフィルデジタルコンサートをAVシステムで観る。モーツァルトP協奏曲23番。ピアノはキーシン。神童は頑張っていた。指揮はファビオ・ルイージ。本格的なオーディオで聴くベルリンフィルの音は柔らかい。アンコールはキーシンが直接客席に向かって話した。モーツァルト/トルコ行進曲。 11月9日(木曜日)曇り 6時45分からM君の茄子ハウス応援。今年度のナスは「おりょうさん」と言う品種で、ナスのヘタをカットする毎に、ハサミを消毒しなければならない。75-130gの収穫。秤を持参で一つづつ測りながら収穫。1往復で感を取り戻し、秤なしに移行。春ほどの収量はなく、2時間半で終了。お土産に食べ切れない程のきゅうり、空芯菜、サヤエンドウ、ブロッコリー、ピーマンを貰った。大阪では野菜不足だったので、これで巻き返しが出来る。 帰って疲れで睡眠。午後はきまさごのサトウキビ皮剥き。あと1日の工程まで漕ぎ着けた。よく頑張りました。だが明日は雨予想で完成は明後日となりそう。 少しだけ早めに仕事を終えて、風呂でゆっくり本を読んで、夕食。きゅうりのカレー粉炒め、サヤエンドと炒り卵。ガツンと来る肉か魚が欲しかったが、大阪の暴食の反動を抑えるために我慢。 夜の音楽は、Rシュトラウス/死と変容/ハイテンク指揮。同じ曲がベルリンフィルであったので比較してみた。片方はステレオシステム、一方はiPad。音の出方が違う為だろうか、ステレオシステムで出てくる音は楽器の音数多く、転調の瞬発力も違って、さすがのベルリンフィルもiPadでは凄みを発揮できなかった。僕の評価は先ずは音質、次に演奏であって、他の人と評価が違うかもしれない。もちろんスコアとの比較もできないから、評価に深みはない。 11月8日(水曜日)晴れ 大阪のみんなを見ていると僕は頑張りすぎ、どこかでパワーダウンしないと破綻を来す。多分それは体力的なものではなく、怪我か事故のようなもので躓く。どっちにしても、休息時間は必要だ。だが、昨日も会った芸西村のメンバー(みんな高齢者)に接していると、僕はまだ足りない感じを受けた。 それに当面の山積する要件を済まさないとゆっくり出来ない。と言うことで、きまさごのサトウキビの皮剥きに取り掛かった。旅行の疲れが残っていて、昼食時、何ともならず寝てしまった。スッキリしないまま再び作業。結局残り2日分のところまで漕ぎ着けた。 昨日枯れた枇杷の木が薪を取りに僕のよく通る所に倒れていて、遭遇しなくてよかった。その枯れ木で風呂を焚いた。今日で2日目。後2日分ある。薪で焚く風呂はこうした点で便利。枯れ木処分の目的で、強めに焚き水を流しっぱなしで入る気持ち良い風呂を堪能。 夜の音楽は、Rシュトラウス/アルプス交響曲/コンセルトヘボー/ハイテンク指揮。1時間くらい前に電源を入れエージングしてからの試聴で気持ちの良い音が流れる。が、当方は疲れであまり聞く時間なく断念。 11月7日(火曜日)曇り 結局生のコンサートを観る、聴くと言うことは?百貨店営業の特納と同じで、1000三つと迄は言わないが、あたりが少ないと言うことだった。今回6本の音楽を聴いたが、感動は2本。お金は5万円。CDに換算すれば16枚、ハイレゾだと12本購入できる。 もう一つ厄介なのは、CDもミキサーの技術者によって演奏の感じが違う、今回ドボルザークのチェロ協奏曲を聴くが、チェロの音が小さい。LPのカラヤン/ロスロポービッチの演奏では、チェロの音がクローズアップされている。生とは違う音量バランスだ。 チャイコフスキー交響曲8番でも、チェリビダッケの盤は4楽章でトランペットが場を締めると言うか音量が高くなる。コンセルトヘボウの演奏では、そこまでトランペットは大きな音で聞こえなかったし、別の場面でCDと比べチューバが大きく鳴った。指揮者の意図生なのか、会場と座席の関係なのか不明、音の大小によって音楽のイメージが変わるのだ。それが指揮者の意図(生)なのか技術者の意図(CD)なのか。生にしろ、録音モノにしろ、素人には真意が不明。 京都コンサートホールは小さかったので、ファビオルイージはオケをちょっと鳴らしすぎたのではないか(コンセルトヘボーはそれだけの力がある)?と疑念もある。過ぎ去った一瞬の事なので、真意は不明。 生のコンサートを聴くのはこの様にかなり不安定なギャンブルであると思う。一方副産物はでかい。友人との語らいはお金に換算できない、高知では日常滅多に人と長話をすることはないが、話すと言葉が詰まって、名詞がすぐに出てこないもどかしさがある、歳か病気か?と思っていたのに、みんなの前では昔のままで会話がスラスラと、友人たちのおかげだ。 もう一つは写真撮影。アルバムの材料。さらに最新技術を使った映画館で観る映画。3点セットのおまけは余りある。 でもでも音楽を聴く理由づけがなければ、友人達と会うこともなければ、海外に行く理由もない。音楽は高価な起爆剤であるのだ。 今日は、朝イチから伝承館の清掃。いささかお疲れだが、僕のスケジュールに合わせての日程だから仕方ない。裏の製糖工場の方を中心の磨いた。肌寒い日だったが、大汗をかいた。お昼の昼食を挟んで、全員で役場からの要請事項について検討。組合員は会費を払って組合員とする」とか決め事もあった。次回15日に最終打ち合わせ。 夕刻赤野のM君から9日ナスの応援要請。なかなか忙しい。 11月6日(月曜日)曇り後雨 日経新聞の囲み記事。自民党の茂木敏充幹事長も会合に出席した。2024年6月に実施予定の所得税減税で「一気に経済の好循環の流れを作っていきたい」と述べた。 松下電器で主事試験を受けた1991年の頃。面接で「DCCとMDどちらが良い」と質問された。「MDに決まってますが」こう答えると昇格できない。「DCCの良さを一杯訴求して、頑張ります」これで昇格した。その後DCCは生産中止、MDの全盛期を迎えた。 茂木さんのコメントは、これを思い出します。 映画9:10スタート。なんばTOHO本館IMAX 4D「ゴジラ-1.0」を観るため、昨夜遅かったが、早起きして出かけた。猛烈な空腹で、松屋で大盛り納豆朝定食。ここの朝定食が一番だが、高知にはない。東梅田から堺筋線日本橋へ。 15分だけ余裕あって、ドトールでコーヒー。映画4Dの部屋は誰も居なかったし、始まっても10数人だった。 映画を見終わり高島屋でお土産を買い、化粧品売り場をぶらついた。芸西村ではこんな匂いを嗅げない。女性店員は目線を捉えて挨拶するが、その意図は不明。 デパートを出ると雨だった。ダイソーで傘を買ってシマムセンへ。常務に挨拶し鈴木さんに面会。NASの問題点は時間をかけるしかないね。取り合えうテクニカの絶縁体を購入。効果の程は別途。 僕としてはDENON 2500NEを100%活かしたいだけなんだが。鈴木さんは周辺機器では抜本的な改革は出来ないと言う。僕的にはもう少し研究が必要だろうと腹を決めた。 シマムセンを出ると大雨だった。マクドでビッグマック。日本橋駅に向かうだけで靴の中がじゅくじゅく。ホテルで荷物回収し、新大阪。1本早いみずほ号に乗って岡山駅。土讃線「南風号」」はまだ乗車できなかった。 土讃線はよく揺れる。カーブが多いので左右は仕方ないとしよう。でも前後は車両が良くない。上下はレールが摩耗している。赤字路線だから仕方ないが。そしてごめん駅に8分遅れで到着したがアナウンスは6分だと言う。何を根拠にそう言うのか不明。ごめん駅で25分待って、土佐黒潮鉄道「ごめん奈半利線」に乗る。 途中夕食をとる時間がなかった。空腹で帰り着くも家に食べるモノはなく、水を飲んで腹を膨らませ寝た。疲れて大きな睡魔襲来もあったが。 11月5日(日曜日)晴れ なんと調べてみると、京都植物園と京都コンサートホールは隣同士だった。ギリギリまで植物園で粘ってコンサートに行けば良い計画を立てた。 植物園図鑑を作成しているから、花と同時に名前を撮影する。京都植物園は何度も来ている。70歳以上は無料。温室へ直行。ここで2時間。外に出ると菊花展を開催してた。花の下に添付している「札」の見方を伺って撮影する。 歩き回ったのもあって、朝飯はうどんとパンのセットと2食分食ったが腹が減った。植物園を出てすぐ目の前にある「熊本ラーメン」の店で腹を膨らませた。 コンサート会場には50分前に到着し、入り口でリストのピアノ協奏曲2番のおさらいを。やや問題があるのは、歴代1番の評価のあるアルバムだ。ジャン=イル・イーボのピアノ/シャルル・デュトワ指揮の組み合わせを聞いたことだ。多分比較するのが間違っていると思う。 今日のコンサートホール(京都ホール)はやや小ぶりだが天井高は十分確保されている。入り口すぐスロープの回廊には歴代の指揮者や演奏家の写真の掲載があった13名のみ海外の有名人があった。でも日本人の掲載が多かった。小澤さんは先の人に数えた。 コンサート評価は別紙に掲載しよう。 終了後は17:30急いで大阪に引き返し福島へ。ここでファジー会のメンバーと合流、懇親会。W氏の介護の話。他の人は勤務時間。他にいっぱい話したつもりだが妙に記憶がない。 酔っていたが、コンサートの反省会をメモ書きして寝たのは11時を過ぎていた。 11月4日(土曜日)晴れ 歳とると気が焦っていかん。1日に一つのスケジュールでも気が散っているのに、今日は2つのスケジュールをこなした。一つは鳥羽水族館だ。前日切符は購入したとは言え、安心できない。出発が朝の7:50と早い為である。現役の頃は、幾つも予定を組み、国を跨ぐ計画を入れても平気だったのに、人間が小さくなったもんだ。 鶴橋から近鉄電車。広規格の線路だがよく揺れた。ACコンセントのない車両で古かったのだろう(復路の列車は揺れなかった)。鳥羽駅観光案内で時間制約のあるスケジュールを請うと、テキパキとした説明。気持ち良い。 鳥羽水族館は開館と共に入ったが多くの人で混雑していた。ガラス反射防止の円形カバーを広げるにはちょっと気を使った。又、昨日偏光フィルターを購入したので、ある程度は写り込みを防げた。15-35mmf2.8の大三元のRFレンズで明るさには問題なかったが、近接撮影がしんどく、3cm未満の小さな魚は収められなかったに違いない(未確認ですが)。 一方でこの水族館の魚は大きいのが多く、よく成長していた。熱帯の川魚は、3mに近いのもいて、カメラに収まり切れなかった。 アルバムを作るために、魚の写真と名前プレートは交互に撮影した。4000万画素で、テンプレートの文字は小さくても拡大すれば判読できるはず。 電池1個半使って撮影。それでも午後1時前に終了、遊覧船のチケットも一緒に購入したつもりだが、こちらは割引券で、しかも100円だったので、帰る事にした。 大阪には4時前に到着し、ヨドバシカメラでブラブラと。ヘルパーさんがあまり積極的でないのが良い。液晶テレビマイクロLEDか、有機ELテレビか?比較しようにもデモ映像が違うから、判断できない。この店にもマニア店員はいなくなった。 冷蔵庫、洗濯機の下見の後、ジンバルを購入。DJI(中国のドローンメーカー)。これがあれば、歩きながらの撮影や、シャッターチャンスを逃さない撮影など出来そうだ。 京橋でN氏M氏と懇親会。肩の荷を下ろしたぶっちゃけた話が多いけど、昔話はしない。結局11時まで呑んだ。焼酎1本空けましたよ。来春は高知に来る事で話が決まった。 11月3日(金曜日) 「伝わっていない」と岸田首相は経済政策について嘆く、「確実に可処分所得を伸ばし、消費拡大につなげ、好循環を実現する」僅か4万円or7万円で好循環するかなぁ。誰もが疑問に思うのに、伝わってないと来た。そうじゃなくて「理解できない」のじゃないかな?高知・徳島の選挙戦の敗退を受けて選挙対策だと勘ぐられているが、むしろ、自民党に「任せておいたら、日本は危ないぞ」との警告だ。 そして日経新聞も、減税ではなくて、生産性の引き上げだと書く。こちらも頭でっかちにのプランですね。生産性向上は、新技術によってしかない、若しくは規制緩和。そして世界の注目は電池しかないし、日本の挑戦無理な域でないのだが。20ナノクラスの半導体工場設置ではないのだ。あれもこれも的な2兎を追う戦略は失敗するのだが。そんな指摘をマスコミもしない。どうなっているのでしょうね。 コンサートの後、Nさんと夜懇親した。オーディオはスポティファイ配信に変わり、CDもアンプもスピーカーも売り払ったとのこと。それが却って聞く音楽ジャンルが広がり、今まで以上の満喫感を得ていると言う。それでは演奏の深さや、技術などがわからないではないかなぁ?ま、それは個人の基準だから、良否は窺い知れず。 僕はB&W805D4を導入して、音楽には演奏家の怨念が込められている「芯」を見た。だからどうだって言うんではないけど。 生と再生音楽の談義は、甲乙つけられない点では合意した。再生音楽では弱音の巧みさや繊細な音がわかり、生ではその扱いに不安感がないプロ魂の技巧が見える。 それで、僕が話することの出来るオーディオ仲間は岡崎市のO氏のみとなった。 今夜はジャズのライブは休みで、そのまま解散。 11月2日(木曜日)晴れ 旅行の準備に時間がかかるのは、iPadで読む本をスキャンしてインストールする作業。2時間くらい要した。昼食抜きで裏山の山神様清掃。昔はキチンとした山道があったが、杉や檜を植林したため、した草が生えなくなって、道が雨で流れて痕跡をとどめなくなっているから、滑って結構危ない。もう長老は杖をついていた。 帰って、仏様、神棚にしきみ、榊をお供えし、家の清掃。その後2時間くらい余ったので、サトウキビの皮剥き。残り3日程度のところまで漕ぎ着けた。今日は暑く汗が目に入って厳しかった。 冷蔵庫にある残り物で夕食を献立、美味くない夕食をかき込む。気乗りのしない夕食だったのか、昼間の作業で頑張りすぎたのか、急激な睡魔がやってきて途中で寝た。 うたた寝から覚めるとスッキリした。いつものことだが、軽い睡眠の後は何故か甘いものが欲しくなる。今は丁度柿の時期で2個剥いて食べた。この柿は美味い。無肥料、無農薬。カメムシが食っているのでその部分を除くから、実質1.5個か。 中高音スピーカーの変更で、1時間くらい調整の後、ベートーヴェン交響曲4番/ハンス・シュミット指揮/ウインフィル。いつもの感じではない。これが東側の人が解するベートーベンか?ホーン型のスピーカーなので、目の前にパぁーと音像が広がる(ホールみたいとは言えないが)。これは他の形式のスピーカーでは出ないから、解像度の問題があるけどこれはこれで良いかな。 11月1日(水曜日)晴れ 目標:「大阪まで半分の皮剥き」、今日も伝承館の打ち合わせで専念できず、10月28日から取り掛かったが、1日として専念できる日が無かった。そして明日は山神様の清掃だ。一体どうなってんの?それで結局は目標未達で大阪に出かける事となる。自分的には釈然としない。帰ると翌日から又伝承館。早め早めの仕事を計画してしたがどうにもならない。多分こんな時に限って更に他の要件が舞い込んでくる筈。マーフィーの法則が活動し始める。 それで余計なものはすっかり省いて、確保できた時間を皮剥きに当てた。頑張ったので疲れた。食事の時間も切り詰めて、夜の音楽の時間を確保。家を留守にするので、スピーカー805D4は下ろし、押し入れに収納した。SB10000のホーンに切り替えた。音は前に出るが、解像度は805D4に比べるべくも無い(当たり前ですが)。工夫次第で音色は変えられる筈だがその域に達してない。 ハイテンク/コンセルトヘボーの組み合わせは、実直そのもの。個性はないと言われるが、その素直さが個性。思い込みのフィルターが無いぶん、作曲家に直接対峙すると言った方が良いだろうか。ハイテンクのBOX版を買ってもうすぐ1年がやって来るが、未だ半分も聴き終えてない。途中評価ではマーラーが秀逸かな?どのCDをプレーヤーに乗せても安定した音楽が流れてくるのはある面で凄い。 10月31日(火曜日)晴れ そう言うことか!タイに行った2008年の頃の話、タイ人の呑むお酒はウィスキー。暑い国なのにウィスキーなのか!日本でも夏はビールだろう。ところが今日の日経新聞でようやく判明した。2022年に酒造規制緩和で、新たにビール会社参入の記事。 つまりはビールは(他のお酒も)売りたくても作れなかった、それで少量のお酒でよく効くウィスキーに走ったと言うわけ。地域には特有の嗜好がある。それは取引や、政治の仕組み、気候の変化などによって捻じ曲げられてきた歴史があるようだ。それを自分なりに文献で解くのも面白い(時間があればだが) 今日は伝承館の運営打ち合わせ、役場からいくつか指摘があり、誤解を解いたり、補足の資料を作ったりしなければならない宿題をいただいた。彼らは議員や県や国に対する説明責任を負っていて、我々も補助金をいただいて運営している以上応える責任がある。理屈には理屈で回答する、それは正しい事だが、僕がそれを請け負うにはやはり時間がない。誰かにご負担願わねば、それで明日もこの事について時間を費やさねばならない。お砂糖を作る農作業は一種の運動で良しとするのだが、付帯事項が増えるともういいかなぁと思う。音楽と読書と映画方面が許してくれない。 夜は観音様の懇親会。H君の家にインドネシアからの働き手一人が加わる。これで僕の春は解放される筈?H君はうなづかなかった。きょうの懇親会はそのインドネシア人の話題となった。僕も4回ほど現地には行っている。少し感覚は残っている。彼に会う機会があったら、写真を見せて話を聞きたい。23歳の若者だ。他の農家にも友人が来ているので、まとめて話を聞きたい。インドネシアにはもう行く機会はないから、彼らの話で旅行した気分に浸ろう。 10月30日(月曜日)晴れ 最後の畑でサトウキビの葉を剥く作業。少々焦っている。大阪に行くまでに、せめて半分程度を済ませておかないと、帰ってからは時間がない。 昼間は金比羅様の清掃。遅れたので、自分の車で行った。毎年この道は標高が高いのか紅葉が始まっている。ゆっくり写真を撮影する気分ではなく、清掃が終わると真っ直ぐ家に帰った。 朝淳子ちゃんが鹿肉を持って来てくれた。背脂が入っているから食べたら良いと教えてくれたので、夕食はこれで鍋料理を献立した。お汁は、我が家の柚子に麺つゆを入れて調合したもの。中々美味い。普通の鹿肉は脂身がなく淡白だが、背脂はあった。野菜もたっぷり入れた。明日はこれで味噌汁だろう。 夜の音楽は、SB-10000のウーハーの極性を反転した。何だか805D4の音が引き締まった感じ。当分コレで様子見よう。音楽は、Rシュトラウス/アルプス交響曲/ハイテンク指揮。ショスタコのフレーズに似たところがある(思い込みかも)特に打楽器の激しい所。Rシュトラウス(1864-1949)ショスタコービチ(1906-1975)この曲は1914年に完成ショスタコ8歳の時で全く関係がない。 10月29日(日曜日)晴れ 昨晩から気になっていた離れの音響設定。先ずはELACのスピーカーをAVアンプの4チャンネル分を使ってバイアンプ・バイワイヤリングとした。2つ目は、シマムセンで買ったオーディオピンケーブルでCDとアンプを接続した。DS251のスピーカーの極性をplus minus逆にして、ELACと位相を反転させた。するとどうだろう、この古いシステムがCDの溝の深部まで拾い出して音楽を再現するではないか。ソーサ・カレンの女性ボーカルは余りにも生々しくて、そこで歌っているかのようだった。そして課題だったクラシック音楽、Rシュトラウスのドン・キホーテ/ハイテンク指揮を聴くが、奥行きも出て、弦が気持ちよく、ファゴットとチェロの合奏部はなんとも言えない饗宴を生み出してしまった。B&Wでも出なかった音だ。僕のメインを超えてしまった。 オーディオ心に火がついた、これではメインのステレオを放って置けない、明日からもっと真剣に考えてあげよう。 午後は友人に手紙を書いた後、娘に柿を送った。今回電話機の交換でお世話になる。交換期間中のSIMも手配してくれた。残り時間、サトウキビの葉を剥く作業。数えれば収穫までに10日程の余裕もない。 夕刻は先祖様。全部で5軒。皆んな年老いた。一人は怪我をして入院してたと言う、転んだらしい。もう一人の長老は今年山で滑って肩を捻挫した。長老2名が弱音。僕は3番目の年長となった。父が生前言っていた、この部落ではいつの間にか自分が1番の長老となった。と。僕もその日が近い。伝承館の会員も、もう直ぐ僕が筆頭になるし、財産区は僕が筆頭だ。勿論年齢だけの事です。 10月28日(土曜日)晴れ 日経新聞投資情報を見てがっくり来た。有名企業群が減益の決算。中には「アメリカの消費が予想以上に伸びなかった」佐川急便のコメントもある。嘘だろう、アメリカの消費は強くFRBは未だ金利下げに転じないと明言したぞ。佐川はどんな伸びを予想してたのだろう?僕も糖質の摂り過ぎでやばいと思っているが、日本の経営者も甘くなっていはしないか。 全農が肥料の価格を値下げした。肥料は植物を育てる時に、即効薬としてよく効く。サトウキビなんか効きすぎで砂糖が黒くなって固まりにくくなる。植物は根が頑張らなくても養分が手元に届くと手抜きをする、それがよくわかったのは、6月末にピーマンの茎を引き抜く時だ。簡単に引き抜くことが出来るのは、根が丼の形程しか無いからだ。それで十分役立っているので、野菜は多く収穫できる。しかし、成分を調査すれば、ミネラル成分が少ないらしい。(先日読んだ土と内臓の書籍より)それは根が張らず、その根にくっ付く微生物が無く、土中の成分をお互いにやったりもらったりする活動がないらしい、その交流にミネラル成分が含まれると言う。 我が家のサトウキビは肥料や農薬が無いので根が張っている(はず)、結果ミネラルが多い事になるはず(推測ですが) 午後は、柿の収穫。昨年よりも遅れている。でも昨年は寒風吹き荒ぶ中収穫した記憶があるのに。今年は不作で、量も少なく、下部が黒ずんでいる、全部収穫してお世話になった人に送れば完売となる。昨年はかっぱ市場で販売し1万円程の収入となった。 夕刻先祖様のお祭りがあるので、当番の家を訪ねると明日だと言う。まぁそれは良いではないか。その足で、芸西村の竹あかりのイベントに出かけた。芸西村は5つの集落に別れる。歩いて1時間もあれば全部回れるが。僕の地元から会場までバスが運行されていて、それに乗った。会場は、東京や大阪のイベントのように、ブランド店(あくまでも高知ですが)が出店して、屋台の唐揚げとか焼きそば、金魚すくいはなかった、それで若い人たちが行列を作り随分と待っているようだった。それに生ビールの店もなく、要は爺さんにはここで腹に入れるものはないと言うことでした。 イベントのメインは竹燈だが、これだけでは寂しいのでコンサートがあった。こちらも田舎の村祭りとは違う、地元を歌うポップスグループとこちらで結成したジャズトリオで何もプロだった。来ている客と音楽がマッチしてたのかどうかは不明。僕が一つだけ感心したのは、広大な砂浜で音の不要輻射がなく、楽器がダイレクトに届くので、音が良かった事だ。特にドラムスは異次元の音質だった。 竹あかりとは、竹の中に蝋燭を灯し、竹に空けた穴から光が漏れるのを見て楽しむもの。あいにくと満月(14番目の月)で付近が明るく、コントラストが稼げてなかったが、一定の価値があった。カメラはLUMIXG9Proに、50mmf1.4のレンズで、フラッシュなしに撮影でききて良かった。帰りはバスへの行列が100mくらいになっていて最悪。仕方なく徒歩で帰った。食事を摂ってなかったので、冷凍パスタをチンでいただいた。不満の残る食事で夜の音楽の時、腹が空いて困った、でも何にも無い。 音楽は、中高域にELACのスピーカーに変更した音を聴く、テクニクスM01のように艶が出ず、鳴らし方を研究中。クラシック音楽が何とか上手く鳴らないかと。 10月27日(金曜日)曇り雨 午後、御神母様(作物の神様)の清掃と登り旗を立て、その後伝承館の薪の整理。作業は終わった。4日も費やした。雲行きがおかしくなって、急いで帰り洗濯物を取り込んだ矢先に雨が来て、雹まで降り出した。トタンをカンカンと叩く音がするので、それと分かった。高知での生涯で雹に遭うのは昨年と今年の2回だけ。いよいよ天候は加速度的に激変している。2030年がピークと言われる石油の消費。温暖化は後追いながら天候を激変するに違いない。 今日は柿の収穫か、サトウキビの皮剥きかどちらかをする予定だったが、天気の急激な悪化で何も出来ず、家の清掃と、友人への手紙を書いた。手紙はPCを使うので停電に影響されないノートPCで行った。外部HDDは使用しない。9月にパワーポイントの写真が全部消える事故があった。雷は明確に僕の電子機器に影響を及ぼし始めた。こう言うことも今までなかった事だ。 牧野植物園の写真データが2008年から残っているので、旅行記と同じ要領で写真帳を作り始めた。当時はコンパクトデジカメ。それでも結構使える画像が残っている。特にLX3は名機だった。先に写真を貼り付けて、修正したのちにアプリで花の名前を付加しよう。水族館シリーズもできそうだ。 夜の音楽は、ブラームス/ピアノ協奏曲/アンドラス・シフ/エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団 (Orchestra of the Age of Enlightenment)聴いたことがない名前。数年前にレコードアカデミー受賞。それで購入した。この曲をよく知らないので曲の評価は出来ないが、演奏は厳粛な感じが伝わってくる。CDジャケットがよく練られている感じがするからか? 10月26日(木曜日)晴れ 先進国でウーバーがないのは日本だけ。タクシー業界が既得権益を主張して、経済発展に貢献する規制緩和ができない。そしてタクシーは都心で交通渋滞で嫌悪され、田舎では自家用車に押されて業界は疲弊している。料金が安価に、何処でも営業できれば、業界は活性化するのだがが、バラマキで活性化を図ろうとする政権はこういうことはわからないだろうな。 僕は2019年にロサンジェルスで利用した。携帯アプリで検索すれば、料金順の業者がリストされ(タクシー上の方から表示され高く、個人になるとだんだん安価になる一覧表示)、どれかを選択して申し込めば、それで決済され、目的地まで連れて行ってくれる。ルートはお任せだ。下車もドアを開けて降りるだけ。実に便利、スマート。 東京モーターショー(モビリティと言うが)が開催されている。日本はコンセプトカーで中国は実車。開発速度が違って、日本がたどり着いた時には、彼らはもっと先を走っている事にならなければ良いが。首相は見学して良くやっていると言った。何を見てそう言うのだろう。明らかに遅れているのに。予算をバッテリーに研究費を投入するとか考えないのかね? 伝承館で今日も薪の整理。後半日で終える。それから、サトウキビの葉を剥く作業。晴天が続き、冷え込んできたので、葉も下の方から枯れて来ている。大阪に行くまでに半分は済ませたい。 7時半に母屋で食事を済ませ、消灯し懐中電灯を持って10m離れた南の離れに出かける。今夜もお泊まりだ。そして今夜もキースジャレットを聴く。三菱DS251の中高音はどちらかが、ピアノの音が歪む。しかし、150hz以下の帯域しか使わないのでこの問題は回避出来ている。ゲイリー・ピーコックのベースの弾ける音が気持ちよく出てくる(ゴム毬が弾むよう)。ライブハウス生音はこんなベースの音は出てこない。原因は主に会場の天井が低く、低域を打ち消しているから。だから再生音楽にも少しは良い面もある。 10月25日(水曜日)晴れ 日本がGNPでドイツに抜けれた記事が出た。日本は生産性が上がらない閉塞状態にあるとの分析だった。でも、ここで忘れてならないのは、2017年からシリアの難民を100万人近く受け入れている。最初の難民は知的難民で質が高い。現在明確ではないが70%近くは職にありついていると言われている。岸田さんは経済成長とはばらまきを意味するらしいが、難民の受け入れで経済成長するもありだ。中東の紛争では日本外しのG6外交を行なっている。外されて余った時間で、「解散」の事を考えている、異議を唱える側近や野党は居ないのかね? 旅行記を書き終えて、次のタイトルに着手した。HDDの写真ファイルを眺めると2012~2018年までiPhone以外のファイルがない。定年後の子供達への仕送り、両親の死去で動揺していたんだろうとデータが語る。人生最後のカメラとして2018年にNikonD850を購入してから、撮影は復活した(主に撮影したのは別の古いカメラでD850は大事で神棚に祭ってあった)読書や映画なども同様に僕の心の安定度によって随分と振られる。速い話が「ノミの心臓」だ。 今夜の音楽は、再び南の離れで聴くJAZZ。あんまりCDを持ち込んでないから、キースジャレット/スタンダーズ・ケルン・コンサート。僕が彼のCDを選ぶ基準は、キースがピアノを弾く時キー、キーと歌うのが少ないアルバム。うっかり買ってしまうと、彼の歌を聴いている羽目になる。彼はあくまでも素晴らしいピアニストで、歌手ではない。 この部屋のステレオシステムは最も新しいAVアンプで1997年。古いのはスピーカーで1970年。僕が会社に入社する前だ。そんな古物ばかりを集めて組んだが、なかなか豊かな音楽を再生してくれる。毎夜毎夜物凄く気持ちの良くなる音を聴いて眠りに付く。これで良いのだろうかと不安になる程。 10月24日(火曜日)曇り やっとイタリア旅行記の編集2回目を終えた。見直せばまだまだ修正はあるが、取り敢えずこれを2版としよう。ファイルは5個、ページ数は500枚超。32型4Kモニターで観たら、絵画は十分鑑賞できるレベルだった。早速友人に送ろう、迷惑を顧みず。旅行記が揃えば、有機ELのテレビを購入するつもりだ。 午後は砂糖の出荷と、伝承館で積んである木切れの整理。他家の廃材をここに持って来ておいたから、釜で焚くために65cmに切り揃えて積む作業。明日も忙殺される。 久しぶりに師匠と会うと今後の予定を聞かされた。11月になれば、7日清掃、15日初釜、19日村のイベント、21日工業試験場の検査用砂糖を焚く。この間僕は残り10アールのサトウキビ約5400本の皮剥ぎ(半分は切り捨てる)を済まさなければならない。結構と言うか大変忙しくなる。 10月も27日おゆげ様、29日先祖様、31日観音様と伝承館の運営説明会とスケジュールが混む。 夜の音楽は、旅行記の整理があったのでいつもの真ん中の部屋で寝る事とし、メインのステレオで聴く。今夜はマイルス・ディビス/ラウンド・ミッドナイト。60年ジャズの真ん中に位置する。LPだが結構肉薄してくれる。研ぎ澄まされた音ではないが、使い古した靴のような馴染んだ音がする。生の音とは全く違うLPの世界。次の曲が決まっていて、ハリ音のノイズの場所も、次のテイクが始まる前の小さな音もみんな決まっている。聞き込んで解釈を深めるのがジャズのLP。だからたくさんのアルバムは不要で、何回聞き込んだかに価値がある。(残念ながら、僕はアルバムを集めることに生涯頑張り過ぎた、今になって反省しても残り時間が少なく遅い!) 10月23日(月曜日)晴れ 「高知を出たら刺身は食えん」と聞くが、今日は正にそれを裏付ける体験。何時もの夜須のお惣菜屋さんで買い物をするが、マグロの刺身がブロックであった。あまりにも綺麗だったので、お惣菜に追加して買った。 切ってお皿に盛り付ける時、スジのような物が見えたので、包丁で切り取ってそのまま食べた。それはスジのような固い物ではなかった。そして醤油なしに食べたが薄らと仄かな味があって美味しかった。高知のうまい魚は醤油なしに食べられる。これじゃ他所で刺身は食べれんわ。 お惣菜に大根のなますがあった。これに、みかん畑に生えているリュウキュウを薄切りにして、少しだけラッキョウ酢を加えて頂いた。もう寒くなったので、リュウキュウはシーズンを終えたが、新鮮なまま頂くと全く問題なく頂ける。 毎朝のジュースは、木のもの、葉物、根菜3種混在で、バナナで甘みをつけ飲んでいる。僕的にはこれ以上手の施し用がない食事。田舎ならではの生活。まぁ街ならではの生活もあるので、どっちが良いとは言えないが最良を見つける事は重要だろう。 夜の音楽はクイシー・ジョーンズ。少しフュージョン寄りだが、60年代の香りも残してある。CD棚から適当に掴んで、この南の部屋に持ち込んだ。それ以外演奏するものがないので、否応なしにそれを聴く。聞いているうちにだんだんとアルバムに馴染んできて、これでもいいかとなる。このアルバムの購入理由はもう記憶にない。ただ、自分の選択肢は自信がないので、雑誌か何かの推奨だと思う。だからCD棚に並んでいるアルバムにはコンセプトがない。しかしその時業界はこの一枚だった筈(多分)。 10月22日(日曜日)晴れ いつもの部屋でない泊まりは眠りが浅いのか22:30就寝6:00起床とダラダラと寝てしまった。この部屋のステレオの音が気にいってしまい、今夜もこの部屋で宿泊する。クラシックはあまり良くないので、JAZZのCDを持ち込んだ。極上の音がする。とは言っても、ステレオサウンド誌の扱うクラスの機器ではないのでそこそこのレベルだけど、気分によって違う部屋で違う装置で音楽を聴けると言うのは結構贅沢をしていると思う。 今夜はキースジャレット/スタンダーズ・ケルン・コンサートを持ち込んだ。JAZZだとベースの音は分解能よろしく混濁しない。不思議だ。 出勤前にどうしてもこの人のCDを1曲聴かないと家から出られないと言う人に会った事がある。確かに、没入するピアノとそれを支えると言うか鼓舞するドラムスは耳の快感で、気持ち良さは余韻が残るから、その人の言わんとするのも分かる。 生のライブも素晴らしいが、大阪とか東京に行かねばならないし、持っているCDのような一流プレイヤーの演奏は頻繁にはない。生演奏に舌鼓を打つ生か、耳の快感に酔いしれるCDか、甲乙はつけ難い。ただもうCDしかダメですよと言われても納得するが、生演奏しかダメですよ(あり得ないが)と言われると、我慢ができない時があるかもしれない。 午後からはサトウキビの葉取り、僕たちとは違う部落の人達の神様の清掃があって、サトウキビ畑の隣を通って行った。通りながら、空気の圧力で掃除する機械を持っていて、僕の散らかした道も清掃してくれた。その人はどう言うわけか僕の名前を知っていた。 作業は結構進んだので明日4枚目の畑の目処がついた。それで、10分くらい早めに切り上げて風呂を焚いてぬるま湯から水で薄めながら入った。アンゲラ・メンケル(ドイツ首相を務めた人)の本を読みながら。真ん中くらいまで読んで、メンケルは確かにすごい仕事を成し遂げ尊敬すべき人物評を下そうと思ったが、この手記を書いた(マリオン・ヴァン・ランテルゲム)筆力は相当なもので、メンケルが素晴らしいのか、感動的な文章を書く方が優っているのか妙にわからなくなった。と言うのは随所にメンケルに感動せにはいられない文章が登場するから。 10月21日(土曜日)晴れ 主屋のパソコンのMicrosoft Office365が突然サインを求めてきた。何度もアクセスするが返答がなく、この朝はエクセルが使えなかった。自分の部屋に帰ってもう一度操作すれば、どうやらルーターの回線接続が切れているようだった。電源を入れ直すと回復した。クラウド保管が時々エラーするのはこの為だったかも知れない。そこで新しくルーターを購入することにしたら、Wi-Fi6仕様になっていて、通信速度が9600M bpsに上がるようだ。我が家の光回線は40Mbps(本当です)しか出ていないので、過剰性能だ。「田舎にもっと光を」と叫びたい。 そんな事で朝から躓いたので、後の作業がずれ込んだ。食事後、どうせ遅れているならこの際、やってしまえと、離れで宿泊できるように、掃除し布団を整えた。我が家はボロ家が3棟あって、今は真ん中の家で寝ている。今回一番南の家で寝られるように整えたと言う意味。 それで夜の音楽は、南の部屋で聴く。リヒャルト・ストラウス/ドン・キホーテ/ハイテンク指揮/コンセルトヘボー。三菱DS251の低域にテクニクスSBM01の中高域を追加してマルチ駆動している。ジャズロック用の音だから、ティンパニーの音が混濁するが、弦はかなり気持ちよく鳴る。 ハイテンクは謙虚さ、人間味、音楽センス、音楽への誠実さと評される。音楽面での評価は難しいが、写真の人相はまさに、その言葉通りで、クセのありそうな、カラヤンやクーベリックとは違っている。クラシック界に珍しい顔だ。コンセルトヘボーとの相性が抜群だと言われ、きっと今度京都で聴くコンサートはハイテンク(故人)では無いけど、そんなまとまりの音になるのではないかな。指揮もファビオ・ルィージでこの人もN響を指揮するのを見れば誠実そうだから相性はあうかも。 この後、チックコリアとゲイリーバートンのデュオを聴く、テーマは見つけられなかったが、気持ち良いピアノが沁みた。これを受けて、メインのステレオをB&Wからホーンに変更し、主屋のセンターをELACの803に変更を思い立った。 10月20日(金曜日)曇り 予定通りプール。2kmを1時間1分。手の漕ぎ方にスピードが無いのを自覚。いよいよ規定時間内に泳ぐのが厳しくなる前兆が出てきた。帰って食事の後いつものように体重計に乗ると、タンパク質の値が正常値に下がっていた。又、脈拍が57で異常値(低い)が出てた。水泳は間違いなく身体の測定項目に変化を与える。農作業で疲れ果てても数値は変わらなかったが。 プールへの往復にチャイコフスキー交響曲5番アンドレア・バッチストーニ指揮/RAI国立交響楽団(トリノ拠点)を3回ほど繰り返して聞く。 そして夜、ヨーゼフ・クリップス指揮ウインフィルで同曲を聞く、まるっきり違う譜面を指揮しているような感じ。これはウインフィルが独自に選んだ豪華ジャケット18枚組の一枚で、彼らにしてみればこの曲はヨーゼフが一番だと判断した。僕は、アンドレアの方が軽快感があって好きだ。 夜になって少し風が出てきて、駐車場を落ち葉がカラカラと音を立てて舞い始めた。うとうとして、昼時に父がビニールハウスから帰ってきた夢を見て目を覚ました。父の晩年はどんな気持ちでピーマンを栽培してたんだろう。息子は農業を継ぐ気もないし、閉塞感がいっぱいだったろう。コロナの慢延がもう5年早ければ、農業を引き継いだ姿を見せてあげられたと思うがどうしようもない。僕は引き換えに音楽を深く理解する機会を得た。どっちが良かったのだろう? 10月19日(木曜日)晴れ ガザの病院で大爆発が起きた。それでGoogleマップでラファの検問所の地図を見て驚いた。ガザ地区とイスラエルとエジプトの土地は一続きで同じ地形なのに、ガザは家が密集し畑もない。イスラエルは畑が広がり、エジプトは砂漠のまま放置。ガザの人々は息が詰まる訳だ。だからテロと言うのはまずいが。 午後からプールの予定だったが、料理の先生が手伝ってくれると言うんでサトウキビの葉取りを行った。4枚目の畑は25日迄に完成させれば良いから、随分と余裕がある。 先日開催されたテクニクス会の写真が届いた。懐かしい顔ぶれと、顔も名前も思い出せない方がいらっしゃった。想像できる会の議題は「昔の思い出話」だろうなぁ。高知の僕の周りにも思い出話を繰り返す人があまりにも多い。まぁそれで酒が飲めるのだから良い訳だ。 でも、僕としては今の事で酒が飲みたいから、この会には1回しか参加してない。 今夕はウイントン・マリサリスのLDだ。30cmのお皿を取り出してターンテーブルに載せる作業は何かが始まる期待があって嬉しい。彼は若い頃あまりにも溢れ出るテクニックをもてあましていた感じだった。少し歳を経て落ち着いてきたように思う。このアルバムはその少し歳をとった頃のもので、トランペットに抑制が感じられる。彼のジャズは正統派路線。僕らジャズファンは拠り所としたい人。ところが、この路線は1960年代にもうやり尽くされた範疇から出ないので、新規性に欠ける。まぁそれが狙いでしょうけど。ライブでお酒を飲みながら聴くには最適な人(贅沢ですが)。 10月18日(水曜日)晴れ 冬用布団に衣替え、もう電気毛布は不要だろう。ここの所気温が高かったし。午前中英語の勉強に戻った。上達はしないが付かず離れず、このままいけば良い。10時ごろから窓を開けて百舌鳥の鳴き声を聞きながら、いい季節だ。エアフレームの翻訳は、ダグラスDC10の墜落の事故原因に差し掛かった。これは事実なので、先にネットで事故のああらましを読んでおいて、本文に入ると辞書を引くも最適な訳が見つかりやすい。機体や装備の専門用語が略字で出て来るから助かる。 午後はサトウキビの葉むしり。3つ目の畑を終えた。4枚目に突入。ここを25日までに終えれば、11月3日の出発までに、5枚目の畑のおおよその目処がつくはず。しかし前回の東京行きの時もそうだったが、スケジュールを邪魔するのが必ず飛び込んでくる。前回も慎重に振る舞ったつもりだが、躓いてしまった。 機械は満遍なく使わないと痛むと言われるので、夜の音楽は久しぶりにLD。ドボルザークチェロ協奏曲、カマロ・ジュリーニ指揮ロンドンフィル/チェロはロストロポービッチ。チェロの技巧性を問われるのとアメリカ黒人の哀歌が混じっている余情性がある曲との事だが、ロストロポービッチはその両方を切れ味鋭く表現していると解説している。なるほど僕はチェロが歌っていると感じたのはこの事かと合点。 10月17日(火曜日)晴れ 昨日に続き歯医者、歯の詰め物が取れている。詰め物をするのに歯を削った。この医者は簡単に歯を削る。それを忘れていた。次回は気をつけよう。 街に出たついでにマクドでビッグマック。美味しい、好物だ。「その歳でおかしいとちゃう?」いや、好きなものは仕方ない。食べながら「中国という名の捏造」を読む。中華とこの国を呼ぶようになったのは、策士たちが日本で練り上げた名称で、18世紀後半。それまでは国王名で読んでいた。そして、国王たちは自分たちが中心で他の国は蛮人の国と蔑んでいたと言う。つまり俗に言う「中国3000年の歴史を・・は」ありえない。その事を歴史に基づいて解説してある。筋を追うのが大変だが、事実を積み重ねベールを剥がす。これは西欧人の手法。つまり、中国が自分たちの歴史を改竄したのを。この書籍のようにネチネチと、一個づつ潰していく文章構成。とても見習うことは出来ないが、これが文章の国際基準だろう。 サトウキビの葉の取り除き作業は着々と進み、3枚目の畑は明日終えそうだ。余った時間で畑の草刈りをしておこう。今回は畑の周りだけ(サトウキビが植っている部分は栄養を吸い上げるから、草は生えない) 夜の音楽は、チャイコフスキー交響曲6番「悲愴」カラヤン指揮ベルリンフィル。京都では5番を聴く。6番の3楽章は気持ちが良い、バイオリンのユニゾンがはっきりと聞こえ混濁しない。カラヤンの演奏はバランスが良い。カラヤン以降は、世界の指揮者は先ずはこれを基本とした。それまではかなり奔放だったので、好き嫌いがはっきりとするが、名盤が多い。今は速度/躍動感に焦点が移り、若者/女性指揮者に注目株がある。年老いた指揮者は引っ込んでいろと!(僕ではなく、世間が言っている) 10月16日(月曜日)晴れ 冷え込んできた。先日まで暑いと言ってたのに勝手なもんだ。歯医者で点検。磨き残しが28%。「よかったね」と肩を叩かれた。「全部揃っているから頑張ろうね」「次回はフロスを使っての清掃方法を覚えようね」(来年の話)。幼稚園児との会話みたい、僕もその年齢に達したのだ。 街に出たついでに、昼飯。南国市で有名なステーキ屋さん(モンシェルトントンさん)。感動する味だったが、量が多い。夜は減さなければ。僕の食事中に次々と客がやってきて去ってゆく。みんな大盛りなのに早食いだ。 JRの切符も購入した。無人機で操作するが少々難しい。前回も操作したが、忘れてしまった。関西トクトクきっぷ4日間は格安で指定付き。だがこれ以上の宿泊が許されない。帰りにスーパーで夕食のお惣菜。ホッケを買ったので氷が必要で袋を探していると、上品そうなご婦人が教えてくれた。このスーパーは少し価格が高く、購買層が違う。東京で言う成城石井みたいな感じかな(上客の年収は違うが)。関係ないけど、食パンが高い。円安、ウクライナ侵攻で小麦が高い? これは嘘です、小麦のピークは2022年3月7日=1ブシェル14.2525ドルこの時の円は115.01円、つまり、1639.18円。本日の小麦は5.7975ドル、ドルは147.9円、つまり883.7025円。47パーセント下落している。日清製粉とか敷島パンは次回決算でぼろ儲けの数字が出るはず(きっと)。 帰ってサトウキビの皮剥き。毎日毎日同じ作業。農家の仕事はコツコツ弛まずだ。ラジオを聞きながら。谷村新司の訃報があった。衝撃だ。自分にもいずれはやって来る。それはとても怖い事。そのために、同じ年齢の人と戯れてうさを晴らす。と言うか、仲間の元気度を確認し合うのが重要だ。同じくたびれ方をしているのを聞き安心の免罪符を得るため。 毎日の生活習慣は怖い、でも何が悪さをして、何が支援をしているのかさっぱり不明。良さそうな事は出来るだけ採用する。 西下の畑は明後日完成するはず。計画からは1日の余裕、それで木曜日はプール。プールが身体に良いと信じていたが果たしてそうか?過激な泳ぎ方をしない事で、今日の所は良いことにしておこう。 10月15日(日曜日)晴れ 気持ちの良い秋晴れ。百舌鳥が鳴き寂しさを奏でる。つくつく法師はまだ鳴いていて懸案の「彼岸花はを見れるか?」を通り越し、金木犀まで射程に入れて来た。なんたる気候の変化だろう。 サトウキビの皮剥きの作業は、3枚目の畑に移行した。妙に死臭が漂ってくる。昨年は狸が溝で死んでいた。今回もやばいなと進んでいくと、30cmクラスの魚が落ちていた。鯉のような感じ。しかし頭部がなかったので、人間が捌いた魚かも知れない。いずれにしても、カラス(魚の大きさからすれば難しいかも)か、トンビが脚で掴んで飛行中に、襲われて落としたのだろう。彼らにすれば被害が大きい。 昨日アジア人物史第7巻を読み上げた。全部で十数巻あるはずだが、これが最初に発売された理由はよくわかった。15~16世紀が一番歴史の中で面白いからだ(7巻はその時代がテーマ)。日本は戦国時代から江戸時代へ、中国は明から清へ、ベトナムもタイも朝鮮半島も全部が鉄砲の伝来で戦が変わり、海洋技術の発達で香辛料がヨーロッパに輸出されグローバル化が花咲く時代だった。オスマントルコも闊歩した。本書はヨーロッパに触れてないが、ご存じのルネサンスもこの時代。この時代に生きた人々は今よりもずっと活気に満ちた人生を送ったのだろうか? ガザの人権の安全問題が報道されているが、5000発のミサイルを予告もなく発射したハマスはそれを承知で行ったと、おそらくイスラエルの人々は見ているだろう。ガザの人々はそれを承認し、その攻撃でイスラエルが引き下がると思っていたのだろうか。イスラエルの報復は徹底していると過去の歴史が示しているのに。どの時点でイスラエルは線を引くのだろう。 夜の音楽はセロニアスモンクとソニーロリンズ。滋賀の友人が編集したもので、音源は寄せ集めだろうが、1枚のCDに名曲が詰まっている。いつも頂くのは演奏は素晴らしく(音質は冴えない)、これは特筆もの。少なくとももう1時間くらい聴き続けば、アンプが馴染んできて音質向上するはずだが、体がそれまで持たない時間切れ。 10月14日(土曜日)雨 雨は昼から本格的に降るらしく、朝から皮剥き。11時半この畑の作業は完成した、そして丁度雨も来たので終了。食事時、Pad内に読む本が切れ、PCから取り込むには面倒だったので、Amazonで電子書籍購入。「捏造された中国」を読み始める。 習近平は学校教育に中国の歴史を編纂し、18世紀以降中国は外国からの侵略で国が大きく歪められた、近代の中国は挙国一致でそれを跳ね返して来ている。おおよそそんな内容で、共産党が管理しやすいように教育しているのを、項目を追って見ていこうとしている。 中国はビジネスは大きいけど、安心して入っていける国ではないと世界のみんなが認識しているから、この本は価値ある(もう、僕が商売をするわけではありませんが) 夕刻、師匠の家に集まってご馳走を頂きながら、伝承組合の件を議論する。一杯呑むから、話は行ったり来たりするが、おおよそ落ち着き先を見た。奥さんは僕用の料理は苦手と言われ、僕は自分の食べるものだけは持参したが、テーブルの上には僕の食べる分もあった。雨も降っていて、しっとりする夜更けであった。 帰って気分にあった音楽を探すが手頃なものが見つからず、ファイルをめくっている間にキューバの「サルサ」特集番組の録画があって、それを観る事にした。農業の辛さを晴そうと踊りにリズムを加えたのがサルサと言う。パーカッションが舞台の中央に陣取るのはその為だと。 キューバもアメリカとソ連の狭間で揺れ安定しない国のまま現在に至る。陽気な国民で音楽も何とか持ち堪えられている。もし大国のくびきから解放されれば、この音楽はどこに行くのだろう?ロックが一番近い解答かなぁ。 10月13日(金曜日)晴れ ここ数日ハマスはなぜ?今仕掛けたか?疑問が続くが、今日のNYTにヒントがあった。案の定と言うべきか。「ウクライナの関心が薄くなる」と誌面TOP-2にあった(トップはイスラエル関連) いずれ真相が明らかになる、様子を見よう。 サトウキビの皮剥きは、たって、すわり、跪いて両手で枯れた葉を引っ張る。そして溜まった屑を堆肥置き場まで運ぶと全身運動に近い。それで気温は下がったのに汗を流し短時間の作業でも疲れる。それが昨晩8時間一直線睡眠だった。 大阪出発までに少し作業を進めたいが、これ程疲労が激しければ無理するば怪我すると思い、当初の予定通り昼からの作業とした。気持ちは、はやるが体力とのバランンスも大事だと思う年齢になってきた。 連日摂生の食事はどうも我慢ができなくなって、今夕は肉を頂いた。たまにはいいか?体重計はタンパク質が減っていると示した。明日は増えているはず。農家は毎日作物と対話して肥料や水の調整を行っているが、人間も同じでちょっとした食べ物の変化で数値が動くのがわかった。当たり前ですがね。 夜の音楽は、これも毎日同じ音楽を聴くのがストレスになって、ハイレゾファイルからつまみ食いの試聴。タブレットでジャケットを眺めて気になったアルバムから1曲だけ聴く。ハイレゾは立ち上がりに時間がかかるが、それ以降は簡易さがある。 10月12日(木曜日)晴れ 日高村に地域支援隊として来ている、愛知県のK子がFacebookで藤井聡太君と自分の息子が幼稚園で同級生と案内があった。僕も愛知県がそんなに沸いているならと、瀬戸市のH氏に電話をすれば、奥様が、聡太くんのおばあちゃんと知人で、孫の話をするらしい。私が(おばあちゃんの事です)孫の遊び相手になるように将棋を買って遊んでいたとの事。まぁこんな話はボロボロと出てくるだろうな。 テクニクス再出発の時、私は定年後だが偶然その仕事に立ち会った。トップが女性だった。そして面談する人が異口同音「私はあの人と仕事をしたor同級生だった」。耳にタコができるとはこのこと。藤井氏の場合もこれから当分続くだろうな。 サトウキビの葉取り作業は3つ目の畑に突入した、このまま行けば大阪行き迄に何とかなると思う。ただ、午後2時から5時までの作業だけど立ったり座ったり、運んだりするので疲れる。毎朝今日は作業を休もう、今日こそは休もうと思いながら毎日続けている。 それでも作業は計画通りに終われるのか不明。もう一つ、柿が色づいて来ている、昨年は10月19日に収穫しているから、今年も1日それに当てなければならから、サトウキビの方は日程が遅れる。 今日はiPhoneをDACに直差しでチェコフィルの演奏を聴く、聴いたのはイルジー・ピエロフラーヴェク指揮、来日はセミヨン・ビシュコフ指揮。当日聴く指揮者とは違うが、今まで西側のオーケストラばかりを聴いて来たので、変な言い方だが元祖みたいな感じを受ける。どこがどうとは言えないが妙にしっくりする。 ハマスがなぜこの時期にイスラエル攻撃を行ったのかは、大いに疑問があって、NYT中心に目を凝らしているが、どうも表立って核心に触れる記事はない。連想、示唆もない。未だ言うべき時ではない、情報の裏付けがないのだろうか。僕は決してサウジとイスラエルの接近だけと思ってない。 10月11日(水曜日)晴れ 昨夕、村で活動する老人ばかりを集めて仕事をしている集団がある。その責任者から、砂糖のお客さんを紹介してもらった。そして早速本日行って来た。すごいこだわりのある店で、コーヒーはネパールから無農薬、コーラは薬膳を入れて白玉糖をブレンドしたものと、話を聞くだけで、東京ならTV局に取り上げられても良いはずの店。僕も砂糖の納入と共に、当方のこだわりを一説ぶって、色々と取り組みをして下さいと声援を送った。又当方で取り組んだお菓子など失敗事例も紹介した。 朝から本当に気持ちの良い商談だった。帰りに土佐の里で珍しい野菜を購入し、夕飯用に大きなハマチ半身を購入。帰って昼飯にハマチは少し頂いた。天然物だったので、脂身は少なく僕的にはイマイチ。僕の舌が養殖の脂ギトギトに馴染んでしまっていた、残念ながら。 昨晩はカツオの叩きだった。タンパク質をこの3日間控えていて、昨晩と昼に魚のタンパク質を続けて取った。そしたら体重計のタンパク質項目が数値を超えて異常が出た、昨日まで正常だったのに。体重は信頼していたが、その他の数値は馬鹿にしていたが、どうもそうでないらしい。「まぁそんな事に気をつけて食事をしていたら、人生楽しくないじゃない」その意見が多いと思うが、僕は「身体が軽く、時刻が来れば腹が減って、夜横になると知らない間に朝になっている」長所を実感するにつけ、これも悪くはないと思う。 夜の音楽は、もう結構うんざりしている。大阪で聴く予定の音楽をもう何度も何度も聴くのだから。実はこのうんざり感の中に音楽の芯が隠れている。それを探り当てなければ、大阪に行く価値はないとさえ思う。たかが音楽だけど、されど音楽だ。 10月10日(火曜日)晴れ 10日は歯医者で点検の日だと知っていたのに、今日が10日だと気が付かなかった。もうどうしようもない。朝起きてする事、「今日はサトウキビの葉を取り除く日」だと予定すると、それしか頭の中には残らない。困ったもんだ。 夕刻、お客さんの紹介を集活活動センターさんから。折り返し電話入れると砂糖が10kg欲しいとの事。明日早速持参する旨決めた。手持ち在庫を全部買い取ってもらう商談を明日行おう。 大阪で聴くプログラムを、手持ちの在庫で頭にいれる試聴を毎夜やって、楽しんでいるが、指揮者と楽団が違うから、生に接した時、違和感ばかりが膨れ上がってしまうのではないか?と心配する。手元には複数同曲があるが何も違う表情で展開される。僕に音楽の軸がないから、CDあるいはLP毎に右に左に揺すぶられる。チャイコフスキー交響曲5番なんか、チェビリダッケの指揮では、溜めて吐き出す感じで、これに感化されると、他の演奏が腑抜けになってしまう。中々の名演だ。だから、ちょっと聴くのを控えようとなる。 また、この部屋でもそこそこの現実味のある演奏が聴けるので(楽器の粒立ちを描き分けてくれるとか)どうしても実際に生演奏と比較してしまう。すると結構CDの方がよかったりして、燃焼不足で演奏が終わるかも知れない危険が潜む。 ハマスの奇襲攻撃が継続される中、日本の新聞社は安穏と休みだ。NYTはLIVEで記事更新だ。日本の後進性を時々日経新聞は掻き立てるが、本人も同根にあるのを認識してもらいたい所だ。今回の奇襲はイラン関与くらいが疑われる程度だが、大国が国内の不満分子を外に向ける点では効果的だったりはしないだろうか?表立って言及しないのは、真実か?証拠がないのか?世界のつながりは単純では無いはずで、「この時期」を考えると何かある。 10月9日(月曜日)雨 雨の影響で、結局サトウキビの葉の取り除き作業は昨年と同じ時期に開始することになった。まぁ遅れているわけじゃないから良いとする。途中で小雨が来たが、挙行した。家の前の畑での作業なので、今日は誰とも話さず終わった。黙々と作業を続けただけ。 旅行記の執筆も黙々と作業を続けた。完成版を昨年組み立てた4kモニターのあるPCで見るのは、楽しい。自分で書いた文章なので、嫌な表現もないし、自分ではスラスラと読める傑作本だ。ノンフィクション賞をあげても良い。カメラは800万画素以上で、十分モニターを凌駕しているから問題ないし、写真なので動画ブレもない。 読書もいいが、こちらも中々気に入っている。 気温が下がってきて、夜音楽を聴く時に冷房のお世話にならなくて良くなった(パワーアンプ2台は触れない程の熱を持つため)。それで夏の間休んでいたメインのステレオで音楽を楽しめるようになった。ハイレゾのサーバーやSACDなど最新装備を今夏追加したばかりだったが使えずにいた。今夜は滋賀の友人が送ってくれたCDから、クラークテリー追悼盤を再生。全体に音が歪んでいるが、ジャズのノリは最高で中々の名盤だ。 次に菅野冲彦氏が録音したThe Dialogue/猪俣猛のドラムスがリードを取るLP再生。少し音量を上げて再生すれば、目の前にメンバーが登壇する。何と!東京プリンス・マグノリアルームに行かずとも、芸西村でライブが楽しめるではないか(録音はイリノイホール) 10月8日(日曜日)雨 天候が悪いから電気毛布は要らないだろうと寝てたら昨晩と同じ時刻に寒くなって身体が震え出した。歳を取ると寒くなると言うのは本当だった。雨が一日中降って、じっとしていると家の中でも寒い(ぼろ家で外気温と差がない為)。 今朝はかっぱ市場に行って出品中の砂糖を全部半額に変更してきた。さて売れるかどうか。10月中に在庫を出し切ってしまわねばならない。 雨は降り止まず農作業は断念してプールに行った、プールはまたしても、水泳連盟の突然の申し込みで占拠されていた。再び抗議、突然・・は断る、もしくはHPに表示してくれ。これで2度目ですよ。とも伝えた。さて彼らはどうするか?僕の推測では何もしない。 身体の調子がおかしい。泳いでも疲れない。農作業よりも疲れない。こんな事今までなかった。何か病気を抱えているかもしれない。原因不明だが。自覚症状はない。 日曜日は少しだけNYTに時間を割いた。パキスタンで地震。アレ?地震はパプアニューギニアじゃなかったか?地殻変動が激しくなって、気候変動も追いかけている。いよいよ何かある。こちらは自覚症状があるが、突然分水嶺を越してしまうと手のつけようがなくなる。 大阪の音楽旅行のため、毎夜毎夜テーマ曲を聴いている。今日はドボルザーク交響曲8番を昼3回、夜1回聴く。それでも曲が頭に入らない。まだ時間がある。 10月7日(土曜日)曇り 夜中と言っても12時前だったが寒くて目が覚めた、身体が震えていた。部屋の中で布団を被ってこれだから、風があって12度の山中では低体温症になるのもあり得る。 それで少し早いが電気毛布を出して最低のメモリで寝ることにした。6時にスッキリと目覚めた。 旅行から帰ってからは、かなり決まった生活をしていて殆どブレがないのは、重い農作業は終え、時間があればやれば良い作業に移ったからだ。本来はこれが日常だったが、ピーマンとナスですっかり狂ってしまった。朝からの作業も行なって挽回に努めたが9月いっぱいまでかかってしまった。 PC作業では広島旅行、四国水族館旅行紀の執筆を終え、やりかけのイタリア旅行記に戻った。写真を見ても十分記憶が戻ってこない場面もあって、作業は急がなければならないなぁと思った。 午後からは、昨日回収したハウスの廃材を畑の隅に積み上げて、ビニールで囲った。来年の製糖の薪として使用するまで保管。 余った時間でサトウキビの皮と言うか葉を下から150cmくらいのところまで剥く作業に着手した 。昨年は10月9日から吉崇君に手伝ってもらって開始している。この時は下から30cm位だった。今年は時間をかけて相当高く剥くつもり。 昨晩500mlの缶ビールをコップ1杯のみ、今夜残りを飲んだ。蓋が開いたままでも結構酔う。たったそれだけで酔っ払って、その勢いでチャイコフスキーバイオリン協奏曲/ムター/カラヤンを半分眠りながらLPで聴く。カラヤン上手くムターを制する。バイオリンはLP独自の柔らかさが上手く合っていると思う。しかし、音数や残響は少ない。両方が揃っているのはハイレゾ。こちらはHDDをネットワークが認識するのに30分くらいかかる。 10月6日(金曜日)晴れ 冷え込んできた。これで平年並みだが、日中は相変わらず暑い。今日はビニールハウスの廃材回収最終。軽トラック一杯あった。サトウキビに使えないものは風呂で焚くからコンテナに切り分けた。2時間で7個完成。先日分と併せて風呂は1ヶ月分焚ける。百舌鳥が鳴き空が青く抜けると、侘しくなる。それがあるので、処理できない程の仕事を抱え込んであたふたしている。多分それがないと、落ち込んでしまう。 再び、カール爺さんの建てた家の住人の事を考える。都会から越してきて、いくら時間がゆっくりと過ぎていくと言っても、日常は一人で、何かを抱えてないと気が滅入ってしまうのではないかな。都会は毎日刺激がありふれているからそれはないのだが、それを振り切ってそこにきたのだ。 夜は、ドボルザーク/チェロ協奏曲/カラヤン/ロストロポービッチをCDとLPで聴く。これは弦の音の艶でLPの勝ち。この音楽はノイマン指揮チェコフィルに名盤があるのだが、探しても見当たらない。 10月5日(木曜日)曇り NHK「カール爺さん」2022秋冬編を見ていると、家にこだわる以外は僕とそんなに違わない生活と言うか、定年後を楽しんでいる。そして、番組に出演する人たち(厳選していると思うが)は、健康で足腰がしっかりしている。そう、定年後に楽しく暮らすには健康でなければ出来ない。出来るだけ多くの種類の食べ物を食べて、酒を呑まず、十分な睡眠と、特に有酸素運動。 それで、未だ農作業は山と残っているが、有酸素運動は欠かせないとプールに出かけ1時間であるが血を多く巡回さそうと出かけた。昼飯は久しぶりにマクド。食べながら小説「鏡の男/ラーシュ・ケブレル」を読んでいると、カッコいいニイちゃんが声をかけてきた。始め分からなかったが、昔一緒に仕事をした仲間だった。H氏。 今は工場を土佐山田のテクノパークに10億円借金し建て、生産量を大幅に増やす計画らしい。お菓子の試食で肥えないか?余暇と仕事と人との交際を1/3ずつ均等割して楽しんでいる話だった。創業以来2020年のみ落ち込んだが、他は全て前年を上回る成果を残している。ラジカセを売るためにカラオケも唄った昔の話もされた。あの苦労よりはお菓子の販売がもっと楽だと。来月の四万十100kmマラソンにも出場するらしい。昔よりも精悍になって、カッコいい男になっていた。こう言う出来る男は大好きだ。もっと話したかったが、彼も計画があるし、僕もこれ以上は予定が狂うので、又機会ある時にと別れた。FBSの会長もされているので、FBSの会員は僕の周りの人たちにもいるので、近くに来るらしい。 今日のプールもいつもと違う。2km1時間、疲れないのだ。帰りの車の運転も眠くならない。ちょっと体調がおかしいが、取り敢えずそっとしておこう。 帰りにブックオフで「クララとお日さま/石黒一雄」。「デニーズCEOが実践する10の原則」。「菜根譚/山本有二(この人は高知県の出身)」3冊購入。どうせ時間がなく読めないが、あるだけで精神安定剤になる。ある時は下剤にもなる。 次にBJ(古着屋)に寄って綿シャツ3枚購入。夏の間に草刈りでシャツがすっかり染ったから(草刈りの時、草の汁で緑色に)交代のため。 10月4日(水曜日)晴れ 午前中はお葬式。火葬場に向かう車は、今やアメリカ車のロングボディではなく、トヨタのアルファードだった。横に棺桶を置いても遺族の人達が大勢乗れる。それと出立の時、警笛は鳴らさないようになっていた。色々と変わる。せっかく安芸市の街に出たので、買い物をしながら帰った。近くにはスーパーが一軒あるが、小さいので、アイテム不足。バターの塩入りとか、オーマイの178円のパスタとか、クリーニングの引き取りと依頼とか。 午後は、親類のお墓やその家の庭先に除草剤散布、運動公園のフェンス外にも散布。帰って道具を変え、今日葬儀のあったお母さんの墓(亡くなった娘は嫁に言っているので先方の墓に入る)の草刈り。本来なら、親類の友人が行うべきだが、ゴルフで忙しくて手が回らないから。もう1年以上詣ってないらしく、1mを超える草に覆われて、墓石が見えなかった。 草刈機は偉いと思う。この草の山を1時間くらいで粉々にしてしまうのだ。墓の近くに住むおばさんが飲み物の差し入れをしてくれた。別々の現象を書いたが、田舎なので奥の方でみんな繋がっている。 定年後田舎に帰ってきて良かった、父母のお世話になった方々へのお返しができる。NHKで新潟県の山奥にドイツ人の住宅の設計士「カールじいさん」の番組を放映している。こちらに登場するのは、多くが東京で役員を定年し、カールじいさんの古民家再生に意気を感じ引っ越してきた人達。想いを遂げて終の住処を探り当てたと異口同音。家庭菜園を楽しみながら、地域の人たちと交流する。 そんな田舎も良い、僕の様なしがらみに生きるのもいい。趣味の世界に没入できるのは共通だ。 一つだけ違うのは、僕のは家庭菜園ではなく、実益を伴うかなり本格的な農作業で、半端な労力ではできない事で、年間を通じ休みなし。北国のように雪で閉ざされる事はないから。 旅行記の執筆をしているが、当たり前のことだが、パワーポイントに動画を入れることができるのに気がついた。動画は全て4Kで撮影してあるので、静止画と混在しても問題ない。この場合知識の問題よりも忘却の問題の方が大きい。 10月3日(火曜日)曇り 山を駆け下り駆け登りはやっぱり疲れていて、昨夜10時に寝たが起きたのは6時半だった。寝すぎると頭がぼやっとし、眠たさのぶり返しがやってくる。英語の勉強は遅々として進まず、居眠りをすれば、高知の友人が暇だからと言うんでやって来る(僕は暇じゃないのに)。彼は激痩せし顔が皺だらけのお爺さんになっていた(自分のことは棚に上げての事だが)。急な体重の変化は良くないのでは?と思った。 英語に関して言えば、10/1付けのNYTのウクライナ兵士のSWATチームの取材は映画の台本のような書きっぷりで面白かった。実際のライフルやその弾丸などの記述は詳細で、映画と実際の戦争の違いが表現されていた。翻訳には時間がかかり、時間が経過すれば、記事が更新されるのでコピーして保存した。時間のある時じっくり読もう。 文旦の草刈りをし完了。皮肉なことに何も出来なかった今年は豊作。帰りに、ビニールハウスの廃材回収。切ってコンテナに詰めた。7箱。風呂に換算すれば20日くらい沸かせる。 夜は先日旅行した広島紀行を執筆中。美術館の訪問が多かったので、作品を一枚一枚切り取って貼り付け、コメント記入。現地ではじっくりと鑑賞できないが、整理修正した画像はじっくり4Kで鑑賞できる(今は32型だがいつかは65型有機EL)。コメントの一部は現地のパネルを拡大し、スクリーン上でOCRし、文字データをテキストで貼り付けている。CANON R5 4000万画素で撮影しているので、かなり小さなパネルでもくっきりと出画できスクリーンでスキャナーが認識する。花も、スクリーンに拡大しをアプリで検索すれば、名前がわかる。こうして紀行内容が深くなる。 手ぶれ補正がおそらく7段くらい効くので、文字のブレもなく、これが美術館訪問の定番となる筈、しかし重いので海外はどうかなぁ?の疑問が残る。 10月2日(月曜日)晴れ 百舌鳥が鳴き秋が来たことを知らせてくれる。山奥じゃないが一軒家は物悲しい。でも今日は西谷砂防ダムの立ち会い会で役場から2名、測量事務所から5名、近所の対象者7ー8名が集結したので裏山は賑やかだ。砂防ダムでどれくらいの防げるのか疑心暗鬼だったが(多分ここの住民も同じだと思う)、今日は各自、自分の土地が没収されるので現場確認を行なった。そこで驚いたのは、山は荒れて既に土砂崩れが何箇所もあって、そこに木や竹が覆い被さって、土石流の可能性や、地盤が剥き出しになって土砂が削られていた。 これを見れば、砂防ダムで水路を一旦はきれいに整える、そしてダムを作るのは正しい施策だと思った。土地の見聞では、皆ここに畑があったと言うから、その時は荒れて無かったのだ。 皆お年寄りで見聞は難しいので僕が一任され、台帳に基づいて杭を打ってもらった。測量に来てた人も、取り敢えず今日中に叩き台が出来たので喜んでいた。 測量の方は皆現役で若いが、道なき道と言うか山の崩れかけた斜面を駆け上がるのはかなり難儀していた。口や頭は回るが、足が回らないのは現代人。結局午後4時まで山の中を駆けずり回った(僕は何ともない)。 帰って、急いで風呂を焚き、安芸の葬儀場へ向かった。友人のお母さんの姉の子が亡くなった。彼女程、苦労した人はいないと僕でも思える人。後妻に入っていっときの幸せを享受したが、それも束の間旦那さんは亡くなってしまった。又一人残されたが病気を抱え入退院を繰り返した挙句、コロナで面会が難しくなったまま逝かれた。 真言宗のご住職で黄泉の旅立ちにかなり厳しい戒律を授けたと、最後の説教の時に言われた。戒律はまぁ人としての正しい行いを向こうでもしなさいと言うもので難しいものではない。その10戒の中に「邪悪になるな」があって、世の東西を問わず人の道は同じだなと思った。「邪悪になるな」はGoogleの社是だ。 10月1日(日曜日)雨後曇り インボイスの商法が施行された。よくわからないが、取引に重要な税金の項目を記載しなければならないらしい。対岸の火事だと思っていたら、何と火の粉が飛んできて、たちまち尻に火がついた状態になった。僕たちの精製する砂糖は大手法人に販売する場合、インボイスを求められる事が分かったのだ。さあ大変。早速、でも今は代表者の調子が悪く動けない。僕らは一体どうすれば良いのだろう、早速師匠に電話を入れて中旬に集まろう、ない知恵を絞り出そうと電話を切った。11月19日村のフェスティバルがあって、製糖組合は砂糖を試食してもらうイベントを開催しなければならないから、自ずと日程の猶予は40日くらい。みんな百姓の仕事を抱えているから、その段取りをして時間を確保しなければならない。 さらに僕的には、11月の大阪コンサートに向かって、チャイコフスキー交響曲5番、ドボルザークチェロ協奏曲、ドボルザーク交響曲8番、リストピアノ協奏曲2番。これを聴き込んでおかねばならないから忙しさに拍車がかかる。リストピアノ協奏曲2番だけは手持ちがなくApple musicでストリーミング試聴。リスト弾きとして知られるジョルジ・シフラの演奏が良いみたいだ。そもそもリストは人気がなく、録音も少ないらしい。 9月30日(土曜日)雨のち晴れ 水泳の影響が出るかな?と覚悟してたけど、それはなく普段のままだった。前回は疲れ果て歳を感じたが、どうなっているのかなぁ。それで昨日に続き草刈り。今日も灼熱の太陽。ニューヨークでは大雨。マンハッタンではなく、川向こうのブルックリン。市長は家を出ないで、地下生活者は移動するように。ニューヨクは青森県の大間と同じくらいの緯度。もう晩秋の季節だ。この異常気象に誰かは立ち上がるのだろうか? 立ち上がらない人もいる、トランプは電気自動車じゃなくて、ガソリンエンジンの車を作れと叫んでいる。他の動物と同じように数が増えすぎると集団で死に向かうのだろうか? 夜になると虫の声が一段と強くなって、月が雲間に隠れると、山の中でひとりぼっちをヒシヒシと感じる。強がって一軒家を自認しているけど、一人じゃ寂しい。 疲れで早めに寝てしまう時はいいけど、今日はなんとか持ち堪えてドボチェロ聴く。6月に買ったサーバーからハイレゾ再生。鮮度が高く、チェロがよく前に出てくる。 ここまで楽しめれば生でなくて良いかと思わんでもない。 9月29日(金曜日)晴れ 一向に灼熱の太陽は衰えない。文旦の草刈りは大汗をかきながら挙行、でも水を飲む量は減ったかな。東京へ遊びに行った分だけ草刈りが遅れ草は、えらいことになっている。じっくり取り組むしかない。草を刈るヒモはもう一本(70m)、燃料はもう10リットル購入が必要だ。草が異常に繁殖している。草を刈った後を進まないと前にゆけない。そして、粉砕された草の茎は水分が多く服に付着する(平年だと今頃は水分を含んでないので飛び散るだけだが) この異常気象はたまたまなのか、それとも来年はもっと凄いことになるのか、農業をしていると自然の変化がよく解る。 中秋の名月は雲が多く撮影できず、夜の音楽はパスして、本を読むことに。だが疲れで15分くらいしか持たなかった。 9月28日(木曜日)晴れ 今日は農作業が出来る天候だが、プールでリハビリをした。夏の間サボっていてあちこちに現象が出ている、血圧が高くなった、下腹が膨らんだ、時々不整脈が出る。プールがいいとは言わないまでも、血管の中の血を多めに循環してあげるのはいいことではないかと。 それで、折角だから他のことも済まそうと、先ずは先日友人が紹介してくれた喫茶店探索、「ここは凄い」と言うから。だが地図で尋ねても一向に要領を得ない。相手も70歳の爺さんさんだから仕方ないのだが。さてその喫茶店は、先日探検した赤野の喫茶店とほとんど変わらなかった。まぁ感覚で言う人だから仕方ないか。 次はハマートホームセンター、自転車の部品フレンチバルブの取り外しネジがあるか?聞けば扱いがない。まぁ地方のホームセンターだ。高いし品数は少ないのが標準だ。やっぱりアマゾンに頼るしかないか。 プールは割と空いていて、泳ぐと結構スピードが乗って来る。息も上がらないし、結局3ヶ月ぶりに泳いだが2km1時間。前と記録は変わらない。上がる時、隣のレーンの人が「よう続くね」と言った。僕的には炎天下の草刈りがもっときつかった、むしろ水泳は楽だ。だから、いきなりでも泳げたのかな? おじさん所に電話して今夜飲みに行くから、何を持っていけば良い?「刺身」サンプラザで購入して、夕刻訪問した おじさんは、昨年農業をやめてがっくり体力が落ちて歩くのもやっとになった。と言う。それなら、又始めたらどうか?「もう動けない」 サトウキビの師匠やジッちゃんのように、動ける間は働く、どうもそれが良いようだ。 酔っ払い自転車で帰宅。その夜は先日の東京旅行紀を書き上げた。3回くらい見直して友人に送ろう。 9月27日(水曜日)晴れ 結局は自分の尺度以上のものは飲み込めない。今回オペラを見てよく分かった。評論が正しいのか、ヨイショしているのか不明だが、彼らのように僕が分析できてないのは確かだ。それに僕は嫌なものは受け入れられない寛容さが無く、視野を狭くしたのもある。これ全て「椿姫」に関する事。 振り返れば僕がここまでオペラに執着するようになるのは、昔、キリテカナワと言うオペラ歌手がいて、ジャケットが店頭で飾られていた。買わなかったがこんな綺麗な人が居るのか?この人のアルバムを楽しめたら良いなぁと思った。時は進み定年後、LPでベルディのレクイエムを(どうして手元にあるのか理由不明)ホーン型スピーカーで再生していた時、「どえらい気持ちいいではないか」それまでは、オペラは映像と字幕が必須だと固定観念があったが、不要だった。人の声には癒し成分が含まれているのだろう。映像がなくても楽しめる事に気がついた。それでベルリン、ミラノに行った。 ただ生のオペラとなれば視覚も聴覚も総動員するから、情報量の多い視覚に引っ張られる。それで演奏の技量や熱唱の駆け引きなどは埋没してしまう。 映画も原作を読むのが一番感動するのと同じで、僕が処理できる量を超えてしまうと、基点を逃してしまう。 では生は不要かと言えば、そうではなく、家でLPやCDを聴く時、頭の中に浮かんでくる情景として映像の記憶は必要だ。 午後は文旦の草刈り、3週間前刈った後は30cmの草となっていた。10月は農業に専念できるから草は瞬く間に刈り上げてしまうだろう。 夜の音楽はオイストラフのバイオリン、SACD盤。1972年の録音なのに、弱音もしっかり記録されている。いかに弱く弾けるか?そんな聴き方がお勧めのアルバム。 9月26日(火曜日)晴れ 旅行から帰りやっと生活が日常に戻って英語の勉強も再開した。でも離れてたとは言え、映画では英会話に耳を凝らし、iPad AirではNYTを眺めていたから、少しは維持できたのかなぁ。 料理の先生から電話があって、携帯電話の手続きに同行するする事にした。アップル保証を付けていたが、火災は適用外。既に2万円払っていたが何のこっちゃとなった。僕のiPhone7plusに発行してもらったsimを入れて当面はそれを使う事にした。 僕の方はもう直ぐ15が届き、13は7plusの代わりに使えるから支障はないと思う。携帯電話は古い機種でもアプリはWIFIで使えるから持っておくと便利。辞書なんかは結構重宝するし、音楽だって聴ける。 夜は東京旅行のまとめ執筆。一通り書き終えた。残りは文面。分かりやすく、ウイットが含まれているのが必須。文面の裏付けを行うとか修正すれば完成。 9月25日(月曜日)曇り 天気予報では雨だったが、終日雨は降らなかった。怪我をした口の抜糸を行う予定で、午前中英語の勉強が手につかず結局できなかった。ノミの心臓だ。11時過ぎ痛かったが抜糸完了。口の中がスッキリした。午後は草刈り。サトウキビ畑の草刈りは午後3時半に終わり、この畑の北側に掘った溝を掘り下げる。今年は雨が多い分山からの湧き水がサトウキビ畑を浸すため、深い大きな溝を掘った。溝は高低差がなくては水が流れないから、澱んだところを深掘りする。これがなかなかしんどく大汗をかく。暗くなってから終了。 風呂に入って、友人と久しぶりの懇親。夏場はプールの監視人、今はサトウキビの草刈りとロイヤルホテルの雇用で収入を得ている。 料理はカレー。ヘルシオで野菜たっぷりの水無しカレーを炊く。今回はジャワカレーを使った。辛くてコクがなかった。ビール3本で終わり。 その後、今回の東京旅行のまとめを書いている。iPhotoでバタバタと撮影したのであまり良くはない。その中でオペラ「椿姫」がどうしても納得いかないから、パンフレットを見ていると、どうやら、好演は2016年のローマ劇場で、ヴィオレッタにフランチェスカ・ドット、アルフレードにアントニオ・ポーリ、ジェルモンにロベルト・フロンターリが出演していたもの。日本公演とは器は同じでも中身が違ったのだ。それで、どうもまとまりがなかった。僕の見たのは初演でもっと後日の劇を見ればこなれていたかも知れない。 逆に、「トスカ」は初演でエネルギーを出し切った感がある。さて、後半でよかったのか、前半でよかったのか?全部見れば20万円だ。それはできないなぁ。幸いにも好演の椿姫はBDがある。 9月24日(日曜日)晴れ 料理の先生からは連絡なし、電話機はうまく購入できたのかも不明。取り敢えず落ち着くまで待つしかないかと結論を下した。 午前中は英語、12日のお休みの後で気が乗らず、理解も低く頭に入っていかない。仕方ない徐々に慣らすしかない。 午後は草刈り、出発前に刈った草がもうしっかりと成長。雨が多い、気温が高い。今年は草の相が変わった。それ程異常気象だ。サトウキビの味はどうなるのだろう? 夕食はマルちゃんの焼きそば、キャベツをたっぷり刻んで入れて、ウォーターオーブンで16分。混ぜなくても完璧な焼きそばかが完成。アジア人物史/7巻/集英社を読みながら食べる。これは800ページの大書。全然面白くない、帝国の君主の家系図一覧表と、文章解説がリンクしてなく、一体どこに相当する人の解説なの?(家系図に掲載してない人の解説もある)と作り手だけが解る迷書。 君主の人となりも掲載が少なく、学校の歴史の書物みたい。労多く理解者少なく(新聞書評にも掲載されない)自己満足の書籍。最初7-8巻が発売されたので全部購入すべきかな?いや待てよ、日本人の書く世界史は視野が狭いかもしれない、と7巻のみ購入は正解だった。店頭に積んであるが山の高さは変わらない。 9月23日(土曜日)晴れ 午前3:30サイレン。火事だ。同時に起きてトイレ、火の手は見えず再び寝て、次に起きたのは午前7:30。疲れていたのだ。今日はゆっくりするつもりで食事を摂りながら新聞をダラダラと見ている、理恵ちゃんから電話、料理の先生の家が火事だった。これは大変、とりあえずお金を持って出かけた。 本人曰く、寝ていると喉が痛くなって目が覚めたら真っ白。急いで階段を降りると、台所が燃えていた。と言う。煙を吸って喉が痛いと言われてたが、元気だった。2階で寝ていて気がつかなければあの世行きだった。全焼だった。携帯電話も消失してたので、IDやパスワードを、メモして渡した(もしものことがあると思って控えておいた)。今日は消防署の人が多くいたので、取り敢えず退散。 帰って昼食、午後は近所で家を壊すので、廃材を回収。これで午後は終わり。 夕食の食材を買い出しに出かけたついでに、お土産を持って師匠の家に寄る。製糖組合の管理者の問題は解決できない混迷の世界に突入したみたいだ。ちかじか仲間内で集まる必要があり、今日はそこまでで退散した。 重い問題を抱えて、軽い夕食を終えて、自分の部屋に戻った、マリカラスの「椿姫」のLPを聴きながら日記を書く。 東京でのローマ劇場の評価(椿姫)をWebで読むが絶賛。僕はおばさんが娼婦役、ハゲのおっさんが若い貴公子役にどうしても納得できず、そして、これみよがしに、バリトンで場違いの大きな声量で歌うジェルモン役、全くまとまりを欠く公演だと思っていたので、高評価に愕然とした。 東京に行った時西武百貨店の前を通った、自分たちの商売が評価されてないのに、ストを実施、待遇改善を迫った。同じ事がアメリカのUAWで行われている。EV時代を迎えてガソリンエンジンの生産で食っていこうと雇用の安定を求めたのだ。両方とも本末転倒。先日見た観音寺市の砂型貨幣のように上からは見えるが、下では貨幣と分からない。 9月22日(金曜日)雨 8時出発、朝食なし。目指すは香川県観音寺市。FB仲間のT氏がいつも突然うどんツアーで讃岐の特色のあるうどん店を紹介してくれているので、その中から選択。「かなくまうどん店」さん訪問。わかめうどん。餅屋さんなので、涎が出そうな赤飯、団子、おはぎの陳列もある。心を鬼にして遮断、娘にも強要した。 二軒目は「大喜多うどん」さん、少し麺が細い、お汁にしっかりと麺が絡む。エビ天ぷらのコロモがしっかりと存在して、麺のコシに似た食感。さすがだ。 三軒目は「わだちうどん」さん、釜揚げうどんを注文、お汁は東北で頂く蕎麦のお汁に良く似ている。いけないと思いながらも、お汁もしっかりと頂く。この時娘は月見うどん。これでもう動けなくなって断念。車は停めたまま、隣の展望台(小高い山)に徒歩で登る。 ここから見る景色は感動する。娘もこの感動はトップクラスだと言う。寛永通宝のお金を模した、砂で作った大きな造形物が眼下に展開する。造形材料は砂だ。砂だだと溢れて形が崩れないか?そんな心配はご無用。降雨が少なく溜め池で生き延びてきた香川県だ。雨が少ないのを逆に活かしている。あっぱれ。 今度は一路高知県高岡郡越智町浅尾沈下橋に向かう。竜とそばかすの姫のロケとなった場所。スケッチと同じ風景が広がる。スケッチをネットで調べて娘感動。 やや暗くなってきたが、飛行機の出発時間まで桂浜。閉園時間を過ぎてお土産屋さんは閉まった。人通りの少なくなった龍馬像の前でパチリ。龍宮岬をパチリ。浜から見る景色は最高。月があれば歌になる。娘に携帯電話で行う写真撮影教室開催。 搭乗1時間前に娘を送り届けて、帰宅した。寸刻の猶予もない行程だった、トラブルで何かが遅延すれば、全てが瓦解するスケジュールをこなした。沢山の写真と話題を持って帰った。僕のお土産は、彼女の扱い商品を注文する事だった(携帯電話店勤務)。iPhone 15 PRO max256G。VISAカードと古い携帯電話を渡した。今度の電話機はチタン素材が大受けだそうだ。iPhoneファンは意外と単純だな。 9月21日(木曜日)雨 娘が帰省する。2年ぶり。昨年は芸西村には帰らなかったが、高知には来ていた。この時は弟と会った。今回は弟とは会えない。忙しい人だ。事前に打ち合わせをしてかなり計画的に動いた。 スケジュールを目一杯入れて、寸刻の猶予ももなく動き回るのは娘の特技で、いずれはついて行けなくなるだろう。 先ずは、奈半利の豚福亭、前から大きなエビフライを食べたいと言っていた。その為に朝イチの飛行機で帰ってきた。特大エビフライ2500円を注文(これはでかい)。僕も特大トンカツ。僕はトンカツを見てこれは食べきれないと思って、3切れ娘に譲ったが全部食べ上げた。見事な食いっぷり。 雨で、モネの里は諦め、明日予定していた龍馬記念会館へ、娘はかなり熱心に見ていた(龍馬ファン)。僕はiOSに付属の「フリーボード」を使ってオリジナルの龍馬パネルを作った。写真の切り取りソフト、文字スキャナーソフトを使用してフリーボードの上で合成する。出来上がったのをPDFで娘に送ってあげた。流石と言われた。彼女は携帯の盟主を自認しているが、PCの流れから来る映像加工技術は、未だ僕の方に部があるかな? 会館を出ると雨は上がっていた。これならいけると、牧野植物園を訪問。3月初め「らんまん」の放映前に行った後、行ってないので入口は変わり、レストランも北門から移設されて混乱した。ガラスハウスの中は相当暗くなったが、NikonD850のISO感度を上げて撮影した。レンズは手ぶれ補正機能付きの70-200f2.8で写真はブレてなかった。今回は5kgに近いカメラを持ち歩いた。車で移動する分には問題ないが、公共交通機関を使っての旅行なんかにはもう無理だと悟った。17:00閉館まで隈なく見た。牧野氏の意思を継いで、園内の植物に「名前がこれでもか!」的に付与されていて、面目躍如だ。日本の植物園はかなり訪問したが、ここまで徹底されているのはない。牧野氏の少年期、青年期、壮年期の3部に渡って部屋を区切って詳細に説明してある展示室があって、これは遠来のお客様をお連れしても見応えのあるすごい施設があった。 夕食は息子も一緒に摂る予定だったが、仕事の課題を克服するのに時間を要し、動きが取れないらしい、人生3大難解の渦中にあると連絡が来て、お寿司30巻を買って帰った。 夕食後、龍とそばかすの姫、インディージョーンズ/運命のダイヤル、トップガン/マーベリックの3択でマーベリックに決定。上映。 黒沈みはレーザーIMAXほどではないが、近隣の映画館よりは上等。映像は4K。ジェニファー・コネリーの産毛がはっきりと見える。娘も満足。 9月20日(水曜日)晴れ 荷物を解き、元ある場所に戻していくのは、かき集めるのと同じ時間がかかる。同時進行で洗濯、出発前に出来なかった掃除、これで結局1日すぎてしまった。動作が鈍くなっている。 顔の傷は未だ膿が出ている状態で、農作業はできなし、東京での疲れがじとっと体の芯に沈澱している。料理の先生曰く、70歳でかなりガクンと来たが、75歳を過ぎるともっとガクンと来る。今日は休暇だ(毎日が日曜日なんだけど) 旅行中に読み始めた「キューレータの殺人/MWクレイン」を読み終えた、人の心理をコントロールして殺人を犯かさせる筋。舞台はイギリス中部(湖水地帯)、これでここを舞台とする作品は3冊目。一つは中古本販売の店長の日記、一つは羊の放牧家。いずれも描きっぷりが似ているような気がする。 お昼に買ったお弁当を昼と夜に分けて頂く、追加にかっぱ市場で買ったシシトウを炒めたが、辛子の効いたのがが1個混じっていて、舌が火傷する。半分残っていたが廃棄、我慢して食べられるようなものじゃ無い。 夜は、東京旅行記を書き始める。今回は望遠にLUMIX G9PRO、広角にiPhone13を使ったが、これで十分だ。一眼に広角レンズを持参する必要はない(僕のレベルでは)。今度のiPhone15では4000万画素だから、もう絶対に不要だ。ミラーレスがやばい。今度は撮影後焦点を移動できるから、背景ぼかしも可能だ。フルサイズのカメラもやばい。 9月19日(火曜日)晴れ(東京) 昨日は有楽町の駅前の露天椅子で1時間ほど眠り、帰ってホテルで8時半から翌日の6時半まで眠ったら、流石に疲れは取れた。寝すぎのぼやけた頭で荷造りしホテルに荷物を預け8時半に出発した。目指すは上野動物園。上野駅でアンデルセンの喫茶店があったので、高いのを承知で入った。1300円の朝食。でも美味い先入観年があったのか美味だった、これも記念だ。動物園は65歳以上は敬老の日の流れで無料だった。風は清々しいが汗がタラタラと噴き出たが、高知の比じゃない。撮りまくった。上野動物園の写真帖を作る為。鳥籠のゲージの中はカゴにピントが合って撮影できず。又、夜の動物もあまりの暗さにピントが来ず撮影できず、マイクロフォーサーズの限界?。重いがキャノンR5を持参すべきだった。LUMIXでは無理、もしかしてG9PRO IIでは可能かも。 上野公園は日本を代表する動物園だと認識してたが、そうじゃなかった。今や日本の地方に特色を生かした動物園がある。麒麟なんか高知の「のいち動物園」方が開放感あってずっといいし、カワウソは3種が揃っている。上野はパンダのみか。一位にあぐらをかきすぎた感じを受けた。全部見終わっても出発までに未だ2時間あったので秋葉原。ここに来ればホッとする。あきば王では心ときめくものが無い。僕の感性が落ちたのか、店の品揃えが後退したのか不明。テレオンは強烈な冷房で気分が悪くなった。客が全く居ない為か、冷房が過激なのか不明。ダイナミックオーディオでは805D4を聴かしてもらった。解像度の高いガチガチの音、疲れるかな?ラックスマンに変えてもらうと、ヘナヘナだった。僕は中高音帯域しか使わないからアキュフェイズでいいかな?来年になると値上がりするらしい。店はアキュフェーズ押しみたいな感じ。 時間いっぱいになったのでホテルで荷物回収、羽田空港へ。空港で旅の整理をして飛行機に乗った。 結局僕の旅は、ニューヨークでも、ミラノでも、東京でも同じ動きだった。時間いっぱいにスケジュールを詰め込み、夜、音楽を聴き、昼間は街を2万歩ほどぶらつき、食事は立ち食いで安価に済ます。他の人がウンザリするような奇人的行動。 自宅は闇の中にひっそりと佇んで居た。こんな古家泥棒も目的を見出せないに違いない。自分の匂いの染み込んだ布団に横たわるとしっくりと来た。 9月18日(月曜日)晴れ 少しゆっくりしたら、たちまち9時。慌てて東京駅へ、八重洲口から駅を撮影して、丸善ブックセンターに向かう。ここで目ぼしい本をメモして、帰ってアマゾンで購入だ。電子書籍のあるものはそちらで。 2024世界を変える100の技術 哺乳類全史/エルサ・パンチローリー 百姓の遺言/山下惣一 マザー・ツリー/スザンヌ・シマード 量子テレポートのーゆくえ 天路の旅人 イラク水滸伝 もうこんな購買の姿が当たり前になっているのではないだろうか?申し訳ないが。 本屋さんはいつも便意を催す、最近は鈍くなっていたが、流石1時間も本を眺めていると来るものは来る。いずれこっちの感度が鈍くなり終焉を迎えるだろうが。 11:30に東京駅銀の鈴でt氏と待ち合わせ。T氏弱って直ぐに歩けない。しばらく待ち合わせ場所で歓談し、八丁堀方向の地下ビルの居酒屋さんを探し、懇親。年取ると辛い、しかしいずれみんなその道を歩くことになる。自分だけは特別はあり得ない。T氏はビール、当方は日本酒を飲み、その時の会話はあまり覚えていないが、若かりし頃の楽しい思い出と自慢話だったと思う。駅でお見送りをして、銀座から新橋方向に歩き、結局浜松町まで行った。昔の通勤ルート。山手線のガード下も健在だった。日比谷に東京ミッドタウン日比谷が出来ていた。中にTOHOシネマズがあってIMAXの映画館があった。明日の作品を検索したが、出発時刻には間に合わなかった。 この日の夕食は蒲田駅前のデパ地下でお惣菜を買って、ホテルで頂いた。これも僕の旅行定番だ。ホテルで旅行中の思い出を書き、時間が来たので寝た。 9月17日(日曜日)晴れ 目覚ましをかけて起きた。8:20から池袋グランドシアターで映画を見るため。シアター12。25m19mの巨大スクリーンで上映される4K。グランドシート席5000円。IMAXレーザーは、ピカデリーほど黒沈みが実現できてなく、微かに黒浮きが確認出来る程。もちろん家庭用よりは上。それよりも音が問題。背もたれの中にスピーカーがあって、低音と同期してシートが震える。それが結構うざい。 映画はインド映画「パターン」インドの諜報機関をパターン(人の名前)立ち上げ、成果を上げるものの、ある事件で暗殺される。機関のTOPはパターンが死んでないと期待し探す活動をする。そして期待通りパターンは不死身だった。それから悪の組織に立ち向かう。インド映画で、時々大人数が目抜き通りで踊るシーンが挿入されるのが特徴。主にヒンズー語、部分的に英語、英語の部分はアールに特徴がある。 終了すると11時だった。オペラは午後3時開演で横浜。何かあると不味いので、先ずは横浜のみなとみらいへ駆けつけた。埼京線で一気に横浜。乗り換えて桜木町。ここまでくれば、徒歩で県民ホールへ行ける。日本丸、観覧車、赤煉瓦、懐かしい風景を横目に炎天下歩いた。農業の身体になっているので、汗が異様に吹き出す。シャツがボタボタ。これは不味いと水を飲むのを控えた。シャツがこれだけ濡れれば熱中症は回避できる筈。 赤煉瓦前ではイベント開催。主に食べ物。ハーレーダビットソンとジープの展示。来客の年齢層は若く、この2つの出品物は主に高齢の男性がターゲット。何をさまよったのかな? 大勢の人が食べ物を求めるために炎天下で並ぶ。コロナが危ないと早々に退散。県民ホールへ向かった。しかしここは冷房が弱く、しかもホールには入れてくれない。 プッチーニの「トスカ」はヨンチョバとゴロゴーロの組み合わせ。手持ちのBDでも1番の評価。それが目の前で上演される。演出はデフィレッリ、これはLDで別の人の歌手陣で見たことがある。つまり、僕の中で、いいとこ取りのドラマが展開された。グロゴーロは思い切り声量を伸ばし、観客は圧倒された後、ブラボーを放った。目頭が熱くなった。 又、こんなシーンもあった。2人で歌う場面、途中でブラボーが入った。本来ならもっと後だ。その時2人は慌てず拍手の鳴るのを待った。もちろん演奏者も同調した。あたかも、ここで声援がいるのを予期していたみたいに。これには参ったね。彼らはプロだ。45000円の価値をこんなところで見せるなんて。 スカルピアは意外と優しいおじさんを演じた。減点したいが、2人の熱演に負けてあげよう。 オペラを2本続けて見てこんな素晴らしい世界が存在するんだ。こんな高価な芸術があるんだなぁと思った。日常ではないが、特別な時にこれを楽しめたのは至福。楽しむための勉強が必要だけど、それが良い。 1度目の拍手には声援を送った、2度目のカーテンコールが始まる前に飛び出した。次の予定がある。最後の現役職場の上司、M氏。藤沢市にお住まい。この方と懇親する。みなとみらい線横浜駅で予定の時刻18:30に合流。随分と変わっていた。ガンを患い治療中との事。前のような颯爽さはなく、歩くのが困難な様子だった。駅前の海鮮居酒屋を予約してくれていた。積もる話はあったが、病気の深刻さは会話の足を引く。田舎の80歳の友人たちは至って元気だから、僕と違わないお年でこんなに弱っていて、僕も衝撃を受けた。 横浜から蒲田までは寝てはいけないと立っていたが、直ぐだった。 9月16日(土曜日)晴れ 昨日とは一転秋晴れ、急いで支度をして出かけた。東京では映画館を外せない、先ずは有楽町のドルビーシアター、ピカデリー1。評論家に言わせると映像が良い。 映画はグランドツーリスモ 監督:ニール・ブロンカンプ ヤン・マーデンボロー:アーチー・マデクウイ ジャック・ソルター:デヴィット・ハーパー ダニー・ムーア:オーランド・ブルーム ソニープレイステーションのソフト「グランドツーリスモ」のゲームを世界の遊技場で上位10人を選出し、実際のコースで走らせる。そのトップを採用して世界チャンピヨンを目指す。これは実話で、ヤンと言う物凄いレーサーがいる事をずっと前に新聞で読んで知っていた。その人がモデル。 ドルビーシアターは真っ暗な画面で、実際自分の手さえも見えなかった。没入感が凄い。家庭用ではビクターのD-ILAがその暗さを演出できる(150インチくらい?) 音圧は特に低域の排気音や、中域のエンジンが高速で回転する音などが、もはや家庭用では再現できないレベルだった。私のシステムも相当音量を上げられるけど、大きな音程度で、爆音ではない。又、ホーン型スピーカーでないので、音の立ち上がりが急峻ではない。 ヤンの心情とレースの音響でグイグイと引っ張って行く良い映画だった。 ソニーはゲームの世界でも実際のレースに通用するのを実証した。手の込んだと言うよりは、実際の競技場を精密に測定する機器が開発されたと言う事だろう。 音楽は結構多く多様されヤンがよく聞いたのはケニーGとエンヤだそうだが、ケニーGが多用されたのはソニーMだから、エンヤはワーナーだ。音楽は多少煩く聞こえる。 次にビッグカメラ有楽町店、LGの新パネルG3を見た。同じくPanasonicの同パネルを使ったMZを見た。近くにないので比較は無理。LGでも良いかと思った。説明してくれたLGのヘルパーさんは城戸氏、真面目でよく知識も豊富だった。芸西村は無料配達地区だった。 地下二階のLUMIXコーナーでG9PROIIの説明をヘルパーさんに聞く、手ブレに強い、色がきれい、フォーカスが直ぐに合う。魚の追随は不明との事。この世界はAIの画像認識がもう直ぐ入って来る。動き検出はそれで画期的に変化するはず、それまで我慢するか?僕の賞味期限も近づいているが。 上野文化会館には14:30到着。ここでヴェルディのオペラ「椿姫」が上演される。イタリアのローマ劇場のメンバーが来日。現地では良い席が円安だが換算で9100円(妥当な線)。ローマ往復格安チケット航空券が141,000円(2023.09時点)。一方日本に来てくれて50,000円。ま良いかな。字幕も日本語(評価によると、ジョルジュの訳はソフトに表現されていたとある)だし。 現地の英語字幕は直裁で恋の雰囲気がない(と思った)。 自宅での勉強が足りて、字幕のお世話は不要だったが、オペラ=眠りグセがついて、いつの間にか眠っていたのが反省点。 筋は、年増の娼婦ヴィオレッタに、若い貴公子アルフレードが恋する。それを諌めるアルフレードの父ジェルモン。この3人の劇だ。 ところがヴィオレッタよりも年を食ったアルフレード役は頭がハゲかけていた(ハゲはオペラグラスを使わなくとも分かったくらい)。又、父親役のジョルジュはアルフレードよりも若く、場違いな大きな声でバリトンを聞かす。演技や歌唱がいくら良くても、もう感情的に受け入れられない。 後日評価を読むと、ヴィオレッタ役のリセット・オロペサは役にはまっていたが孤立とあった。アルフレード役のフランチェスコ・メーリは熱演。ジェルモン役のアマルトプシン・エンクバートはチカラ強いが弱音で不安定。しかし概ね好評だ。事前に5本しっかりと見たのが良くなかったかも知れない。それぞれの作品に良い点も悪い点もある、僕の頭の中で良い点だけを結びつけた劇が完成していたから。 帰りはアメ横を通って御徒町まで出てお寿司を食べようと思っていたが、そのお寿司屋さんが見当たらない。コロナで消えてしまったかも。仕方なくお蕎麦を食べてこの日を締めくくった。 9月15日(金曜日)晴れ、東京は雨 口が大怪我で開かない、マスクをつけたまま移動。マスクの中で口が渇きくっつき痛い。ANAで羽田へ。怪我した時メガネも一緒に曲がった、検索すれば眼鏡市場は糀谷駅にある。京急の急行で下車。修理は無事完了した。 再び京急で蒲田駅下車。徒歩でアパ蒲田東に向かう。下車すると大雨。雨宿りにすき家で昼食。ホテルに荷物を預かってもらい、今度はJR京浜東北線で秋葉原。ヨドバシカメラの探索。iPhone13のケースを購入のため。店員1=電話機がプロならこのケースと確認もせず対応、それを持ってレジへ店員2=「このケースでは合わない」レジ店員のアドバイスで、プロマックスコーナーで選択し、再びレジへ、レジ店員3=はケースの交換をしましょうか?。ヨドバシは接客力が落ちたかと思ったが、勇士はいた。 東京駅で娘と合流、大丸東京駅店で誕生日プレゼントの購入。ズボンのようなスカート?(表現が逆かな)を買った。上着は?別の店で買うから、その辺は分からない。同じ店なら合わせてくれるのに。上の服を探して歩いていると、靴屋に入って靴を買った。訳がわからんわ。ズボンが出来上がるまで12階で食事。僕の都合で蕎麦屋さん。吸い込むものしか口にできないから。 流石関東、蕎麦は美味い。天丼も美味い(こちらは、ごはんをこぼしながらいただいた)外を見ると、東京駅の向こう側に広がるビル群が一望できた。 荷物を受け取って、六本木へ。路線案内は娘の得意とするところ。さっさと行く、小気味好い。六本木は「サテンドール」日本人のジャズバンド。ビルの5階にあった。演奏はピアノとサックスのデュオ、名前をジャバチカ(永武幹子ピアノ、加納奈実サックス)、最初2曲を演奏、これはちょっといただけないなぁ。ところがギターとドラムスとベースを迎えてから俄然生き返った。 ギターはリードを取れる技術を持った人だが、乗ってくると、どの曲も同じように聞こえる。要は単調なんだ。加納奈実さんのソプラノサックスは良かったので、コルトレーンみたいだねと言うと、とんでもないと嫌な顔をしなかった。永武幹子さんには左手が力強かったね、と言うと、乗ってくると声が出ているみたいで、周りの状況が掴めないと言ってた。ジャズは1970年には進化が止まったので、どんな演奏をしても先例に似てしまうのは仕方ないか。第二ステージは音がしっとり馴染んだのでPA機器が温まったねと言えば、演奏者が馴染んだ方が影響大きい。と言われた。そう言う見方もあるのか。それほど第二ステージは聴き続けて気持ち良かった。夜も更けて解散。 9月14日(木曜日)曇り 大怪我。旅行に行けないのじゃないかと心配するほど。何かが起こる、もしろなにかが起こらないほうがおかしいと思っていたら、墓まりの帰り、左足がロックされたような感じで、坂道を転げた、手放せば良いカゴを大事に持っていたので、顔からコンクリート溝の角に衝突した、血が吹き出た、放置するには出血が激しく、唇が捲れ上がった。 村医者にかけ込んで、4針縫う怪我。 未だ家の掃除とか用事があったが全てパスし、友人のお通夜に駆けつけた。大怪我だけど、マスクの下に全部隠れてしまうので、なんとか凌いだ、 問題は夕食。お惣菜とご飯をミキサーにかけて流動食、ストローでお粥になったご飯を流し込んだ。唇からは未だ血が流れていて、変な味の夕食だった。 先生曰く、人間の体の中で口の怪我が一番早く治る。それに期待して東京に行く。 9月13日(水曜日)晴れ 午前中は、「椿姫」を見る。このオペラはミラノスカラ座で、リカルドムーティーが振ったのが一番良かったので、復習の為。 午後は出発の準備、意外と早く終わったので、沖の田を叩く、前から1ヶ月ぶりで問題なく終え、隣の柿の木の草刈り、こちらは2ヶ月ぶりで真っ暗になる18:39まで頑張った。しなければならないリストを少し早めに潰し、明日は墓参りと清掃のみの簡単なものだけになった。しかしこう言う時に限って、何かが起きる。友人の母が逝去、明日お通夜。葬儀には参列できないが。 夜の音楽、2015年何百回も聴いたワーグナーのニュルベルングのマイスターシンガーは秋の晴れた午後、少し衰えた太陽とモズの鳴き声、誰も訪ねて来ない一人ぼっちになった想い出が詰まっている。今では、翌年両親が他界した事と混同して、この音楽の郷愁は故郷の場所ではなく、昔の幸せだった頃の時間軸に直結している。トワエモアの「誰もいない海」よりもうら淋しい。音楽にまつわる思い出は、どうも哀しい事ばかりで楽しかったものは皆無のようだ。悲観的な人間性が関係しているかもしれない。だから僕と会っても多分「ホットする」人は居ないじゃないかな、緩い人じゃないから。 アップルテレビ「インバージョン」2-3話を見ている。インバージョンの意味は昨年ロシアのウクライナ侵攻で何度も何度も目にした言葉。侵略とか侵入とかの意味ですね。今回のテーマは地球にエイリアンが侵略する設定。いつも不思議なのは、エイリアンは生身なのに、電波障害を起こしたり、爆発物を発射したりツッコミが多いのですが。それでも見てしまうのですが。 9月12日(火曜日)曇り 旅行が秒カウントになって気忙しい。沖の田の草退治にトラクターで叩くのが出発までに済ましたい案件。しかし毎夜雨が降り、他はぬかるんでトラクターを持ち出す状況にない。天候と睨めっこしながら対処するしかない。 サトウキビは連日の雨で水が多すぎ、しかも畑の北側は水が湧いてきている、それで西上の畑は北側の溝を深く掘り下げた、鍬作業だったのでエネルギーを消費し、今夕は睡魔が襲ってきた。それでも、アップルテレビの「インバージョン」の1話を見る。ヘトヘトでダウン。 9月11日(月曜日)曇り 雨予想だったが、朝から曇りで午後は薄陽が差した。大日様の清掃は鬱陶しくなく30分で終えた。空いた時間、天からの授かりものだと草刈り、西上を70%終えた。左目のレンズが翳っているので洗浄の後拭くも翳りは取れない。そう言えば昨日「昔姫蓬」を刈っている時に切れ端が飛んできて、顔をカバーしている透明のアクリルが割れていた。そのアクリルがレンズを押して、翳の原因となったようだ。カバーやメガネが無ければ、草の茎が目に刺さっていたかも知れず、防備をしててよかった。 防備は小さな砂のような石が飛んでくるのを防ぐためだったが。ともあれ良かった。 今年は雨が多く草も伸びるが、サトウキビも伸びに伸びて大きな幹になっている。これは糖度が乗らない原因、これから晴天が続いてもオレンジ色の砂糖が出来るかどうか心配だ。 できるだけ溝を深くし水捌けを考えよう。 又これだけ雨が多いと、沖の田を叩くにはトラクターがドベって沈み込む。草の成長もあるが、放置しかない。雨は梅雨が終了を告げないまま続いていて、もう2ヶ月なる。 今夜はムソルグスキー展覧会の絵/ハイテンク/コンセルトヘボー。「キエフの大門」が登場する。今の言葉に直せばキーウとなるだろうか? 大阪のテクニクスショウルームでアルバイトをしている時、同じくアルバイトの仲間で海外旅行が大好きな人がいた。LUMIXのコーナーでその写真を32型のテレビで流していた。その中にモロッコがあって、あの黄色の砂漠でブルーの青空の写真が印象的だった。モロッコは乗り換えを覚悟すれば安価な運賃で行けるよと聞いていた。コンサート巡りの次はここだと思っていたが、地震で計画は頓挫した。ネパールのトレッキングも頓挫した。もう年齢制限で難しくなっている。意思は、死へのスケジュールと体力低下とウイルス疾患と相談しなければならなくなった。 9月10日(日曜日)雨 10時間寝たら昨日の酷い疲れは取れていた。7時起床で、11時にもう一度朝寝して、午前中の英語は1時間半分頓挫。だが疲れが取れたのでこれで良し。こんな劇的な回復はいつまで続けられるのだろう? 昼食後、ジッちゃんの砂糖を包装した。雨が降っていたので、台所の掃除。すると晴れてきたのでプールは中止し、昨日の草刈りの続き。毎日このような雨予想なので、東京に出発するまでに何処まで刈れるのだろう。 旅行記を書いているが、見直す度に文章を修正している。ピシッと決まらないのだ。それと30分くらいが限界でそれ以上はいい文章が浮かんでこない。いい文章とは躍動感があってウイットに富んで、その上に僕の考え方の示唆が少し表現されているもの。もしくは、情景が明瞭に浮かぶ事。考えれば出てくるはず、浮かんでこないのは根気が続かないから。粘りが肝心。 昼間NKHでジャズ番組が放映された。一関の菅原正一氏が少し語っていた、短時間だが、彼なりの主張があった。文章を書くと言うのは「これなんだ」 夜の音楽は、それで澤野工房のジャズ。トニー・ナッシオ・トリオ。シンバルが気持ち良い。ノリはあるが、もう少し欲を出したい、しかしいい線を突いている微妙な位置付けのアルバム。 9月9日(土曜日)晴れ 朝一、かっぱ市場へ砂糖の出荷。その足でサトウキビ仲間のジッちゃんの畑へ。1番目の畑に丁度居て、再び砂糖が売れ出したことを伝え、手持ちの包装したものはあるか?尋ねると完売してないと言う。それでは伝承館で回収して、僕が包装し明日の夕刻自宅に持っていく事を伝えた。「いつもすまんね」の、口癖が出る。「作りすぎよのぉ」と自戒する。90歳を過ぎても耕作面積を増やす意欲は敬服するが、もう自身の手では収穫できないのだ。昨年も1昨年も僕が収穫した。僕も耕作面積を一杯に広げているので、かなり無理をして手伝っている。今年もその無理ができるかどうか? 耕作面積を広げたので草刈りもそれだけ時間を要し、今日も朝から頑張ったが、腕が痛くなったのと、物凄い疲労で昼飯の時間に居眠りしてしまった。結局3時間ほど休憩の後、曇ってきたので再び草刈りに出た。昨日と連続の作業で動きが緩慢になっている。きっとこんな時に怪我をするはずだと、少し慎重になった。 作業を終えた時はそれほどでもなかったが、シャワーを浴び食事の時なれば、足が浮腫んだように疲れが降りてきた。睡魔も襲ってきて、どうしようもなくなった。疲れがどこかに行ってくれないと動けない。食事を終えて暫くじっとしていると、足のむくみのような疲れは引いて行った。今までにこんな経験はない。 9月8日(金曜日)晴れ 11日は大日様の一斉清掃で、草刈りだけは時間を食うので、例年の如くあらかじめ僕がやっておく事にした。併せて家の周りのサトウキビは草刈りをし、清掃に行く人達に見られても恥ずかしくないようにするつもり。本日、大日様分は仕上げたが、サトウキビの草刈りはまだ途中。明日中になんとか仕上げたいので、朝から作業をするつもり。その間英語は頓挫するが、僕の自尊心の為に優先する。それに、天気予報では10日、11日は雨だ。その2日分の前倒しの意味も兼ねて。 今夜の音楽はドボルザーク交響曲8番。ハイテンク指揮、コンセルトヘボーの演奏。11月5日京都でチェコフィルの演目。9番は有名で多くのCDを持っているが8番はあえて買うことはなく、BOXからの選択。この演奏は殆ど聞いたことがない。ところどころでドボルザーク流のメロディが流れている。 東京に行ったついでに娘に会う予定で、ブルーノートを予約しようとweb画面を開くと、「ハーベイ・マンソン」。ラップのような演奏をする人、これはダメだわ、それで、コットンクラブ、ビルボードと当たったが、いずれもピアノトリオのようなジャズではなく断念。それで日本人の演奏を聴く六本木の「サテンドール」を予約した。多分、大衆には僕のイメージするようなジャズはもう廃れて、LPレコードの中でしか居場所がないかも知れない。まっ、自分の演奏装置もグレードが上がったので、ここでお茶を濁す時代かも知れない。 9月7日(木曜日)曇り、晴れ 朝食時、iPadでアップルテレビのアイコンを間違って押して、連続ドラマ「ハイジャック」のエピソード1が画面に現れた。グイグイ泥沼に引っ張り込まれて、結局7巻迄見てしまった。禁煙されている方が、ちょっと気を抜いて一服のタバコを吸えば、それまでの禁煙が水泡と化すのと同じで、ずるずると見てしまった。大反省。 今日は晴れで、農協の木材の廃材を回収に行った。農機具を梱包した木枠で、釘で止めてあった。槌で叩く釘ではなく、空気圧で打ち込む釘で、木の表面に釘の頭が出てない厄介なもの。簡単に釘は抜けず、ノコギリで切って分解した。軽トラック一台分あって、帰って畑に置き場を作って積み上げビニールで囲った。結局これで午後の時間を使い切ってしまい、草刈りはできなかった。 そしてものすごく疲れ、夜の音楽にドボルザーク/チェロ協奏曲/ロストポービッチ/小澤征爾指揮を聞いていたが2楽章あたりからものすごい睡魔でダウン。途中村の鐘で目覚めたら、21時の時報だった。 昨日、ベルリンフィルの演奏で同曲を聴き(スティーブン・イッサースのチェロ)比べると、随分と力強さが違うな、チェロはポービッチがよく謳う感じかなと思った。 9月6日(水曜日) 世界は再び分断されるか?最近特に米中を基軸とする記事が多いが、どうやら分断というか反米国の塊がその基本となるようで、彼らの結束力は弱い。しかも経済基盤が軟弱で経常的に債務に苦しんでいる国が多い。過去西側はこれらの国に支援や投資をして来たが、軌道に乗った国は少ない、むしろ軌道に乗らなかった国が反米を構成しているように思われる。憎しみ以外に結束力はないのでまとまりには欠ける。 まさかの戦争勃発はないが、政権の意図に反して、権力者の好意を獲得せんがための、軌道ハズレはアリで、こちらは危ない。不安定要素を持つ高エネルギーは長く続かず、いずれは暴発して低位安定する。その時期やエネルギーは予測できないが、時代が進むほどお大きくなりそうな気がする。だが僕の時代には起こりそうにもないはず、いい時代を生きたと言えそな感じがする。(と思う) 台風13(いつの間にか)の影響で天候が安定せず、今日は終日雨250mmの予定が晴れ。午前6時、赤野喫茶店ルノワールへモーニング。早朝営業の噂を聞いたので好奇心で早速駆けつけた。格別上手くはないが、この時刻の営業は貴重だ。農家よりも工事関係者の勤め人が多かった。 午後はかっぱ市場に砂糖出荷。農協へ木材の廃材を回収に行くも雨で断念。南国署にスーパーのカード(紛失)をもらいに行く。先ずは連絡署の用紙の番号に基づいて、10cm位ある厚みの台帳を開き、該当番号のファイルを引き出す。その台帳にはカードの紛失一式が格納されていて、僕の番号のある束を探して、番号に該当する封筒番号を探し当て、その封筒を取り出して、やっと該当のカードに行き着いた。 エクセル管理なら一発で行き着くはずだがアナログだった。そして該当のカードが確認できた用紙と、受け取り用紙にサインする。その際質問した、「該当のカード確認のサインだけで良いではないか?」「だめです、受け取りの確認ができませんから」そして受け取りの用紙には「赤いカード」と書いてあった。それならスーパーの発行している番号とスーパー名を記入しておけば間違いのない照合ができるのだがと思ったが、固執する割には脆弱さがあった。 対応した20歳代の若いにいちゃんは20分もかけてこの作業を行なった。彼自身その仕事に不満を感じないのだろうか?若いエネルギーをこんな無駄な事に燃やして虚しさを感じないのだろうか?可哀想に思ったが、彼はそれを良しとしてここで生活の糧を得ようとしたんだから、文句はないぞと言うのだろうか? 夕刻、手持ちの砂糖のブロックは師匠に全部渡して、冷蔵庫の在庫はゼロになった(加工品はあるけど)。ついでにリュウキュウ(里芋の茎)を一束お土産に持参。平和な時代だからこんな下らないことが書けるかもしれない。 9月5日(火曜日)曇り 8時間寝て元気を回復した。6時半仕事開始で8時半にナスの糸つりの作業は全て終了した。帰りにかっぱ市場に寄って弁当購入。僕の砂糖は売れていて在庫が減っていた。夏場は売れないが秋風と共に売れるようになると師匠が言っていたのが当たった。 帰って文旦の草刈り、岸側に水が湧いて来るので溝を掘った。その後草刈り、12:00仕事終了。食事中にすごい睡魔。食事をかき込んで、布団に潜った。30分しか眠れなかったが、随分と体が楽になった。 何もする気に慣れず、オペラ「椿姫」を見る。原作から随分と感情の振れを大きくして、現在の場面設定で演じている。アルフレートにロシア人を起用して、恋の情熱を幾分削いだ演技だった。こんな極解もありなんだと、演出の幅の広さに驚いた。もちろんこれは好きになれない版だった。 さて東京はどうなんだ?高名なフランシス・コッポラ監督の娘さんの演出だ。 夜の音楽は、ショパンの十四のワルツ集。LP。SL-1000Rからの録音で、LPとは思えないキレのあるピアノ。このプレーヤーなら中古でなく新作のLPを買っても良いと思わせる音がする。 9月4日(月曜日)晴れ 今日は暑かった。ビニールハウスの天窓を開閉する装置は40度を越すと、警告音が鳴るが、今日の作業は警告音が鳴っている中での事。僕としても15分毎に一度水を飲みに外に出るのは始めて。太陽光線は服を通り越して直接肌を焼いている。 糸つりの作業はスクワット法か、腰を曲げて屈まないのと2通りあって、腰を曲げる方が素早く出来るが後で腰痛が来る。スクワット法は太ももの筋肉痛で、いずれにしても厳しい。6:30-10:00と15:45-17:45頑張った。腰痛は来なかったが、ふくらはぎから下がすくむ疲れがやって来た。食事の後は、酷い睡魔がやって来て20:20ダウン。 9月3日(日曜日)晴れ 台風が来るので晴れの日は今日しかないと、文旦の草刈りを返上し、家の西側の竹垣を刈った。もうハシゴをかけて登るのは危ないから止めようと、垣根を低く刈った。圧倒的な竹の量なので一度にできるわけはなく、今回は西側を短く刈った。 東京オペラツアーの為に、時間があれば公演の「椿姫」、「トスカ」を録画したBDを6月から観て来た。音楽にも素顔がある。一度聴く見るだけではその本性は中々表面に出て来ず、2度3度、いやそれ以上繰り返し聴いている(見ている)と段々と玉ねぎの皮が剥がれて来てラッキョウになるように、芯が見えてくる。一度芯まで達すると、その音楽を飲み込んだような気になる。 実際のオペラを観に行くのは楽しみだけど、この深堀ができていると楽しみは倍加する(と思う) 9月2日(土曜日)晴れ 昨晩は8時間寝て、元気を取り戻したが、足の筋肉痛は治らず、一歩の踏み出しはかなりの勇気がいる。我慢して仕事に出かけた。今日は太陽が顔を出して、ビニールハウスの中は灼熱の地獄。手の甲からも汗が滴るから、糸が手に絡む。心臓がドキドキ波打つ。こんな事しいて良いのかな?10:30にこのビニールハウスの糸釣りは完了し本日の作業は終わり。明日は農薬散布のため休み。一息つけるかな。 帰って、ガンガンに冷房を効かした部屋でくつろいだ。体から熱が取れたところで昼食。午後は英語。エアー・フレームの翻訳、ノートン社の飛行機が上下運動を繰り返し何人か亡くなった事故原因を、主人公のキャセイが問題を究明して行く物語。どうやらそれは部品にあるのを突き止めた。飛行機の専門用語が多出して中々厄介だが、面白い筋書き。あっという間に夕刻がやって来て久しぶりに風呂を焚く。熱い風呂で汗を流すのも良いなぁと思える季節になった。 「ゼロで死ね/ビル・パーキンス」は余りにも生前にお金を使う事に固執する内容、本書でも指摘している通り、「幸せは素敵な体験にある」にもかかわらず、若い時お金を使って旅行することだけではないだろう(一例ではあるが、繰り返される)。仕事で、自分の未知の能力を発見するのも素晴らしい体験だと思うし、又、仕事で認めてもらえると、新たな仲間が出来るのもいい体験だ。仕事に1番脂の乗る時期(45歳)に、仕事から距離をとって自分の楽しみをしろと言う。僕はそんな人がもし周りにいれば、楽しくはなく、どこかに移って欲しい運動を水面下で積極的にするだろう。本人はそれでも良いと思えばそれまでだが、そしてこんな人には友人が離れて行く。あいつは唯我独尊だとして。そして孤独な後半人生を歩むのではないかな。本書で言う実りある人生ではなくて。 9月1日(金曜日)曇り 足がパンパンに張っていて、歩行が困難。約束もあるしお手伝いには行かねばならぬ。近年ここまで酷い疲れはなかった、老いで体が弱っているのをひしひしと感じた。 作業は鈍く、昨日のようにスマートにできなかった。その上今日は太陽が時々出て暑いのなんの。結局10:30に作業は終わった、再開は16:00からだが、僕はもう動けないので断った。 帰って、文旦の下の草刈りを1時間くらい行って、シャワーの後昼食。 ヘトヘトに拍車をかけた。ビールを飲んで寝たが疲れは取れず、しかも頭は朦朧としている。こんな時こそ映画だ。ソビエトの潜水艦を扱った話で題は「ファントム」。史実に基づく映画、当時はソ連の軍人にも骨のある人がいたし、国粋主義者もいて彼らは戦争をしたがっているのは今と同じ。感動する映画だった。 海の向こうに3つの台風があって、高知の海は波が高い、ここまで潮騒が聞こえてくる。時折吹く生暖かい風は、台風の風。潮騒よりも虫の鳴声が大きい。 娘から9月に帰ってくるメールが届いた。僕が東京に行って帰った翌日帰省すると言う。受け入れの準備が上手くできるだろうか?9月11日は大日様でこの家の後ろにある社の清掃日。それは全く問題ないが、そこにゆく道が我が家の竹垣で塞がれている。それでその日までにこの竹を切らなければならない。その作業は大変だ。だから、日程を分散したいところだが、冒頭のナスハウスのお手伝いで日常の作業が止まっている。かなり厳しい状態に置かれている。 8月31日(木曜日)曇り時々雨 親戚のハナスハウスのお手伝い。朝6:30からの作業。芽のでたナス(30cm程伸びた)を地上高180cmくらいに渡した針金に糸で結ぶ作業。屈んでは結び、伸び上がっては針金に括り付け、このスクワット作業を延々500回。夕刻5時に終えた時は歩行が困難になっていた。 これはまずいなぁと思っていたが夕食後は割と普通に戻っていた。本日中に読み上げたい本があったが、流石にこれは1ページ読むのに15分くらいかかってしまい、諦めて寝ることにした。 8月30日(水曜日)曇り 近所の同級生のJ子が鹿肉を持ってきてくれた。鹿肉の味は淡白で、電子レンジで簡単に料理できておいしい。貰うは簡単だが、家でさばくとなると別の世界に入らないと出来ない。僕は好奇心が強いほうだが、どうもこれは、エンジンがかからず前に出ない。 今日は雨の予定で、前日に師匠と打ち合わせを予定していた。伝承館組合の費用管理と、全体のマネジメントをどうするか?全く面白くないが、事業継承してゆくのに必要な事。僕ら2人で運営している訳ではないから、他の人達が絡むと方向がどうしても一方向には向かわない。特にお金の管理について。 と言う事で、師匠の家で昼飯をご馳走になりながらの打ち合わせ。麺もあった。北川(ここから40km離れた山奥に有名なラーメン屋さんがある、その麺)まぁこんなに美味しいものを頂かないと、話の深刻さを帳消しに出来ない。 帰り、夜須で夕食のお惣菜を買って、草刈りに出かけた。今年は雨が多く、岸から水が涌いてくるので、文旦の畑も岸に近い方は水気が多い。草刈りの後は溝を上げる作業が待っている。溝上げは1時間くらいすれば、翌日の午前中寝て過ごす程疲れるから日程設定は慎重に。 明日から親類のナスのお手伝い、朝5時起床なので、夜の音楽はなく、日記を書き上げるとそのまま就寝。 8月29日(火曜日)晴れ 息子から読んだらどうか?と貰った「ゼロで死ね」/ビル・パーキンスを読み始めた。冒頭、アリとキリギリスの話が出てくる。この物語はアリを賞賛するが、本書は「では、アリは働いたまま、死ぬのか?キリギスの様に遊ぶ時は無かったのか?」この様な問いかけから始まる。 こんな話も出てくる、美味しそうな(カロリーが高そうな)ケーキが並んでいる、食べれば、カロリーを減らすのに30分くらいの散歩は免れない。その30分でもっと価値あるものに使えないか? 色々と考えさせられる本である。書評では、何人も人生が変わったと書かれている。 日中時折涼しい風が吹くが太陽は力強く、服の上から射抜くように差し込んでくる。今日は親類の畑と文旦の草刈り、2週間の遅れで、稗が僕のへその辺りまで伸びていて、草刈りは遅々として進まない。又、草刈機に巻き付いて回転が落ちるため、都度草刈りのヘッドを外して巻き付いた草(繊維質)を取り除くので効率が一層落ちる。又、草が伸びていると、切った草の断片が服に付着するのもハンパでなく、服が草の汁で染まる。 夜の音楽は、気温も下がってきたので久しぶりにメインのステレオに電源を入れて、アーカムのSACDプレーヤーを動かす。腰のある低音は望めないが、解像度は期待できる。オーケストラ後方で奏でる弱音が微かに聞こえてくる(ファゴット)。そこは音楽として意味ある楽器のパートだろうが、僕にはこの音が聞こえる事に価値を感じる。作曲家とか指揮者には申し訳ないが、これで満足しているから、本来の音楽鑑賞では無いのだが。 8月28日(月曜日)晴れ 天気予報は当てにならず、その日の朝の天気を見て行動を決める、これを日和見と呼ぶ。それでいい。柵作りは本日完成。サトウキビ1本の穂先までの重量は3kgこれが風に吹かれて100本くらい束になって、柵に寄りかかる、できるだけ荷重分散しなければ壊れる。毎年バージョンを上げて今年は最強の策を施した(つもり) オペラ「トスカ」は6枚のディスクを観た。ストーリーが同じなので如何に表現するかを見るべきだろう。ところが僕の頭は話の筋を覚えきれてないので、どうしても歌詞に目がゆく。本当のオペラ鑑賞になってないですね。ずっと若い30歳頃から、オペラは時間にゆとりが出来たら観ようと、VHSなんかに録画をしてきた。その時一度でもじっくりと観ておけば、大袈裟かも知れないが、違った人生を歩んだかも知れない。オペラはそれだけの価値があると思う。僕の音楽に対する姿勢の修正を迫って、JAZZに偏っていた通り一遍の聴き方からすれば、違ったレールに乗れたかも知れない。もちろん歴史にはIfはあり得ないが。 8月27日(日曜日)晴れ スッキリと晴れない、潮騒が聞こえ始めた、台風情報を見れば9号が直撃しそう。今柵を作っている途中、こちらは完成するが、来襲までには他の柵も脆弱性の点検必要。文旦の草刈りも急がれているし、9月になればナスハウスの応援依頼がある。計画を組んでその通りに実行しないと、僕の農業は東京行きで取り返しのつかない状態になる。 ニューヨーク旅行記修正版は完成した。こちらは傑作なので友人に送るつもり。次はイタリア版に取り掛かった。こちらは日数も多くページ数が400枚近くある。コツコツと仕上げていこう。 夜「トスカ」2幕を見る。おそらくこのトスカ(パトリシア・ラセット)が最高だと思う。 8月26日(土曜日)曇り 朝はひんやりしていた。台風以降天気がぐずつき、太陽とご無沙汰していたら、いつの間にか日の出入りが早くなって、朝はすっかり秋の感じを早取りしてる。それに虫も盛んに鳴きだした。 午後から、サトウキビの柵作り、外枠が終わったので、内側での作業、サトウキビの葉は、茅と同じでよく皮膚が切れる、今日は顔を斬りまくり、痒いのとシャワーのお湯が染みる。後1日の工程を残すのみとなった。 福島原発の汚水を放出し、近辺の魚を捕獲してトリチュームを検査したとニュースで報道。バカにしとるんか。そんな期間で魚が汚染されるわけが無いだろう、じっとしている貝や藻を検査せんかい!そんな事も分からんとは、悲しくなりますね。海産物の輸入を禁止した中国政府の判断は正しいと思う。汚水処理はもっと別の方策を検討すべきだと思う。 天候は安定せず、北から厚い黒い雲が湧いて来るが雨は降らなかった。8月の暑い時期カンカン照りの水不足が続き秋雨前線で潤う、こんな気候が作物に良い。ところが今年は8月になってずっと雨だ。日経新聞に掲載される青物市場の野菜をずっとエクセルシートに記録しているが、野菜は軒並み高騰している。かっぱ市場で野菜は買うが、スーパーではもう買ってない。 8月25日(金曜日)曇り 夜中から降っていた雨は午前中に上がり、午後は晴れた。最近夜更かししていて、今朝目が覚めると7時半だった(なんたる不覚)。農作業で汗を流している期間は、夜中のトイレもなく朝まで一直線。だが、これは良いことにしよう。 マイケル・クライトンの「エアー・フレーム」を翻訳中、毎日2000文字近くを訳していたが、これでは効率が上がらず、3000ページ以上に挑戦すると、少し馴染んできて速度が上がった、以前にもボルトン氏の翻訳を4000文字に変更して、効率が上がった経験があった、僕の頭はどうやら単語を忘れるのと、記憶する分水嶺がこの間の文字数にあるのではないかと思った。 午後は昨日から取り掛かった柵作りの続き、大枠が出来れば楽なんだが、あと少しのところで雨が来て断念。最近の雨は東からやって来るので注意、太陽は西にあって晴れていても突然雨が来る。 そして、あっと言う間に8月も終わる。まだ「椿姫、トスカ」(観に行く予定のオペラ)も全部は見終わってない。グズグズしていると、僕なりの完ぺきな事前勉強なしで本番に臨む事になる。 それでトスカは最後の5枚目アルバムを観ることにした。今回は、演出が同じで出演者が違う、つまり舞台は同じなんですね。そう言えば、ミラノで観たロミオとジュリエットは、メトロポリタンのを録画で観た舞台と同じだった。演出家が同じと言う事だろう。今回は解説の部分も見た。大袈裟に評価すると言うか、解説者の深読みが正しいのか、こじつけなのか判断できなかった。何度も見ているとそんな事を感じるのだろうか? 先日破綻したパワーポイントのニューヨークの旅行記は再びか書き始めて70ページ迄来た、多分130ページで終了する予定だから、1日10ページ進めば今月中に終われる。今回は2重のバックアップ体制。(こんな時に限って何にも起きないが)コツコツと進めばいずれ辿り着く。 8月24日(木曜日)曇り 今朝は体のだるさがなく、すっきりと起きられた。午前中英語を勉強し、午後は前の畑のサトウキビに転倒防止柵を施工する。工程3日間の作業。熱帯低気圧が豹変し風が吹くとやばいため。9月1日からの1週間はナスのお手伝いが来るためそれまでに終わらしておく必要がある。 曇りとはいえ、作業をすれば汗がポタポタ滴る。 ベルリンフィルデジタルコンサートの契約が9月1日で切れるのでもう1年延長した。この2年間そんなに見てないので、これからは頑張って見ることにしよう。4日間も通ったホールなので、感覚が未だ残っている。 今夜は、11月5日に京都でアムステルダムコンセルトヘボウが演じるチャイコフスキー交響曲5番を、ペトロンコ指揮ベルリンフィルでおさらいする。2楽章、4楽章でティンパニーの激しさ(ここまで叩くか?)がいかにもベルリンフィルらしい。世界最高峰の楽団は、「弾き切る」と表現した方が良いかも。さて、コンセルトヘボウはどう出るか? ウクライナ危機が無ければ、ロシアに渡ったテオドーラ・クレンティスのチャイコフスキーの6番だけでなく、5番も録音されたかも知れない。そうすると5番の常識を一変させたかも知れず、ベルリンフィルで確認する必要がなかったのに。遠くの戦争でもやっぱり僕の様な個人にも影響する。 8月23日(水曜日)雨 終日雨予想だったのでゆっくりした。午後は雷が鳴ったので、全ての電子機器を切って、MACでオフライン設定しアメリカ旅行記の編集を行なった。125ページまで来てもう直ぐで終わる所で停電。MACはバッテリー駆動に切り替わり安全だったが、なんと写真データを入れた外付HDDがAC電源駆動だった。これで、パワーポイントに貼り付けた写真が全部消えてしまった。ネットに接続してなかったので修復不可。初めからやり直し、6月ごろからコツコツと積み上げたのが一瞬にしてゼロ。ページ数が増えたパワポイントは複製が絶対必要(すっかり忘れていた) 夜は「ジャック・ライアン」シーズン3、ロシアの過激派がチェコの過激派と組んでアメリカと戦争を始める画策を阻止する。チェコをウクライナと名前を変えれば、そっくり今の現実に置き換えられる。トム・クランシーの構想力と言うか先見に驚く。7巻まで見てもう寝ようとトイレに立つと、3度目のマムシ。前回と同じ所にいた。今回も突き刺してお湯をかけて退治。今回も塀の下をを這って居たのを目撃しただけ、後1分でも遅ければ遭遇してない。前回も写真を撮影したので時刻を見れば23時~24時の間。調べると子供は15匹産むらしい。後12匹退治しなければならない。被害を受けず全て退治できるだろうか? 8月22日(火曜日)雨時々曇り 昨夜遅くまでジャック・ライアンの中毒で夜更かしし、朝は身体が怠い。朝食の後1時間ほど追加の睡眠。目覚めるも身体のだるさは変わらず。しかし甘えて身体を鈍らす訳には行かない(老人の身体は刻々退化する)から、使わないと歯止めがかからない。 午前中は鞭打って英語、午後はビニールハウスの廃材回収。時々雨が来るのでその時は車の中に避難、エアコンを最強にして待機、燃費が悪化する。国内のガソリン価格は上がるが、原油は円換算してもそんなに変化ない、なぜだろう。 廃材は軽トラック2台分を回収した、今日は釘を抜く余裕もないので、畑に積み上げた。2回目の回収の時、通りかかった農家の奥さんが、ウチのも回収してや、と声をかけてくれた。先方も助かるだろうが、僕も薪ができて嬉しい。これで今年5件目の要請だ。しかしこんなに頑張っても来年は相当木を切らなければ不足するだろう。 夜は「ジャック・ライアン」シーズン2は、ベネズエラの政権と、この地で新しく発見された鉱物資源を巡り、ロシア、イギリス、アメリカが絡む裏工作を暴いて行く、単純化すれば短いが、個々のエピソード(全8巻)は迷路に入ってどこに進んでいるのか分からなくなる。少なくても2回は見なければ理解できない複雑さがある。でもそれはできないなぁ。深夜0時まで見た。 8月21日(月曜日)晴れ 福島原発の汚水排出は全く問題がない、むしろ風評被害が問題だと、岸田総理は現地を視察した。その時の服装は、厳重に放射能対策をした衣服だった。写真からは「未だ危ないよ!」と発信していた。濃度の低い汚水も、量が増えればやはり問題だ。広報ではその量については全く報道しない(量は報道しなかったが2051年まで続く)。流し続ければ何かに付着しそこに沈殿定着する。専門家でなくても分かる。福島、仙台、岩手の海産物は要注意だ。 今日から再びビニールハウスの廃材回収。僅か30分の事なのに暑さは酷く作業中に自動販売機のお世話になる。この隣では、ビニールハウスの中で作業していた、元妻の兄はこの暑さにはちょっと参ったな的な顔をしていた。雇用者は近所の人でかなりの偏屈者として通っている60歳前の独身男。彼は容赦なく日雇さんを使っているだろうなと思った。私の親類は日雇さんがいないと嘆いていたので紹介したらどうかな?とも思ったが、この兄さんの仕事ぶりは、うわさ話であまり評価が芳しくなかった。どうしたものか。 廃材の回収後は、釘を抜き使えそうなものは前の畑に移動し、サトウキビの転倒防止柵にする、短いものは焚き物、釘が立たない様なものは倉庫に収納(2024年のサトウキビを焚く時用) 夕刻シャワーを浴びると早速中毒になった「ジャック・ライアン」を見る。全8巻の内最後の2巻を見た。周到なテロリストのスルタンはあっけなくジャック・ライアンに撃たれて死ぬ。トム・クランシーにしては、筆が粗いなぁ、それとも監督の意図かな。 8月20日(日曜日)晴れ どうしようもない暑さ。汗が滴り落ちるのが激しく、顔が痒くなる。8月も中旬を過ぎると、朝晩は気温が落ち季節の移り変わりを感じるが、今年はそれがない。ただクマゼミが鳴かなくなっただけ。 毎日午前中は家に居て午後は農作業、誰にも邪魔されることなく、セミやキリギリス、鳥の囀り以外の音はなく自然そのもの。 ゆっくりと時間が過ぎて行く筈なのに、全く生産性は上がない忙しさを自作自演しては時間を食い、イライラする。 人と話すのは夕刻の食材の購入時にレジのおばさんと話す時の短時間のみ。未だ体が動くから問題ないが、いつまでもこうした生活が続く訳がない。その時どうするのか計画はない。 先は暗いが、どうやらそれは僕だけでは無さそうだ。今日の日経新聞で石炭の消費が増えていて、2050年を待たず2033年に年間の気温が1.5度上昇しそうだとあった。今日読み終えた書籍「植物の叡智と守りびと/ロビン・ウォール・キマラー」は人類が後戻りできない程地球を痛めているのを嘆く、ネイティブ・アメリカンの生き方に解があると書くが、間に合わないかも知れないと。我々人類は余生をまっとうできず死の淵に立たされるかも知れない。 台風7号のニュースで鳥取では8月1カ月分の雨が降った。とあったが、今日のNYTの記事ではカルフォルニアを襲う台風は、ネバダ砂漠に2年間分の雨が1日で降るとあった。 8月19日(土曜日)晴れ 6時起床。途中目が覚めたが、9時間の睡眠は貴重だ。ひどい疲れで寝てしまっている。最近疲れが激しい。「昨年と同じ訳には行かん、年々弱る」と師匠に言われている。覚悟の上の農作業。 有酸素運動とは多少息が上がる運動を長く続ける事だが。今の農作業は正にこれだが、有酸素運動とは言わないだろうなぁ。 今日は親類のお墓、畑、運動公園のフェンス外、文旦の水捌けの溝に除草剤を散布、サトウキビの草刈り、溝上げと実に時間を細切れにして、細々と働いた。作業を終え、シャワーで汗を流す時、エネルギーを使い果たした爽快な気分と、計算したようにやってくる空腹感は、1日を締めくくるにピッタリ。格別Facebookに掲載する様なニュースはないが、大満足の日々である。 夜の音楽は、いよいよオオトリのネトルプコの「トスカ」を観る。ところがあまり良くない。ネトルプコは凄みのある「マクベス」が似合うのであって、溢れる愛は苦手な様だ。今まで見たトスカの最高は「ソニア・ヨンチェヴァ」だと思う。 8月18日(金曜日)晴れ 昨夜も豪雨だった、24時間雨量が220mmでほぼ同じ。しかも3時過ぎから雷が鳴り出して、母屋とこの部屋の電子機器のコンセントを抜き通信のケーブルも外しに起きた。皮肉なもので、対応を整えば雷は止んだ。少し寝て朝食を食べる頃雨は上がり太陽が出てきた。 朝はいつもの如く怠かったが午前中に15分ほど居眠り、やっと元気を取り戻した。 昼一番伝承館に行って集活に蜜を5リットル販売。帰って草刈り、太陽光は服を通して身を焦がし熱がこもる。異様な暑さ。こまめな水の補給なんて言ってられない。1回の休憩に700mlくらいを飲む。おおよそ3回の休憩で2リットル。体全体が汗で濡れてくると、強烈な太陽でも何とか耐えられるようになる。午後5時に草刈りを終え、30分だけ山から滲み出てくる水を受ける溝を掘った。何回かに分けて作業をするのは、メチャ厳しい作業の為。 夜の音楽は、今日の農作業でエネルギーを使い果たし、8時半就寝のためなし。 8月17日(木曜日)雨 今日は終日雨だと予報されていたので、眠れるだけ寝てたら7時半起床だった。それでも、食事の後、再び30分くらいの居眠りを2回。よく寝ました。夜中大雨で何度も目が覚めたのが効いたのかな。24時間雨量は芸西村で220mm、先日の鳥取の大雨を超す雨量。まぁ高知は大雨に地形が慣らされているから、河川もそれなりに大きいので許容できたのだろう。 芸西村の奥の山(やなせたかしのアンパンマンの里)では320mmだった。よその地区でこれだけ降れば、大変なニュースとなるのだが。 昼飯に師匠から電話で近くの喫茶店に集合、近況を話し合った。どうやら今年は収量が減るぞと予測された。僕は水が多いので品質が悪いのではと報告。さてどうなるか。 帰って、夕食までマイケル・クライントンのエア・フレームを英訳した。この本は、飛行機の事故を調査するストーリーで、飛行機の専門分野の部品や機能、用語がどんどん飛び出してくるので、辞書は役立たず、ネットで調べる他なく進捗が極めて悪い。 それに仲間内の会話では俗語、略語が多く、こちらはチャットGPTのお世話になる。直訳と、ニュアンスを拡大解釈すればこのような方向の意味となる、と訳に解説がつくのでありがたい。 多分翻訳の書籍を読めば息もつかせない程のスピード感があるはず。僕の訳ではかなり道に迷っているので、醍醐味は得られない。 アップル株がここ2週間ばかりさえず、エヌビディアが特出している原因は、脱中国だった。中国でビジネスや製造を行っている会社はやばいとアメリカの投資家は判断しているようだ。一般に言われる2026年台湾侵攻よりも早く動いている。 8月16日(水曜日)雨後曇り 台風7号は微風と雨がぱらついただけ。午後は雨も上がり、農作業は西上ときまさごの草刈り。 早めに切り上げ夜須のお惣菜屋さんへ向かうも休日だった。近くのミツワスーパーで買い物。マグロカマがあったので、煙らん亭で20分、いい具合に焼けた。大根をすりおろしセット。一歩は揖保乃糸そうめん2束を味付け海苔で包んで頂く。少々不足気味だったが、これ以上材料がなく我慢。 夜の音楽はオペラ「トスカ」ザルツブルク音楽祭2021を観た。トスカ役はアニヤ・ハルテロスだった。ちょっと大柄でトスカ役としては似合ってない様な気がした。時代背景が現在にアレンジされていて、僕としては不満。これもトスカの一面として飲み込めば、それもアリかなと無理に納得。 8月15日(火曜日)雨、曇り 台風7号襲来和歌山上陸で、芸西村は微風と時折ぱらつく雨、午後2時には止んだ。蒸し暑いがサトウキビ畑の草刈り、サトウキビも鉛筆クラスの茎は草刈機で草と一緒に飛ばした。今年は小さな茎は捨てるつもり。小さいのは皮剥ぎに時間がかかり収量も少ないため。 今朝は体がだるくて動けなかった、低血圧なのか、昨日の疲れなのか不明。朝食の後7時から9時まで再び寝た。英語の勉強中にも眠くなって15分ほど寝た。それでやっと勇気が湧いてきた。このしんどさはどこから来ている?台風もさって、柵も出来たから通常の作業に戻ったから、これからは極端な疲労は来ないはずなのに。 8月14日(月曜日)曇り、雨 天候は台風の雲行きで、時々風が吹きさぁ~と風が来る。これは大変と、午前中に柵作りを完成させて、沖の田の草を叩く。「もうちさん」のビニールハウスの廃材がまだ残っているとY氏から言われその回収。家に持ち帰り積み上げた所で雨が来た、午後3時だった。よく頑張ったのでシャワーを浴びて、ビールを飲みながら、六角精児の呑み鉄日本旅を見る。よく頑張るのは良い事だが、疲れで強い睡魔その夜は音楽もなくダウン。 自問自答する。何のために頑張っている?運動のためだ。でもキチンとしないと気が済まないのでどうしてやりすぎて他の時間が犠牲になる。そして砂糖は、5000kg分しか売れない。1700kgが残る見込みだ。作付け面積が広すぎるのだ。取り敢えず今年は、短く収穫し収量を抑えて5000kgにするつもりだ。来年はどうすれば良いのだろう、作付面積を減らす?一方でニンニクとか他の野菜を作りたい希望もあるし。 とにかくすることいっぱいで収拾がつかなくなっている。いずれ体からやめなさいと命令が下るはず、それまで「今」を続けるか? 定年後することがない人は、どうするのか結構大きな課題を抱えて突入する。僕の場合はすることが多すぎて倒れそう。現職時代によく考えておくことですね。 8月13日(日曜日)晴れ 殺人的な暑さに、昨夜深夜までドラマを見たせいでぐったり。朝食の後もう一度寝て英語、途中で2度目の朝寝でやっと覚醒。 台風がだんだんと四国寄りになっているから、サトウキビの柵は急がなければならない、頑張るものの暑く、途中で車のエアコンで強制冷却。頑張りたらず、もう一日かかりそうだ。 夜トイレに行く時、この部屋から出たすぐの所にまむしが這っているのを見て、クワの先で叩くが、マムシはトグロを巻く、多分あれは飛びかかるための姿勢、今回は棒が長くあまりにも激しく叩いたので、マムシにもチャンスはなく助かったかもしれない。 何れにしても、この近辺に巣があって、まだ沢山付近を徘徊している、そうでなきゃたまたま遭遇が2回も続く訳がない、かなりやばい所に住んでいるみたいだ。ドアを開けたちょっとの隙に部屋に上がり込んだりすれば最悪だ。 8月12日(土曜日)晴れ 今日は懇親会の日、農作業も期日が迫っている(台風襲来の為)が手付かず。先ずは預金のチェック。ここ最近粗く使っているから。懇親会の予算も確認。安芸市の「寺尾」でシマ鯵、ケンサキイカ、野市のフジで焼肉用肉。料理の先生にはナスのたたき、キノコポン酢、ネギのヌタ和えを頼んだ。 懇親会は午後7時から、旅程はチェコ「プラハで7日滞在のみ」を相談したが、チェコでそんなに過ごす観光所はないと言われた。ドイツのドレスデン、ハンガリーのブタペストなども加えたスケジュールが良いと言う。 僕としてはどうしてもプラハへ行きたい理由はないから、ウイーンを主としてプラハはおまけ的な2日間位としたらどうかと思った。ウィーンではコンサートとオペラの2本は必須、ザルツブルクでも1本とし、後は観光に充てる案はどうかな? その深夜、THE TEAMの2巻を見てこのシリーズを見終える。ブリュッセル、ウィーン、ハンブルク、アムステルダム、モロッコ、シリアを含む国際犯罪のドラマで見応えがある。結末になって筋が見えてきた(シリアの4枚の秘宝をイギリスに持ち込む2人の若者男女に、それを略奪しようとする古物商、そこに死者が続出しブリュッセル、ハンブルク、アムステルダムの警察がチームを組んで事件を解明する) 8月11日(金曜日)晴れ 1991年、新婚旅行にマウイ島のラハイナに行った。その時も(今もそうだが)英語は分からなかったが、割と度胸があってガイドなしの旅行だった。それで夜の食事に街を散策し、分厚いステーキが美味かったのと、その後別の店バーに行って、トロピカルカクテルを呑んだ。なんとなく感じで掴む英語の理解だったが、とても丁寧に話してくれたので分かったような気分だった。ダイビングの船にも乗って僕は素潜りで楽しんだ。物凄く好印象を持った最初の外国の街だった。それが、灰塵と化してしまった。僕の最後の外国旅行はここかなと思っていただけに残念である。 東京行き飛行機とホテルを予約した。あとは東京での遊びを組み立てる事。候補は池袋のIMAX映画館、有楽町のドルビーシアター映画館、上野美術館、秋葉原、お茶の水のDiskunion、ヨドバシカメラ。ゆっくり考えよう。 午後は、草刈り、太陽が強く熱が体から抜けていかない、休憩を早めに取って軽四トラックで冷房をつけて強制冷却。身体が冷えたところでサトウキビの転倒防止柵の組み立て、明日完成の予定。 夕刻は料理の先生と明日の懇談会食事メニューの打ち合わせ。 夜は、昨日チェックしたAmazon primeの「THE TEAM」シリアの宝を持ち出した若い二人を追って、ウィーンの古物収集家の指示で、シリアのUCが殺人(ISをもじっている)を行う、これに、デンマーク、ベルギーー、ドイツの警察がチームを組んで解明するドラマ。SWATの様にハマってしまった。後2巻で見終える。 8月10日(木曜日)雨 昨日は農作業の様な激しい運動がなかったので3時半に目覚めた。殺しへのライン/アンソニー・ホロビッツを布団の中で読み終えて再び寝た。いささか睡眠不足で疲れ気味だが、今日は雨で何も出来ないからそれでいい。英語の勉強、雑誌のスキャン取り込み、音楽のハイレゾ編集と部屋の中での作業に充てた。する事は山積している。 午後雨が上がったので草刈りに出かけたが再び大雨が来て中止。サトウキビは一部が倒れていた、太陽が出る前に元に戻さなければ曲がってしまう。次の台風7号の風が吹く前に粗仕上げでも転倒防止策は必須。そんな時に懇親会の約束などしなければ良かった(8/12に予定)が、その時には台風のタの字もなかった。 夜はアールクルーのLiving Inside Your Loveを編集しながら聴く。音源はLPながらSL1000Rで再生した音は素晴らしい。いつまでも聴き続けていたい魔力がある。アナログレコードもここまで基本を徹底すると、いい音色が得られますね。特にジャズとロックはその傾向が強い。毎夜毎夜気持ち良い音で完全に満足しているのに、大枚を払って生音を聞くため街に出かける必要が何処にある?今回2つの旅を試算すれば30万円程の出費だ。先は長くないので今楽しんだら良い声も聞こえるが、そんな事をせずとも今楽しいのだが。どう考えるべきかな? 8月9日(水曜日)雨 ちょっとは台風としての威厳を見せておかないと舐められると思ったのか、今朝からかなり本格的に降っている。今日は西川クリニックで3ヶ月点検。尿管結石と腎臓。以前血尿が出て以来妙に心配で点検を受ける様になった。先月末大変な下痢でCTスキャンを撮って腎臓も一緒に見てもらったから、今回の点検は安心感があったが、やはり問題なかった。次回は11月22日。 病院のすぐ隣にある「とら」の中華料理店で昼飯。ラーメンと焼き飯1/2セット。ところがこれが1/2なの?と聞き直した、見た感じは1人前だ。美味しかったので文句はないが、夜飯は抜きだと覚悟した。支払いの時店員に「多いね!」「ウチのは少し多めなんです」高知の少しはあてにならん。 次に向かったのはシキデンさん、アーカムのSACDプレーヤーの引き取り。だが大雨、台風の雨雲は東から西に向かっているので、ずっと大雨の中を走り続けた。少しの雨の間隙を縫って買い物を済ませ、次は野市の書店、ここで再び大雨に遭遇、待っても止まないので店に飛び込んだ。レーダーで確認するも線状降水帯で止みそうにない、次は夕食の食材にAMAXさんへ、ここでも30分くらい待つが豪雨のまま駐車場から動けず。1時間に10cm位降っている計算だ、買い物を終え芸西村に入ると雨は止んだと言うか、降ってなかった。結局芸西村60mmに対して香南市は280mmだった。 さてアーカムのSACD、CDでは前任のソニーX7ESDよりも解像度が上がって、低域が少し膨らんだかな。SACDは比較するものがないが、フルトベングラーのSACDがやっと正しく評価できる様になったかな?朝比奈隆のブルックナー8番はややきらびやか?これはCD層のないSACDで、元音が不明。ただ、両方のアルバムも広帯域の余裕の中からの音出しで、音色はともかく弱音のファゴットなどが聞き取れるのに、にんまりだ。問題はこのシステムが大量の熱を出すので、夏場は休場せざるを得ない事。せっかく買ったのに。 8月8日(火曜日)雨 昨夜から午前中台風関係の雨が降ったが、午後は僕の読み通り上がって草刈り。ただ雨上がりの炎天下は湿度が高く汗が吹き出た。でも今日の草刈りで、その山場は超えた。未だ数日要するがそんなに難しいところはない。 赤野の親類から電話で呑む話。チェコ在住のK君を交えて外国の話と来年渡航の打ち合わせ。息子も声かけたが参加するか不明。料理の先生に腕を振るってもらう様に頼んだ。 普段飲む相手はナスかピーマンの話が多い中で、全く違う世界の話題が飛び交う、楽しみだ。 今夜はドービーブラザース/Takin it to the Streetsを編集しながら聴く。このメンバーのアルバムは音が良いので、昔からデモに活用した。元々悪くない音楽だし、何度も聞けば好きになるのは仕方ない。 夏場はメインのステレオ装置は大量の熱を出すのでお休みしている。編集しているPCとオーディオ一式は、メインシステムとは直角に設置してあり、椅子を動かして試聴する。こちらの方がスピーカーからの距離もあってゆったり聴ける。音がなじんだのか、僕の耳がスピーカーになじんだのか不明だが、最近は気持ちよい音が出ている。 8月7日(月曜日)雨 23時と3時ごろ大雨が降った。芸西村は110ミリ/24時間雨量。雨雲レーダーを見れば長続きしそうになく心配はしなかったし、雨は上がると見た。午後からは案の定上がって西下の草刈り。ヒエが強情で時間を食った。毎日草刈機を右に左に振っているのは大汗の元だが、僕的には腸を捻る運動はどうやら便秘に効果があるのではないかと思っている。毎朝のお通じは腸の中身がスコンと抜ける様な感じで、座る時間は3分位で終わる。座りながら読む本を構えてあるが、中々ページが進まない課題を抱えている。 アブに刺された時から読み始めた、「その裁きは死/アンソニー・ホロビッツ」を読み終え、「殺しへのライン」(3冊目)に突入した。このシリーズは全部で8巻の予定との事。元刑事ホーソーンが事件を解決するのを、作家アンソニー・ホロビッツが取材して小説化したもの。謎解きは複雑で、僕のボンクラ頭では推理など到底不可能な深さがある。翻訳者の山田蘭氏も思わずページを遡ると、あとがきで紹介するほど。ドラマSWATが終わり今度は推理小説。娯楽はいい加減にして普通の生活に戻らなければと反省しているのだが。 8月6日(日曜日)晴れ 午後は相当ひどい雨が来ると予報だったので晴れている朝の間に、文旦の草刈り、ついでにサトウキビの草刈りもと欲張った。が結局雨はやってこなかった。これで天気予報は3日続けて間違った。彼らは間違っても罪の意識はないから平然としているのを見れば腹が立つ。それで、もう今夕から天気予報は見ない(信用しない)ことにした。彼らは全然プロでも何でもない。単なるコンピューター予測の代弁者だ。Aiに代わってもらっても何ら支障ない人たち。 これからは雨雲レーダーを見て、空を見上げ自分で判断する事にした。 午後は英語の勉強、今までのパターンを反転させた感じだが、妙に感じが違うし、身体を動かしてないので食欲がないのも不満だ。 今夕は40年近く昔オープンテープに録音した、ショスタコ7番レニングラード/ノイマンチェコフィルをFLACに編集した。当時はオランダのコンセルトヘボー(フィリップスの録音が多かった)よりもノイマンチェコフィルが有名だった。良い音のアルバムが多かったし、当時ドボルザークの交響曲9番/新世界の人気が一気に広がったのも影響している。その勢いを買ってショスタコに挑戦したのがこのアルバム(だと思う)。オープンテープに録音していたからそこそこの音質で残っている。(カセットテープなんかに浮気せず、オープン一筋で来たなら、もっと多くの名盤が手元にあった筈なのに、いやいやそうではありません、録音機なんかに手を出さずLPを買っておけば良かったのかも、人生終盤になって始めてわかったことですが) 8月5日(土曜日)晴れ インドでAIキャスター「リサ」が登場した。75言語を操り多方面のニュースも解説できる。いずれこうなるだろう。チャットGTP「ゲン」で読み上げてもらう日本語も英語もネイティブそのものだから、業務用となればなおさら完成度が高いだろう。僕の頭が耄碌し始める8-9年後には、僕の友人が画面に登場し話し相手を務めてくれるようになるかも知れない。そうなれば、友人を少し改造して(神への冒涜?)僕の思うような話し相手を務めてくれるようにできるかもしれない。 昨晩のニュースで台風が折れ曲がって九州上陸の予想が発表された。これは大変だと、朝から篠突く雨の中、つくね芋の柵を作った。途中から晴れて来て猛暑。今日始めて靴の中に水がたまってチャポチャポした。勿論汗で。 午後は休憩の後、文旦の草刈り。これも始めてのことが起きた。ポタポタと汗が滴り落ちた。今までの汗はうっすらと身体のや顔に水滴が噴いている状態だった。これだけ水分が出れば補給も同量で、今年はじめて3リットルの水を飲んだ。ビタミンも塩分も流れ出しているだろうから、身体の栄養バランスはかなり狂っているのでは?昨晩同様、疲れで20:20に就寝で朝まで一直線。 8月4日(金曜日)晴れ 僕だけの偏見かも知れないが、この異常気象は今後も続き、人類の生存はここ数十年で危うくなって来るのでは無いか?と懸念する。先ずは矛先が食料。原因は熱波か日照り。インドはすでにコメの輸出を禁止した。(インドも力をつけて来ると中国のように傍若無人に振る舞うリスクを持って居るとわかった。米は止むなき結論だとしても) 砂糖の値段も上がった。僕が統計を取り始めてからこれで2度の改定をしている。僕の販売に影響が出るかな?なんだかんだと言っても世界はグローバル化して、流通は多義に渡り拡大しているから、豊作/不作は世界中がリンクしている。だから悪化すれば世界同時に一気に悪化し全滅の憂き目にあう可能性がある。僕のサトウキビも盗まれる可能性がある。 昔、中村邦夫氏が現代は正にオセロゲームだと言っていた。一気に白黒が反転する。皮肉にも言った本人も自分の会社が黒に反転するとは思ってなかっただろうが。 iPhoneはいろんな業界を取り込んで利益を独り占めした。1号機から使って来てこれほど便利なものは無いと13号機までに使い続けている。当時iPhoneがいろんなメーカの敵になるなんて誰も思っていなかっただろう、でもそうなった。 転じて、どこに人類の敵が隠れているかも知れず、多分今の延長線上で見える敵は(例えば化石燃料消費による温暖化)実はそれ程脅威ではなく、もっと深刻な何かが出現するかも知れない。そしてそれはハリウッドやネットフィリックスで既に暗示されているかも知れないと、最近は配信の映画に傾注している(こじつけです) 8月3日(木曜日)晴れ 台風6号の雨は夜中に降って、日中は晴れていた。そして僕の手も腫れ上がり、皮膚が伸びきってその圧力で指や腕が痛む。予想外の災難。医者にゆくと血清の様な薬をゆっくりと注射された。飲み薬2日分。注射のためか眠くて帰るのがやっとだった。薬を飲んで寝る。昼前に起床。軽い昼食。薬でまた眠る。 普段健康な時は部屋にいる時は楽しい事務が山積し、どれから手をつければと迷うが、この手の痛みでする気が失せた。 僕の多趣味は病気と健康の分水嶺があって、少しでも病気に傾くとたちまち興味を失ってゆく脆いものだと知った。 夕刻には少しだけ回復して、少しだけ興味も復活してマーラー交響曲4番をハイテンク/コンセルトヘボーで聴く。100枚BOX版ハイテンクのマーラーは同じ楽曲が時代を変えて2曲収録されている、評論を読めば、コンセルトヘボーは金管を使ったマーラーやブルックナーが得意と書かれている。今回京都で聴くコンセルトヘボーはチャイコフスキー5番だ。指揮はファビオ・ルイージで結構律儀な人。「正統路線で推してくる指揮者と少しだけ華のある楽団」との見立ては僕の独断。 8月2日水曜日)晴れ 晴れている間に文旦の草刈りと目論むが、結局ずっと晴れていた。草刈りの時、右手に火の粉が降りかかった痛みを感じた、見れば「アブ」叩いたが逃げられた。噛まれ方が酷かったので、摘んで液を絞り出した、すると腕全体にピリピリする電気が走った。その後、噛まれた手の甲が腫れ上がり、指が曲がらない様になった。歳ともに虫刺されに弱くなっていたがここまでだとは予想だにできなかった。 夕刻、夜須のおばさん所でお惣菜を買って、友人と懇親会。人口あたりで高知県が一番喫茶店が多い話題になった。今朝は日経新聞で芸西村がふるさと納税額が多い記事を読み、高知自慢が増えた。スターバックスもコメダ珈琲も進出が少ないのは過当競争のせいかも知れないと自分なりの分析。 8月1日(火曜日)晴れ 今日の太陽は強烈。夏特有の水蒸気のモヤがなくいきなり肌を刺す、服を着てても通り抜ける様な感じ(理論的には赤外線は通り抜けますから、ありです)。高知は海風が抜けるので測定上は高温にならないが、炎天下は別の世界が存在する。化石燃料の使用が収まらない今、いつまで持ち堪えるだろうか?かなり深刻な問題だと思う。 昨日回収した廃材の整理、あまりの暑さで心臓の鼓動が速い。少し休憩を挟みながら進めた、今日の作業はきつかった。しかし不思議なもので、このきつい作業は、夏と年末の冬にやってくるが、この時が一番体の調子が良く、春と秋の季節の良い時は、同じ様な作業量でも何となくスカッとしない。周りの人たちは、「健康あっての農作業だからね」と声をかけてくれる。 僕として困惑し取り敢えずやれるだけやってみようと思っている。毎日きつい作業をしていると、雨などで、その負荷がないと妙に体の置き場所がなくなる。プールはそのエネルギーの捨て場所。それさえも叶わない時は、砂浜の散歩。ニッケル水素電池の様に、その日の内にエネルギーを空にしてから、翌朝までに充電する。もし都会に住んだらこのエネルギーはどこで発散させるのだろう?そう考えると、老後は田舎暮らしの選択は僕にとってよかったかも知れない。 シキデンさんから電話。「アーカムのSACD=CDS50が安価になったの買ったらどうか?」確かイギリスの会社で最近売り出し中と雑誌で読んだ。本当は最後のSACDプレーヤーとしてしっかりとしたのが欲しかったが、最適品がないので、当分の間に合わせとして受けることにした(それまで生きていられるかが問題だが、そして案外これで満足なんかしたりして) 7月31日(月曜日)薄曇り 午前中の英語は丁度ヒアリングテストだった。4問とも正解だった。やっぱりSWATの映画が効いていたのかな。 今、アメリカ旅行の写真の整理とコメント書き直している、この旅はジャズの旅だった。大阪のショウルームに来られたアメリカ人はジャズならニューオリンズだよと言われた。次の選択肢として有りかな?それともジャズでは無いが話題沸騰のナッシュビルかな。何にしても趣味の旅用に英語は離さないでおこうと思う。 もう随分前になるが、SL1000Rを使って、LPからオリンパスのICレコーダーに録音したデータがある。このデジタルデータに曲名とジャケット写真を付加し整理している。その音質だがスピーカーがどんどん馴染んできて、針音の雑音を考えなければ、実にいい音で鳴るようになった。どっしりと腰を据えた安定感のある音。帯域の狭いLPから出ているとは思えない弾んだ音。100アルバムくらいある、この気持ち良さはどこから来る。音楽が好きよりも「音が好きだ」その他にもっと昔、高松や小田急のショウルームに勤めている時、録音したオープンテープもデジタル録音で保存している。こちらも40年ほどの時空を超えて生き返っている。こちらも1700巻ほどあって、データ量がWAVで400GBほどある。DSD変換するのでもっと増える可能性がある。 7月30日(日曜日)晴れ SWATで狂った僕の生活も今日で終わった。80巻全て見た。残るは、長尺のSWATの映画版。こちらは登場人物も違いどうしても見るべきものではないと思った。 午前中英会話の勉強、夜は英語のドラマで、複雑な会話以外字幕がなくてもわかるようになったのが、このドラマにハマった副産物か?ヒアリングは慣れしかないと思いましたね。 ビニールハウス廃材回収は少しづつ進捗。この少しづつの進捗は見えるのが良い。農業日記を見ると、昨年は草刈りと棚の補修を行なっていた。午後の時間を全て投入していたから、今年も前年比100%の頑張りで同等か。 今日は土用のうなぎの日。すっかり忘れていた。この忙しは何もかもを押し流してしまう。先日見たインディ・ジョーンズの話、アルキメデスが魔法のタイムマシーンを現世まで残していたが、それは誰が操作してもアルキメデスの生きた紀元前214年に辿り着く設定だった。この様に、僕が何をしようとも、何を考えても、全ては既定路線なのかも知れない。 7月29日(土曜日)晴れ 読書が停滞し始めた。一つはビニールハウスの廃材を回収する作業が飛び込んで来て、昼食どき読書をする時間が極端に減った。二つ目には「SWAT」amazonプライムの連続ドラマにハマって夜の時間が完全にこれに移行した。三つ目には加齢による頭の酷使はできるだけ避けたい。これまでの人生で1番充実度や満足度が高い過ごし方は読書だったのに、それを放置しているのはなんたるザマだ。 個々の事情はあるが、大きな流れに乗って進んでいるかも知れない。 近所の別の岡村さんから、ビニールハウスの廃材を回収に来たら?と電話。こちらは廃材でなくまだ未使用の材木もあった。軽トラック2台分。僕は臨戦態勢で草刈りは中断し、回収に専念した。 一方息子は車をこちらで預かって欲しいと月曜日に車を持ってくると言う。もう40年近い古い車なので、車庫で保管するしかない、その車庫にはこの春回収した廃材が積んである。その整理もある。 夏だというのの、することが一杯で熱中症などに構って居られない。水が身体の中を通過している限り大丈夫だと過信して無理をする。その水だが、Amazonで買った水、ブランド名はAmazon。この水は美味い。そして翌日目が霞まない、目やにが出ない。ペットボトルには外装なし。この水を飲むと他の水が臭い。 今日は納涼祭だが、コロナが怖いのと、SWATを見るために夜は外出せず、部屋から花火大会を見た。村なのに大玉があって30分も続いた。もう他所の花火大会に行かなくても良い満足度があった。 7月28日(金曜日)晴れ 昨日は朝から作業で英語ができず、今日こそは、ところが高知市の友人がやって来た。2時間喋りっぱなしの後帰って行った。 その一方的な話の中に土佐市(高知市のすぐ西側の街)にJBL4343にマッキントッシュのアンプ構成のオーディオマニアがいるので会ってみないか?と情報があった。興味は湧くがこれ以上交際範囲を広げるのはどうか?もう自分の事さえ出来ない手一杯状態だ。それに最近はクラシック音楽に傾倒している。ここでジャズ路線(JBL+マッキンは明らかにジャズ路線)を付け加えれば耳に変調を来し(スピーカー設定を変更するため)、秋のクラシックコンサートに影響が出る可能性ありだ。 農業ができなくなった時の控えとしてお付き合いしたら?と外部の声も聞こえるので迷う。一方、アマゾンのSWATドラマを断ち切れなくなっている。約80本のドラマだ。 午後は、ビニールハウスの廃材回収の後、文旦の草刈り。今日で南側の畑は刈り終えた。先日まで草との戦いは有利に進捗して居たが、廃材回収が数件飛び込んで来て些か不利な展開になった。天候が安定しているので、一定量の作業を続ければ8/6までに解決すると思う。この日は室戸まで自転車で行き、向こうで活躍する知人と酒を呑む予定だ。体力に問題あるかも知れないので練習の必要ありだが。こちらも明らかに手を広げすぎ。 7月27日(木曜日)晴れ 熱中症アラートが発令された。近所の岡村さんから電話があって、ビニールハウスの廃材を取りに来てくれ。8時から出かけた。軽トラックに2杯分。持って帰って使える長い廃材は倉庫に、使えないものは駐車場に積む。ついでに先日電話をして了解を貰った農家の廃材も回収する。こちらは釘があってそれを抜かないと倉庫に整理できない、炎天下で釘を抜いていると頭が痛くなった。熱中症の初期だ。急いで車の中に駆け込み冷房をつけて水を飲みながら休憩。収まって再開。疲れ果てるまで作業をして、午後4時から文旦の草刈り。 近所で僕よりも若い人が脳梗塞なった。仕事を辞めてから家でぶらぶらしたあと、病院の運転手のアルバイトをしていた。お酒は強い方で、顔がお酒焼けしていた。これと言う運動なしで、お酒を飲むと、もうこの歳では必ずどこかに支障が出て来ますね。僕は、それが怖くて、厳しいながらも1日の半分は農作業に充てている。それが効果あるのかどうか不明ですが。多分適度な作業はいいのだろうが自分に応じた適度が不明。 今夜もSWATをフラフラになるまで。 7月26日(水曜日)晴れ 明日は天満宮様の大掃除だ、草刈りなので、僕は1日早く行って1/4程を仕上げた。草刈りは日常なので早くて綺麗に仕上げられるが、問題は小石を跳ねるので近くに人が居られない事だ。誰も来てない1日早くはこうした意味。それでも間違えてくる人が3人居た。 帰って疲れで昼まで熟睡(刈った草を箒で掃いたのが疲れに効いた)。 午後砂糖を出荷し、文旦の草刈り。早めに仕事を終えて、午後7時からSWAT5巻。深夜まで見てフラフラで布団に倒れこむ。 7月25日(火曜日)晴れ 抜けるような青空。暑い。かっぱ市場に砂糖を出荷した後、電話のあった岡村さんの農家の廃材を回収。短く切ってコンテナに収めた。熱くて2度ばかり休憩。今、ビニールハウスは土をビニールで覆い、ビニールハウスのそのものも窓を閉じ、蒸し焼き状態で土を殺菌する。おそらく50-60度くらい。廃材はその隣にあったので、このハウスからの輻射熱で熱いのなんの。暑さでは根を上げない私ですが、今回ばかりは。 それを終えて今度は文旦の草刈り、こちらは体の防衛のために色んなものでカバー用具を身につけるので、これまた暑い。でも午後4時を回り光線も弱ってきたのでなんとか。 どうやら先日から、悪い病気に罹ったようだ。AmazonプライムでSWATを見ないことには1日が終わらない状態に陥った。きつい作業の後で睡眠が必要なのに体力の限界を超えて深夜まで4巻を見てしまう。何の教訓も得られないドラマでダラダラと見続けるだけだが終われない。中々電源のスイッチが押せず、次のエピソードのスイッチを押す。もう何ともならない状態になったら布団に倒れこむ。 7月24日(月曜日)雨 思わぬ伏兵が、朝晴れていた天候はみるみるうちに曇って大雨がやってきた。予定していた午後の草刈りは中止。ラジオ英会話が聞けないほどの豪雨。後期高齢者の納付金を払って、作業は午後3時から。倉庫に積んだアビトンの廃材を整理した。駐車場料金が高いと嘆く息子の車を保管するため。廃材は重く多くまだ数日かかる。そこに近所の人2名から電話、ビニールハウスの廃材を取りに来てくれ!岡村さんの廃材集めも定着した。(電話をかけてくれた2人も岡村さんですが) 午後4時半夜須のお惣菜屋さんへ、帰って風呂焚きと倉庫の整理。晴れてきて汗が滴るようになったので作業終了。 今日はなんだか何もしたくない気分、それでAmazonプライムのSWAT6-10巻をみる。少しのアクションと人間ドラマを含んで、何にも考えずに楽しめる堕落への道に突入した。昨年まではこんな安易な過ごし方はしなかったのに。そういえば今日の午前中は草刈りの疲れか?ダラダラと寝てしまった。71歳になって張りつめていた気力が急速に抜けていく気がする。危険信号が灯っている。 7月23日(日曜日)晴れ 息子は朝食を食べてから帰った。僕はやっと解放され英語の勉強するも疲れで居眠りし、なかなか進まない。午後は荷物を発送し、沖の柿の木の下草を刈った、帰りに親類の畑の草刈り、奥様が謝礼と水羊羹をくれた。その足で文旦の草刈り。先週行った跡は見事に「タチスズメノヒエ」が伸びていてもう10cmの葉を伸ばしていた。30cmなると刈るの時期なので、後猶予は2週間か?身体はこの暑さに馴染んでいてとんでもない汗が噴き出る。短時間で水2リットルの消費。多分農家の人はこんな体質だから熱中症にならないだろうと思う。 昨日沸かした風呂はまだ熱く焚かなくても入れた。結構便利な事もある。早めの食事を終えて部屋で寛ぐとたちまち睡魔、だがそうは言ってられない。 昨日の写真を整理する、前回3月22日の訪問の四国水族館アルバムを作成したが、それに今回の新規を追加した。4000万画素の威力は凄く小さな魚も切り取りをすれば十分使える。一つづつ拾って行くと、この水族館でも物凄い数の魚を飼育しているのが分かる。この写真にネットで収集したデータを追加すれば、立派な自宅水族館が出来上がる。これぞ私の水族館だ。でも、水族館で掲載している写真は「魚が動いている」のに私の写真は単なる図鑑的静止画なのだ。写真技術の未熟さを感じます。 7月22日(土曜日)晴れ 息子から昨晩メール。「明日四国水族館に行こう」。突然だし僕的には疲れもあったし、サトウキビを束に結んで転倒防止の柵に上手く導く作業があったので気持ちは消極的だったが、折角の休みで楽しみにしているだろうから、行く事にした。 それでもサトウキビの結束は必要だから作業を行うも、息子も手伝って午前10時には出発できた。坂出市の「こだわり麵屋」さんでうどん。格別これという味ではなかったが、腹は膨れた。トッピングに、レンコン、芋、玉ねぎの揚げ物を追加した為か? 四国水族館はほぼ満員のお客様だった。前回の撮りこぼしを撮影して、イルカショー。上手く空を飛ぶイルカを撮影できた。 帰りにゆめタウン丸亀。紀伊国屋書店以外見るべきものはなかった。レストラン街も出店は少なく、無理にここで食って帰る必要なないなぁと確認。一路芸西村に。二人の誕生日会を焼肉屋さんで開催しようと話していたが、息子の思惑は家で開催する事であって店舗ではなかった、肉と野菜を買って帰る事に。面倒だが調理の作業が課せられた。 もうクタクタの上に風呂を沸かし、沸くまで散歩をし、息子が風呂に入っている間に食事を準備して肉を800g食った。 僕はもう寝るしかない状態なのに、息子は新・仮面ライダーを見るという。だがプロジェクターがHDMIを認識しなくなって断念。42型テレビで見てもらった。やっと解放され風呂に入って就寝。疲れたなぁ、ここのところDie Hardが続いているなぁ。 7月21日(金曜日)晴れ 昨夜早く寝たので6時に起床できた、車で佐多岬灯台に向かった。道は細く曲りくねり、樹木は高く視界は効かず、その上キリがかかりただ走るだけ。そんな辺鄙にも人が住んでいた。漁民とみかんを栽培する農家。山は急勾配なので農家は大変だ。老人が多く救急車の到着も遅くヤキモキするだろうな。 灯台への道は駐車場から徒歩で30分。上り降り道で、地面は舗装されている故に苔が生え滑りそうで大変危険。歩道入り口に杖があったが大正解。誰も会わなかったが、行くのを躊躇するのは分かるような気がする。あまりにもきつく、大汗をかくからだ。やっとついた岬の展望台は木に覆われ全然展望できない。又灯台は今やGPSが航路を明確にして灯台の役目は終えている。この有名な灯台も早晩役目を終了し、記念碑になる運命だろう。建屋も錆や汚れを放置したままで、誰がなんと言おうとも管理自体がそれを物語っていた。 帰りはスピードを上げて8時6分帰着(30分)。朝食、これまたすごい。凄いが油物が多かった。相手は魚なので問題はないが、これがこちらの常識なのだろう。食事を終えて出発、一路愛南町一本松を目指す。ここの市場で河内晩柑を購入するのだ。だがそれは汚いみかんだった。今年は雪が降って不作で、クレームも多いと言われた。一袋買った。800円。 他に用事はなく明るい間に帰ろうと一路芸西村に向かったが高知自動車道で故障車のため30分停車。野市のCoCo壱番屋でナス豚カレー350gの昼食兼夕食。帰って洗濯。 疲れで、久しぶりの夜の音楽はなし。 7月20日(木曜日)晴れ 朝起きて天気の様子を見ようとカーテンを開けると目の前に福山城がでぇ~んと腰を据えていた。市場規模(当時)とお城の規模が釣り合わない(立派すぎる)のは、水野勝成が家康の従兄だったためか。 朝食は「なか卯さんの8種野菜そば」美味かった。ホテルの朝食1500円も美味そうだったが、こちらに軍配上がる(はず)。外食のない生活から一転して外食ばかり。美味いですね。 急いでカーナビをセットして大三島美術館へ向かって出発。ここで美術館めぐりをする為。5館セット1500円を購入。5館の内、大三島美術館と村上三島の2館が秀逸。他の3館はこれでお金を取るのか?島はのんびりしている筈なのに居心地が悪かったのはなんでだろう。 次は佐多岬の三崎港にある「えびす旅館」さんへ。16:00着(メチャ遠かった)。気の良いおかみさん、娘さんで、建物は古いが気にならない。それによく手入れされていた。付近を散歩すれば、大きなアコウの木が3本あった。街として扱いがなおざりな感じで、惜しいような気がする。 丘の上に上がって、大分へ向かったフェリーが帰港するのを撮影した。丘は集合住宅が建っていたが殆ど入居者がいない。背後の山に侵食されつつある。爺さんが椅子に座って夕涼み。蚊がいるだろうに、妙に裏淋しい、一声かけて退散。 帰って入浴後食事、魚ざんまいの食事。次から次へ、もう食べきれないよう。最後の「なめろう」のご飯は決定打で打ちのめされた。料理は食べあげたが、ビールは殆ど残した。部屋に帰って軽くシャワーを浴びて歯を磨けば段々と腹がこなれて来た。これが魚ざんまいの料理の魅力か?恐れ入りました。外は未だ薄明るくて散歩もできそうだったが、寝ることにした。 7月19日(水曜日)雨 良いホテルに泊まるも朝食は「マクドナルド」、あいにくの雨で厳島の水族館へ行くのを変更した為、時間の都合で朝食は決まった。でも、久しぶりのメガマフィンは感動する味だった。午前8時半イオンIMAX映画館No11で「インディージョーンズ/運命のダイヤル」出演者「ハリソンフォードのインディ」と「フィービー・ウォーラー・ブリッジのヘレナ・ショー」の「マッツ・ミケルセンのユルゲン・フォラー」主にこの3人が演じる。 時空を超える力のある秘宝の奪い合いで、悪役のユルゲン・フォラーが秘宝を誤って操作し、紀元前212年のギリシャまで遡り、秘宝を設計&製作したアルキメデスと出会う。スピルバーグならではの中々面白い筋書き。 当然洞窟が登場し、上から雫が落ちるのがドルビーアトムス効果で本当に上から下に落ちる。感動だ。我が家もアトムスを導入しなければと思った。 11:30映画終了、IMAXはレーザー光線で黒沈みが得意、結果会場が暗くて出演者の一覧が終わるまで席を立てなかった。 車に乗って福山方向を目指すと、晴れて来たので尾道に方向転換、駅前を散策する作戦に。千光寺をカーナビにセットすればとんでもない向島に案内された。再び尾道駅まで引き返し、お寺めぐり、その最終に千光寺があった。山の中腹からの眺めは素晴らしく、中井精也じゃないけど、JR山陽線を小さく撮影した。後で調べると猫歩きのルートもあるらしい。散策を終えて尾道~福山に向かう道中で雨がやって来て、天候に恵まれた1日だったと思った。 大和ロイネットホテル福山のH嬢さんにお好み焼きの店「ねぎ焼きZ」さんを紹介いただき、スペシャルとZ特選を注文したら、中々美味しくいただけたので、ホテルには感想を伝えた。 7月18日(火曜日)晴れ 折角の旅行日なのに腹の調子が悪く、朝食が食べられなかったしその後前回と同じように下痢。出発予定の9時までに、仏様神様にシキビと榊を切ってお供えする。予定が詰まっているから定刻に出発した。 しまなみ街道の島の一つ生口島で「平山郁夫美術館」この人の絵は対面するまで認識が無かったが、ラクダに乗ったキャラバン隊を見てハッキリと認識した。誤解があったのは、「モロッコのような地方の砂漠だろう」は間違いで、シルクロードの中央アジア近辺のようだった。氏は中国の文化に感化されていたようだが、もし、その頃の中国が現代の振る舞いをしてたら、氏は筆を取ったのだろうか? その後広島プリンスホテルへ、カーナビが間違った交差点を教えて、元の道に戻ろうとすれば車線変更違反で6000円、折角のゴールドが消えた。 ホテルはG7の国旗を飾ってあった。フロントの女性に聞いた「彼等はお好み焼きを食べたのか?」「何処かの体験会で召し上がって頂いたと思います」と。食事に広電で宇品港~神屋町、「タワーレコード」ここはクラシックジャズのレコードは貧相で試聴もなくパス、「丸善」こちらは興味深い書籍が4点ほど見つかった。帰ってAmazonで発注しよう、 元広島在住のN子にメール、どこが美味しい?広島を離れて久しく、昔のビルでは「カナちゃん」だった。しかし現ビルには無いと答えると、「チャンがつく名前で選んで」と回答が来た。そこで「山ちゃん」に入った。このビルには営業してない店も半分ほどあった。「うどんお好み焼き」を注文990円。欧米のお客様多く、僕と同年代のおばちゃんは堂々と対応。生の英語で鍛えられているからヒアリングに強い。 帰りは福屋百貨店前から出ている広島バスに乗ればOKとホテルに確認。乗車すれば広島港止まり。徒歩30分でホテル。車の旅だがよく歩きました。 7月17日(月曜日)晴れ 昨日よりも完璧な晴れ、完璧な夏の高知は南風が吹き気温は上がらないし、蒸し暑くもないので過ごしやすい、が一度太陽光の下に出れば容赦のない光線で焼かれ、汗が噴き出る。草刈りはほぼ平年のスピードに追いついた。 ピーマンや茄子の手伝いで遅れに遅れていたサトウキビや文旦の草刈りの事。そして最も重要なことは、昨年並みの体調が維持できている事。しんどくてどうしようもない事も未だ何とか乗り越えられている。いつまで続けられるか不明だが注意を払って過ごしたい。 夜の音楽はカウントベイシーのLP録音をDSDに変換し、その後聴く。スピーカー(SB-PF800)がもう一つ馴染んでないのが明確にわかる音。鳴らし込みを続ければ多分行けそう、ダメなら選手交代か。 針音は少しあるが気にかからない程度。LP独自の柔かな音ではないのは元音源がSL-1000Rによるものか。 鋼と羊の森/宮下奈都を読み終えた。本屋大賞を獲得した書籍。僕の感想は主人公の「外村君」が若いのに、老成した大人のような感性や深読みができる事に違和感ありで、びっくりマークが続出する。もう少し若い人ならではの見方の表現をしてほしかった。 映画化もされているが、原作がこれなら、映像はむずむずする嫌悪感いっぱいだろうなぁ。 7月16日(日曜日)晴れ 完璧な晴れ。梅雨は終焉した。朝早く英語を済まし、赤野のお盆に参列。後ろは冷房が効きすぎて誰かが切ったら、お坊さんはお経の途中で冷房を切ったか?と後ろの人に聞いていた。 お客は自宅で執り行い、親類の高校生が多く、僕は早々に退散。灼熱の太陽の下自転車で帰宅した。 帰って少しの間、先日買った断熱シートを窓に貼り付けた。それから文旦の草刈り。殺人的な暑さで、30分経つと車で冷房をかけて身体を冷やした。自然の風では体温が下がらない。水は2リットル、使った燃料は600ml。水の飲み過ぎで食欲はなくキュウリを齧りながらビール。350mlですっかり酔ってしまい、夜はAmazonprimeでSWAT 2~5編を観る。たわいの無い勧善懲悪。安心して何処までも見られる。キリがないので3巻で止めた。激しい農作業にも慣れてこうして夜は起きていられるようになった。 7月15日(土曜日)曇り 重い雲が天上に張り付いたまま、梅雨前線は北に移動したがこちらの天気はすっきりしない。今日は昼飯にラーメンを食べに出かけたら生憎の休み。それで、ちょっと通りから外れたRue Cafeに行った。お客様は少なく好都合。田舎には似合わないセンスの良い食事が提供される。ラーメン屋さんの2倍位の価格だが、なんだか高貴な気分になれる。最後のコーヒーが格別な味わいだった。セブンイレブンのコーヒーを超えているぞ(比較が悪いか)。農作業を行なう身としては少しカロリー不足だがこんな気分も久しぶりでとても良かった。ただ土曜日なのにお客さんが少ないから早晩閉店するだろう。この辺では農作業の合間に寄れる喫茶店でないと存続できない。 帰って草刈り、雲が薄くなってグングンと気温が上がって来た。草はサトウキビの間に生えていて手で引くしかない。腰が痛むので膝をついての作業。ダニが入り込まないよう生地の部分は地面に接触しないように注意した。2度の休憩で作業を終えた。あとは文旦の草刈りを残すのみ。よくがんばりました。 夜の音楽は、LPを録音したカウントベイシー/モントリオール1977年の録音を編集ののちに聴く。録音はホーン型スピーカーでないとうまく際できないような感じ、ブラスがチョンと切れるスピードがある。僕の持っている反応の遅いスピーカーならBGMになってしまう。喫茶ベイシーの菅さんはそう指摘しそうだ。 7月14日(金曜日)曇り 音楽の編集も、旅行記も、英語も満遍なく続けられている。Lpを録音した音楽はミューックサーバーに入れて聴くつもり。5.6MhzのDSDで保存。データが大きいが、外付けのミュージックサーバーはもう直ぐ4TBが安価になるはずだから心配してない。昔オープンテープに録音した音源はLRバランスが悪かったが、Audio GateでDSDに変換する過程でバランスを変更することもできて完璧だ。 午後は沖の田をトラクターで叩いた。いつも草退治だけの目的だが、だんだんと土が端に寄せられている。今日は少しだけスコップで元に戻したが、死ぬんじゃないかと思うほどしんどくて、息が上がり、汗が吹き出した。この作業は今の時期すべきことじゃないと思いましたね。 夜は頂いた蟹を食べるつもりだったが、どうやらゴミと一緒に捨てた感じで見当たらない。残念。 夜の音楽は、大阪のテクニクスショウルームにあったLPレコードを録音したハイレゾで聴く。録音機はオリンパスで少し高域が劣化する感じもあるが、元のレコードプレーヤーがSL1000Rで文句はありません。楽曲はカウントベイシー楽団。岩手の喫茶ベイシーのマスター管氏が愛してやまないカウントベイシー楽団。僕的には「楽団のジャズはあまり感動しない」のだが、この楽曲の中にどんな魅力が潜んでいるのだろう。 7月13日(木曜日)曇り時々晴れ 昨晩急いでAmazonプライムデーの駆け込み注文を行なった。体重計、水、窓ガラスに貼る断熱シート、1TBのSSD、トップガン「マーベリック」UHD。何とトップガンは¥8980が¥3980だった。我が家のシアターは4K対応だが、配信以外で4Kを見たことがない。 午後は食事の後、急いで農作業に出た、自分としての区切りを立てている、7/16の法事までに草刈りを終えること。沖の田をトラクターで叩き、文旦の草刈りを7/17までに目処をつける事。と言うのは7/18から旅行の為。4月~ピーマン、ナス、草刈りと頑張って来たので、休憩だ。自分への褒美はミュージックサーバーDELAの購入で一区切り着いたが、それだけでは世の中がうまく終わらない事情もある。 知人のN子に聞くと穴子の美味い店を2軒ほど紹介してくれた。それと愛媛県最南端、僕も未だ行ったことのない佐多岬の料理旅館など、興味が募る行き先がある。そんなに食べられないけど。 夜の音楽は「トスカ」の続き。僕の評価として、マドンナの年齢が筋に合致するのがあって、今見ているトスカ役はカリタ・マッティラ(収録当時47歳)で、どうも歳を取りすぎ、て言うか老けている。恋の相手カヴァラドッチ役のマルセロ・アルバレスが10歳くらい若い感じ(実際は同じ47歳)、歌が上手くてもそれが興ざめさせる。 7月12日(水曜日)曇り 低血圧だろうか、午前中は身体がダルくて動けない。食事の後も布団に横になりまどろむ。シャントしないから、禁断のコーヒーを飲むとやっとエンジンがかかって来た。しばらくして背中が痒くなったが仕方ない。 昼食後草刈りに出かける。午後から太陽が時々顔を出して背中が焼ける。シャツを着ててもこれだけ光線が強いと日焼けする。なんせ、高知では軽の黄色いナンバープレートが日焼けするくらいだから。今日から最後の畑「きまさご」の草刈り。ここは10アールあって水が豊富で草も格別強い。草刈りは遅々として進まない。後3日必要だ。 11月の大阪行きにN君との懇親会の予定を入れた。コンサートも懇親会も楽しみだ。映画館やUSJ訪問もあって大阪ではなかなか忙しい。 今夕は近所のT君と懇親会。彼はコロナに罹り後遺症に悩まされている。完治したというが今日の懇親会はやばかったかも。ビール2本。これくらいだと体は楽だし、夜の音楽も可能だ。 アンプが温もるまで(DENONは余り関係ないが)マーラー交響曲1番ハイティンクを聴き、それからオペラ「トスカ」を観る。トスカは若い女が筋に合うが、今回は脂の抜けたおばさんだから華がない。スコルピオ役のジョージ・ギャグニッザの悪役は凄くいい。途中で映像が飛ぶようになった。DVDに貼ったレーベルを剥がすと蘇った。今夕はUB900のプレーヤーで4K液晶モニター。非常に綺麗で繊細だ。 7月11日(火曜日)晴れ 梅雨明けのキッパリとした青空が広がった。洗濯物を、納屋から運び出し、午前中英語の勉強、身体がダルく所々で居眠り。午後はシキデンさんへSACDの返品。帰りにプールで1500m。プールの前の田んぼは稲が色づきもう直ぐ刈り入れ期を迎える。北海道のfb仲間は紫陽花の花を掲載していた。帰ってから草刈りが待っているので少し体力をセーブした。 帰るとギンギンの太陽の下で草刈りの準備をするだけなのに汗がポタポタと滴る。1時間で全身シャワーを浴びた感じに汗で濡れた。 夕食は「具沢山の茄子のたたき」ビールが飲めれば最高だけど、今日は我慢してコーラ。これが結構マッチングするけど、コーラで腹が張る。老人にはコーラはお勧め出来ないが、夏の間だけは許せる(と思う)。皆んな汗に流してしまえるから。 今夜は草刈りに身体が馴染んで来たのか21時でも眠くない。夜の音楽は朝比奈隆のブルックナー。CD層のないSACDなので2枚で全曲収録できる。安価なプレーヤーだが先日シマムセンで買ったピンケーブルを使い、音のキメが細かくなって満足。耳のレベルが低いと前日に記したが、そうではなくB&W805D4が支えてくれているからではないか?このスピーカーは信号を洗いざらい音に変換してくれるから、幾らかでも何かの片鱗が有れば耳に届くと言う訳。 アルバムは余り人気のない交響曲0番から始まる。 7月10日(月曜日)曇り後晴れ 今日は商談があるから参加しないかとテクニクスからのご案内。午前中2時間草刈りの後出かけた。今回はアンプのSUGX70。HDMI入力端子を備えたアンプ。マランツモデル30が大ヒットしたので、そのコンセプトを引き継ぐもの。HDMI端子もARC仕様で直接の入力は出来ない制約がある。デジタルアンプで軽量。スピーカー端子は1組。ネットワークプレーヤ機能を含む。感想としては、少し弱かいかな?と思った。音は低域に芯のあるような感じではなく、綺麗に表現する。スピーカーはハーベスHLP3だったからか。 帰り際中古のSACDプレーヤーSCDXA3000を購入する。しかし温まるとTOCを読まなくなって変品する事に決めた。 夕食時久しぶりにビールを呑むと500mlで物凄く酔っ払ってしまって、動くのが難義になった。酒に益々弱くなっている。 酔い覚ましにキリル・ペトロンコ指揮ベルリンフィルでシューベルト交響曲8番を聴く。第4楽章の終わりにバイオリンの力強いユニゾンの部分が2分ほどあるが、ここがベルリンフィルお得意のグイグイ引っ張るような弦で、誠に感動し涙が出て来た。これぞベルリンフィルだ。人はこれを嫌うかも知れないが、僕は大好きだ。酔いも吹き飛んだ。 7月9日(日曜日)曇り 毎夜、音楽を聴きながら日誌を書くのが習慣だったが、最近は夜の睡魔が厳しく、朝食後それをしている。今日はオイストラフのバイオリン。モーツァルト。SACD。プレーヤーはソニーBDPS370。DVDオーディオ以外なんでも演奏できる。198シンガポールドル/2012年購入。僕の耳のレベルが低いのだろう、とても良い音がして艶もあるように感じる。これ以上何を望もう。残念ながら。 昨晩も早々にダウンしたが、今朝起きたのは6時。それでも眠くて朝食後布団の中で再び眠る。それでも疲れは取れず、午後プールを予定してたが断念し、草刈りに変更。先週2日間を布団で過ごし2日は部屋の中でゴロゴロしていた。合計4日間の空白は食べるだけで体力は回復せず、尾を引いている。この程度でも影響が出るから、入院などすれば回復に1ヶ月程必要になるかもしれないし、もう復帰できないかもしれない。毎日酷使の一歩手前まで訓練するしかないかな。 もう草がどんなに繁茂しても驚かないし闘志が燃える、この草の山はどう処理しようかな!先ずは周りから崩して行くぞ。そんな感じだ。一つには慣れ、二つ目には道具。どんな草にも対処できるように揃えた。これらを駆使すれば大概の森や林、薮などほとんどが更地にできる自信がある。今年も梅雨時の草の成長は驚くほど。今シーズン草刈り用エンジンの混合油は14リットルを消費し、新たに10リットル仕入れて来た。今日も厚い雲が垂れ込めて蒸し暑く汗が滲み出てくる。疲れはこの汗の量から来るのか、機械を振り回す労力から来るのだろうか? 7月8日(土曜日)曇り 低くて重くて厚い黒い雲が天上に一日中張り付いていた。高知の天候ははっきりしていて、雨か晴れでこうした曇りが長く続くのは珍しい。西からの湿った空気が山陰で大雨を降らせたままだったので、こちらはその雲の端くれがかかりつけたのだろう。 久しぶりにテクニクスからの連絡があった。もう仕事にはならないが商談に付き合わないか?僕のオーディオをサポートしてくれる店なので同行することに決めた。 午後から草刈り、今日はたっぷり時間があったので丁寧に刈ったし、芽の出てないところは、昨年サトウキビを廃棄したところから出た新芽を移植した。それでも結構欠株が多い。他の農家も同じ傾向なので、おそらく今年は昨年よりも収量は減るだろう。それで放棄した畑も復活させて辻褄を合わそうとしている。セイタカアワダチソウと昔姫蓬とコセンダグサの3種がサトウキビの間で成長すると土の栄養を奪い合うので手で引いた。他の草は放置すればサトウキビに負けて枯れる。 草刈りは暑い上に立ったりしゃがんだり、6kgの機械を振り回すので疲れるのだろうか、食事後の午後8時半には今日の日誌も書かず音楽も聞かず寝てしまった。 7月7日(金曜日)晴れ後雨 結局午前5時まで寝てしまった。朝食後7時から30分居眠り。英語の勉強の時10:30から30分居眠り。よく眠れるよ。今日は大塚様と先祖様の墓掃除。雨がやって来てみんなでテキパキと進め、13:30に終えた。濡れたものを洗濯しながら風呂に入った。コロナの関係で懇親会は中止。 雨で何も出来ないだろうと部屋にこもって、「羊飼いの暮らし/ジェイムズ・リーバンク」を読み終えた。今回続けてイギリスの中部地区に暮らす、本屋店主と牧畜家の本を読んだ。世間はAIについての評価が溢れかえっている中で、2人の著者は超アナログの世界で人間関係とか、自然との共生の中で生きている。経済面の裕福さには触れてないが、精神的な満足度の高い生活が出来ているのを誇りにしている。2つの書籍は相当売れている様で、街に暮らす人が心の潤いを求めて購入しているのが手に取るように見える(Kindleは共感した部分に下線を引けるので何処で何人が下線を引いたのか分かるため)、でもその暮らしはいつまで続くのだろうか? その後再び居眠り。病気と違うか?とにかく眠い。 目覚めると晴れていたので、草刈り。雨が降ったり太陽が顔を出したりすると、サトウキビも成長するが、草も成長する。一日一刈をしていれば絶対に草には負けない自信があるので、1時間くらいの隙間時間でも草を刈る。 今日も夜須のお惣菜やさんにお世話になる。サワラ刺身、昆布巻き、ほうれん草煮、トウヤク南蛮。サワラが美味い。 7月6日(木曜日)晴れ後曇り 午前中は、スキャナー用に雑誌の裁断加工。その後ラジオ英会話、マイケル・クライントンのエアーフレーム翻訳。翻訳は1ヶ月ぶり。午後は明日の先祖様清掃の事前準備、前東の畑に植るサトウキビの草刈り。毎日1刈は体調不良で中断していて今日から再開。 前日買ったマキタの電動機は重くて実用にならない。ただ買ったという話題がfbに使えるかな。どちらを使っても腰の痛みからは逃れられない。 ピーマン仕事が終わり、サトウキビの活動再開の報告と共に、師匠宅を訪問、安芸市のK氏から貰った川カニを受け取る。貰ったりあげたりするのはもう日常の事。 夕食は夜須のお惣菜屋さんで買った、豆腐とナスの揚げ物、酢豚、なますに自作蕪の酢漬け。ほぼ満腹状態で部屋に引き上げると、物凄い睡魔。結局1時間も待たず8:20に就寝。今日は疲れていたが、疲れてなくても午後8時には睡魔が襲ってくるようになった。先週の体調不良の時も昼間寝ているのに、午後8時には急に眠くなった。かと言って、朝早く起きれる訳じゃないし。残された時間が少なくなっている中で、1日の、可処分時間は減る一方だ。 7月5日(水曜日)雨 ひょんな事から病気になってコーヒーを絶ったら、身体の痒みがなくなった。僕は母からの遺伝だろうと思っていた。虫に噛まれてないのにちょっとしたきっかけで掻くと物凄く痒くなるのだ。乾燥皮膚かとも思い、しっとりするボディーローションも塗ってみたが効果はなかった、結局効いたのは医者で貰う老人向けの痒み止め塗り薬だった。これだけの効用があるならもうやめても良いと思った。 朝食後歯医者へ。医者通いが続くが今回は定期ケア、今日の人は所作が荒い、粗雑だが痛くなくテキパキ。終えるとプールへ向かうが大雨がやって来た。駐車場からプール迄歩くのが嫌だなぁと思っていたら、到着すると雨が上がった。プールは小学生が独占し30分は使用できませんと言われる。仕方なく歩くが寒くなる、するとおじさんが「あの人がもうすぐです上がるから、こちらで泳げば良い」と声をかけてくれた。悪いことばかりで無いなぁ。小学生が上がったので1.5km泳いだ。 ちょうど今イギリスの湖水地方(中部)で羊の放牧を営むジェイムズ・リーバンクスが書いた「羊飼いの想い」を読んでいて、農業に向かう姿勢は何処でも同じなんだなぁと思った。 今日も暑かったが、約束の伐採したミカンの木を回収し、終了を連絡した。帰って加工し伝承館に納入できる様にした、半端な木切は風呂で焚いた。 PCのHDDから購入したミュージックサーバへの音楽データの移動は完了した、内蔵HDDにはクラシック。外付けのM .2SSDにはロックとジャズ。CDからのリッピングは外付けのHDDに。一応完成したので試聴。どうも外付けのSSDの音が良いような気がする(背景が静かな感じ)あくまでも感じですが。 ハイレゾの再生は座ったままで、タブレット操作。楽曲の掛け替えが簡単にでき、これに慣れれば、CDやLPなどと言ってられない。 7月3日(月曜日)雨のち曇り 昨夜は2度下痢のために起きた。病院の先生と相談しよう。開院前から並んで待った。 先生:検査結果炎症は前回よりも落ち着いてきている。 私 :膵臓で下痢が発生しているのではないか?以前から膵臓の数値が高いといわれている 先生:エコー検査、CTスキャンで調べよう 先生:結果は問題がない。が、もう6日目で、安芸病院で相談しましょう 県立安芸病院はほぼ完全な総合病院で、ここで手に負えない手術は、高知医療センターが控える仕組み。 紹介状を持って行ったので、どえらい親切に先生が対応してくれた。 CTとエコーの写真を自由に操って説明できる点など、芸西村の先生よ入りも若いのに格が上かなと思った。結論は芸西病院の先生と同じ 先生:もし細菌性の炎症であっても、対処は同じで整腸剤で処置をする 私 :芸西村の先生は、対処は絶食が一番で点滴で腸を空にすれば回復が早いので、場合によっては入院で対応したらどうか?と意味を含めて、安芸病院を紹介したのでは 先生:脱水症状が出てないので入院しなくてもよい。それでも入院したいですか? 先生: (CTスキャン画像を説明されるとき)おなかに脂肪がないので見づらいけど(この部分が膵臓だと指示された)脂肪がないのには何か理由がありますか? 私 :毎日過酷な農業かな 精算を済ませ、安芸市のうどん屋。「得々うどん」でわかめうどんを注文。おかゆしか食えない微妙な状態なのに、安心していきなり普通食。 帰りがけ別府商会で注文の電動草刈り機を受け取った。エンジン式よりも全長が長く2.8kgも重い。これではちょっとサトウキビ畑で使うのは難しいな。注文を間違えたと反省。 帰って掃除、風呂沸かし食事。食後の腹こなしにAmazon primeで「晩酌の流儀」を見た。お酒もおいしいものもご法度な私には少し毒があった。 7月2日(日曜日)晴れ ![]() もう十分老人の資格を持っているのに、若いころと同じ行動をしている。うまくいくわけがないし、これでは寿命を縮めるのに直結している。 7月1日(土曜日)雨 病院で血液検査と点滴、原因は細菌性ではなく普通の腸炎とほぼ確定、炎症値が下がっている理由から。 そういえば思い出した、昔合宿と称して、夏の暑い日に日田市の旅館に宿泊しマラソンを昼寝を繰り返したら、翌日同じ症状を起こした。それは体質だろう、後年にも酷い疲労を繰り返すと引き起こすようになったが、どれくらいが疲労の限界かは不明だ。 僕は一人暮らしで70歳の老人だから、病院も気を使ってくれて、緊急の場合についても詳細に説明してくれた。僕にはそんな自覚はなかったが、世間ではいつ孤独死してもおかしくない高齢者の部類だ。 6月30日(金曜日)雨 トイレ通いは3時間で変化なく、食べることができない。これはまずいと、近くの芸西病院へ。待合は処置室を使わせてくれた。 飲み薬で処置するが、血液検査で病名を調べることと点滴を受けた。検査結果はおそらくは腸炎。細菌性かどうかは不明、明日もう一度点滴することで終わった。薬は大正製薬のビオフェルミンでよく効き一服で止まった。(効きすぎるのが怖いほど)この日も寝て過ごした。2日間もよく眠れると不思議。 6月29日(木曜日)曇りのち雨 悪寒は引いたが節々が痛く動けない、病院に行く気力さえない。3時間に1度トイレに駆け込む状態で寝て過ごした。 6月28日(水曜日)晴れ そしてとうとう突然停止命令が来ました。朝から下痢がやってきた。昼間は気に掛けるほどではなかったが、午後からはだんだんとひどくなってきた。それでも、昨日回収した薪の適切な切断や、近所の茄子の最終作業なんかのお手伝いをし、つらかったけど少々頑張れる力も残っていた。 家に帰ると限界点を超して、悪寒、関節の痛み、2時間間隔の下痢、もちろん食べ物は受付けない状況でダウン。 6月27日(火曜日)晴れ ![]() 先ずは、親類のお墓と、庭に除草剤散布。老人で動けないため。 続いて、財産区が管理する公園の周りにも散布。こちらは僕の範疇ではないが、お寺さんから頼まれると断れないので実施。 それからの、回収作業。 場所は2km東の山の上にあって、間違った方向から入って行ったので道幅が狭く往生した。 木切れは雑に切り倒してあって車に放り込んで、家に帰って伝承館の釜で焚けるように切りそろえた。炎天下の作業で汗は吹き出し、疲れ激しく辛酸を舐めた。昨日に続き今日も限界に挑戦している。誰が挑戦しろと言った? 疲れは激しいが、何処かが痛むのではないので、暑いしんどいとこぼしながら進めた。後3日必要かな。その間に田をトラクターで叩くのもあって中々サトウキビのお世話をするところまで行かない事情がある。 あまりの暑さに今日はビールを飲んだ。お酒を飲むと夜が趣味に使えないので敬遠していたが、今日の暑さは特別、それに食後は直ぐに寝てしまうので。 ところが最近飲んでなかったのか、体質が変わったのか、お酒を飲むとだるくなって、大病を背負ったみたいだ。 6月26日(月曜日)曇り ![]() 昼飯はK子の手つくりのインドカレー、こんな田舎でも本当のインドカレーとは恐れ入谷の鬼子母神。全く日本人に寄り添う気もないカレー、それが本場のインドカレー。インド人も絶賛するはず(多分)。 その後、手で引くコーヒー豆でアイスコーヒー。いやぁ参るね。全てに曰く付き。漫然と食べ飲んでは行けない(旦那さんは気を使うだろう)。お金のことを言っては興ざめだが手間と原価を省いても2000円は下回らないだろう。一体この先何処に行く人なのだろう? 午後は、もう少し楽な枠を組む作業だが手間が多いだけ時間もかかって、完成したのは午後5時半。急いで帰った。高速道路と高規格道路が繋がって芸西村で降りれば1時間15分の所要時間だった。風呂を焚くことはもう無理で、シャワー。 夜の音楽は、イリーナ・メジュワのピアノベートーヴェンピアノソナタ17番。11.2Mhzの些かレベルの高い音楽ソース。ピアノの音が静謐の中に立っていて、いかにも厳かな中でのヒアリングだった。ロシア人だがもう神戸に長く住んでいるので許してあげよう。プリゴジン氏の反乱でこの先ロシアは崩壊するだろうから。 ハイレゾがここまで来れば、LPやCDは又別の世界で生きて行くことになるだろうとよく思いましたね。疲れたけどこれは一服の清涼剤でした。 6月25日(日曜日)曇り ![]() 食後、昼寝をして、明日、日高村に行く準備を行った。軽トラックに積載できる材料の寸法が1.9m迄、一方、向こうで使用する杭の長さは2.4m。これは現地でビス留めの延長する方法で対処。向こうの畑は12m×4mで使用する杭は極太16本、1寸角が48本、平板が48本。チェーンソーが動かずノコギリで作業。時折太陽が射して灼熱。16:30に終えて車に積み込んだ。 明日は雨だから、今日程には暑くならないだろう。 ナスハウスで収穫して来た空芯菜をベーコンで炒める。茎に結構硬いのがあって、食べられないのもあった。手で摘むときそんなに硬いとは思えなかったが 夜、ハイレゾでベートーベン交響曲6番/ブルーノワルター指揮コロンビアシンフォニーを聴く。名盤だけあってコクがあるがもう少し欲しい。ミュージックサーバーN50の限界はこの辺あたりかな? 6月24日(土曜日)曇りのち薄日 ![]() その後友人のS氏と電話、今は寝込んでいると容態が良くない内容だった。前日余りにも調子が良かったので頑張りすぎた反動で疲れが出てきたと言う。老人は細く長くがモットーだと確認しあった。 電話が切れた直後、シマムセンからDELA N50が届いた。思ったよりでかい。同時購入のUSBケーブルはWireworldのStarlight8。ハイレゾ入りの2Tの外付けHDDを再生すれば、綺麗な澄んだ音がするも、低域のパンチ力が不足。今までもチャンデバのALー60CDは音の勢いが無いなと思ってたが拍車がかかった感じ。その夜、内蔵のHDDに音源をDELAにコピー試聴。こちらはパンチ力がかなり復刻した。 此処までは中高域にB&W805Dを使った。805Dはウツクシク再生するので、こんな結果になるのかな。 ハイレゾの再生はオリジナルのホーン型スピーカーが合っているかも知れない。 6月23日(金曜日)曇り ![]() 帰ってシャワーを浴び、LDでオペラ「椿姫」を観た。映像は4K全盛期の今となっては可哀想なレベルだが、音の方はCDレベルで秀逸。これで2作目だが前作よりもよかった。 最後のヴィオレッタが死ぬ場面で、人生の短さの嘆きを歌い上げるのは感動した。歌でここまで表現できるのか?それは小説の文字以上の力があった。 午後は文旦の草刈り、この日で刈り上げて完了。同時に26日、日高村のK子のサトウキビ畑で柵を建てる打ち合わせを行った。25日もM君のハウスで仕事が入り、コスモスベリーズOB会のテレビ会議はキャンセルした。 私的にはフル活動している感じ。いつ突然停止命令が来てもおかしくない状態。明日は、サーバが届くので設定に一日中休む予定。 6月22日(木曜日)雨後曇り ピーマンの仕事が終わったが、ナスの仕事が舞い込んできた。親類のモトム君のお手伝い。少し英語はお預けだ。収穫のお手伝いだが、彼は脚が悪いので下方のナスが収穫できず、捨てている。僕が見ただけでも相当あるから、きちんと収穫出来ればもっと増収できるのではなかろうか?本人もわかっている話ですが。午前11時くらいに終わった。ナスのハウスは熱く(暑い字ではなく)ピーマンの比ではない。帰ってシャワーを浴び、洗濯し一眠り。 目が覚めて食事後、水泳。プールに行けばキヨちゃんがいた。鉄人マラソンに出場する為、泳ぎの練習をしている。25mで息を切らしていた。顔が上がり、脚が下方向いているので手で必死に漕がないと沈むからだ。少しアドバイスをしていたが、プールの監視員から注意されてやめた。 僕は50mのプールに移動して2km60分。いつものペース。 だが、今日は午前中の仕事もあったので疲れ激しく、夕食後直ぐに就寝。昔、3km~3.5km泳いでいた時もこんな感じで、この強い睡魔は懐かしかった。 6月21日(水曜日)曇り ![]() 午後一番曇りのち雨予報だったので、急いで松原に行って松葉を集めてきた。風呂の焚き付け用。コンテナ2籠。多分8月迄使える筈。 その足で文旦の草刈り。南半分を終えて、北の山にある畑の2段分を刈り取った。北側の文旦の下草はそれほどでもなく、意外と早く刈れて半分ほど進んで終えた。 夜須のお惣菜屋さんへ行ったがお金を忘れていて、引き返した。情けない。 その夜の主食はステーキ。極上の肉。ただし、付け合せの野菜がお惣菜屋さん製ではなく、自分で作った料理で少し色あせた。 6月20日(火曜日)晴れ ![]() 今日はピーマン農家の最後のお手伝い。畝に這っている冠水パイプを上の鉄骨に括り付ける作業と、横に張ってあるビニールの厚いシートを巻き取る作業。暑いので結構厳しかったが結局午前中の3時間だった。 日経新聞で掲載している大田区の野菜市場の価格をエクセルシートに記録しているが、なんと今日はピーマンが前年同日比395%に高騰していた。高知のピーマン比ではないが、傾向値としてはどこも同じだろう。早く畝揚げしたピーマン農家さんは嘆くだろうなぁ。 午後は文旦の草刈り。こちらも草刈り時の防衛の為、体を厚い布で覆うので熱がこもり暑かった。「タチスズメヒエ」は先週刈ったばかりなのにもう10cmほど伸びている。文旦から遠く酷い所は除草剤を使おう。 離れのオーディオを確認して部屋を清掃し布団を母屋から持ち込んだ。雨の夜はこちらで宿泊するつもりだ。こちらも低域は三菱DS251、高域はテクニクスSBM01でバイアンプ構成。低域に馬力がある。僕の部屋とは違った響きが楽しめる。 夜は仕事を終えた記念として花咲ガニを注文してあったのを受け取って頂いた。冬の蟹もいいけいけど、こちらは夏ですね。 6月19日(月曜日)曇り ![]() その後砂糖にプライスを付けて出荷。午後4時から少しだけ草刈り。ピーマンの2日連続休みは本当に休まる。連休というありがたさを噛みしめる。 6月18日(日曜日)曇り 今日は休み。HPをアップデートし、ついでに2015年~2020年のサイトを見られる様にした。英語は中断したまま。午後はかっぱ市場に砂糖出荷。5月の販売を確認すれば45000円だった。ピーマンの労賃と併せて収入15万円。70歳の爺さんにしてみればよくやっている。全て自分の手で、一円単位で稼いだものだから価値あり。まぁそれだけ体に負担がかかっているわけですが。 昨年9月に風呂の煙突を掃除して以来だったので久しぶりに行った。煤が山の如く出てきた。薪に火がつきにくく、焚いても湯温が上がらないのは一重に煤のせいだった。 父の日を記念して(自分が勝手に)小僧寿のお寿司を購入。ピーマン雇用主のお母さんから貰ったじゃがいもをポテトサラダにして頂こうととしたその時、田村のおばさんから電話。「さくらんぼ取りにきいや」お返しの砂糖を2個下げて貰いに行った。山形の美味しいさくらんぼだった。ぶつぶつ交換の田舎生活。老後はこれでいいかも知れない。 食事の後、父の日に一番似合う俳優は「松茂豊」らしいので、記念に「孤独のグルメ」をAmazonプライムで2巻みた。伊勢崎町の中華豚料理と、静岡県河津のわさび丼。夕食を腹一杯食ったのに、もう一口食っても良いかな的共感。 今日はそのほかに随分前から気になっていた炊飯器の比較。新規購入したPanasonic最高級炊飯器SRVSX101と名古屋の友人から貰った象印炊飯器NMT1000との対決。象印は多分30年くらい前のもので24,000円マイコン炊飯器。もちろん釜はアルミ、熱源はヒーター。米は父の遺産で米保存庫にあった7年以上も前のものを使った。 結果は変わらない。料理の先生に食べ比べして貰ったが、やっぱり同じ評価だった。そして両方とも美味い。どう言うことだろう?Panasonicの30年間技術の粋を集めたオドリ炊きは一体なんだ?蓋の構造も随分と違うのだが。 6月17日(木曜日)晴れ ![]() この歳で限界に近い無茶をした、お母さんが言った。「倒れる前に休憩を取りなさい、あてらぁ、若いもんとは違うきんね」。少し日差しが弱くなった14:00からは普通の動きに戻った。15:00に仕事は終わった。18.19日と他の準備があって僕らは休み。20日にもう一回手伝えば今シーズンの仕事は終わる。やれやれだ。 帰って動けず家の木陰でしばらく休んだ。そしてシマムセンの鈴木さんにハイレゾサーバの相談をしてDELA N50の2THDDタイプとワイヤーワールドのUSBケーブルを購入を決めた。20万円。厳しかったピーマンの収入を全部つぎ込んだことになる。一連のシナリオがこれで完結する。 6月16日(金曜日)晴れ ![]() このハウスも今日で最終。枝が折れても問題ないので、畝の中に立って収穫した。取り残しの無い分大量の収穫に繋がった。だが時間がかかった。どちらが良いのだろう。昼の休憩時近所の淳子ちゃんに会った。脚の手術は順調に経過しているとの事で、来年僕は彼女の代理を果たさなくてもよくなった(と思う)ハウスの中の気温は40度前、汗の流れるのが尋常ではなくなった。 日経新聞で株価予想を取材していた。(2022/10/22)ニュウーバーガーバーマン日本株式運用部長窪田慶太氏、みずほ証券チーフエコノミニスト小林俊介氏、岡三証券チーフトラテジスト松本史雄氏皆見当はずれの予測をしている。日頃高慢な口利きをし自らエリートと自負しているが、僕ら素人となんら変わらない。こんな人たちを高貴呼ばわりするからG7中で最低の成長率になり果てた。日銀の植田氏も大規模緩和を公言する(自分が悪者になりたくないため) そして日本人が格別秀でているわけではないのに、マスコミは挽回のチャンスがあるとか、日本ならではと、殊更格別性を強調する。世界における日本の実態からすればちゃんちゃら可笑しいのは言うまでもないのに。 ピーマンを終え昨日の続きから、マーラ交響曲8番を聴きながら文旦の草刈り、近所の奥さんがポカリスエットを差し入れしてくれた。 田舎は自然の中での行動範囲が広く、そこここで話し相手がいる。厳しいながらも運動を兼ねた農作業もある。しゃれた喫茶店はないが、木陰で飲む清涼飲料水には負けない癒しがある。空気清浄機よりも綺麗な空気がある。1000人の交響曲がひときわ響き渡る(Airpodsの中ですが) 6月15日(木曜日)雨のち晴れ ![]() 午後雨も上がり、文旦の草刈り。ついでに中村さん宅へ続く道の両側の草刈りも行った。いつも冷たい飲み物を持ってきてくれるから。ここの草刈りはほぼ30日ぶりで「タチスズメノヒエ」が30cm越え成長し、安価な紐では刈れなくなっていた。前回5月11日草を刈っている。このヒエを刈る時は、同じ姿勢で3分くらい紐を根っこの部分に当てる、そうすると全部がころっと刈れる。 ところがその姿勢が悪かったのか急に腰が痛みだし、何ともならない様になって、病院に行き電気治療機をかけてもらった。洋服に草の粉砕物が付着していて、療養士さんは草を刈っていたの?と言われた。終わると飛べる様に身体が軽かった治療費230円だった。こんなに安価でこんなに効き目のある治療は素晴らしい。 帰って入浴、食事。すると、もう睡魔のお誘い。音楽を聞く間もなく夢の世界へ直行。今日の作業は2時間程度で疲れに相当しないから、いつかわからないがの疲れが影響しているはず。 昨夜「砂の惑星」を見た。江戸時代の家康のシステムの管理システムの様に、一つに惑星を1つの大領家(殿様のような感じ)が収める時代。アトレイデス侯爵は、惑星アキラスを治めるように、皇帝から命令を受ける。その命令の返答に”except”が使われた。これは「除外する」と理解していたので、否定かと思ったが、「合意」の意味だった。私信を除外すると言う意味なのかな?普通僕はagreeを使うのだが。そしてよくよく考えたら、accept(受け入れる)を単に間違えて聞き取っただけ。 6月14日(水曜日)晴れのち雨 ![]() 帰りがけよしかずさんにあって、肩が痛む話を聞く、あれだけ頑丈な人が弱音を吐くとは。理恵ちゃんも通りかかり長そうな話を振り切って帰り着く。休む暇なく草刈機を持ち出し、ケイティ・メルア/Ultimate Collectionを聴きながら刈った。1日1刈りで、ききまさごの周りは終えた。これからはサトウキビの畝だけを刈れば良いので終了の目処がたった。 明日は休み、夜更かしOKで、「Dune砂の惑星」アップルTVレンタル¥407/4K配信を見た。よくわからないストーリーだし、スターウォーズを真似て西暦10000万年のことなのなのに精神的な事を持ち出すので、こんらんに拍車を掛ける。但し、映像の綺麗さは息を呑む程。 フロントスピーカーの低音用アンプが途中でプツンと音がして、それ以降音が出なくなった。檜和田さんに修理してもらって騙し騙し使っていたが寿命だろう。AVアンプのサラウンドバックが2系統余っているので、これを低域用に回そう。僕も、この家屋も、使っているAV機器も賞味期限が近づいてきている。 6月13日(火曜日)晴れのち雨 先日から滋賀の友人の送ってくれたCDの音が急に上手く聞こえだした。機器はいじってないから、僕の生体的な変化。何が原因だろう。 このCDはNHK-FM放送を録音して貴重な音源を独自の編集を施しCDにして、オリジナルのジャケットと曲紹介を印刷し、世の中に2つとないほぼ完璧なアルバムに仕上げたものだ。しかし、僕としてはFM放送の狭帯域がどうも音楽性を締め出しているようで聴くに耐えなかったのだが。 今日はピーマン終日お手伝い。天まで届くピーマンの実は、踏み台の上に立ち背伸びしてやっと届く、上向きの姿勢が続き首が今にも折れそう。作業終盤の日程の発表があった。6/18には終えるらしい。もう数日だ。何とか我慢しよう。どんな理由で我慢する必要があるのか不明ですが。 ベトベトで帰りつき風呂を焚く、湯温が上がるまできまさごの畑周りの草刈りを行った。紐で切れない、成長した「昔姫蓬と、せいたかあわだち草」をノコギリ歯の草刈り機で刈る。ヘトヘトの体に鞭打つ日々が続く。 6月12日(月曜日)雨 ![]() 午後食事の後、風呂を焚いてプールに出かけた。2km1時間。やや下腹がへこんできた。余計な脂肪を取る体力が未だ残っているらしい。今月、もう2回泳げば腹は元のスッキリペシャンコになる筈だ。維持するには10km/月の水泳が合っている様だ。 帰りにブックオフに寄って、「オードリー・タン」、「メンケル」、「土と内臓」を買った。いつか読めるだろう。 6月11日(日曜日)雨 70歳になって極端に変わった事があるとすれば、もう初夏を過ぎたのに未だ寒い事。昨年は6月4日まで電気毛布のお世話になった。今年は未だ使っているし、朝食の時にもエアコンで暖房している。こんな事は今までなかった。さらに、湿気が多いのに寒く感じる為か、余り鬱陶しくない事。2021年はこの梅雨の鬱陶しさを乗り切れるのだろうか?不安があったが。 今日は雨だが途中で晴れて蒸し暑くなって曇った。こんな時湿度は多分急上昇する筈。カメラの除湿機を買って良かった。一つ心配が減った。 夜の9時までには30分ほど時間があって、久しぶりに音楽を聴く。HIVIで紹介のあったLizzo/Special。ラッパーとロックとジャズの混合で、全米で人気があってプライベートジェット機でツアーを敢行中とか。iPhone7をDENON NE2500にケーブルで接続して聴く。ロスレスだがCDを聴くような新鮮さがない。帯域が狭くてもアナログならそれなりの艶があるが、デジタルは薄い音がする。デジタルは圧倒的な広帯域で高ダイナミックレンジがあって、始めて艶のある音がすると結論づけても良いかな。 ハーベスのHLコンパクトをラックスマンの507で鳴らせば、あるいは艶が出て来るかもしれない Apple Musicは一応楽曲を確認するだけの位置付けかなぁ。 6月10日(土曜日)雨 ![]() 着ているものを全部洗濯機に放り込んで風呂に入った。雨音を聞きながら風呂に入るのは気持ちが落ち着く。 夕食に鯨の皮で乾燥大根(干し大根)を煮た。自家製の黒砂糖をふんだんに使って。中々いい味がしている。砂糖だけでなく、鯨も努力を惜しまないのが良い結果を招いた。クジラの皮は甘くとろける様になっていた。一口齧るとゼラチンの感じ、だが老人にはこの脂は毒だろうと思って泣く泣く廃棄した。 6月9日(金曜日)曇り この新聞社の見識はこんなものだろうととは思っている。 日経新聞は経済指標として囲み記事で原油価格(WTI)を掲載している。WTIが石油価格の全てではないと思うが、概ね指標としては正しいはず。それを毎日エクセルに控えている。そしたらこんな記事が日経6/7夕刊に出た。 『政府の貿易収支の報告で原油価格は1バレル「83ドル42セント」で輸入した』それで日経新聞の囲み記事の控えで期間を合わせて計算したら「79ドル38」セントだった。5%も高く買っている理由は何か?普通の経済記者ならそんな疑問が浮かぶと思うのだが。 AIがフェイクニュースを広げる危険性を取り上げているが、それよりもマスコミだって堂々と本当らしい嘘を掲載する。数字も嘘をつくので我々は見極める力を養わないといけないなぁと思った。 6月8日(木曜日)雨 ![]() もらったつくね芋がけなげにも全部芽を出した、放置したら芽が防草のマルチシートの上で焼けてしまった。これではまずいと「手だけ(蔓が巻き付く棒)」を立てた。 午後4時前には雨が強くなって、背中が寒く作業をやめた。それにこれ以上は機械を痛めそうな気がした。風呂は沸かしてないが、昨日の残り湯で十分温かったので飛び込んだ。 夕食にはまだ早いので、ご無沙汰している滋賀の友人に手紙を書いた。手紙は言い訳ですね。毎日忙しくて「寝る、食う、仕事」の3つを回しているだけですし、僕の周りには高齢者ばかりで、毎回毎回同じ話の繰り返しか、病院かピーマンのことですから、ニュース性などなく書くことがないのは残念だか、それが老人にとってはいい事かな。 今日のNYTのトップ記事は、カナダの山火事の影響で、ニューヨークの空気がくすんでしまった事。だがiPadに付属の翻訳機ではどうも意味不明、それで、記事をコピーしてチャットGPTに、この文章を訳してと書けば、きちんとした日本語がスラスラと出てきた。その文面を辿って英語の辞書をひらけば、どの項目の意味を採用したのかよくわかった。 FBには13年来の交信のあるフィリピン人もいるので、タガログ語で書くと、タガログ語で返事が来ました。それをGPTにかけると、きちんとした日本語になりました。おもろいやないけ。 何もかも雨で早く終えたので、Appleテレビで「サイロ」エピソード4、5をiPadで観た。デノンのヘッドフォンアンプに、ヘッドフォン=ゼンハイザーHD598を繋いで。このヘッドフォンは少し低域が膨らむので映画には最適だ。サイロは地下に逃げ込んだ1万人の暮らす都市での犯罪を取り締まる新保安官ジュリエットの活躍と言うか、犯人探しが物語の中心。サイロは地下に144階建て、全て徒歩で移動。下から上までは1日がかりの旅行をする設定。エレベーターは設置しないのがサイロでの決め事。 6月7日(水曜日)晴れ 今日はピーマン終日の収穫。午前中は太陽が出ていてジリジリと焼かれる感あり、汗がじわじわと湧いてくる。2時間で水の補給に走る。今日が始めての1畝(往復140m)の収穫中に水補給が必要となった。40度近くの気温。調子を狂わさない方がおかしいと思う程の暑さ。 昼に急いで帰り冷凍パスタを解凍しかき込んだ。高知にあるドラッグストア「コスモス」での一番の売りは、このオーマイ社冷凍パスタ。200円以下で380gのごつ盛りだ。店のコーナーも訪問の度に拡充している感じで5種→8種に増えていた。 夕刻5時終了。風呂を沸かし入浴後夕食。昨夕、夜須のお惣菜屋さんで買っておいたもの。ほぼ野菜中心。 新聞を見ながら夕食を終えると、もう瞼には夜の帳が下りて来た。音楽を聴きながら本を読みたい。そんな細やかな欲望も実現できないもどかしさ。 6月6日(火曜日)雨 久しぶりに6時半起床。新聞をゆっくり読んだら10:30だった。英語を勉強すればたちまちお昼。軽い昼食を取ってプールに出かけた。500mを水温のやや高い25mプールで泳ぎ、身体を冷やしたのち26.5度の50mプールで泳ぐ。誰もいないプールで全速力で泳いだ。中々爽快だった。そしてこんな事いつまで出来るだろうと思った。今日は2km55分弱なので、若かりし頃と時間の差はない。だがいずれ続けられなくなる。怪我や病気で時期が早まるリスクもある。あんまり速度を上げすぎたので、プールから上がるとき、腕の力でプールのヘリによじ登るがやっとだった。 身体が冷え車の暖房を真冬並みに効かせて帰った。それでも凍え感は残った。夕食におでんを献立たのは正解だった。本来は日本酒を呑みならが一番だが、最近お酒を呑むと眠りが浅いので泣く泣くパスした。明日は仕事で早起きだし。 雨は寝る頃も降っていた。梅雨だから当たり前だが。昨年の6月6日も雨で泳いだ記録があるしあ雨だった。梅雨で心配なのはレンズのカビ化。それで思い切って除湿庫をAmazonで注文した。100リットルタイプ。レンズが全部入れば良いのだが。 6月5日(月曜日)曇り ![]() 午前中で終了し、奥さんにピーマンの「はね」を頂戴と頼んであった。1コンテナ分取り分けてくれてもらった。友人に発送。小さなスーパーで1日販売する量だ、多分困るほどの量だと思う。 帰って集落活動センター(地元の老人活性化策の一環として働くグループ)に砂糖販売。此方も1コンテナ分あった。 カッパ市場から蜜180個の注文が来た8月18日納品との事。そんな事で今日は砂糖の日でもあった。 余った時間は草刈り。雑草という草はないと言うので、名前を調べると、「セイタカアワダチソウ」「昔姫よもぎ」「コセンダグサ」このトリオが最強の凶暴犯。 1日1刈り(写真家の中井精也氏は1日1鉄の写真をウェブに掲載している)。植物生存の基本は、①水、②光合成、③栄養(チッソ、リン酸、カリ)なのでその内どれかでも欠けると枯れる。1日1刈りは葉っぱを無くする2番目の対策だ。こまめに手を加えれば草は枯れる。根気勝負。 今日はニュースが多い、昨日からツバメは子に餌を与えなくなった、今日は3羽が巣立った。残りの2羽はじっと見ている。腹も減っているだろうに。親も近くの電線でじっと待っていた。巣立った子ツバメはどんな感動をするのだろうか、暗い巣の中で視野も限られているところから、一気に高い所から見下ろす地上の景色は。食べ物はふんだんに下界にある。超高速で近づき口を開けば手に入る。英語で呑み込むのをSwallowと言う。ツバメの英語名詞と同じ。 もう一回このつがいは5羽の子供をかえす。毎年10羽が続いているが、帰って来るのはいつも3羽。 まだある。サトウキビの師匠から、伝承館に積んである私の薪の上に、誰かが薪を積み上げて雨ざらしになっていると電話。早速駆けつけて、私の薪と、誰かの薪を分離しビニールで覆いをかけた。1時間の労力。仕事は自然からも来るし人為的にもやって来るのだった。 6月4日(日曜日)晴れ ![]() 帰って風呂の中でHIVI誌を読む。2012年仙台の小さなアパートで暮らしていたときも、風呂の中で本を読む事で辛い仕事が随分慰められた。本は僕にとって一種の逃避だろうなぁ。 今夕は少し余裕があったので、マーラー交響曲6番/ハイテンクを聴く。昨年末購入したB&W 805D4を冷遇するつもりはさらさら無いが、このスピーカーを迎えたタイミングで、僕の忙しさが倍加した。そして向き合って音楽を聴く時間が激減した。これから先も、このスピーカーとはそんな関係が続くのだろうか、そんな人間関係ってよくあるよね。 同じ頃購入したハイテンクのBOX盤100枚もなかなか試聴が進まない、先月ブルックナー~マーラーになった、今6番まで来ているがここで足踏み状態。聴いていると少し既定路線(僕の尺度はインバル指揮のアルバム)から外れているかな?それもまた良しという感じ。今夜は弱音部の演奏に注目した。大体が管楽器ですが、ここに作曲家の意図が込められているような気がする、文章で言えば接続詞みたいな感じかな。 6月3日(土曜日)晴れ ![]() もう疲れで何ともならず、午後8時前に就寝。村の夜の9時報で目が覚める、随分眠ってた感じだった。そのまま朝まで寝た。 6月2日(金曜日)雨 ![]() 帰って家の周りで排水点検を行った。溝が詰まって大事に至る可能性があった。 濡れた服を変えて机の前に座ると、早速睡魔が襲って来た。昼までに2度うたた寝する。食後、プッチーニオペラ「トスカ」2幕、3幕を観る。カバラドッシをパバロッティが演じる。歌は上手いが、あの巨体で恋の歌は興醒めさせる。一方トスカ役はライナ・カバイヴァンスカだが、厳しい顔つきで、悪役裁判官のスカルピアが手籠にしたい妄想は起こしにくいと、僕的には不評だった。(世間ではこれを名盤だとするらしいが)。オペラは①舞台の美、②俳優の美、③声質の美、④名演奏の4拍子必要だと思う。僕は②が不味いと思った。 運動不足だったので海岸を散歩した。波は大きくなかった。帰って書類を持ってオルソでコロナワクチンの注射、その足で料理の先生宅で天ぷら料理のご馳走をいただく。 6月1日(木曜日)くもり後雨 ![]() 朝から身体がだるく、お昼までの辛抱だと割り切って仕事をしてた矢先の要望でガックリ来た。そうは言っても引き受けた以上頑張らねばならぬ。昼の休憩時間にドデカミンを1本飲む。前回は効いたのに、今回は体が反応しない。 どうにもならない疲れが溜まっているのだろう。さらに午後から雨が来てビニールハウスを閉め切った為蒸し暑さが加わった。 みんなと同じ様に働いているから年齢が埋没しているが、僕が最年長なのだ。自分でもいつ動けなくなるのか予測がつかないまま頑張っている。 帰ると、雨が強く降る度に雨漏りが始まった。トイに詰まった笹の影響だろうか?不明。 5月30日(火曜日)雨 台風2号の動きが気になる。雨で崖崩れが起きれば崖の修復には、忙しさに拍車がかかるかもしれない。業者に頼めば減っていく貯金が枯渇する。 ピーマン終日の応援日。雨が強くなれば暗くなって見えない。今日もフルメンバーで仕事をするも予定の所まで仕上げられなかった。収量が爆発している。木の勢いが良い。上に上に伸び過ぎない様に芯を止めれば、横から枝が3-4本出てくる。こうなると芯を止めるのも数が多くてとても対応出来ない。畝側のピーマンの枝はジャングル状態で、実を探しにくい。溝側はとても高い所に実があるので、首を直角に折って背伸びを強いられ、この首の辛さは筆舌に尽くしがたい。それで、収穫の速度が遅くなる面もある。 昼の休憩時間に昼飯を食うのに15分くらい飯の準備に時間を食われ、休息もつかの間折り返す。疲れが激しいので、ゼナKを飲むも今回は効果がなかった。 雨でビニールハウスは閉め切って蒸し暑い。晴れている時よりも暑い。疲れもあるだろうが、妙に平衡感覚がなくなって、今日は3度も尻餅をつく失態。柔らかな土の上で怪我はないが、老いを感じる。汗が滲み出てドロドロの状態で帰り着く。 風呂に入れば少し回復し、明日は休みだからアマゾンプライムで映画「ナイトメア アリー」を\300円で見る。この映画はスタン・カーライルはサーカスでアルバイトし、人の心を読む術を覚え、美女の団員の一人を誘って独立するが、その術で失敗し、元のサーカスに戻って、落ちぶれた狂人のアルバイトを再び始める。 話は単純だが、最初と最後が繋がっているのが脚本家の狙い。 上手い。筋が転々とし、この船はどこに行くのだろう?と見てて思うが、キチンと観客(僕も)が納得する港に着く。 主演は、ブラッドリー・クーパー。前にはスター誕生で観た。こちらも映画タイトルに「アリー」とあった。 5月29日(月曜日)くもり 今日はピーマン収穫半日の日。疲労がピーマンハウスに付いた足跡と共に残っている。その疲労に拍車をかけるのは、今年のピーマン豊作。鈴なりのピーマンで遅々として先に進まない。午前中に半分も届かない。僕は昼から失礼させてもらった。農家さんは手伝って欲しかっただろうが、僕の身体が許さなかった。 食事の時「白の闇/ジョセ・サラマーゴ」を読み上げた。何とこの作品でノーベル賞を取ったと言っても過言でないと訳者後書きにあった。 この作品は人々が突然盲目になって、人々は本能のままに行動するようになる、人間の理性は失われ、尊厳は何処に?人間と言う動物を描いている。一般の小説の様に回りくどく背後を読み取れでは無い、ズバリ書いてある。教訓は無い代わりに汚物を見る様な不快感が広がる。このホンは理解の為の2度読みはごめんだ。僕はジョーン・バイセルのセンスを疑った。 疲れて8時半に就寝。 5月28日(日曜日)くもり ![]() これ以上エネルギーを使うと、回復しそうにない感じ。食事の後片付けもせず、金曜ロードショーの「インディー・ジョーンズ」を見て体を休める。この映画は殆ど内容を忘れていた。休憩で元気が出て食事の後片付け、全面的に食器洗い機のお世話になった。 ここ最近は「洗濯」と「食事」と「入浴」の3つが生活の全て。休息を取りたいと思っても、そうは問屋がおろしてくれない。 ナスの収穫時、チケットピアでチェコフィルのチケットを入手した。10:00が発売開始だった。これで11月2日京都でコンセルトヘボーを聴き11月4日大阪でチェコフィルを聴く。海外旅行は出来ず生演奏は無理かと思っていたが、あちらさんが来てくれるので良かった。ウインフィルはチケット売り切れでやはり行って聴くしかないか? 5月27日(土曜日)くもり ![]() 夕食に缶ビールを1杯。喉に沁み渡った。その後、酔いの回るのが早いこと。今日もエネルギーはマイナス状態。効くかどうか不明だが名古屋の友人に送ってもらった「黒ニンニク」を3粒食べた。食事もニンニクたっぷりの茄子のたたき。 今日はピーマンの収穫のほかに、ウインフィルのチケットを申し込み日だったが、何と10時にネットを開けば完売だった(9時開場)人気のすごさに驚く。明日はチェコフィルのチケット販売日。 5月26日(金曜日)くもり ![]() 我が家はボロ家で山の中にあるから大雨は心配だ。雨が来る前に溝を掃除するとか、雨樋の清掃とかすべき事は山積しているのに仕事でその時間がない。なる様にしかならんと「腹を括るしかない」かな。 今日のピーマン半日。午後は沖の田を叩いた。2ヶ月ぶりだが未だそんなに草は成長してなかった。今日は少し頑張って、田の端に寄せられた土を中央に鍬で寄せた。トラクターで畑を耕すとどうしても隅の方に土が寄せられてしまう。田にして水を張れば少しは解消できるかも知れないが、今は休耕地で草刈りだけの目的でトラクターを使っている。この鍬を使った作業で疲れ果ててしまい、エネルギーが枯渇を通り越してマイナスになったようだ。 早々にダウン。 5月25日(木曜日)曇り 今日はピーマン休み。ラジ英のヒアリングテスト。今日は質問と回答が4問中、1問しか聞き取りできなかった。明らかにサボりで退化した証明となった。焼け石に水だが午前中は全て英語の時間に捧げた。午後は文旦畑の草刈り。昨年は3日間で仕上げたのを今年は8日間を要して済ませた。草との闘いだが、一面は「老いとの戦いでもある」今後益々日数を食って行くだろう。会話の中で、固有名詞も次第に直ぐ出なくなって頭も退化し始めている。毎日直面するのは老いのことばかり。草刈りは本日やっと仕上げた。 急いで帰って風呂を焚き、郷西部落の集会所に出かけた。西分の部落長と議員さんと財産区の会員の懇親会。総勢18名。顔見知りも増えて来た。ただ、板の間でそのまま座る形での懇親会は腰が痛くなって2時間が限界だった。本来は最後まで飲んで後片付けをすべきだろうが、身体が許さなかった。久しぶりの酒で帰って爆睡。 5月24日(水曜日)晴れ ピーマンの日雇さんに来ているI氏から貰った「100mgの湿布」は効く、効きすぎるくらい。朝起きると、腰痛がすっかり消えていた。安易に使用できないぞ。 先日読んだ「ブックダイヤリーの作家ジョーン・バイセル」氏に興味があったので、彼のお勧す、「白い闇/ジョセ・サラマーゴ」(1995年出版)を購入して読んだ(1/3程度)これは突然目が見えなくなる伝染病を描いたパニックの物語で、ちょうどコロナ禍の現代にマッチする。バイセル氏は一気読みしたと興奮を付与していたが、僕は妙に話が回りくどくテンポよく進展しないのに落胆した。この白い闇は英語圏では評判が高い。日本でも6000円近くで販売されている(曰く付きの版だと思うが)今までの経験では作家の推す書籍は僕にとって結構ハズレが多い。 ピーマン半日で午後文旦と柿の草刈り。よくがんばりました。夜須のお惣菜屋さんで夕食を購入。早めに1日を終えて録画済みビデオを見てたら(中井精也氏のカメラマン紀行)もう眠くてヨレヨレだった。布団に入って気がつけば朝で、本当に1日が短い。 5月23日(火曜日)晴れ 昨夜は早く寝た事もあって、今日は元気があってキビキビと作業したが、ピーマンも身が大きくなって収穫に時間がかかってしまう。10時の休憩迄に1列仕上(70mの畝往復)げることができなかった。普通1列で40㎏くらい収穫するが、この日は70㎏位だった。 ピーマン収穫は午前中で終え(僕だけです)、午後は自分の仕事で文旦の草刈り。文旦畑には竹が侵食して来ているが、昨年周りの竹に除草剤を注入したので、筍は成長半ばで立ち枯れていた。5時まで草刈りをして今日の仕事を終えた。 一日中野良仕事をすればもうエネルギーが枯渇している。朝の元気はすっかり消耗し尽くされている。秋のオペラ鑑賞に「トスカ」をLDで見るも30分であえなくダウン。寝ると気がつけば朝だ。 5月22日(月曜日)曇り せっかくの休みだが、土木工事事務所から西谷川のダム工事に絡む説明がしたいと訪問あり、工事用道路から、我が畑に降りる脇道の説明があった。とりあえず納得。帰って英語の勉強を始めた途端に友人が訪問。彼曰く40日間入院していたと言う。「アル中で」と物騒な話。そして激ヤセしていた。更に酒を飲んでないのに酒を飲んでろれつが回らなくなった喋り方だった。もう酒はやめたと言ったので、アル中の時に脳にダメージがあったのだろうか?そのうえ会話が続かなくなっていた。一方的に話すだけで話が終わる、当然何度も同じ話を繰り返す。もう昔の友人の人格では無くなっていた。年を取るとこうした傾向はあるものの極端だった。 HIVI誌の評論家で麻倉怜士氏がいるが、この人もその傾向が5月号に出ていた、妙にわかりにくい文章を書いてあった。(普段は、自慢話が多いが、文面はすらすらと読める誤解のないものだった)それは横浜のプレネタリウムの記事だが、資生堂とコニカミノルタのことに触れ、どちらの文面なのか読み返しても中々判読できなかった。 多分、友人も麻倉氏も変化の自覚はない筈だから、堂々としている。そして、多分僕も少なからずそうだろう。その事に衝撃を受けた。 ブレードランナー2049は複雑な話となったが、結局はレプリカント「レイチェル」の産んだのは女の子だった。追いかけている新世代のアンドロイドロボット刑事は、ひそかに自分はロボットではなくレプリカントではないかと期待していた。最後のシーンでハリソンフォード演じるデッカード(前作の主人公)はこの娘に面会できた所で完。前作と併せて見ればうまくつながっていると思った。前作を知らなければ面白味は半減すると思う。 5月21日(日曜日)晴れ ピーマン収穫作業は終日(7-17時)、腰痛は何とか持ち堪えた。2日間休んだためか、筋肉が戻り、顔を上に直角に向ける為に首の痛さが又ぶり返して来た。いずれにしても9時間勤務は辛い。この日が早く終わり、カウチに座って音楽を聴く楽しみをイメージして苦しみを乗り切った。「ブックダイヤリー/ジョーン・バイセル」は読み終え「白い闇/ジョセ・サラマーゴ」と「植物の叡智と守りの人/ロビン・ウォール・キマラー」に取り掛かった。後者は電子本が無く、書籍のスキャン版。ネイティブアメリカンが書く物語。化石燃料を燃やし地球環境を台無しにした人類への警鐘的な感じの書籍かな?序章からの印象です。 夜の音楽は、滋賀の友人からもらったアリア集。帯域が狭く(FM放送からの録音)音響的には面白くないが、何か訴えるものがある。夕食を終えて母屋から離れに移動する真っ暗な庭は、いつも何らかの動物が居る気配がする(狸や猫だったり)、そんな感覚と同じような気配(例えが良くないが) その後、映画「ブレードランナー2049」を観た。前世代のレプリカント(人間と見分けのつかないアンドロイドロボット)を抹殺する新世代のアンドロイドが主人公。ところがあり得ない話だが、その前世代のレプリカントは結婚し子供を産んでいた。その子がどうやら、取り締まりをしている自分では無いか?こちらも感が働いてのこと。と言うところで眠くてダウン。 最近の映画は話が複雑になるのと、登場人物がやたらと多いので覚えきれないのと、人の名前を瞬時に覚えられない頭脳とが相まって、筋を掴むのに苦労して居る。 食卓に息子から「しゃもじ」のプレゼントが置いてあった。僕がたまたま炊飯器を買ったタイミングで。気配を感じたのだろうか。 5月20日(土曜日)くもり 腰は幾分和らいだが、仕事は無理だ。断りのメールを打って、食事後再び寝た。よく眠れる。11時再び電気治療に整形外科。今度は効いた。多分明日は仕事ができそうな感じ。 帰りに芸西村資料館に寄ってSPレコード鑑賞の催事が開催されていたので聴く。恥ずかしながらSPレコードは聞いたことがなかった。汚いレコードだったが意外とノイズは少なく、綺麗な音が出て来た。 昼食後再び就寝。やっと眠気から解放された感じ。それだけ疲れが溜まっていたのだろう。 ブックダイヤリー/ジョーン・バイセルを再び開く。古本屋の主人が書く日記だが、結構面白く、そして扱っている書籍の紹介がある。それはAmazonで調べると超高価な6000円クラスのレアものだった。本は好きでよく読んできたが、ここに紹介される書籍は殆ど知らない。色んな趣味に手を広げているが、最後は本に集約すべきだろうなと予感がする。 ステレオサウンドで紹介されているマニア探訪記から、フランコセブリン=アッコルドとB&W801D4のマルチを組んでいる紹介記事を読み、アッコルドは低域をカットしてないとの事だった。氏は私と同じ思想だったので、今日はB&W805D5の低域はそのまま伸ばす事にし、SB10000の低域は93hz/-24dbでカットする事にした。 CD再生はホールトーンが感じられる様になった。バイオリンの弱音やピッチカートが粒立ち良く聞こえる様になった。LPはそこまで解像してくれないが、感じは良い。 楽しめる様なったが、聴くのを終えるとスピーカーを棚の上から下ろす作業があって腰に負担がかかる。 5月19日(金曜日)雨 朝起きると腰痛、屈むと痛む、姿勢を変えると痛む。大変な状況になった。取り敢えず予約の泌尿器科へ行って先日の検査結果を聞く、結果問題なしだった。前立腺ガンも問題なしだった。安心して病院の前にある中華料理店で昼食、野菜炒め定食。ほとんどがキャベツだったのに美味い。ここで格言「中華料理店は汚いほど美味い」が当てはまる。病気が問題なかったのでケーズデンキで炊飯器を買う事に。門田さんに頼むも先方は僕を忘れていた。が、まぁ良いや。昨年近所の方から貰ったお米が無くなって、親父が残してくれた古米を食べる事になるから、最良の炊飯器でうまく食べたいと思っていた。パナソニックSR-VSX1。帰りにプール。1km泳ぐも腰痛は治らない。これは大変だとかかりつけの医者で電気治療を施してもらう。幾分軽くなったかな?前回は全快したのだが。 諦めて、ピーマン収穫の雇用主にメール連絡し、就寝。 5月18日(木曜日)曇り、雨 ピーマン収穫の日。今日も終日。腰が痛むので湿布を貼って出かけた。曇りだったが時々薄日が差す。それくらいでは、ビニールハウスの窓は開かず蒸し込んだまま。連日の猛暑で慣れてない方は暑さ対策をして下さいとラジ放送は注意を促すが、こちらはもう既に1ヶ月前から猛暑の中に入る。喉が渇いても休憩の時に飲むだけで回って行く余裕がある。が、暑さは何とかできても疲れは限界に近い。昼の食事時大正製薬「ゼナK」を飲む。30分くらいで疲れは飛んでいった。体への負荷は同じだが、脳がそう感じないだけだろう。5時に終えた時でもまだ余韻は続いていて、夜須のお惣菜屋さんで夕食を買い、風呂を焚いてご飯を食べる余裕があった。 少し椅子でまどろんだ後、映画「デッドプール」を見る。無茶苦茶、支離滅裂、末期癌を宣告された主人公ウィルソンは、人体実験によって、醜い顔となるが、驚異的な治癒能力を得る。そこから、この実験を行った男に復讐を仕掛けるドタバタ劇で、マーベル流の特殊撮影と言うか、コンピュータ画像と言うかを駆使して、痛快な破壊、激突の展開で疲れ頭には清涼剤だった。 そして、最後の5分くらいに来たところで、「この映画は見たことがあるぞ」と爺さん頭は想い出した。BDは3000巻、1巻に2-3番組が収録されているのでその倍くらいの映画や音楽があるから、前作を忘れ繰り返し見ることになれば、これくらいの在庫で一生生きて行ける。 5月17日(水曜日)晴れ ピーマン収穫の日。今日は終日。朝からジリジリと太陽が照りつける。屋外なら風も吹こう、だが締め切ったビニールハウスの中では、気温はうなぎのぼり。汗がジワジワと滲み出してくる。さらに、眩しい太陽に向かって収穫の大きさに達したピーマンを探すのは至難の業、太陽で 眼を焼きながら探すのだ。その上、高い所にあるピーマンは腕を伸ばして背伸びをしてハサミの先端でヘタを切る程遠い。両腕は上に伸ばしたまま次の実を探す。首は上を向いたままもうすぐ折れそうだ。こうして午前中の5時間の午前中の作業を終える。午後も同じだが、3時には休憩があって、5時には終了するので、連続作業としては午前中よりも楽だ。 帰って、風呂を焚きご飯を献立布団に入る。寝るより他体力回復の手立てがない。 5月16日(火曜日)晴れ 朝から活発に時鳥が鳴いている。初夏の晴天によく似合う。ラジオ英のみで翻訳作業はパスした。疲れで何もしたくなく呆けていたかった(身体は疲れてはいるが頭は疲れてないのに、頭を使う事も嫌になっていたのは、単なる堕落か?)。 この疲れは「70歳になったらガクッと来るぞ」との言い伝えなのか、それとも「過負荷」なのかどうも分からない。昨日の溝上げは辛かった作業をどう評価するかだ。農作業は誰かが手を下さないとそのままだから、今日は辛くても老体に鞭打って、草刈りに出かけた。溝掘は放棄したまま。草刈りの完成は見なかったが目処をつけて終了した。 近所の奥さんが、赤野でみかんの木を切っているが、薪としていらないか?と尋ねて来てくれた。すっかり雑木/廃材処理係となった。6/15ピーマン終了以降にもらいに行く。と返事した。 オミクロン株のワクチンを申し込みした。「最短で6/2になります」と言われたので、「最短でなくても良いのですが」と返すと、「6/2しか有りません」。これならチャットGPTの応対でも良いなぁと思った。 5月15日(月曜日)晴れ ![]() 今日はピーマン半日で退散させて貰った。文旦の畑の草刈りが控えている。一段と草が成長し、僕の使っている紐では切れなくなった。もう一段と強烈な紐で、もう1ランク上の機械でなければ対応出来ないが、手が痛むので今の所それは無理だ。粗方刈った後、畑の岸側に溝を掘って上の山から滲み出てくる水を流す溝を掘った。水を含んだ土は鍬で掘り起こすのに物凄く力が要って、息を切らせながらの作業。汗がドット吹き出した。よくやるよ! 5時前に作業を終えて、風呂を焚き汗を流す。風呂の中でエストニアとスーダンの内戦というか、混乱について読んだ。いずれも覇権を取りたい、権力を持ってお金持ちになりたい欲望が結局経済発展を阻み、結果貧困に陥る正しい定石をなぞっていると理解した。その罠からの脱却は永遠に難しいだろうな。 夜はAppleTV+「サイロ」エピソード3を見た。外界とサイロ(巨大な地下壕)の中で暮らす内界とがあって、外界では人は住めないと教え込まれている。その秩序を破ったのが法の取締役「保安官」でここまでが2巻目。今日見たのは3巻目、その保安官が後任を指名したのが身分の低い機械工の「ジュリエット」で、多分彼女が、本当の下界の謎を解き明かしてゆくはず、と期待を抱いて4巻目に続く。ジュリエッタを演じるのが、レベッカ・ファーガソンでミッション・イン・ポシブルや砂の惑星などに出演しかなり有名なアクション女優。 5月14日(日曜日)雨、午後から晴れ ピーマン収穫終日の日。24時間の空白時間をお母さんと話し合う。途中から雨が止み太陽が出て来た、たちまちとんでもない暑さ、短時間にお茶の500mlが空になる。RKCラジオを聞きながらの作業で、藤田美恵が司会をする番組があった。この人はハイレゾ定番の歌手。こんなところに生息していたのか?7-17時の長時間勤務で疲れ果てた。 その夜、同じくRKCラジオで小樽の名物についての紹介があったので、電話で友人に旅行先の変更を北海道にしてはどうか?。すると「小樽」と「ホタル」を取り違えて、しばらくの間ホタルについてまくしたてた。僕は小樽の有名なホルモン料理店(ヤシマ)で食べると、タレをスープで割って飲み干すメニューにすごくひかれている事を紹介したかったのだが。 周りも友人も老人ばかりで、会話には直球はなく、返答も回りくどく、変化球ならまだましなほうで、とんでもない方向に返す、イライラする事ばかり。他人がこの通りだからきっと僕もそうなんだろう。まともな会話のできる時間はもうすぐ終焉を迎えるだろうな、あとは一方的に言いたい事を言い、聞き手はその話題に関係ない話を返すようになる。大概は過去を美化した自慢話と、正義は自分だ。 5月13日(土曜日)曇り午後から雨 今日は休み。昨晩も早く寝たのに朝起きると頭がぼんやりしている。新聞をゆっくり読んでラジ英に取り掛かった、翻訳は30分で1ページ。少し荒い訳だった。 日経新聞書評「羊飼いの暮らし/ジェイムズ リーバンクス」が紹介された。早速サンプルをダウンロード。面白そうな印象。Amazon評価4.5。新刊は「羊たちの想い」こちらは評価5。 昼飯を食べながら、地政学世界地図を読む。今度は中央アジアの「アラル海」湖の面積が1/10に減った自然破壊の象徴たる地区。この近辺の国家は、放射能廃棄物処分などで、どうやらやばい処理をしている様だ。明確になってないのは中央アジアが西側の関心外にあるからか? 興味深い地区ではあるが、旅行するにはリスクが高そう。テレビ放映の録画でお茶を濁しても良い所。 午後は「ながおか温泉プール」。2km58分。疲れているはずだが、記録は平常時よりは上。 夕食後は疲れ激しく8時半就寝。これで3日連続。 5月12日(金曜日)晴れ 朝はすっかり疲れが取れているのに、夕刻は下半身がだるくてとんでもない状態になる。マッサージに行きたいが、余りにも遠い。ふくらはぎだけでもなんとかならないか?今日はピーマンの収穫は終日。8-17時。帰って風呂を焚く。ぬるま湯の状態から熱くなるまで入る。まるで、茹でガエル。筋肉にお湯が染み渡る快感がある。 今夜は料理の先生が麻婆ナスをご馳走してくれた。酒を飲みたいが、この疲れでは味わう余裕はないだろう。酔って自転車で帰るのも難しいし、夜は冷えるから酒を飲むともっと寒くなりそう。昨年大阪のKさんに貰ったビニールがまだ半分残っている。疲労にも酒にも弱くなった。「六角精児の呑み鉄」を見たときだけ、勢いに任せて酒を呑むくらいかな。 NHK4Kではこの六角精児と中井精也の鉄道写真の番組を交互に放映していて、どちらも録画している。身体が弱り国内しか旅行できなくなれば、これを参考に探訪しよう。 今夜も疲れで早々に就寝。2日連続9時間の就寝。短く感じる1日がさらに短くなる。 5月11日(木曜日)晴れ ピーマン半日収穫の日。ビニールハウスまでは寒さを堪えて何とかたどり着く(自転車で)。ドアを開けて入ると、蒸し暑いハウスに入ると気温差でメガネが曇る。しばらくするとくもりは取れるが、今度は暑くなる。勝手なもんだ。 昼飯を食べながら「地政学世界地図/バプティスト・コロナバス」を読む。イスラエルとパレスティナの諍いについて、その根源は何処にあるのか歴史を辿り説明する。この地の問題は紀元前から紐解かねばならない。近世にはフランスとイギリスが分捕り論戦を繰り広げ国境の線引きを欲の交渉で決めた事が糸を引いているとある。 僕は、氏の解説よりも、ここに緑がない事が人間の心を荒廃させ、或いは水がない故に農耕型文明が定着しなかったことがそもそも原因では無かったかと思ったりもする。Googleマップで中東の地勢を俯瞰すれば砂だらけだ。毎日濃い緑のピーマン仕事をしていてつくづくそう思う。 世界は紛争が絶え間なくニュース記事は枯渇する事がない、そしてそれぞれには深い最もらしい理由がある。紛争の書籍を集めれば世界一周出来るし、歴史を紐解けば世界史になる。でもその本質は何か?現地に行ってみないと分からない事もある。 大工の小松さんが請求書とニンニクを持って来た。請求書は風呂の屋根修繕費。ニンニクは「植えて来年食べると良い」とアドバイス。前回もらったつくね芋は植えた。ニンニクは2畝出来そうな量がある。父が生前教えてくれたのは、土を作ってから植えれば良い作物ができる。7月からは余裕があるので、まずはサトウキビの葉を叩き込む。山の落ち葉をかき集めてばらまく。それから8-8-8の肥料投入。ビニールを張って熱殺菌。と構想。 夜の音楽は疲れで無し。 5月10日(水曜日)晴れ 夜中に寒くて電気毛布のメモリを2つ上げた。今日は前から気になっていた尿に鮮血が混じる検査に行った。今日の検査では検出できなかった。念の為にPSE検査と、尿の生体検査を行った。5/19に結果が出る。 昼飯にほぼ3年ぶりにお寿司屋(はま鮨)さんに行った。前回は大阪東通商店街で「なにわ鮨」さんだった。コロナで外食を控えていたのが定着し、家で食べる事が日常となったから。注文のやり方とか、精算の方法が電子化されて丸で浦島太郎。進化は前向きに受け入れたいが、その店独自なので、覚えても/知っていても何の役にも立たない。知らなくても恥じゃない。と思う。 食後のコーヒーにマクドナルドに寄った。ブックダイヤリー/ジョーン・バイセルを読んだ。本の好きな古本屋の店主の日記。本があればもう何にもいらない的な人みたい。村上春樹にも似た感じ。(村上春樹は音楽も必要みたいだが)。客から教えてもらった知らない本があれば、店の在庫を読んで知識を蓄えている。本当に好きでなければ出来ない仕事の様だ。本屋に来る客を面白く紹介するのも、物語を支える。 経営はAmazonの台頭によって非常に厳しくなっているので、古本屋さんだが商売の多角化を図り上手く収支を合わせていると紹介している。 高知市迄足を伸ばしたのはBJ(古着店)でシャツを買う為。前回500円で買ったシャツは1年で破れた。農作業に着ているから痛みが激しい。今回は550円だった。4着購入。帰って草刈り、文旦の畑。昨年以降刈って無かったので酷い状況になっている。5日くらい必要だろうが、間に大雨があるので実際には1週間かかるはずだ。 5月9日(火曜日)晴れ 今日もピーマン収穫半日、今日は先日の2日間雨の影響で収量少ない。朝は肌寒かったので暖房が入り、ビニールハウスの中は暑いの何の。外気温が上がって、やっと横と天井の窓が開き何とか凌げるようになった。10時を過ぎると収穫するスピードが遅くなって、畝の向こうとこちらでお母さんと話しながらの作業ができなくなる。気が緩んでいるのでは無い、自然と動きが緩慢になっているのだ。部分的に何処が疲れたという事はないけど、鋏を持つ手が目で追いかけるよりも随分遅れている。若いと思っていてもいつの間にか年老いている。 帰って食事をしながら、地政学世界地図/バプティスト・コロナバスを読んだ。岸田首相が韓国訪問し、「心が痛む」と談話を発表したが、上記の地政学の本の中で韓国と日本の歴史について詳細な記述があって、慰安婦だけの問題じゃない事が記載されている。日本では明治維新迄は書籍も多く、読んだが、日本の近代歴史は蓋をされたままなのを思い出した。 夜の音楽はDENONのアンプ+パナスピーカーの組み合わせでマーラー1番を聴く。ノイズを処理する電源ボックスを奢った事もあって、演奏がきめ細かい。チェロなんかがゾクゾクする響きを奏でる。いつに間にか、メインとサブのシステムはこの音を出さなくなっていたので、「久しぶりだなぁ」と思った。機器はいつ心変わりしたのだろう?それとも、この第3のシステムが向上したので、他が見劣りするようになったのだろうか?別件では先日来からベルリンフィルのデジタル配信をヘッドフォンで聴くようになって、スピーカーで聴くよりもより細かい音が解るこちらの魅力が増して来た。今までヘッドフォンは緊急避難だったのが昇格した。機器の心変わりじゃなくて、当方が変わったのだろうか? 淳子ちゃんに貰ったイノシシの肉を皮の部分は圧力鍋で大根とこんにゃくを煮込み、赤身の方は細かく切って味噌で煮たら、両方とも美味しくいただけた。特に脂の染みた大根とこんにゃくは、砂糖を大量(自家製なのでふんだんに有る)に使った為、格別だった。 5月8日(月曜日)晴れ 昨夜も雨はよく降った。今年は雨が多い。7月の梅雨が心配だ。雨で補植したサトウキビは芽が出た良い面もあるが。 今日はピーマンの日。身体が重い。昨日の砂浜の散歩が効いているのか?ピーマンの収穫は多く、昼までにいつもの所で終われなかった。昨年よりも耕作面積を減し、人も増やして作業が遅れがち。という事は収量が増えているのだ。どんな手を使った?枝が伸びるのが凄くて、余計な枝を剪定しながら収穫している。昨年は剪定する様な事は無かったので、作物の勢いが良いのだろう。午前中だけで退散したが少し後ろめたい気もする。 しかし、私も草刈りが遅れがちで、ピーマンを手伝いたいがそうはいかない事情を抱えている。今日はやっと畑2枚を済ませた所。残り2枚。家の近くのみかん畑の草刈りも行った。1昨年植えた「はるか」は草に負けて葉っぱが枯れていた。放置しすぎだ。 そして、昨日の大雨でトイから雨水が溢れていたので笹を取り除く。ちょっと気を抜けばたちまち何かに支障を来たすのが田舎生活の厄介な点。 夜の音楽はブルックナー交響曲9番/ハイテンク指揮。その後同じ曲をメーター指揮ベルリンフィルで聴くと力強くナチスの軍隊を豊富とさせる。この違いに唖然とする。ハイテンクとコンセルトヘボウは逆にナヨナヨしい。どちらがこの楽曲に合っているのだろう?ネット書評ではミュンヘンフィル、ウイーンフィル、ベルリンフィルと評価は分散されている。 5月7日(日曜日)雨 今日が休日という事で、昨晩は遅くまでAppleTV+「サイロ」をみた。2巻目迄。これは未来のSF物語。地下の巨大都市に住む人々は、140年前に地表から避難し暮らしている。人々の反乱を抑える為色々な制約があって子供を産むのも管理されている。そこに疑問を抱いて、地表に抜け出す女がいた。地下のモニタースクリーンで見る限りは、地表に出た女は3分後に生き絶えた。そして夫もそれに続く。果たして、息絶えたモニターが正しいのか、それとも画像は入れ替えられているのか疑問のまま、さらに若い女性が次に挑戦する所で2巻目は終わり、次の配信を待つことになる。配信に制約が無ければ、ズルズルと引き込まれてゆく危なさを秘めている。 新聞を読んで英語の勉強に取り掛かったが、前回同様眠くなって30分ほどうたた寝する(実はこれが一番気持ち良い) 目覚めにベルリンフィルでシベリウス交響曲4番を、サイモンラトル指揮で聴く。ヘッドフォンは手持ちの最高峰ソニーXBA30で聴くも妙にピント来ない。試しにパナソニックのカセットテープ付属のヘッドホンを差し込むと帯域がかなり狭くなるが、音に艶があって演奏が生々しい。いつの間に耳が変化したのだろう?Appleの付属ヘッドフォンの音質はその2つの中間だった。 午後は修正中のアメリカ旅行記を少しだけ進めて、風呂を焚き、かっぱ市場で砂糖の売れ行き確認。帰って、合羽を羽織り海岸へ。雨が相当降っていたが、1時間ほど散歩した。下腹が出て来て一昨日着た喪服がキツくなっていた。少し意識してカロリーを減らし、運動と食事制限が必要になった。 5月6日(土曜日)雨 今日は終日ピーマンの収穫日。雨が強く降ると暗くなって見にくいし、ハウスの窓が閉まるので蒸し暑くなって、じわぁと汗がにじむ。今日は収量が多く、しかも僕が余りにも上に伸びたピーマンの列を担当し時間を食ったので17時終了となった。9時間の労働は辛いし、遅れがちの作業を急いだので腰痛が出てきた。収入がなければ食えないわけでは無いのに、頼まれ仕事に手を出すのは、やっぱり人との繋がりが欲しい、て言うか何かに縛られていたい(SMじゃ無いが)、サラリーマン時代の名残を感じていたいのかな。 日経新聞の書評欄では「イスラエル/ダニエル・ソカッテ」の紹介、ユダヤ人に関するWebはウクライナよりもグーグルでヒットするとあった。「ギャンブラーが多すぎる/ドナルド・ウェストレイク」は高知県の作家山本一力が紹介していた。前者は電子書籍があるが後者はない。ミステリーは机の前ではKindleで読んで、風呂の中では携帯電話で読める電子書籍が便利、お互いリンクしているので、読み終わったページからどの端末でも読める。その上、メモも自由出し、しおりの代わりに日付を付与できる。右下にあるページ数や(電子書籍では%表示)が励みになる。本格的に農作業をするようになってから、この「一歩づつ」が物凄く好きな言葉になった。分厚い本程闘志が燃える。前回購入したアジア人物史なんかは700ページもある。 明日は休みだからAppleTV+で「サイロ」を見た。他の人も言っているかもしれないが、2時間の映画1本よりも、1本30分~1時間のドラマを何本も束ねる、配信会社「オリジナルのドラマ」が圧倒的に面白いし内容が深い。それがお茶の間のテレビ番組ドラマやのような安易なものではなく、本格的に製作した映画仕様だ。勿論制作費は契約者数×単価だから収入額見えているので投資判断が明確だ。映画のように一か八かではないのだ。僕がAppleTV+を好んでいるのは、AppleMUSICに200円の追加で観られるのと、4K作品が多い点だ。 5月5日(金曜日)曇り 昨晩早く寝たので、翌朝早く起きて本でも読もうかと。ところが目が覚めたのは4時半。少しまどろんで5時起床食事、6時前に息子君も来てくれた。バタバタしながら息子君には帰ってもらい、僕も直ぐ後出かけた。ピーマンの収穫の為。今日は応援者が一人欠けるので、本当は法事なので休みたかったが、ギリギリの11時まで応援することになった。 帰って風呂を焚いた。法事で酔っ払って帰っても熱い浴びたい為。行きは自転車、帰りは徒歩。親類はお寺の近所在住で、年下の住職を君付けで呼んで遊んだ中、年老いても「君付け」は変わらない。それくらい関係が深い。戒名について説明してもらった後、「酒とか女はその中に含めることができないのか?」不謹慎な質問。「たとえ出来てもお前らには付けちゃらん」と住職。 こんな人柄なので、芸西村からも赤野の常願寺に鞍替えする檀家が多い。当然軋轢が発生するので、抜ける確約をとってから来てくれと赤野の住職は一言釘を刺すらしい。他にも金銭面で赤野に鞍替えする人達もいて、抜けられるお寺側はかなり深刻みたいだ。 日曜日のNHKBSプレミアムシアターは若い指揮者クラレス・マッケラ、コンセルトヘボウの常任指揮者に就任が決まった組み合わせで、シベリウス交響曲4番を放映した。今クラシック音楽界では最も注目されている。そして日本にもこの組み合わせでやって来る。京都のホールへ11/14。チケットの発売が明確では無いが、これは見逃せない。コロナがなければオランダに行きそこで見る予定の楽団だった。京都なら近くて安価だというべきだろう。 世の中は、コロナ後で大きく動いている、一番は金利引き上げと銀行のリスク、2番はウクライナ戦争、3番は中国の覇権リスク、4番チャットGPTか?。そして音楽業界に地殻変動(僕的には)。グラムフォンも映像の配信を開始したし。 5月4日(木曜日)曇り ![]() 息子君にはAmazonプライムを楽しんでもらい、僕は英語の勉強、ところが疲れで眠く、ところどころで居眠り。今日はだらしの無い勉強だった。午後はきまさごの草引きと、その畑全部を紐の草刈機で草をしばいた。これで畑は除草剤を散布したみたいに草が一掃された(自己満足)。農家のおばさんはやりすぎだと言う、もっと荒くても良い(僕の辞書にはそれは無いのだが) 夕食は夜須のお惣菜屋さんで購入。せっかくの休日だし、僕も時間が欲しい。献立はショートカットし太陽の出ている間に夕食、息子にも無理やり食べてもらった。風呂も入って、僕は早々に自分の部屋に引き上げたのが午後7時。これから僕のゴールデンタイムが始まる予定だったが、眠くて8時にダウン。何ともならない。 5月3日(水曜日)晴れ ![]() 今日は作業中ハウスの前を救急車が通り、サイレンを鳴らさず救急車は帰った。みんなは噂した、そして帰る時に真相が判明した。近所の高齢の女性は食卓の椅子に座ったまま亡くなっていた。訪ねてきた親類が見つけたとのこと。僕も一人住まいで、こういうのはあり得る。 自宅に帰ると疲れで動けない。45分間だけ「ヨルガオ殺人事件」を読んで休憩し、草取り。もうクタクタで、買い物に出る。本当は美味しいお惣菜を買いに夜須町まで足を伸ばす予定だったが、もう疲れで近所のスーパーで済ます。 帰ると息子が来ていた。前回メールで「連休は忙しいから帰らないで」と返信していたが。これではDie Hardだ。 お風呂を強めに沸かし、夕食は簡単なものから少しボリュームのあるものに変更。今日読み上げようと思っていた「ヨルガオ殺人事件」を断念し、AppleTV+のテッド・ラッソ:破天荒コーチが行く6巻(全10巻)までを見た。 今日の予定は滅茶苦茶になったが、このドラマは面白かった。イギリスのサッカーチームに、アメリカから応募したシロウト監督が就任する。最初はチーム全員とサポーター達が反旗を翻すが、だんだんとこの監督に惹かれてゆき、6巻目で全員の心集約迄漕ぎ着ける。この時点で23:30分。もう限界で、スイッチを切った。マネジメントとコメディーとヒューマニズムをミックスし3で割った映画。HIVI誌でも高い評価。 5月2日(火曜日)晴れ 疲れ知らずと書いたが、今日はいささか体が重い。動きが緩慢だ。ピーマン収穫半日。帰ってかっぱ市場に砂糖出荷。公園のフェンス外側に除草剤散布(ボランティアではないが、お寺のお坊さんが僕に告げる、僕は財産区の委員をしていて、地域の意見具申を聞き入れる立場、しかし財産区は費用を出さない、その間に立った僕としては、自分で作業するしかない、結果ボランティアだが)。帰ってきまさごのサトウキビ畑の草引き。しんどいと言いながらもこれだけこなした。クタクタで部屋に辿り着く。特に足が気だるい。スーパーに行ってニンニクの味噌漬けを買って8個ほど食べた。チョット単純すぎるような気もするが。 夜の音楽にブルックナー交響曲6番。これはもう前の楽曲の片鱗もない。ブルックナーとしては吹っ切れたのだろうか?彼の評価は7番から始まったとウキペディアにある。6番は自身の流れを変えた、良い方にではなく悪い方に。どんなな人にも一生に一度は輝かしい時がある、音楽家にも1回は最大のヒットがあると思っている。そしてブルックナーは交響曲4番が最高点を獲得していると思っている。 5月1日(月曜日)晴れ 名古屋のH氏から送って頂いた黒ニンニクは疲れが取れると言うか、疲れ知らずだ。調子に乗ってはいけないが、毎日の作業が楽だ。ピーマン収穫は2日仕事1日休みのパターンだが、この連休は4日収穫1日休みの変則。それで今日で2日目だがへっちゃらだった。今日は午前中だけだったので、午後はサトウキビ畑の草引き。終日野良仕事。よく頑張るなぁ。 草を引きながらブルックナー交響曲5番を聞く、指揮はバレンボエム。この人の演奏が一番好きだ。5番は4番と一楽章が似ている。兄弟曲の様な感じ。ブルックナーは、番号が上がるごとに、曲も昇華している様な構成だ。 17時に仕事を終えて風呂を沸かし、料理の先生宅へ行って夕食をご馳走になる。今日は太刀魚の塩焼きとツワブキ炒め、牛蒡サラダ、高野豆腐、ドロメ。酒を持参しなかったのが失敗。高知の春の旬を頂いた。 帰って、ハイテンク指揮のブルックナー交響曲5番を聴く、印象は「ちょっと違うんだよなぁ」調べてないが、楽譜が違うのかもしれない。もしくは、草刈りの時に使っているノイズキャンセラーヘッドフォンで耳に変調をきたしたのかもしれない。ピーマン農家のお母さんが言う、70歳を越すといつ何が起きても不思議でもなんでもない。と。 ここで耳寄りな情報。11/14ベルリンフィル(高松)、11/12ウインフィル(東京)、11/5ロイヤルコンセルトヘボウ(京都)世界3大オーケストラがやってくる。見逃すわけにはいかないだろうな。 4月30日(日曜日)雨 昨夜は早寝で今日は満ち足りた目覚め。それともヤクルトが効いたのか?今日はピーマン収穫終日応援の日だが、昼飯後も全力で走れた。終了したのは16時。ピーマンの横でピーマンに着く虫の天敵の為に、かぼちゃを植えているがその実が大きくなったので貰って帰る。今やカボチャは高価な野菜となっているので重宝するし、ここのカボチャは格別美味い。 帰って風呂を沸かし夕食に雪崩れ込んだ。空腹であり少し食べ過ぎた。昼飯にもスパゲッティ大盛り(380g)を食べたし、今日の食事はどう見てもカロリー過剰。時刻は18時半。未だ明るかったので一念奮起海岸に行って砂浜を30分歩いた。息が切れるがこれくらいが良いのだろう。これで収支が取れたとは言えないが、腹はこなれた。芸西村はこれだから良い。 今月は読書8冊に挑戦したが難しかった(昨年は3冊)。読んでいる本は「アソニー・ホロビッツ/ヨルガオ殺人事件」、話が複雑すぎて読むのに時間がかかる。探偵物語(こちらが小説の中ではリアルだとすると)の中に探偵物語がある、先者の探偵物語の中に、実際起きた犯人のヒントがあると、下巻ではその探偵物語が展開するので非常にややこしい。登場人物が2倍になって混乱の極みで読み進めることになる。気を張って読むほど睡魔に誘われ、気がつけば夢の中で本を読んでいる、それを繰り返し途中で断念。兎に角この本は面白い。4巻で3900円位、高価だが連休中の書籍としては最適。 4月29日(土曜日)曇り後雨 昨日の反動か朝は妙にエンジンがかからず、昨夜気になっていたブルックナー交響曲3番/ブロミシュテッド指揮を聴き直す、SB-10000のスコーカー、ツィーターのレベルを1db下げる。さらに左チャンネルのレベルを1db下げる。それでボーカルが中央に定位した。続いて中高域のスピーカーをB&W 805Dに切り替えて、カットオフ周波数を200hzから90hzに変更しウーハーのレベルを1db上げる。それで何とか落ち着いた感じ。 一旦電源を落として、ラジオ英会話に突入。もうヒアリングをしても意味が取れなくなっている。笑福亭仁鶴さんではないが「全~部丸く収める」のは難しい。午後雨が激しくなったので農作業はできず、プールに出かけた。不摂生が祟り下腹が出て来た。農作業は運動にならないが腹が減るので米を多く食べすぎる為か。今月は累計6km。月に10km泳ぐと確実に下腹が凹むのだが。泳ぎ一回に付き3時間必要(道中の距離が遠いので)。ピーマンで忙しいが+6時間確保必要だろう。 4月28日(金曜日)晴れ 昨夜の黒ニンニクの影響かよく眠れたし、今日は終日ピーマンの日だが、朝から夕刻まで全開で走れた。だが流石に疲れ、4時に帰宅して5時まで本を読んで休憩した。 夕食後コナン/漆黒の追跡者(金曜ロードショー録画)を見る。半分を過ぎてカブトムシにV字型のテープを貼ってあるシーンで、この映画は見たことがあるぞと思い出した。それまではすっかり始めてみる映画だと錯覚していた。ピーマン収穫時に脚がもつれて倒れそうになる事と言い、すっかり老いをまとって来ている。抵抗はできないが、出来る対抗策は欠かさず実行しよう。明日は雨だから、プールで泳ごう。今月は怠けていて未だ4kmだ。 今のアルバイト先のお母さんからの情報で、近所で家を壊しているのでもらいに行ってらどうかと打診があった。先日の理恵ちゃんと言い、近所では僕はすっかり廃材処理屋さんのレッテルが貼られてしまった。サトウキビの釜と家の風呂の釜と2つ持っているからだ。今時廃材と言えども焚き火はご法度なのだ。世の流れがそうなっているのと、近所の主婦の情報網は回覧板よりももっと確実に伝わると思いましたね。 映画を観た後、音楽も聞いた。ブルックナー交響曲3番/プロムシュテッド指揮ベルリンフィル。これがどうしてか物凄くうるさく聞こえる。今日の耳加減が悪いのか、スコーカーの設定が少し高すぎたのか疑問でチェックの必要ありだ。ブルックナーの1番2番は3楽章が似通っていると指摘したが、3番もそれを発展した感じの印象。4番は有名な曲(ロマンチックの別名がある)でガラッとイメージが変わるから、この人の括りを0~3番としたのは正しいと思う。 4月27日(木曜日)晴れ ピーマン半日。今年から作業員は僕を含め4人体制、作付け面積は減っているが収量が多いらしく、夕刻まで作業する日が多い。ベテランの淳子ちゃんが居ないから作業が遅れがちでもあるが。まぁ30度で水蒸気が多いビニールハウスでの作業は、疲労が激しく連続4時間もすれば動作も鈍りがちにもなる。田村のおばさんは、「チットで手伝うちゃり、けんど自分がたいそい時は休まないかんぞね」 名古屋のおばさんからは、黒ニンニクが届いた。炊飯器も届いた。ニンニクがなくなったら自分で作りなさいと言う事だ。早速2粒頂く。 夜の音楽は有名な「ルイアームストロングとエラフィッツジェラルド」LPレコードで聴く。高音質盤で気持ちが良い。肉か魚と夕食を選ぶ様に、夜の音楽はクラシックかジャズかの選択。豊潤な時間を過ごす。明日の仕事の制限がなければもっと聞けるのに。だが多分制限のある方が楽しみは深いだろうな。 4月26日(水曜日)晴れ 昨晩の雨は凄かった、目覚めはしないが夢の中で轟音を聞いた。春の嵐だった。明るくなると雨は止み、10時ごろには晴れて来た。久しぶりにラジオ英会話とAir Frameの翻訳。英語から少し離れすぎたかな?と反省。裁断した書籍をPCに取り込み、午後遅くからサトウキビ畑で草引き、草の繁殖も勢いを増して来たが、同時に蚊も繁殖が始まった。草で見通しが悪くなれば蛇やマムシなどが出てくるから、作業を急がなければならない。 近所の理恵ちゃんから電話、「忙しくないやろうから家を壊したので廃材を取りに来いや」「今は忙しくて動きがとれんきに、すまんけどもう少し後でえいやろうか?」「何に忙しい?」と理恵ちゃん。「ピーマンやカンショ」と僕。 私は定年退職者で近所では忙しくないと見られている。僕の実情と違う「私」を誤解して貰っているのは良い事だろう。これからも違う「私」を演じ続けたい。 夜の音楽はシェフィールドレコードのダイレクトカッティング盤45回転、鮮度の高い音楽だが、今夜の様に心静かに対面出来る時は楽しめるものの、ビジネスマン時代はちょっと難しかっただろうと思う難解もの。 今日から風呂の屋根改修で大工の小松さんが奥さん同伴で来てくれている。 4月25日(火曜日)雨 ピーマンの日。昨日買った手袋と帽子をかぶり作業。手袋はやわらかなピーマンを握るだけなのに、表面の滑り止めが磨耗し結構頻繁に交換する。今日は実が少なく、2列目に入れた(多い時には1列で終了)帰って、冷凍のスパゲティを温め、ネギや生姜を刻んでふりかけていただく。僕的には調和していると思う。食べながら「汝、星のごとく」を読む。2時まで読んでプール。雨なので農作業はできない。2km1時間5分。バタフライ25m3本含む。平時より時間が超過。此の所何時も5分遅れだから、体力低下とみなすべきかな。そう言えば、プールで追い抜かれることは少なかったが、今は追い抜かれるのを常態としている。 帰って風呂を沸かし、キノコ各種ポン酢炒めを頂く、これが結構行ける。安価で体に効きそう。 まだ明るかったが、映画「ゴーステッド」(AppleTV配信4K)を見る。その男は街で見かけた美人の買い物客に言い寄ってデート。家族は彼女と交際を続けるべきだと言う。それで彼女(セディ)を追ってロンドンへ、そこで拉致され気がつけばパキスタンへ連れてこられていた。誘拐者(ルベック)は彼(コール)から暗号を聞き出そうとするが、農家の彼はちんぷんかんぷん。そこへ彼女(CIAだった)が救出に現れる。ここからアクション映画が始まった。 問題は1時間半で発生した。映画が突然止まる何時ものパターン。設定やなんかをいじるが解決せず。AppleTVのアダプターの電源を抜いて、再度投入すれば復帰。そこでわかったのは、AVアンプの上にこのアダプターを置いていたので、熱でリミッターが働いたのだ。温まってくるのが丁度1時間半だったのだ。 それで夜の音楽はなく、布団の中で「汝、星のごとく」の続きを最後まで読んだ。青い恋は男性(櫂)が胃ガンで亡くなるところで終わる。彼女(暁海)はそれでも家族や、周りの人の援助や中傷を全部飲み込んで生きて行くのだろうと、自分を見つめる。本屋大賞の割には荒削りだ。でもRPGの如く、物語がスピード感を持って進んでいく、テレビ番組を録画して早送りでドラマやバラエティを見る現在の風潮に合っている。お爺さんとしては面白いが深みに欠けると見ましたね。 4月24日(月曜日)曇り ![]() それで「汝、星のごとく」は、夫を浮気女に取られた母と娘、男運が良くなく男のケツばかり追いかけている母と息子の2家族で、主に子供達2人の恋を描いている。馴れ初めについてだけでも、僕だったらとてもとてもって感じだ。まぁ小説なんだからドンドン読んでいこう。 夜の音楽はブルックナー交響曲2番/ハイテンク指揮/アムステルダムコンセルトヘボー。ブルックナーの交響曲は0~3番までを初期と扱うらしく、一般的に人気がない。ところがハイテンクは0番からレコードに残している(極めて少ない)。確かに3番までは親近感が湧かない曲調だ。1番の3楽章と2番の3楽章はよく似た雰囲気があるにも関わらずだ。 4月23日(日曜日)晴れ ![]() 今日はついでに本屋大賞の「汝、星の如く」iBooks¥1800円を購入した。Kindleでは販売してない。 4月22日(土曜日)晴れ ピーマンの日、今日はフルタイム。朝6:45~夕刻16:30までだった。サンサンと降り注ぐ太陽がビニールハウスの空気を温める。ピーマンは地中からドンドン水を吸い上げ、給水は1日3-4回。蒸し暑い、蒸気サウナの中で8時間強過ごす。毎日ビールがゴクゴク呑める。午後1時から2時半の間が物凄くしんどくモソモソと動くようになる。やっぱり歳かなと思ったが、3時の休憩どき、皆そう言っていたから、あながち悲観すべきではないかも。①ピーマン1個下限の重さ28gを瞬時に見極めハサミを入れるのが結構迷って何度もそっと握って大きさを確かめる。そして、②葉っぱが折り重なり厚い層になっている所はグイグイ首を突っ込んで太めの実を探す、その時首に、ピーマンの害虫を食ってしまう天敵の虫が付着する。痒くてボリボリ掻く。③木は成長し180cm以上のところに3割位の実があって背の低い私は伸び上がって何とか収穫するが、首を天向けたままなのでその辛さは尋常でない、ポキポキ折れそうな音を出す。以上3苦。 過酷な作業と2日に1回の安楽な休日は精神的な満足があるし、僅かながら報酬もある。文句の付けようのない定年後の生活であるはずだが。 夜は、9月のオペラ鑑賞で、もう1本上演される「椿姫」の1幕を観た。メトロポリタン劇場。演出のマイケル・メイヤーが素晴らしい。僕の一方的な感想はメトロポリタンの演出は華やかで、ミラノは少しくすんでいる感じだ。さて東京で見る「ローマ劇場」はどう出るか?夜の音楽はCDやLPを聞く方が感動は高いが、9月に向かって知識の修得が必要でそればかりは言っておられない。 4月21日(金曜日)晴れ ピーマンの日。今日は「実が成長」していて中々前に進めない。もし僕が休みを強行していればかなり酷いことになっていた。でも僕も自分の仕事があって午前中で失礼させてもらった。妙に疲れていて、昼飯の後30分ほど昼寝。午後の農作業はサトウキビの種を欠株のところに植えた。生憎と種は乾燥でやられていたので全部が芽を出すとは限らないが。その後水をかけた。その後頼まれていた雑木を枯らす作業。色々ありで疲れました。ここの所疲れを意識する事が時々ある。昨年末のサトウキビ収穫の時なんかはもっと酷い作業だったのに疲れ知らずだった。僕的には連続した睡眠時間が減っているのが原因だと思う。それで昼寝で補うととても上手く回るのだが、雇われ仕事ではそうは行かないのが辛い。 早く寝なければと思いながら、カーリー・サイモンのLPを片面だけ再生した。「虚ろな愛」が大ヒットしたアーティスト。同じ時期にロバータ・フラックの「優しく歌って」もヒットし、洋楽黄金時代だった。あいにくその楽曲が含まれるNo SecretのLPを持ってない(LPからの録音テープを保有)。今夜再生したのはその次のアルバムでBoys in the Trees。こちらも先のアルバムNo Secret同様録音がすごく良い。ハイレゾとかCDとかメディアの論議が霧消するかのようだ。泣く泣く電源を切って寝る。 4月20日(木曜日)曇り ![]() 「どうにもなりません」それより、音楽を一枚でも多く聴いた方が楽しいのだが。 4月19日(水曜日)曇り 今日もピーマン休み。4月中は新規採用の方が9-17時OKとの事で、僕の出番は不要だと判断して、雇用主に願いでたらOKだった。ただし緊急の場合は対応すると約束した上で。 それで、ゆっくり朝飯を食って、滋賀の友人にご無沙汰の手紙を書き、エクセルBDリスト「トスカ」を検索してあまりの多さに驚き気を引き締めて取り掛からないと全部チェック出来ないなぁと感嘆詞。 「トスカ」のあらすじは反政府の友人を匿ったカヴァラドッシが別荘に逃亡する。彼の恋人トスカは、ローマの監視人スカルピアに跡をつけられて、友人とカヴァラドッジが捕まってしまう。スカルピアはトスカの躰と引き換えにカヴァラドッジを逃す約束をする。その部屋で、そこにあったナイフでトスカはスカルピアを殺害する。一方、カヴァラドッジの処刑は空砲で逃すと言っていたが、実弾で死んでしまう。悲観したトスカはスカルピアの殺害が発覚し、迫る警備隊の前で飛び降り自殺する。この単純なストーリーを演出者が舞台を工夫して、演者は歌唱力を競ってドラマを盛り上げる。どのくらい歌い上げるかを観客は楽しむ。アルバムはテレビ放送の録画だが、演奏は強弱があって面白い、生だとさらに期待できそう。ストーリーは頭に入れたが歌はイタリア語なので、全く理解できず、シーンから類推するには結構パワーが必要。 オペラはストーリーが重要だと、今迄頑張って記憶した。ドイツ国立歌劇場とミラノ・スカラ座と2本観た。どちらも英語の字幕がサービスされていたので、記憶と併せて場面が理解できた。が、それに囚われて、歌い手の歌をじっくり聴くことができなかった反省があった。 その後オペラを軽トラのステレオで聞くようになって、別に歌詞は理解できなくても楽しめるではないかと判った。それ以降は積極的にLPレコードを買って、適当に針を落として聞くようになった。 だから、「筋は押さえなくても良い」かと言えば、ライブはそうも行かない。録画で見る演出と、今回の演出が違うから、舞台風景が変わると全く歌の意味が違って聞こえるのだ。(LPやCDは歌だけなので惑わせられない) オペラは歌詞と演奏は固定だが、それ以外は自由なので、舞台は18世紀の衣装で宮殿もあり、現在のNYの服装で、IT企業の事務所もあるのだ。だから指揮者よりも誰の演出なのかが重要視される。 4月18日(火曜日)晴れ ![]() 夕食にアサリ飯を炊いたら結構美味くてご飯が進み、確実に下腹に効いていると感じた。水泳で絞らなければと思いましたね。泳ぐと疲れるが、覚悟して。 夕食の後、六角精児の呑み鉄「宇和島~土佐くろしお鉄道編」を(たらふく食った上に)お酒を飲みながら見た。彼の番組中1番多くのお酒を飲んだ番組ではなかったろうか。そして、六角精児もすごく満足していた様だった。今日も作業のため眠くて、9時半就寝。 4月17日(月曜日)晴れ ピーマンは休み。サトウキビ畑の草引きと捕植を前西と西下の畑に行った。ピーマン収穫で腕が相当痛んでいるのに、草刈機を振り回したので、もう最悪の状態だった。そして昼飯時、大工の小松さんが風呂の屋根張り替えの下見に来てくれたが、ついでに「つくね」芋を持って来てくれた。畑の1列分(50個も)あって、明日植えなければ腐ってしまう仕事を作ってくれた。有難いがもう満腹の状態。運動としての農業が苦痛の農業になっている。どうしてこの泥沼に落ち込んだのだろう、原因は僕の弱さだろうな。「断りきれない」のがズルズルと悪い意味で社交を広げている。その反動として、内部に拡充を図ろうと好奇心の赴くがままに手を広げるから時間が足りず何もかもが中途半端になってしまう。そしてイライラする。 9月のオペラ鑑賞は、所有物を検索すれば椿姫はLD+DVD+BD10巻。トスカはLD+DVD+BDで9巻。1巻3時間なので57時間必要だ。毎晩見ているが30分が限界。9月迄に見終えるか心配。 東京ついでの話題では、最後の職場の元上司(僕の立場は直轄だったので少し上の人だった、今となっては関係ないが)そのM氏にメールすれば出て来てくれるとの返信。お酒の好きな人で、夏でも熱燗の日本酒から始める。海外に同行しても、日本食と熱燗は変わらなかった。そうそう彼は海外出張はビジネスクラスで空港の格上のラウンジが利用できるからと同行したたが、お酒は有名ブランドがあったが食事はなかった。機中でいい食事が提供されるためだ。僕等庶民のマイレージゴールドクラスのラウンジは機内食よりも、「まし」な食事が提供されていて、格下のラウンジに好感が持てたのを思い出した。 4月16日(日曜日)晴れ後に雨 ![]() 仕事は午後3時に終了し、伝承館に行って家屋の廃材から切り出し薪を準備した。雨がやって来たが今回は2時間の予定だったので強行した。もくろみではどうやら4つの薪の山から、5つ目の山も出来そうだ。 夜は青椒肉絲、ピーマンはアルバイト先から貰って来たもの、筍は裏から掘り出したものと今日も又春の旬で頂く優れもの。 疲れは激しく、食事の後7時半に就寝。食べた後すぐ寝るのは良くないとは言われるが(多分深夜の事を指す筈だが)、どうしようもない。 4月15日(土曜日)雨 ピーマンの日。今日は半日。新規採用のI氏の就任で僕の出番は減る事になった。12時に帰って食事の後少し眠る。その後、先日のご来高旅行記を書き上げてK氏にPDFで送る。旅行記はお礼というよりも、自分がどんな表現できるか?の思いが強かった。なかなか深く切り込めないのがもどかしい。余った時間は村上春樹氏の書籍。 夕刻は料理の先生宅で春の野草の天ぷら料理を楽しんだ。「コシアブラ」春の野草の王様を頂いた。格別味があるわけではないが、美味しくいただけた。タラの芽、蓬、芹、わさび菜。エネルギーを蓄えた感じがする。 話は前後するが、昼には雇用主のお母さんから、サバ子と蕗を煮たのを頂き昼食とした。いずれも春の旬ばかりの食事だった。 4月14日(金曜日)曇りのち雨 ![]() 今日から村上春樹の「街とその不確かな壁」を読み始めた、高校生の僕と1歳年下の君が語る虚構の町の話、彼女は影の存在で、本当の自分は壁に囲まれた街に住んでいると言う。そこで図書館の管理をしている。図書館には書籍はなく、いろんな人の「夢」の在庫があって、夢読み人が来るのを待っている。「あなたでも良い」と言う。いつもの村上ファンタジーが展開される。それが今時流のメタバースとダブル。仮想空間の話と現実の世界の話が交互に流れてゆく。初代映画「アバター」に似た展開だ。取り敢えずそこまで。 4月13日(木曜日)晴れ ![]() 次に佐川町へ行き観光案内を頼んであったので、佐川町を案内してもらった。僕らは牧野富太郎氏に期待し、ガイドさんは筆頭家老深尾氏に重点を置き、相違が不満になった。街歩きでやっと牧野富太郎氏に出会い満足。吉本牛乳を使ったソフトクリームの無料サービスがあって、濃厚な味に感動した。司牡丹の立ち飲みは無かった。大体見終わった所でガイドさんに別れを告げ「萩の茶屋」を目指した。僕としては貝を食べて欲しかったが、彼らは安価な定食で済ませた。安価な食事は定年退職者だからと拘っていた。最後の予定にアクトランドを入れていたが、2900円に驚き断念された。取り敢えず近くの桂浜に行き景色を愛でた。アクトランドの代わりの坂本龍馬記念館を訪れて、龍馬の功績に迫った。疲れも出て来て、館内で少し休憩された。4名合計で330歳。身体の衰えはどうしようもなく、僕は道中しばしば足を止めた。いずれ僕もやってくる姿だと痛ましかった。4時半空港でお見送りし、僕は自転車に乗って帰った。途中夜須でお惣菜を買って、夕食は献立しないと決めた。自転車の40分なんかで疲れたとは思わないが、今日は妙に疲れた。 カササギ殺人事件上下巻を読み終えた。コナンの様なミステリーもの。こんなミステリーは初めてだ。是非お勧めする。ミステリーが上巻と下巻で全く違う物語で「上巻はミステリーの作品だ」「下巻はそのミステリーを書いた作家が亡くなり、その死因を探る探偵物語」ちょっと手が込んでいる。英語の綴をもじったのが手がかりで、原作を読めばもっと面白いはずだと思った。 4月12日(水曜日)雨 ![]() 自転車を高知龍馬空港に持って行った。明日お見送りの後、空港から帰る足だ。 明日K氏ご一行様をお迎えする。持ってゆくカメラはLUMIXのGF2に12mmf 1.4。明日は晴天だからこれで十分だろう。 随分と迷ったが、9/16-17日、来日予定のローマ劇場のチケットを購入した。オペラ「椿姫」と「トスカ」90,000円。今しかない、この先何度も見ることは叶わないかも知れないと決断した。 椿姫もトスカもBDディスクに録画してあるので、事前に筋を掴むことができそうで、早速、トスカから見始めた。 4月11日(火曜日)曇り ![]() 休日には出来るだけ腕や指を労って過ごしたいと思っているが、ついついあれこれ思いつくままに手を染めてしまいゆっくり休暇を過ごしてない。自分の農作業はもう取り返しのつかない所まで荒れてしまった。時間を見つけて一歩づつ進めるしかない。 4月10日(月曜日)晴れ ![]() 今の時期ピーマンは生育が悪くあまり収穫できず午後2時半の終了した。指が痛いが、アビトンを切断し終え、トラックに積み込んだ。自分の百姓仕事は遅れに遅れだが、出来ることをするだけ。出来ないことに焦っても仕方ないと思うことにした。 疲れていたが、夜は映画「ウエスタン」を見た。言葉数が少ない映画で少しかっこつけた感じを出している(近年の日本映画みたに)。主な役者はチャールズ・ブロンソンとヘンリー・フォンダとクラウディア・カルデナーラとジェイソン・ロバーズ。ちょっとストーリーを掴みにくい面と、言葉が少ない分だけ「技」の駆け引きみたいなやりとりがあって、ここは日本の武士道に通じる「無というか静というか」が演出されている。ストーリーはB級だが、豪華俳優と無口で品格を上げたセルジオ・レオーネ監督の勝利としておこう。 4月9日(日曜日)晴れ 「モーツァルト君、この音楽は少し長いと違うかね」とオーストラリアの皇帝は言った。「いいえ閣下、ちょうどの譜面です」と取りなした。 一方、この楽譜は交響曲の端くれにも置けないと指揮者に指摘され、交響曲1番を付けようと思っていたブルックナーは、すごすごとこの楽譜を引っ込めた。後に交響曲0番とした。この様に自信家でないブルックナーは改定を繰り返し、同じ楽曲にいくつもの譜面が存在する。 ブルックナーはなかなか馴染めない曲が多く、昨年から何度も聴いている。今日もDENONのシステムで向かい合った。耳が衰えたのか、それとも聴き方がより込み入ったのか、エアコンの風音が音楽を邪魔する、弱音がかき消される。ファゴットが微かに奥の方でスパイスを効かせているみたいだが認識できなかったりする。まぁスピーカーがパナソニックXRP810でツィータ以外コーン紙だし、83dbの音圧で、推測するに反応が鈍いのではなかろうか。だから弱音部はかき消されるかも知れない。 今度はジャネット・ジャクソンをかけた。こちらはダイナミックレンジ幅が狭い楽曲なので、音量を少しあげると水を得た魚の様に音楽が生き返る、その豹変ぶりは面白い。もう一つ、DENONのアンプは暖気運転に時間がかかり、1時間くらいでは不足。映画1本を見てから聴くと表情が変わる。もう少し暖かくなってエアコンなしで過ごせる様になるとこのシステムは楽しめるのかも知れない。 4月8日(土曜日)晴れ ![]() 午後は少しだけ甲斐荘楠音のアルバムを作った。出典元は書籍から。大判のスキャナーを使って取り込んだ画像をパワーポイントに貼り付ける。面白そうで先が楽しみだ。 その後、先日の大雨で雨漏りがしていたので対策に屋根に上がった。シトミのトタンを外すと原因が究明した。笹が樋に積み重なって毛細現象で漏れ出したのだ。多分次回は大丈夫だろう。自分で作業できないと大工さんに頼むことになり、それなりに費用が発生していたのかも知れない。これからも見かけは悪くなるが家屋は自分で修理しよう。そして県議の期日内投票を済ますともう5時がやって来た。百姓仕事は遅れに遅れている。 土曜日は日経新聞に書評紹介があるので楽しみだったが、最近は妙に国内作家に傾いていて、視野が狭くなったような感じがする。書店で興味ある書籍に出会うためには田舎生活では相当努力をしなければならず、その時間がない今は積読書籍を食い潰すしかない。まるで貯金を食いつぶしている今の生活のように。 4月7日(金曜日)雨 今日は降った。高知放送のラジオでは累計300mm近くの雨だったと言う。他府県なら被害続出だ。暗くてピーマンがよく見えない中での作業。今日はしんどい。連日の作業の負荷よりも先日の水泳の疲れが今頃になって出ている感じだ。ものすごく眠い。エネルギー補給に缶の栄養剤を飲んだが今日は効かなかった。最近疲れはあまり残さなくなっていたが、70歳の節目がとうとう来たか?それともエネルギーの放出量が多すぎるのか?(昨年比=泳いでない、作業も半日だった)午後からは渾身のエネルギーを絞って作業に臨んだ。夕刻5時に作業を終えた時はもう一歩も動きたくなかった。でも朗報があった。この農家さん、もう一人募集をかけている、明日面接するとの事。採用が決まれば僕のお役目はなくなる。20:30就寝。 4月6日(木曜日)雨 ![]() 終日雨でビニールハウスは蒸し込んだままで暑くはないが湿気が高く汗は流れる。帰って風呂を焚き、汗を流した後に食事。食後少し台所で寝て、夜の音楽に突入した。今までの調整と試聴で平日はSB10000のオリジナルセットで聴き、休日にB&Wに切り替えるのが良いのかな?と結論づける。 調整後SB10000でやっとフルトベングラーの音楽が評価できる様になった。彼の音楽は戦争を反映してか悲壮感が漂っている。明るく聴くような雰囲気ではない。コレをB&W805D4で聴けば、音楽が上品になって、フルトベングラーの意図が見えない。だが岡村孝子のCDでは背後で楽器の微妙な演奏がよくわかり、声に潤いが感じ取れるから、使い分けするのが良いのだろうとも思った。 また、電源BOXを購入した。これはAC電源を綺麗な波に整えるものだ。DENONのアンプとパナソニックBDプレーヤーを接続したところ、低域にパンチ力が出て来て、このシステムも新たな存在感を示してくれた。が同じ部屋でも3つの妾さんを均等に可愛がるには時間が不足している。 4月5日(水曜日)雨 3時半起床、昨晩行う予定のスピーカー調整を始める。結論はスピーカーの基本設定通り、クロスオーバーを-12db/オクターブでカットし、中域のレベル補正でうるさい感じを調整した。このチャンデバイダーは設定をメモリーできるので、このスピーカーに対しては5種のメモリーをしてある。耳と気分によって設定を変えれば良い。設定後再びヴェルディオペラ「ファルスタッフ」。もうスピーカーの前から離れられなくなる。蜘蛛の巣にかかった昆虫のように或いは、綺麗なバーのママさんに田舎のおっさんが一方的に惚れて毎晩通い尽くすように。そして時間が経過すればするほどアンプが温まり音に艶が乗ってくる。時間があれば針を降ろすようになって私生活が滅茶滅茶になりそうだ。雨は早めにやってきた。雨の合間を縫ってトイの掃除。それからプール。2km。1時間5分。まだ痛みから回復していない。スーパーでお惣菜を買って帰り日経新聞夕刊を見ながら食事。トランプの起訴とウイントン・マルサリスのコンサートが取り上げられていた。ウイントンはJAZZの正統派路線を踏襲している。演奏技術も素晴らしくマウント富士JAZZフェスで見たことがある。CDも同様に技術を垣間見ることができる。新聞評価も同じことを書いてあった。 4月4日(火曜日)晴れ 今日もピーマン収穫。熱い。汗が噴き出る。10時の休憩までに我慢できず水を飲みに出る。尿はでない。昼の食事時大きな睡魔がやってきたが時間はなく、再び作業にかかる。17:00に僕は作業を終えたが、雇用主たちは後1時間くらいの作業が残っていた。 その後、夜須のお惣菜屋さんに行く。この疲労では夕食を献立するのはむつかしい。そして30分くらいの作業で風呂を沸かす。PC仕事をしていた2年間はコレが結構気分転換になったが、今ではきつい。 食事の最中にもう睡魔がやってきた。今夕はオーディオの調整をする気にもなれず、昨晩放映された六角精児の「呑み鉄日本旅/能登半島編」を見る。2015年の番組で今まで見た中で一番呑んでいたよう様な気がする。彼を見ているとゆったりする気になる。まっ!それがこの番組の狙いかな。へとへとだがもう一本中井精也の「ユル鉄/茨城県編」確かに彼は鉄道が好きで堪らないのが溢れている、その上でカメラマンのセンス。他の写真家は写真が好きで、鉄道が好き、と1位と2位が違っている様な気がする。風景に何にも特徴が無い場所で茨城をどう魅せるか悩んでいる場面があった。番組デレクターさんが「この無駄な時間を入れた」のを僕的には評価する。この人でも悩むのかと。朦朧とした頭で感動した。9時に倒れる。 4月3日(月曜日)晴れ 坂本龍一が亡くなった。大瀧詠一、高橋幸宏に続く。彼等には何かあると言うか、あった、と思う。細野晴臣と松本隆のみ健在。5人中3名死去。 今日はピーマン収穫。多い。収穫に時間がかかっている中で、僕は歯医者に行ったので作業がそれだけ遅れて、目標の2棟ハウスの5時終了がギリギリになった。明後日からは新しい人を採用したから、この様な事態も避けられるかも知れない。 昨日から着手した、ホーンスピーカーの設定は、カットオフ周波数をそのままに減衰率を低中域の間=48db/オクトーバー、中高域の間=24dbで切ると、スピーカーから出る音の濁りのような成分が消えた。少し音数も減った様な気もするが、歪み成分の高調波がその役目をしていたかも知れない。昨日から聞いていたオペラでのチューニングを終え、YMOの LPを再生した。テクノポップばかりのイメージだったが、A面最後の「キャスタリア」は坂本龍一が「戦場のメリークリスマス」で採用したメロディによく似ている。この頃から彼は目指す音楽の方向があった。他はドラムスが効いた切れの良い音楽で、当時流行したドナサマーのディスコ(ホットスタッフに代表される)と双璧だと思う。また、パヒュームの音楽はテクノと呼ばれるが、確かにここが原型だと思わせられる。この音楽はある程度音量を上げて聴くと気持ち良い。特に夜中が良いですね。 4月2日(日曜日)晴れ ![]() 午後から裏の畑で木を1本倒した。切り刻んで車に積んだのが15時、それからアビトンの切断。4時半に終えて伝承館へ運搬。ほぼコレで3枠の薪が準備出来た。後1枠準備すれば完成。 AudioQuestのスピーカーケーブルPR ROCKET22が届いた。91,300円もする。コレをDENONアンプPMA2500スピーカーはパナソニックXRP810に使用した。従来のケーブルは無名のケーブル。変えた途端音が上品になったが音数が減った。前のケーブルの方が荒削りでもハッキリしてて良い。ケーブルはこの様に高ければ良いと言うのが通じないから厄介だ。 夜の音楽はオペラ「ファルスタッフ」。スピーカーをSB10000のオリジナルに戻した。ホーン型のスピーカーでオペラを出すのはかなりチューニングが難しい。 4月1日(土曜日)晴れ ![]() 帰って風呂を焚き、伝承館に運び込むためのアビトンを切断する。よく頑張ると思う。だがエネルギーはここまでで、飯を食って風呂に入るともう何も出来なかった。音楽を聴くことさえ出来なかった。 3月31日(金曜日)曇り 先日の写真を少しチェックした、「合格」としよう。たぶん時間があれば後から編集に移れるだろう。午前中は久しぶりの英語。下りエスカレーターを登っているようなもので、旅行の間はレベルがグッと落ちた。大阪には随分と外国人がいたので話しかけたら良かったかも。反省。(でも彼らはマスクをしてないのでリスクもあるし、話しかけても来ないなぁ)。午後は、西下の草刈りから始めた。昨年切って放置した穂先がいくらか残っていたので畝から取り除いた。無農薬、無肥料栽培には草刈りは必須。多分この草が肥料になっているのだろう。I氏宅で家屋の廃材回収し、伝承館に運搬。多分これで4枠の薪の山が完成するはず。 夜の音楽は、ヴェルディ歌劇「ファルスタッフ」ジュリーニ指揮、ロサンジェルスフィルハーモニー。これは、アバド盤もCDで持っているが、ただただ聴くのみで内容は頭に無いが、オペラにしては両盤とも比較的音が良いと言うか、気持ちが良いので至福の時を過ごせるのだ。録音は1983年ごろだから、録音技術も完成の域にあったのだろう。オペラのLPは殆どが新品同様。ライナーノーツも傷んでない。手放した人も僕もそうだが、中々全曲を繰り返し聴けないためだろう。 3月30日(木曜日)晴れ ![]() 今回Kindleに探偵推理小説をダンロードしてたので待ち時間は苦でもなんでもない。新幹線は疲れで爆睡、JR四国の土讃線で続きを読み上巻が終わったところで後免駅に到着。ダイヤ改正で待ち時間なく土佐くろしお鉄道奈半利線で和食駅に帰ってきた。留守の間に田んぼが耕されカエルの合唱が迎えてくれた。 料理の先生に春野菜の夕食を頼んであったので、季節感のない大阪の食事からはビタミンの豊富な食事に一転した。身体は喜んでいるだろう。 夜は、カールベーム指揮バイロイト祝祭管弦楽団によるワーグナー活劇「ワルキューレ」を聴く。このアルバムはジークフリートを除き揃っていたがとても僕の力で持ち帰りができず1部とした。購入時の盤評価はB級だがプチプチ音はなかった。 3月29日(水曜日)晴れ ![]() この映画はその闘いにマルチパースとか、スーパーパワーとかのアクションが介在し映画を盛り立てて(僕には訳わからん)いる。前宣伝とか書き込みは、それが世界を救うとある。まぁ意図は何処にあるのか人それぞれだが。 この映画は他にも目的があってIMAXを始めて観た。レーザー照射で黒沈みが凄い。スクリーンは黒沈み用にグレーマット、光量不足を補うために2台のスタック。スクリーン26m×18mの巨大、前後左右の中央席(3300円)で鑑賞。ドルビーアトムスは実感薄い。シートに深く座ると身体が小さいのでスクリーンの下端が見えない。エグゼクティブシートは4DX無し。 最後の出演者表示の文字はブレ発生。24Pが原因か、レーザでも動画ブレするのか確認できず。この時に流れる音楽は気持ちの良い高域に、安価なスピーカーにありがちな甲高いボーカルの中域で、やはり映画音響は頑張ってもステレオセットとは違うと感じた。視野角から外れる程のスクリーンは自宅では無理だ。色彩は有機ELテレビの方が上かな。 その後マクドでビッグマックセット。久しぶりで美味しい、コーヒーも苦味が効き感動。難波の住友銀行で印鑑変更に1時間。これでは効率は上がらんわ。それに承認を求めるパソコンはOSにWindows10、ブラウザにエックスプローラを使い、脆弱そのもの。これが銀行の実態、色んな不具合が報告されるが、あり得ると見た。 その後短時間でシマムセン鈴木さん訪ねる。SACDにお勧め無し、ネットワークプレーヤーはDELA3TBにSSD増設し、DENONのDACに接続すれば良いとアドバイスを貰い、ピーマンのお手伝いが終われば購入を約束。 その後懇親会、5時に大阪駅を出発したのに福島の阪神ホテルに着いたのは5時半、ホテルを間違えた。久しぶりの面会。いつも会っているつもりなのに4年間のブランク。月日が経つのが早すぎる。メンバーは健康年齢上限を超した方もいらっしゃった。みんな元気なので僕も元気なのかなぁと安心感をもらえた。と結局は今日見た映画のテーマに帰結し、一日を上手く締めてくれた様な感じ。 ヨドバシカメラで触ったことのないニコンZ9、フジXT5、Canon3D、OM1の感触を確かめる。次回は重量制限からフジかOMかになりそうだとひそかに決意。 ジュンク堂へ訪問するも洋書担当者不在で購入至らず。街は遅くまで店が開いていて、ちょっと酔っていても歩き回って酔いが覚めて良いな。大阪は僕にピッタリだ。 3月28日(火曜日)晴れ ![]() 昭和初期に活躍した甲斐荘楠音(かいのしょうただおと)展、彼の作品を一堂に集めたもの。妖艶な女性を描いた作品が多い。まるでダビンチの絵画のような筆使いだと広告を見て思っていたが、展覧会ではその事が触れられてあった。人生の後半は東映の映画に深入りし衣装などのデザインを手がけた。旗本退屈男の大川橋蔵なんかが着た着物が披露されている、映画のスチルも横にあって「このシーンで着た着物だよ」と解説。ところが、着物の色が違う。どっちがホンモノ?係員に聞くがどっちもホンモノだと。多分スチルはホワイトバランスズレだろう。 平安神宮の大鳥居をカメラに収めて、琵琶湖疏水沿いの桜撮影。再びバスで京都府立植物園、桜が満開で近くの住民の方が今日が一番良い日、花びらも散ってないでしょうと言う。70歳以上は無料で免許証を提示て入館。LUMIX G970-200mmで撮影。逆光の花びらが綺麗。ストロボを焚いてマニュアル露出で撮影、ストロボ発行の強さで花びらの色がドンドン変わる。時間をかけて色調整すれば良いけれどもう終了の時間。 地下鉄で京都駅へ戻り、ヨドバシカメラのビルにあるHUBでビール。今回の旅はバスを熟知したH氏がいなければこうスムーズに行かなかっただろう。感謝。ヨドバシでは忍者レフ版と、Canon用偏光フィルターを購入、担当のS氏はフィルターは汚れが落ちやすいものと高いのを勧められた。2万円もする。 新大阪に帰りつき十三のホテルまでを検索すれば9分だった、それでは歩こう。しかし中々十三は近づいてこない。もう一度マップを設定すれば車での移動ナビだった。結局30分くらいかかって着いた。だがここで終わらない、今回「大阪に来ないか」キャンペーを使って4000円のクーポン券を利用するので、それをスマホのアプリで入手しなければならない。IDコードは手打ちだ。 3月27日(月曜日)晴れ 5時起床、新聞を見ながらゆっくりと朝食、6時半モトム君のビニールハウスに向かう。今日もナスの収穫お手伝い。最初ははかりを使って重量測定しながら収穫する。75gは結構大きなナスの実、でも今日のように収穫が少ないとつい小さいのに手を出してしまう。計れば66gだったり72gだったり。規定重量以下は「ハネ」として捨てられる。裁判官と同じく「疑わしきは、手を出さない」のが正しい。今日のようの寒いと実の太りが遅いとの事。昨日のハウスの半分くらいの量だった。10:30に終え、帰ると友人が来ていた。心配事があるらしく、今朝まで酒を飲んで夜を明かしたとか言う。でも内実は話さなかった。いや、僕が相談に乗ってあげる余裕を出さなかった為かな。明日の出発に際し、ナスの仕事でいろんなものが遅れどうにもならない状態だったのもある。それでも時間を優遇して聞いてあげるのが友達だろう?と心の中でこだまする。そうだ、その通り。それでも3時間くらいは時間を費やした。 それから準備、特にカメラは充電しなければならずすぐに荷物の蓋ができない。旅行には書籍や音楽も必須でその整理も必要。旅行は仕事ではなく遊びだから絶対なのだ。次に家の清掃。お墓にシキビを添える。結局18:30迄バタバタした。タケノコが2本あって掘り出したし、夕刻燕がやってきた。いずれも昨年よりも5日くらい早い。夜は、明後日披露する自宅水族館の編集。 3月26日(日曜日)雨 ![]() 結局自己流水族館開設も、美術館開設も、音楽鑑賞も、全部まとめて頓挫。岡村丸の船はどこに向かって漂着しようとしているのだろう。 3月25日(土曜日)雨 雨だが作業を進めなければならない。作業は砂糖を焚くための薪を伝承館に運び込む事。4月からは近くの農家にピーマンの収穫お手伝い、明日はモトム君の茄子の収穫のお手伝いと、自分も作業を山と抱えておきながら、時間が拘束されるから、少しの空き時間でもせっせとToDoリストを消していかねばならぬ。 田舎生活が本格稼働し始めたのは、コロナが始まった2020年2月から3年目を迎える。それで農業を本格的に始めた、するとどうだろう、仕事が舞い込んでくる。昨年よりも忙しい、「もういい加減にゆっくりしいゃ」と言われて久しいが実現できてない。バタバタして、ゆっくりしたとたんに逝くのかもしれない。僕にはいとこが2名しかいないが、両名とも脳梗塞を患った。先日の検査では血管はまだ太いと診断されたが安心はできない。 肉類は避けて済ますに越したことはない、それで今日はキノコを数種、これにニンニク、ねぎを加えて、ミツカンポン酢で味付け(ミツカン酢のHPより)を主食に置いて頂く。肉も魚もないのに、結構腹持ちがするなかなかの献立でした。 3月24日(金曜日)曇り 雨は昼から上がって晴れて来た。早速薪の準備、裏のミカン畑にある雑木を切った。腕が痛いのでノコギリを使った。大きな丸太は広いところに持ち出し、チェーンソーで縦に切れ目を入れて、そこに斧の刃を入れてハンマーで叩き割る。軽トラックに半分程完成させて伝承館に運び込むと、師匠がおられて雑談。今年はサトウキビの芽の出が遅いのを心配されていた。我が家も不均一なのが気になる。花見の提案があったが、大阪旅行と、ピーマンのお手伝いで参加できないと断った。カッパ市の砂糖にカビが来ている連絡があったと言う。僕もそれはカッパ市で確認していて、蜜が溶けた白下糖だった。包装も空気を抜いてないタイプで脱酸素剤が効いてない可能性がある。薪を積むとまだ2個目を満杯に出来ない。もう1車運び込む必要ありだった。 今夜は麻婆豆腐。豆板醤が良い仕事をしてくれました。モヤシとネギのナムルの応援もあった。夜は、水族館の写真を整理中に大きな睡魔がやって来て2日連続で9時前に就寝。どうしたのだろう?疲れが激しい。 3月23日(木曜日)雨 よく降りました。気になっていた笹。風が吹くと庭が笹で埋まる。それは屋根にも降り注ぎ樋を詰まらす。それで、掃除をせなあかんと思っていた矢先今朝の大雨。樋から雨が漏って地面が掘れている。田舎生活と言うか森で暮らすには、気が抜けないのであります。 終日家の中、洗濯物をアイロンがけし部屋の中も整理できた。水族館の写真を編集して、我が家で楽しむ水族館に着手。お魚さんを左に配し、右に、そのコメント。その補足はネットで。水族館では表記できない大量の情報。これぞ自家製水族館のだいご味。パワーポイントで作成。32型4Kモニターで十分綺麗で楽しめる。完成後は55型有機ELで見るべきだろうが、色んな旅行記も含めて完成したものがない。 「大惨事の人類史/二アール・ファーガソン」を読み終えた。先日IPCC(気候変動に対す政府間パネル)がこの10年で元に戻れない環境悪化がもたらせるかも知れない(NYTの粗読みで間違っているかも知れない)のも併せて考えると、今まで何とか大惨事をくぐり抜けて来たが、とうとう限界が来たのかな?と思った。つまり、残された寿命を全うする前に、こうしたパンデミックによる「死」もあり得るのだと。先日のハルさんの葬儀で、自分もそんなに遠い話ではないと思いめぐらしましたね。 600万年後、新たな人類が芽生えて現文明を発掘し、今を紐解くのだろうか?まぁ最初の人類は1から学ぶので、破壊から始めるだろうから、そんなに後世に伝えるものが残っている可能性は少ないかも知れない。我々が今の恐竜を紐解くように。 3月22日(水曜日)晴れ 5時起床、6時高松方面に向けて出発。FB友の辻さんの「突然うどんツァー」を僕も真似た。朝7時から営業しているから早く行くのに限る。讃岐ウドンと言えば「丸亀製麺」が基準として存在している。でも、辻さんの紹介する店はこれとは違った元祖讃岐うどんの店ばかり。早朝開始の店ばかり3軒をピックアップ。しかも丸亀市で。「つよ志」「よしや」「かまや」さんと順に回った。太くても細くてもウドンにコシがあり、お汁は飲まずにいられない旨みがあってメンに絡んでいる。トッピングは辻さんの写真掲載と同じもの。ネギと生姜は自由に入れられる。問題は「多寡が3杯されど3杯」は老人にきつく、夕刻まで腹に残った。メンツアーの人たちは標準6杯らしいがとてもついていけない。インドのカレーと同じように朝昼夜と食べられるが、インドのカレーと同じように塩気が強く、食べ続けると完璧に脳梗塞の道を歩みますね。 車は丸亀市から海沿いに出て、四国水族館(2022年オープン)を訪れた。見る順路はなく(案内が)適当に見て回る、手書きの見難い紹介パネルがあるが、僕としては水槽にはこの名前の魚がいる。この魚はこう言う特徴がある、生息地はといった詳細をまずは活字で紹介して欲しかった。そして、こちらも美術館と同様に光の使い方が非常に下手で、照明がガラスに反射しまくっている。 写り込み防止パネルと偏光フィルターが必須だと思いました。また、EOS R5で撮影したが、露出をよくミスしたのでRAW撮影が必須だと。魚が小さい場合もあるので、4000万画素は欲しいから、EOSR5しか選択肢は無いかな。結構ピントを外しているので複数枚の撮影も必須。色々と反省点を抱えています。クラゲの動きには癒された。 帰っても腹が減らず、海岸に行って40分ほど砂浜を散歩。これでやっと戻った。気は若くてもそこは老人の身体、食が細り、消化は遅く、エネルギーが発散されていない。 3月21日(火曜日)雨 5時40分雨が降る予想なので、その前にと薄暗い中トラクターを引き出し昨日の残りを処理。帰り着くと6時半、雨がやってきた。雨が来る前に叩くと雨で草が生き延びる意見と、雨で草がぐんと成長するからその前に息の根を止めておく意見と2つあって、僕の見解は後者。 午後プールに出かける。右横腹の痛みは少なくなってきているものの、未だかなり痛む。プールでは我慢して泳ぐものの前回のように時と共に痛みは消えはしなかった。2kmを1時間5分。基準から5分遅れ。一年前の右足の痛みも暫くかかった。 帰り冷凍アサリを買って帰り、キャベツと一緒に汁に炊き込むと中々良い味。ネットで検索したメニュー。 帰りに芸西村で息子に会った。家に寄ったが留守だったので帰る所、お土産に「洋菓子クラブ」のプリンを貰った。このプリンは、世界最高だと思う。もし高知に来られる機会があれば、これは外せないのでご紹介です。 今日もよく頑張った為、夜の音楽に至らずダウン。 3月20日(月曜日)晴れ 午前11時からハルさんの告別式。棺の蓋を閉めるときアキコが泣いて泣いて、もらい泣きした。アキコも短時間の間に身内を2人亡くしたから、厳しい。骨が焼き上がって来る迄「カササギ殺人事件/アンソニー・ホロビッツ」をkindleで読んだ。アマゾンのお勧めでは、アガサ・クリスティのポアロを彷彿とさせる推理小説との事だが、好きな本もこんな時には中々頭に入らなかった。帰ってからその時の分を読み直した。読み始めるとノンストップ状態になりそうで、3/28の旅行に残しておこうと泣く泣く本を閉じた。 よしかずさんのハウスから最後のアビトン回収。やっと自分の作業に戻れる。昨年は3/14に叩いたが、今年は今日トラクターで叩く、暗くなって時間切れで、少し残した。 3月19日(日曜日)晴れ ハルさんのお通夜。ハルさんは僕の祖父の兄貴の息子。13年の闘病生活に終止符を打った。息子のモトム君も、「良かったねや」と親父にささやいたそうだ。ハルさんは人格者で100人近くの弔問や、別のお寺の住職も列席されたし、お経を読む住職も大きな花輪を捧げた。これで僕に繋がっている親類は残すところ3名となった。まぁ人数が多いよりも少なくても良い関係が続いている方が重要だけど。それで、精進落としは僕的に少々危険を感じた(中高校生が多かったのもある)ので、爪と頭髪を切ってお供えしただけ(こちらの風習)で退散した。一人ささやかに宴を開き偲ぼうかとも思ったが、この寒さで飲めば碌なことはないと断念。 熱い風呂で本を読みながら汗を流した後、定番の夜の音楽に突入した。「二流のオーディオは良い音を楽しむ、一流のオーディオは音楽を楽しむ」格言があるが、まさに僕は後者。ラフマニノフP2番、ハイテンク指揮フィルハルモニアオーケストラ、ピアノはアシュケナージ。そして3番は格別だった。ヘビメタを凌駕する嵐のようなピアノの連打。このボックスCDは音の品位が高位に揃っていて、品格がある。前回購入したバーンスタインも同様だった。きっと今後のボックス版はこの方向に行くだろうと思われるから期待大だ。 3月18日(土曜日)曇後晴れ 昨夕刻の政治家さん後援会の集会で、参加者の一人が話した。村の発展は県の補助を取ってくる議員さんを選ばないかん、県は国の予算を取ってくる議員さんを選ばないかん。だからこの人を投票しようではないか!このおじさん、何を言うのだ、時代錯誤も甚だしい。補助があるだけ村は寂れるのだ、それを知らないのかな?農業はその補助で外国と勝負できなくなってしまった現実。特に米。それで芸西村農民は稲作を辞めて施設園芸に切り替えた。そこに補助をすれば、これもダメになる。当たり前の事なのに。 今日も身体の痛みは変わらず、午前中と午後1は室内で過ごした。そして魔の電話。4月からピーマン収穫を手伝ってくれと。今来ているじゅんこちゃんは脚の手術で1ヶ月強休むことになる為。どうしても都合がつかない時は対応しますと答えた。多分腰の痛みは回復するだろうが、腕の痛みは回復しないだろう。 ヴェルディ「椿姫」ロリンマゼール指揮のLP2面を聴く。200g重量版でもあるから、音が半端でない。針音がなければハイレゾか?と見紛う。その後、大阪旅行に持って行く音楽(iPhone)をチェック。どれもいい音だ。タワーレコード店長の選ぶアルバム(毎週メールが届く)で、Apple Musicからダウンロードしていたものだ。道中のチェックで余りにも良いのは大阪のタワーレコードで購入予定。特にアメリカのロック系統はアメリカ人好みの低音が凄い。映画の迫力並みに挿入されている。最近の潮流だ。 3月17日(金曜日)雨 今日も痛みは去らない。雨だし、ずっと部屋の中で過ごすことにした。ニューヨークタイムズの読み方で新たな発見があった。いつもじゃ無いが、文面を読み上げてくれる記事がある。英語を勉強していて1番の課題は聞き取れない事だ。それで、今日は、まず文章をコピーしてワードに貼り付け、読み上げてくれるのをiPhoneで録音した、ダウンロードサービスもあるが、全文は不可能なので20分で止めた。次に文章を辞書を使って1節分訳する。その後その節をヒアリング。その繰り返しで前に進む(匍匐前進)。今日は取り敢えずiPadに収めただけ。何としてでも来年迄にはヒアリングを身につけるつもりで頑張るぞ。 ハイテンク指揮/コンセルトヘボーとの組み合わせが圧倒的に多いCDのBOX盤を今日から本格的に聞き始める。録音は割と新しく音が明確で、楽器の音もホールトーンも収録されているから気持ち良い。今日はラフマニノフP1番。左手のフォルテシモはB&Wじゃなければ再生できないような力強い「衝撃音」がする。ホンモノはここまで綺麗に聞こえないかもしれない程の解像度のある音。極上のコンサートが毎夜楽しめる。こんな事をしていて良いのだろうか?罰は当たらないのだろうかと心配する。 3月16日(木曜日)曇りのち雨 右横腹の痛みは最高潮に達し、動きによってはうめき声が上がる程の痛み。これでは農作業はダメだ、風呂を焚いて午後遅くプールに出かけた。とても泳げそうにない痛みだが堪えて500m程行くと和らぐ、しかし泳ぎ方を変えると最初からやり直し、そんなこんなで2kmを1時間15分かけて泳ぎ切った、最後の500mは痛みも和らぎ普通の状態に戻った。 先輩のK氏から贈られて来た、ご自身が執筆された「教育道、燦々」は重いなぁと読んでいたが、途中でやっと目覚めた。二宮金次郎の生き方を伝道する塚本氏を取材したものだが、二宮金次郎の生き方に「大学」が根底にあると説く。もしかして、と読み進めるとやっぱりそうだった。昔、商学院に明徳会のメンバーと何度か合宿して、読み上げること複数回。「大学の道」 これはいつしか、僕の生き方の基本ではないかと思うようになって行った。定年後、厳しい時を過ごしている時にそれを確信した。この要諦は、自分が正しい道を歩まないと、家も、家族も、国も誤った方向に走ってしまう。ひょんな事から、ここで大学についての思いが一致し、この本を瞬く間に読み上げた。不思議な縁だった。人との出会いもなかなか意味深いが、書籍も意味深だ。 近所の方が、明日N議員さんの講演会があるから来てよ、と電話が来た。政治と宗教は親しい間柄でないと話題にしないのが国際ルールだが、禁を破られた。本人さんも村の議員さんをされているから、その辺りご理解されている筈なのに。それでその方の為に明日は時間を割かなけれならない羽目になった。例えご本人様がどんな人であれ、変わり者の私は素直に反応できるのだろうか? 3月15日(水曜日)晴れ 知人が「うちの畑に切った木を積んであるので取りに来てや」ありがたい申し出、午後出かけた。ノコギリを多用したのはチェーンソーが切れない為。理由は歯の磨耗だとわかった。歯は横に出る部分が減ると、幾ら研いでも切れない事が分かった。Amazonに注文。薪は存外多く伝承館へ持って行き積み上げた。この薪の山が4個必要だから、現在の進捗は30%程度か。今日は朝から右腰の上が痛く角度によっては息が止まるほどの痛みが走る。時々あるが段々とその間隔は短くなってきている。それが無いと完璧に昔のままなんだが。それって歳を取ると皆んな何処かに何かの症状を抱えているのと同じようなものか。僕の場合は分不相応の畑仕事が影響しているのは明確だけど。昼間疲れて夜美味しいご飯を食べる誘惑には勝てずズルズルと続けている。 夜は、ベートーベンピアノソナタ30番/マリア・グリーンバーグ。昨日買ったハイテンクのアルバムはこれが終わってからと順位づけしてたが、睡魔に勝てずダウン。早く寝ても、遅く寝ても6時起床は同じですが。 3月14日(火曜日)晴れ 伝承館で給与支払い、給与と言うか加工賃の支払い。その会議の中で、伝承館買取り在庫が課題となった。負担になるならやめるべきだと申し上げたが、それでは出荷する農家が減ると難色。赤字なのに組合員の負担でカバーするのは間違っていると思うのだが。もう一つはスーパーマーケットへの出品。中間の卸屋さんが40%手数料をとっている為赤字。これはすんなり今年度から止める事で決まった。帰ってアビトンを65cmに切る作業。2台のチェーンソーが切れないので往生している、一つは農協へ修理に出した。 その足で、セブンへCDの受け取り。既に買ったCDが山とあるのに、更に。今回はハイティンクの全集。114枚セット。手始めにマーラー交響曲2番を聴く。リマスターの為か、気持ち良い音がする。1967年の演奏。今まで聴いていた2番とは少し違う。(僕はズービンメーター盤が基準となっている)一枚のCDの理解には何度も聴くことでしか解決出来ないのに、何てバカな事をする?他にもLDのオペラは未読(未見)が山とあるのに。 しかし、こうして特集のBOXが発売されると居ても立っても居られなく、クリックしてしまう病気持ちだ。 3月13日(月曜日)晴れ アメリカではとうとうCDの売り上げを数量でLP(ビニール)が抜いた。コロナで自宅で過ごす時間が多くなって視線が変わったと分析している。確かにJAZZはLPそのものが雰囲気を持っている。そのジャズは1960~70年の間であり中古LPとなっているはずだから売れ筋ではないはず。調べるとテーラー・スイフトのアルバムが100万枚で1位。CDの売れ筋と同じ。ということは、一過性の人気か?LP購入の理由は、レコードを演奏する手間と、大きなジャケット。一過性の雰囲気大。 昨夜は雨が随分強く降ったのを夢の中で聞いたような気がする。午後は晴れたので、伝承館の焚き木用にアビトンを釜の長さに併せて(65cm)切った。アビトンは重いが硬くもあって、チェーンソーでも直ぐに歯が切れなくなる。中腰の作業で腰も痛い。 せっかく嫁いでくれたB&Wをなんとかせなあかん、クロスオーバー周波数を200、4000HZで切った。ウーハーは200HZの-24db/オクトーバーとした。中域の逆相も試した。まだスッキリしない。 ソニー・ロリンズの未発表アルバムLPを聴く。未発表と言うだけあって録音状態が悪く、ロリンズと言えどもこれは頂けない。アルゲリッチ/ショパンに変えるが、感動のない演奏。明らかに音の設定が不味い為だろう。 3月12日(日曜日)晴れ 伝承館のトタン張り作業。午前中で完了。午後離れのオーディオに再び挑戦。スピーカーコードを手持ちで一番良いものに変更。少し角が取れたかな?程度の改善。次はピンケーブルと電源コード。大阪に行った時シマムセンで相談しよう。午後3時からアビトン回収。夜雨予定なので、取り敢えず納屋に収納だけ。そこへ、料理の先生登場、家屋の廃材が溜まったので回収に行こうと、多分今回が最後で軽トラック一杯詰め込んで伝承館に降ろす。 夜、Aeroamithをメイン機器SB10000で聴く。素晴らしい感動。離れのオーディオはまだ改善必要あり。次にB&W805Dに変更、SB10000に劣る。チャンネルデバイダーの使い方がまだこのシステムと合ってない。マリア・グリーンバーグのピアノはピアノタッチが解るから、スピーカーの凄さは確かにあるはず。どう使いこなすのかだ。 3月11日(土曜日)晴れ グリーンハウスでドッグ検診を受ける。肺活量が100cc程減り、血管検査は同年齢に比べ10歳くらい余裕がある。血圧は相変わらず低く100-60だった。自転車で行ったので高めの圧が出て良いはずだが。体重は服を着ての測定だが平時より落ちている。終わって、大橋通りの「松岡天ぷら」で揚げ物購入。中央公園で「土佐のお客イベント」を覗き、フランクフルトとところてんを頂く。BOOKOFFでは目ぼしい書籍なし。丸亀製麺でかけ揚げうどん。隣の人のを見ているとアサリ入りうどんが中々美味そう、でもうどんで700円、少しおかしいような気がする。南国市の眼鏡市場で眼鏡の新調をうけとる。さすがに70kmも漕ぐと疲れる。休憩がてら離れのオーディオの電源極性を揃える。ウーハーはネットワークを外し直結仕様に変更。低音のスピード感がさらに増す。古いスピーカーと古いアンプの組み合わせだが、このスピード感は最新のシステムでも中々味わえない。プリアンプをSUC200に変更。それでもAeroamithは厳しい中高域が時々顔を出す。 3月10日(金曜日)晴れ 離れのオーディオに固執している。目標が直前なのだ。CDによってはこれ以上望めない音が出る。アルディオメラ、クルセイダーズ、深緑/AJICOなど。だがAeroamithなどはうるさく、ハービーハンコックは低域が膨らむ。低域は叩きつけるようなスピード感あり、マルチチャンネルの醍醐味が味わえる。iPhoneからの音はデノンヘッドホンアンプを使ってAUXに接続。Apple Musicはさえないが、オンキョウのHFプレーヤからのハイレゾ音源は目の覚めるような素晴らしい音がする。総括すれば、SBM01のエージング不足的な感じ。昔、藤村さんがテクニクスのショウルーム、アビスで言っていた。SBM01はエージングにものすごい時間がかかったと。今まさにその罠に囚われている。 今はアクセサリーで修復する技術も、その部材もあって先は見えないが余り心配してない。 3月9日(木曜日)曇り後雨 離れのオーディオは中高域にSBX01からSBM01に変更。アンプは低域にSEA5に変更、中高域のアンプはそのまま。これで最終調整とする。カットオフの周波数は色々試したが160hzが一番良かった。マルチチャンネルシステムは、スピード感のある音が出るのがメリットかな。ドラムスとか他のパーカッションが本当に叩いている楽器だと思わせる説得力がある。相当古い、有り合わせのシステムの組み合わせだが、出てくる音は決して古くはない、純の音がしている。オーディオに随分お金を投入したが、こうして有り合わせのシステムでも随分と魅力ある音が出るのを考えると、オーディオというのはカメラと違って古くても問題ないのだ。もっと追い込みたいが、午後からの作業が控えているので明日に持ち越し。 午後は引き上げきたアビトン廃材から釘を抜き、倉庫に積んだ。重い、数が多いので疲れ果てた。途中で雨が来たが定刻の4時半まで続けた。風呂を沸かしご飯とパンをセットした。今回は牛乳の代わりに焼酎を入れた。夕食は料理の先生に頼み田野の有名なすり身でゴボウを巻いた天ぷらを食べさせて貰った。これは美味い。そしてこんな料理はここでしか味わえない。 食事中に眠くなって早々に退散。帰って半分眠りながら音楽を聴く。SB10000のホーン型スピーカーが最高の仕事をしてくてた。ポインターシスターズのYes we can canは昔SB7000の発表時によく流した音楽。これがApple Musicの配信で見つかり聴くと、多分スタジオミキサー室で聴いているのかと錯覚する。眠いのが覚醒する。セロニアスモンク「Brilliant Corners」名盤だが難解、それがあたかも、うどんをすするように流れ込む。この音が出て初めて理解できた。他の人はどうやってこの良さを見出したのだろう、みんなこんな音で聴いてないはずなのに。 そして、高価なB&Wは一体なんだったんだろう?存在が薄れている。 3月8日(水曜日)晴れ 音楽を聴く時間が長くなって23時まで夜更かしすると、朝気がつけば7時半。だがこれは必要寝坊だ。今日はいよいよ本命のSB10000のホーンスピーカーのマルチチャンネルアンプ設定だ。先ずはこのシステム推奨の600hz、6500hz、-12dbで試した。音のバランスはウーハーを3db、スコーカーは-10db、ツイーターは-3bd。だが、ボーカルがセンターに来ない。前から気に掛かっていたのをそのまま引き継いでいる。それに、音が荒い、汚い。そこで低域を-24dbでカット。するとボーカルの荒さは取れてスッキリ。そして左チャンネルを右に比べ-3bd中高域を下げた。するとどうだ。ボーカルがセンターから来る、ボールが跳ねるような低域がやってくる。 この設定でグレングードルのバッハ「ゴールドベルク変奏曲」を聴く。名盤だが今までその凄さが理解できなかった。同じピアノ曲でキースジャレットの「ケルンコンサート」を聴く。こちらも、なぜこれが名盤なのかよく理解できた。世間で言われる名盤にやっと僕の評価が追いついてきた。ホーンシステムと、805D4とチャンネルデバイダーの設定は全く違うが、パソコンのディスクトップにパラメータを貼り付けてあるので、気分の赴くままに変更しても即応できる。 これで、パイオニアのチャンネルデバイダーD70が空いたので、離れのシステムに導入した。スピーカーはダイヤトーンDS251、高域はSBX01。パワーアンプにパナソニックAVアンプDX930、プリアンプはSUC1010。エージングが必要な機器でちょこっと聞きでは評価下せないが、好きな音が出ている。ジャズだけでは無くボーカルも上手く鳴ってくれる。 午後は裏の木を切った。竹と競合しているので木が曲がっている。割るのに工夫が要るが、裏庭の整理と、伝承館の薪の一石二鳥が狙えるから頑張った。 3月7日(火曜日)晴れ 新聞によると(信ぴょう性は薄いが)肥満対策の薬業界は2031年に20兆円に達すると予測する。肥満になるのは明確。インプットとアウトプットのバランスが崩れるから。対策は明確、食事を減らすか、運動を増やすかだ。だが人間はそう単純に行かない。運動と言えば直ぐアスレチッククラブで汗をかくとかに連想しがちだが、家の掃除とかでエネルギーは消費できるはず。そして僕の一方的な観察では、多くの家庭は昭和時代ように整理整頓されてないようだ。いわば散らかり放題に見受ける。他人の家庭の中に上がり込んだわけじゃ無いが、外から庭を見るだけでもそれがわかる。例えば、鉢植えに枯れた草木が家の前に置かれているのを見れば、リビングルームが想像できる。そしてそんな家庭に限って肥満している方が多い。農家は体を使っているみたいだが、そんなに運動はしてないので、都会の人同様肥満の問題はつきまとう。そして肉食。自分で全食調理して分かったが、肉料理は簡単でうまい。野菜料理は手間がかかり、ややもすると不味くなる。廃棄する部分も多くの片付けが面倒。だからお惣菜で間に合わせる。お惣菜は野菜は少なく味が濃く美味しくてご飯がススムくんだ。日本食はそれでもカロリーが低く世界的には肥満度は低いだろう。僕なんかが30kgを超える荷物を搭乗時預けると、超過料金を取られるのに、今や100kgを超える人はザラ。その人には追加料金は発生しない。肥満は航空運賃なんかに反映してもらいくらいだ。 B&W805D4のマルチチャンネル設定は、中域は200hzでカットし、高域はそのまま伸ばす、高域は600hzでカットし高域はそのまま伸ばす。つまりスピーカー内部のネットワークを利用する事にした。音のつながりが良くなった。まだまだ追い込む必要があるだろうが粗方完成した。 3月6日(月曜日)晴れ チャンネル・デバイダーを使う アムレックのチャンネルデバイダーは難解レベルでした。先ずはMicrosoftのWindows11の不測データをダウンロードしOS補完。次にチャンデバとブルーツース接続。チャンデバ専用アプリをインストール後、ブルーツース接続のポート確認後、専用ソフトと本体をドッキング。これが前段階難易度10中8。パソコンの知識を習得しておいて良かったと思う。これが無ければ、オーディオが楽しめない時代になっているからだ。 次にクロスオーバー周波数の設定、カット周波数でのパラメーター設定、最大の難易度は各チャンネルの音量バランス設定。低音、中音、高音のスピーカーを自由な音量で鳴らすわけだから、バランスが取れてないのは当たり前。耳を頼りに追い込んでいくしかない。難易度10中10。ホーン型スピーカーは明後日スピーカー接続端子が届くので、これからトライだが、こちらは直結仕様となるのでやや難易度下がり10中8。 昨日高知新聞で文化庁の100年フードに芸西村の「白玉糖」が認定されたと記事掲載。販売に拍車がかかれば良いなぁと期待。売り場であるかっぱ市場へ行き事情説明。僕の砂糖は気持ち程度在庫が減っていて、明日は補充できる感じ。 大阪の友人も販売を手伝ってくれ、コンテナ半分程度完売していただいた。感謝。 帰って先日切った木を1/4に割り伝承館へ納入、併せて昨日持ち込んだ家屋の廃材を薪用に規定の寸法に割る。 夜は音楽を聴きながらチャンネルデバイダーの調整。B&W805は2ch設定が良いような気がする、だが、専用アンプらしく力強い音は流石だ。LPの音が厚くなった感じ。CDも頑張って貰わなければ。 3月5日(日曜日)晴れ 息子くんと朝飯を食って早々に帰ってもらった。僕も8時前に出かけた。今日は伝承館の小屋の屋根葺き替え工事で召集がかかっていた為。持ち込んだアビトンの釘を抜いていると、段々と人が集まって来て、大改修が始まった。腐った屋根に上がり錆びついたトタンを剥がして行く。その後、梁を交換し打ち付ける。ここで昼の休憩。午後はとたん張り。結局夕刻までかかって3/4完成。次回は来週日曜日。帰ると料理の先生から家を解体しているところから廃材が出たので取りに来いとの連絡。軽トラ一杯分。提供してくれた方には砂糖2個のお礼。伝承館に降ろしこの日の作業は終了。 疲れの少ない体質だが、今日は高いところでバランスを取っての作業が効いて夕食時眠くて眠くて、風呂は湯を浴びるだけ。昼間力一杯働き夜眠くなるのは自然の摂理。 アムレックからチャンネル・デバイダーが届くも、説明書を読んでいる間にコックリ。PCを使う結構難解ものだと分かっただけ。8時半就寝。 3月4日(土曜日)晴れ 鳴門市大塚美術館 息子君が6時半迎えにきて徳島の大塚美術館へ出かけた。工程180kmと少し遠く3時間を要した。大塚美術館は全てがレプリカだが、精度の高い複写技術を持つ職人さんたちが仕上げる。説明をしてくれた女性は、こう言った。セラミックスが原料です。現地の美術館の許可が出れば、撮影をします。それを元に少し拡大版のレプリカを焼きます。セラミックスは焼くと縮小するのでその分割りましの大きさで焼くのです。焼きあがったものはもう縮小しませんので、これに色を施してもう一度焼きます。20年以上前の技術で3Dプリンターなどは使用していません。職人さんは原画作家の特徴をうまく表現できる担当があって、一人万能ではないとの事でした。レプリカは当時の原画を忠実に再現していますので、あれから数十年経過した今は、原画はペイントなので変化しますが、こちらは一切の退色等の変化がありませんので、今ではレプリカとは言えない状態かも知れません。確かにレオナルド・ダビンチの「最後の晩餐」のイエスの顔は、2020年2月ミラノで見た本物とは随分と違っていた。現地ではガイドが修復の年月日を詳しく説明していた。僕は戦後の大修復は聞き取れたが(事前に本で読んだから)その後のきめ細かい修復の年月日は聞き取れなかった(綺麗な英語で話していたが)美術館のは撮影OKなので、絵画とその説明パネルも一緒に撮影した。説明パネルはiPhoneで。レンズは焦点距離11mmがうまく機能した。電池切れで、LUMIX12mm(24mm相当)では、上手く入りきらなかった絵画があった。 ここもそうだが、イタリアの美術館も全て光の使い方が下手。スポット照明が当たり、夕陽なのか、照明の反射なのか分からない展示もあった。絵画を上手く見せるには間接照明が良い。フィルメールだけは上手く展示してあったのは、この人の作品は多くがが左の窓から差し込んでくる絵である為だ。画家は北向きの窓のある部屋で絵を描くのは定説だ。時刻によって光が回り込んだりしない為だ。アメリカのメトロポリタンはまた違うが下手さ加減では一緒。とても高い天井と物凄い明るい部屋。デパートで貴金属を物色する感じ。総じて光を上手く使ってない。 増してや、絵画にスポット照明を当てるなどはもってのほか。フラッシュ撮影は禁止されているのは絵画が退色する為だが、スポットライトがもっと退色する、それを知らないのかな?1100点の展示は凄い、朝一番の入館時に帰りの時間は混雑する警告アナウンスがあったのは不思議でもなんでもない。午後2時過ぎ息子と合流しレストランで食事。案の定上手くない。徳島県での食事は全国チェーン以外ご法度なのだ。しかしここしかない。午後4時退館した。帰り息子くんの要望で紀伊国屋書店。僕はマザーツリー/スザンヌ・シマード、半導体戦争/ミラークリスを買ったが、彼はコミックだった。 お惣菜を買って帰り9時前に自宅で夕食。結局この日は泊まって帰った。 3月3日(金曜日)晴れ 自作PCの完成 午前中の英語の勉強はラジオ英会話のみで終え、新PCにスキャナーPFUをインストールした。このスキャナーは書籍を見開きでスキャンできるとか、A3がスキャンできる、もちろんLPジャケットも可能と特別規格の物。PDFの操作はnuanceが付属していたのでインストールするもシリアルコードが無く断念。捨てただろう。それで富士通に相談すると、機器の製造番号がわかれば教えてくれると言う。取説に書いてある番号をカメラで撮影しメールすると、夕刻にはシリアル番号が送られてきた。PDFでスキャンしてもPDFを自由に編集できなければ使い勝手が悪い。夕刻シリアル番号を打ち込むと、nuanceが立ち上がった、良かった。これで新PCは完璧になった。 昼間の農作業は木こり。大きな木を切ったので、注意深く作業した。当面はこの木こりが続くから、怪我しないようにしなければならない。何でもチェーンソウで無く、しんどくてもノコギリとの使い分けをする。 明日の徳島の美術館はカメラ撮影がOKなので、キャノンR5には11ー22mm、LUMIXには12mm f1.4を準備した。キャノンのレンズはFEレンズでAPSC用。ミラーレスになってフルサイズでも使用が可能となった。 夜の音楽は澤野工房が提供するTONU NAISSOO TRIO。ヨーロッパジャズ。激し過ぎない大人のジャズ。これに「ノリ」を期待するのは無理。彼等の「知性」を汲み取る見識が求められる。録音は2012年10月23日。多分購入は翌年。仙台で苦しんでいる時に慰め用に買ったのかも知れない。当時は出費を極力控えていたから、例え3000円でも決断を要した。でもあの頃の装置と僕のノウハウでは、この感動は取り出し出来なかっただろう。と思う。 3月2日(木曜日)晴れ カメラの腕が鈍ったまま 先日のアビトン回収でアビトンを放り投げた時、したたか顔面を打って倒れた。その時にメガネも吹っ飛びフレームが歪んだ。そのメガネは使用できなくなって、前使っていたメガネで代用していた。こちらはピントが合わず、車の運転は特に夜がヤバかった。それで今日は眼鏡市場に出かけ修理と、別に0.7が見えるメガネを新調した。 物部川を渡るとき、高知市の西側は雪が降っていた。空から地表まで白いカーテンが垂れ下がった状態だった。そんなに寒くはないが。 その後牧野植物園のラン展。牧野富太郎氏は今年のNHKドラマに登場予定で、植物園としては力が入っている。新しくレストランも新設の工事が進んでいる。すっかりカメラの腕が落ちたが、NIKONとLUMIXを持って臨んだ。いつも黄色のオンジウムは失敗するが、今回も失敗。小さな花なので絞りをうんと絞らなければならい、それを中途半端なf6.3くらいで撮影している。マニュアル露出、ストロボ併用だった。もっとISO感度を上げてf13位必要だった(60mmマクロ NIKOND850)。一方LUMIXは200mmでストロボなし、手ぶれ補正を信頼してたが、流石に1秒ショットではブレていた。こちらもISOを臨機応変にあげるべきだった。等々反省は多々ある。 その後水泳。今日は先日のアビトン回収で疲労が残り速度が上がらず2km1時間5分(最良から5分遅れ)。終えても体が馴染んだのかもう爽やかさはない。喫茶店で1時間座って出て来たような普通のままだった。 川津桜が満開の情報を友人から得たが、今日は時間切れ。明日は家の解体で廃木が出る家を紹介頂いたのでその回収とアビトンの整理があって動けいないから、今年は無理かな。 3月1日(水曜日)晴れ 事業計画について 昨日から鶯が鳴き始め今日から春が始まった。暦の上でも正しい春だ。しかし寒さは続き、サトウキビの新芽は出てない。例年なら10~20cmくらいに育っているのだが。もう一年畑を畳むのを遅らせてはどうかと思う。 アビトン回収は予定通り2月に終えたが、砂糖の包装は今日までかかった。モノタロウに注文した包装材料が昨日届き作業に間に合わなかった為。1日遅れだがよくやった。コレグからDACの修理も届き、PC関係のトラブルも1日遅れだが完成した。計画が狂っても何かが変わるわけではないが、計画通り頑張ると言うのはこの歳になると励みになる。 早速コレグのDACでスタンリー・クラークのLPを1ビット5.6Mhazで録音すると、ほぼ元の音と遜色のない録音ができた。ピックアップカートリッジを高級なテクニクス101Cに変更し、正式に保存しよう。だがデジタル録音と違い1:1の時間でしか進捗しないから、この先何年もかかって録音が終了する事になる。それまで地震が来ないか?僕の寿命が持つのか?微妙な闘いがある。 2月28日(火曜日)晴れ 昨日、ハウスの解体業者さんの作業をみていると、今日は最後の追い込みだと思ったので、僕も朝から現場に向かい、彼らの仕事の邪魔にならないよう、アビトンの回収を早々に行った。長尺ものは午前中にほぼ目処を付けた、もし先日の欲しい方が来られても回収し終わっているように。かなり頑張ったので普段自覚しない疲れが出て、足からこれ以上動きたくない申し出が来た。ドデカミン・ストロングで慰めた。午後は4m満たない短いサイズを積み込んだ。そして最後の数本を積み込む時、欲しいと要望した方が来られた。僕は断ったが、先方は家まで取りに行っても良いと申し出る。(僕がどれほどの労力を振り絞って取り込んだのかを理解せずいとも簡単に言う)僕は、いかにこのアビトンが必要なのか少し説明しようと思ったが、その気になれず口をつぐんだ。 4時半に作業を終えて片付けをして風呂を焚いた。空腹でもうこれ以上何も出来ないところで、夕食。食べていると疲れも取れて行った。今日は久しぶりにフルタイムの活動だった。 入浴後クインシー・ジョーンズのアルバムを聴く、小川理子氏がアルバム「バルーン」で歌った「Do nothing till you hear from me」が収録されていた。余りにも気持ち良い音。かなり真剣にライブ演奏よりも良いと思った。ビクターSX500でも満足できた。 コルグから修理完了メール。修理代17600円。落雷でiMacが壊れた時接続してあった為か?これで落雷の被害総額は30万円になった。 2月27日(月曜日)晴れ アムレックAL-60CD購入の経緯 正しい寒さの朝。時刻が早かったが空腹だし起床。まずは蒸した芋を食べて朝食の準備にかかった。それ程までに腹ペコだった。砂糖を包装したが途中で注文した包装紙が不足で中断。 24日夜、AVウォッチのサイトでアムレックのチャンネルデバイダーの記事を見つけた。2022年7月の記事だった。それでアムレックサイトを訪れると完売だったので、メールを送った。その返事が届いていて、1台しか無いので早めに注文をとあった。それで手配をかけると既に売り切れだった。これは一大事と電話をすれば傷のある商品が1つ残っていると言う。 それを売って欲しいと頼み了承された。そんなやり取りを午前中行って、午後一でお金を振り込んだ。現在チャンネル・デバイダーの市場はアキュフェーズ製しかなく90万円もする。ハードオフで17万円で見つけたが2WAYだった。アムレック製は3WAY。SB10000に使えばホーンシステムが生きるのではないか?と期待している。晩年にもこんな僥倖ってあるんだなと思いました。 アムレックの三上さんに言わせると48db/オクターブでカットすれば、マルチチャネルの醍醐味が味わえますよとコメントも頂いた。ユニットの操作はBlue toothで行うとの事。到着が楽しみだ。いずれコレグのDACも修理完了するだろう。3月は芳醇の花が咲く。完成すれば音楽旅行などしなくても良い。ライブにも行かなくても良くなる。 午後はアビトンの回収、相当量だ。簡易置き場の畑が一杯になった。腕が痛むがこの機会にしかチャンスはない。それで今夜も又B&Wのスピーカーをセットすることができず、ビクターSX500で済ます。ウイントンマルサリス/ライブ。賑やかな曲だが気持ちの良いシンバルが収録されている。パチンコをしている人があの喧騒はBGMだと思うのと同じかな。結局SB10000用のチャンデバを購入しても、ビクターで済ましていると意味がないのだが。 2月26日(日曜日)晴れ 頭の混濁 色の黒い砂糖を包装した。1コンテナ。でもこれは売れないか?安価でも良いからと考えた。もう少し保留し結論を出そう。 午後は、アビトンの回収、2回に分けて回収。もう少しで終える。砂糖の加工もアビトンもほぼ計画通り。懸念を抱えているとどうも落ち着かないので、目標達成を目前にして少し気が楽にっている。夕刻5時までよく頑張り、少し過剰な疲れ。 夜の音楽は、マリア・リンドバーグ/ベートベンピアノソナタを聴いた。半分眠りながら。半分は昼間の作業で傷んだ腕を揉みながら。この人の音楽はもう少し真剣に聴かないと、普通のBGMに落ちてしまう。難解なのか駄作なのか。B&Wで聴くべきだろうが今夕は重いのを持ち上げる勇気がなく、ビクターSX500で妥協しているから混濁した頭では余計難しい。 それで映画「ミュンヘン」に切り替えた。殆ど筋が掴めず混沌と眺めた。007に登場する事になるダニエル・グレイグが出演しているのが分かっただけ。フランス語、ドイツ語、アラビア語がポンポン出てきて、これらの言語は英語字幕が付く。僕のテレビでは判読できない。今夕は疲れと、頭の混濁で楽しめなかった。(焼酎のハイボールが効き過ぎた面もあるが) 2月25日(土曜日)曇り 強行と挙行 午前中は日差しがあったが、午後は時雨。アビトン回収。伝承館用に4100mmのアビトンを30本用意した。伝承館では師匠が薪の棚を準備していた。僕は引き返し、更にアビトンを回収し家に持ち帰った。長い、重いので扱いづらく難儀する。でも急がないと他の人から欲しいと要望が来れば取り分が減る。それで師匠との会話も早々に切り上げ作業にかかった。雨がひどくなってきたが強行した。 今夕は、NHKBSで「ロシア衝突の源流」が放映された。恐怖、威信、欲望の3つに裏付けられる動機があると分析する。つまり、起こるべくして起こった。と言う。 非常に説得力のある番組で、分析とはかくあるべきものかと思った。 音楽は聴かず、暫くこの事について考えてみた。本当にプーチンはロシアならではの歴史を引きずっていたのか?僕と同じ歳。似たような老いの問題を抱えていたのだろうか?よくよく沈考しての結論だったのか? 思いは巡るが、この番組は、ウクライナ侵攻以前に放映されていてもおかしくないところに行きついた、いろんな学者が最もらしい解説をした。それだったらなぜ、その事を何故、早く発表しなかったのだろう? 日本の気象庁のように「氾濫した川を眺めて、線状降水帯が発生した」と事後発表するのと同じではないか。理由なら後付けで何とでも出来るのだ。 結局僕は、この番組に期待していたのは、なぜ「今」挙行しなければならなかったのかだ。でもその回答はなかった。 結局は結論ありきの仮説に過ぎなかった。NHKさんには悪いが。 2月24日(金曜日)雨 今日も予定通り雨。どんどん雨が降って井戸水が出てくれれば良いのだが。今日は野良仕事できず砂糖を1コンテナ分包装した。残り2個。2月中に終いをつけたい。もう一つ、コレグのDS-DAC-10RがどうしてもPCに認識されない、コレグに電話をすれば10Rが故障しているとの事。修理依頼を頼んだ。もう一つは先日思うように駆使出来なかった、ストロボ発行の研究を行なっていたところ、G9Proが外部ストロボを受け付けないことが判明。どんなにメニュー設定を探しても該当がない。それでお客さ相談センターに電話。ガイダンスに沿ってボタンを押してゆくと、この電話を切って別の電話にかけ直して下しと言う。電話をかけ直すと長い間待たされた、それは仕方ないが、電話対応いただいた方は、都度電話を保留して誰かに聞きにゆく。先ほど長い間電話を待たされた理由がよく分かった。そして何度も聞きにゆき保留をした結果、カメラの前面にあるスイッチを切り替えると案内で問題は解決した。カメラのよくわかる方なら即答のレベルだったのだが。 僕が好きなカメラに疎くなっているのは問題だが、キャノン、ニコン、フジとこのパナを使いまわしているので全部覚えきれないのも言い訳としてある。 夜の音楽は、先日N響の定期演奏会でファビオルイージ指揮/モーツァルト36番/リンツ。実にいい演奏、音も素晴らしい。続いてメンデルスゾーン3番/スコットランド。これを聴いていると、もうベルリンフィルの配信も、タワーレコードからのCD購入も必要ありません。と思いたくなる満足度。 2月23日(木曜日)雨 ![]() 帰途の道中オムライスの店に寄った。日高はオムライスでも有名だ。特別な仕掛けのないノーマルなオムライスだが美味しかった。コーヒーもまずまず。この村の元気度は芸西村よりも高いなぁ。芸西村の施設園芸は圧倒的だが。帰りに南国市の「風車」で新種のレタス購入。最近は珍しいものばかり食べて食の偏りを回避。それが何に効くのか不明だが。 夜の音楽は、この部屋の3つのオーディオを40分の暖気運転の後比較試聴。やはりB&Wのシステムは中高域は一つ飛び出ている、ビクターのSx500やPanaのPF810との差が価格以上あるかと言えば少し疑問符が付くが、レベルの高いところで満足を得ようと思えば大きな価格が発生するものだと思った。 2月22日(水曜日)晴れ 農業を減じるタイミングかな 寒くて氷が張った。爪を怪我しているから、今日は包装済みの白下糖を脱酸素剤で封をする作業。残り3コンテナ。2月中には終える目処が着いた。午後はアビトンの回収。通りがかりの人が30本欲しいと要望があったと、業者の方が伝えてくれる。僕はそのつもりはなく、早く回収しないと要求に屈するなぁと急いだ。そしたら、アビトンを下ろす時の反動で僕の顔面を直撃した。目の前が真っ暗になって倒れていた。昔々1971年松明寮で、先輩の梅田さんが挨拶しなかったと僕を殴った、その時も真っ暗になって倒れた。起き上がると右の後ろの脳が痛むのと、首の様子が変。むち打ち症かも知れないかとその足で医者に行く、看護婦は久しぶりねぇと、レントゲンを撮ろうねと待合室の椅子に腰掛けると、別の看護婦が僕の名前を呼ぶ、「おかしいな?」すると僕に声をかけた方の看護婦が、別の同姓同名の人だから入ってはだめ。この人とは前回コロナの時も出会った。奇遇が重なる。診断の結果、首の骨には異常がなく、捻挫だろう、湿布で様子を見よう、念のために吐いたり手先が痺れるようなら明日来てくださいとの事だった。怪我が続く、一つは焦って事をし損じているのと、もう一つは、頭の指令に手足が追いついてない。もう「ここ迄頑張る必要はない」と内の声。だがアビトンはまだ全部回収できてない。帰って車で4往復。暗くなった18:30に終了した。その後師匠から電話あって伝承館の倉庫を直すからアビトンを30本提供してね。何をしとるんじゃ!来年は海外旅行復活だから、サトウキビにかける時間が確実に減るだろう。これが農業から少し引く時かな。 夜の音楽はマリア・リンドバーグのピアノ/ベートーヴェンPソナタ11-14。左手の和音がが独立して聴こえる。凄い解像力に驚く。次にドナサマー/ホットスタッフ。LPだが肘と腰に低域の振動がやって来る。都会では先ず無理な感動。 2月21日(火曜日)晴れ 寒い。いい感じだ。気候はいいが体調最悪、朝起きた時から吐き気がする。昨日のチーズフォンジュがまずかったのか、チーズの鍋で具材がよく煮えなかったのに問題があるのか。それから一日中下痢。何度も何度もトイレに駆け込む。 午後は伝承館へ納品する薪作り、近くの雑木を切り倒した。生木は重く治りかけの腕が再び痛むようになった。ノコギリで手の爪も切った。微妙な痛さ。日中も寒く鼻水が流れ放題。薪がまとまったので伝承館に納品。これから軽トラック10台分の薪を準備しなければならない。期限は3月末。当面はこちらが第一優先。3月中に生木を切り出せば11月には乾いて焚ける為。 夜の音楽はマーラー交響曲2番/アンドリス・ネルソンズ指揮/ベルリンフィル。昨晩は同じ曲をCDで聴く、今夕はBD。24ビット48khzでCD規格よりはこちらが情報は多い。気のせいか、情報が多いと音が柔らかく聞こえる。それに映像がある。その映像だが、この音楽に造詣の深いのか、若しくは楽譜が読めるディレクターなのか、カメラの切り替えが芸術的。このボックスセットはベルリンフィルの企画。なかなか憎い演出。 2月20日(月曜日)晴れ 砂糖の包装は1コンテナ完了した。残り4コンテナ包装部材をモノタロウに注文した。業者によるビニールハウスの解体が始まった。彼らの作業が早いのは抜いた釘を下の畑に落としているからだ。トラクターで安心して叩けないのだが。 今日から伝承館で焚く薪の準備に入る。昨年末Y氏が切った木を貰う。木を割っていたら、M氏が来て薪割り器を買いなさい。Amazonで調べれば8000円くらいからある。クリックすべきだろう。 夜は友人を招いて懇親会。チーズフォンジュ。なかなかグツグツ煮えず、火を強めるとチーズが焦げる。もっと白ワインを入れてチーズのお汁を薄めるべきか?今日の議題は「ミモザ」1本の木で10万円の収入が見込める。苗を売るのは7000円からと、サトウキビより随分と利率が良い。秋に種をとって挑戦だ。 娘から携帯電話が返却された。手紙と一緒に1万円同封されていた。キャリア切り替えでインセンティブが入ったのかな。docomoは芸西村でも5G。その速さは感じないが。 2月19日(日曜日)曇り To Doリストについての考察 雨予想だったが、結局雨無し。保冷庫の砂糖を1コンテナ取り出しくずしを作った。明日もうひと頑張りで1コンテナを仕上げられる。先が見えてきたので、包装袋の最終注文をまとめるのが必要だ。「蜜」は未だ100リットルあるがこちらは冷凍庫保存なので加工は不要。この土日で2個、300ml売れているだけで先が大変。 昨日から気になっていたオンキョーとDENONのPOP館システムの問題は、パナソニックの中では名機とされるフロア型スピーカーSB-PF810に変更で解消できた。JPOPが上手く鳴ってくれる。スピーカーを外された母家の簡易AVシステムは、オンキョーでは役不足で、パイオニアのAVシステム用フロントスピーカーを充当しようと思っている。PCの入れ替えから発展してミニAV迄発展したシステムはこれで一応の終焉を迎えたと思う。残るはPCにコレグのアプリの導入だけだ。 前東の畑はおおよそ片付いた。次にはアビトンの回収なのか、西上段を覆っているドングリの木を切り倒す方が先なのかの次元。その次は文旦への肥料。すべき事が目白押しの状態だ。沢山のAV機器を揃え選択肢を多く求める僕の趣向は、このTo Doリストが多くなければ満足できないのと似ている。できることは多くはないが少なければ困る。欲張りな性格。 やっと高知県のコロナ感染が2桁になった、23日は日高村でイベントが開催される。カメラを持って出かけるのに最適で、To Doリストの行がまた一つ増えた。 2月18日(土曜日)曇り 次のステージへ 故障し、新たに注文した真空ポンプ付きシーラが届いた。早速砂糖をくずし包装し、かっぱ市場に出荷した。これで、冷蔵庫にコンテナ5個の未処理を残すのみ。2日に1コンテナを加工するつもりで頑張ろう。 今日の農作業は、サトウキビの作りすぎを反省し、畑を2枚畳むのでその後片付けを行った。転倒防止柵を外し、65cmに切り揃えて伝承館の薪にする。時間がかかるが綺麗に片付けないと後で何かを栽培することができないし、一方で薪も準備しなければならない。 夜はオンキョーのスピーカーシステムでマリア・グリーンバーグのベートーヴェンピアノソナタ7~10を聴く。ソビエト時代の録音で、音が痩せていてあまり面白くない音質だが、演奏技法は独自の解釈があるみたいで、巷にあふれているCDとは随分と違う。まっ!そこのところがこのCD発売に至るコンセプトなんだが(僕の推測です)。机が柔らかなボードのためか、耳がなじんでくると妙に音が薄っぽい。ハイレゾは高ダイナミックレンジが貢献し不満はないが、CDだと感じる。対策は2つある、スピーカーをフロア型にするか、スタンドを購入するかどちらか。 2月17日(金曜日)晴れ 音楽の真相を知る(知った感じになる) 午前3時にトイレに起きたのがまずかった。少し寝つきにくく悶々として気がつけば午前7時。最近定刻の6時起床が崩れている(歳のせいなのかな?)。今日は遅れついでに英語は短縮して、新調したPCに「フーバー2000」をインストール。ハイレゾを聴くつもりだ。先ずはDENONのアンプPMA2500NEのドライバーをインストール。次に手持ちの3.5インチのHDDを2台装着してあったので、このPCに認識させようとした。一つはパーテーションを3区画切ってあったので、統合の後Eドライブとした。他は「GTPが無効何とか」の表示でフォーマット出来ず。調べると、DOSプロンプトのページに入って(これ久しぶり)、いくつかの処理の後、その何とかを削除する方法で対処できるとあって、ハードルが高いが何とかフォーマットに行き着いて、無事ここにハイレゾファイルを入れることができた。これは、最新マザーボードと使い古しのHDDの間で起こる問題だそうだ。このPCからDENON PMA-2500NEにワイヤーワールドのUSBケーブル(非常に高価)を使って接続したら、まぁ何というか凄い深みのある音が飛び出してきた。スピーカーは先日購入したオンキョーDS9GX。4.400円(ペア)。こんな事があっても良いか?恐れおののく。 夜の音楽はB&W805Dでアールクルー/ジャーニーを聴く。アールクルーはギター奏者。それもアコースティック。ジャズギターはエレキギターを使うリーリトナーが有名だがそれに動じず、1976年のデビューからそのスタイルをずっと続けているのと。それと打ち込みの楽器を使わないとの事。このスピーカーは奏者の細かな音まで拾ってくれるので、例えばドラムスがスネアの横を軽くチョコっと叩く所まで再現する。こちらも恐ろしいまでの解像度。結局音楽試聴は、ラジオで流れるような表層の音と、深い所で流れる真相の音とが同時に発生し、いつもは表層の音で満足し、時々真相の音で演者の意図を知るようなものかと至った。それでも僕にはCDのライナーノーツは書けないけど。 2月16日(木曜日)晴れ まぁ毎日いろんな事があるなぁ 今朝は更に寒くなって氷が張った。2月はこうでなくちゃ。食事を終えると砂糖のブロックの包装。途中で封をするシーラが働かなくなった。買ったばかりなのにもう故障かよ。中国の粗悪品だから仕方ないかな。返品手続きをしよう、そしてもう一台別の機種を発注した、予備用に。午後は白玉糖のPOP作成。考えるのは嫌いじゃないが時間が飛ぶように過ぎてゆく。終えたのはお風呂を焚いて出発の準備をする時間だった。 今日は財産区の特別招集会議。永年勤められたI氏の退任とK氏の就任。黒潮カントリーの決算報告(ここから土地の賃貸料をもらっているので)、次の議題は個人か公共か不明の通路に手すりを設置する要請にどう答えるかの検討。さらに、長谷寄の子供プールのバルブが重くて動かないので交換するかどうかの案件。財産区の資金を使ってどうにかならないか?そういう案件。言って見れば、ミニ村会。その後懇親会。高知県人は飲み助が多いので、僕的には大変。就任したK氏の晩酌は350mlのビール2本、お酒1合、焼酎1合との事だった。これが毎日続くとは信じられない。K氏は朴訥ながら好人物。「別の機会に一杯やりたいね」と誘える人。僕はこれ以上人脈を増やすのがいい事だろうか、疑問符が付くが興味は尽きない。 帰って夜の音楽、ビール3杯だったのでまだ音楽を聴く余裕がある。ヴァルトビューネ19巻目。小澤征爾指揮。メディアはDVD。チャイコフスキーくるみ割り人形、実にわかりやすい指揮をする。ベルリンフィル(ヴァルトビューネはベルリンフィルの野外音楽フェス)との演奏機会が少ないからだろうか?音は「もう一歩頑張れば快適なのに」のレベルを彷徨う。広帯域では無く、艶とか味わいのある音。狭帯域で構わないから。実はこれが結構難しい。 2月15日(水曜日)晴れ 地震は怖い 今日も正しく冷え込んだ。これで良いのだ。妙に暖かいと気が緩む。暖かくなるのは一気に来てもらいたい。白黒をはっきりさせたいのは僕の好みというか高知県人気質。その延長に気になっている事を早く済ませたい思いもある。優先事項を取り違える事を英語では「mix up priority」と熟語があり、向こうの世界では優先事項はいろんな場面でとても重要なこと。日本では「それどころじゃない」と重要な事を後回しにする癖があるし、僕もややもすれば陥りやすい。 トルコの地震被害が全容を表しつつある。他人事じゃないと、自分の中では対策を進めようと思う。津波が来る様だと家の倒壊は免れるが、そうじゃなければこの家は古いので全壊だ。 一番大事なLPがやられるのが忍びないとPCを新調するも、PCがコレグのDACを認識しない。このPCは一歩先に進むのが大変だ。明日お客様相談に電話しなければならない。 その代わり、先日新調したLG製32型の4Kモニターに映した旅行記は中々感動ものだ。右や下に添えた僕の文章も秀逸だ(と思う)。人様にお見せする事はないから、かなり本音で切り込んである。しかも、文章の背景はネットできちんと調べて書いてある。絵画は作者の名前、花は植物名、場所はグーグルマップを添えて。体が動かなくなったら、これを見て楽しもう。 午後はプールで2km。体重が300g落ちた。もう体が馴染んだためこの距離では上がって爽やかさは無いが体は軽かった。 夜の音楽はアル・ディオメガ。ギターの名手。最近ジャズばかり、機器が温まって来る頃は睡魔の襲う時間でもあるから、次のオペラに進めない。今日も地震が怖くてB&Wのスピーカを使用せず、ビクターで済ます(十分満足です)。 2月14日(火曜日)晴れ 寒くなった。これでこそ2月の気温だ。朝から砂糖の「くずし」を作った。1コンテナ完成し、残り時間で英語。午後は伝承館に預けてある砂糖3コンテナ回収。再び加工し、1コンテナの半分くらいは済ませただろうか?1時間だけ、自作PCの設定。キーボードを注文して発覚したのは、今のキーボードはblue tooth対応しかなくそれを注文した。ところが自作マザーボードにはそんな機能はない、アレェだ。USBアダプターを注文するしかないかなぁ。 夕食は料理の先生宅で天ぷらの講座、野菜ばかり10種、衣を多く、もちもち感を出して塩でいただく。我が家で講座が開けないのは、IH設備がない為。180度の温度設定ができないのだ。プロの料理人も先生もポイントは温度。温度計は三百円くらいで販売しているからガスでも180度設定はできる。しかし、具材を入れると温度が下がるのを調整できない。こればかりはどうしようもない。IHの200Vの大火力でセンサーに頼らなければ温度維持ができない。僕の天ぷら認識は魚や肉も具材として含まないと1セットにならないこと、所が、衣の調整で野菜だけでもそれなりに満腹感があるお惣菜となるのだった。世の中は自分の常識が及ばない範囲が多いなぁ。 夜の音楽はハービーハンコック/the new standard。ギターにジョンスコを採用しているから購入したのだろう。ドラムスにジャック・ディジョネットが登板して、悪くなるはずがない。1996年の録音。九州担当時代か?忙しいのによく選択したと、褒めてやりたい。 2月13日(月曜日)雨 6時の時報は気づいたが妙に体が起きたくないと発言があって7時まで布団の中で横になっていた。疲れだろうか?食事もあまり美味しくなく、要は体の調子が良くなかったのだろう。今日は砂糖の加工で一番時間のかかる「くずし」。英語の勉強も出来ず午後2時まで要して1コンテナ。兎に角気になっていることを優先的に進めるのがよいのだろう。砂糖の加工は時間が物凄くかかるのだ。未だ9コンテナ残っている。内2コンテナは売約済だが、果たして注文が来るかどうか不安?1日1コンテナを処理して後9日要する。 健康診断の申し込みを行った。携帯電話がないので近くの公衆電話まで行って申し込みを行った。0120の電話が通じないとか、テレフォンカードが使えないとか、スマホによって忘れられた存在の公衆電話は少し使い勝手がわるかった。 安芸市の「寺尾」(魚屋さん)で貝と太刀魚とカツオを買った。カツオは親類の叔父さん宅へ。お返しに、べったら漬けをもらった。自宅で頂く料理はレパートリーが増えて365日別メニューも可能となった。しかし、お寿司だけは自炊が難しい。沢山の少量でネタが購入できないから。思い起こせば、最後に正式なお寿司屋さんに行ったのは2020年1月。大阪阪急東通り商店街のなにわ寿司さんだった。 2月12日(日曜日)曇りのち晴れ 夜の音楽 春はなし崩しでやって来た。これから暖かくなるぞと言ってから来て欲しかった(昨年もケジメがなかった)。いつの間にか暖かくなってもう梅の花は満開だし、庭の草も30cmを越した。ビニールハウスのアビトンを回収している間に、季節が変わってしまった。片付かないテーマを3つ抱えている。一つはアビトンの回収。一つは砂糖の包装。最後の一つは新規製作したPCの稼働。出来れば2月中に終えたい。読書が疎かになっているが仕方ない。 年取ると懸案事項があると気持ちが落ち着かないが(父も病院に行くだけで段取りを何度も聞いていた)、夜の音楽だけは充実している。調子が良いと2段構え。日記を書いている時に聴く音楽と、オペラだ。(今年はオペラ50本が目標)。毎夜寝る前に気持ちの良い音は心に染みるし、野菜を食べている時の様に滋養になっている気がする(ホントかどうか答えようがないけど)もう一つ付け加えれば、生演奏よりも再生音楽がずっと良い(これを言うと論議を醸し出すが)。音が圧倒的に良い。これを否定できる人は東京や大阪に住んで頻繁に生の演奏を聞ける人達だけだろうな。高知では海外の有名どころは絶対無理だし、ホールも全くよくない。 我が家は離れにジャズ館。母屋にシアター館、居間に演歌館。この部屋にビクターSPを駆動するポップス系システム1。テクニクスSPをメインにクラシックシステム2。オンキョーのSPでHigh-Resolution Audioを楽しめるシステム3。BOSEのSPでミニシアターが楽しめるシステム4。と無茶苦茶な充実ぶり。 2月11日(土曜日)晴れのち曇り 未だ忙しさの渦中 今日は「白下糖」の包装を行った。昨年はこちらに最大のダメージが発生し24万円相当を廃棄した(それで在庫の処分はできたけど)。時は5月だった。一方でサニマートに出荷したものは脱酸素剤封入で問題がなかった。それで、今日行った作業は脱酸素剤封入の包装。これだと常温でも可能だが、念を入れて冷蔵保存をする。 アメリカ旅行記を編集している、風景の足りない部分はグーグルマップのストリートビューで補ったが、宿泊したスカイライン・ホテルの周りは殆ど変化がなかったのは驚き。中心部から離れているからかな(マジソン・スクュエア・ガーデンから1kmくらいだけど)。今はアメリカに行けないが、歩いた所をダブレットの上で辿り散策すると、思い出がよみがえり結構懐しかった。 午後はビニールハウスのハウスのアビトンを回収。重い。2本で10kgはある。何度も往復し詰み込んだ。帰って逆の作業を同じ量。何で人生の最後にこんな酷い作業をするのだろう!と思うものの、しんどくなければ体が劣化する。筋肉以上に骨が弱る。まぁ老人のむつかしいところですね。そして今日もよく頑張ったと思う。 夜の音楽はDVDで「ワルトビューネ」を前菜に、メインディッシュをワーグナー「ジークフリート」ジェームスレバイン/メトロポリタンをLDで観る。ミーメの息子である(と信じていた)ジークフリートが折れたノートゥング(剣)を鍛え上げる。この剣は最強の男だけが修復できる。ミーメはやっとそのことに気づく。(ここでLDを累計4枚見終えた) 2月10日(金曜日)雨 サプリメントの宣伝みたい 天気予報通り雨、4時にトイレに起きてしばらくすると雨が来た。時刻まで予想通りだった。そんなことに気を取られていると、7時まで寝過ごしてしまった。9時間の睡眠。昨日はよく頑張った為か。 午前中は英語。午後はかっぱ市場にお砂糖を出荷した。お客様が通りかかり、砂糖の特徴を述べて買ってもらった。「此処じゃなく、街で売らなきゃ!」とアドバイスされる。街で売るのは利益が取れないから大変だと説明はしなかった。 赤岡青果市場で文旦のお金を引き出した。文旦だけで30万円を目標にしているが、今年は1/3で未達。続いてダイソーで乾電池購入しプール。今日は1時間で2km。定番の時間内に収まった。2時間10分で2.3kmを泳ぎ打ち止め。2kmを超えると体の爽やかさがまったく違う。伝承館でお砂糖の仕上げに「混ぜる」作業があって、大変長く、しかも粘度があるので重い。それを2ヶ月も勤めた成果なのか不明だが、半年休憩してた割にバタフライが25m連続で可能になっていたのにはびっくりだ。腕に力が出来たのだろうか?バタフライは両腕で上半身を水面に持ち上げる運動で、結構体が重いと感じる泳ぎ方で、このプールでもあまり見かけないのは、しんどいからだ。 料理の先生の指導を頂いている。この先生の基本は「野菜中心で、しかも種類を出来るだけ多く」それが次第に影響が出始めて腰痛が消え、膝の痛みが消え、疲れを持ち越さなくなり、睡眠時間が増えた。まるでテレビのサプリメントの様な効果があった。そして途絶えていた2kmを超える水泳が復活した。だが、野菜の組み合わせを変え、種類を変え、味付けを変えるのは神業。栄養士の経験が必要だろう。随分と勉強させてもらっているが、英語と同じでモノにはできない予感。 2月9日(木曜日)晴れ ジェンファー・コネリー 山の神様の清掃。その場で、Y氏からビニールハウスは15日業者が来て解体するから、それまでアビトンは回収する様にと連絡があった。それで今日からハウスの上に登りアビトンを下に落とした。アビトンは4m近くあって重いので上手く落下させなければ、落ちる時金具などに当たって反動で自分を打ちのめすかも知れず結構危険だった。もうこの年で落下すれば再起は不能だろうから、かなり慎重に作業した。5時がやってきて落とした分の全ては車に積み込みできず帰宅した。それから、納屋に重いアビトンを運んだ。よく頑張ったと思う。 夜の音楽はパソコンのモニターを使ってDVDを再生した。昔βMAXに撮り溜めたモントルー・ロック・フェスティバル(1986年)を定年後DVDに焼いたモノ。加藤和彦の司会進行、アハやペットショップボーイズ、ユーリーズミックスなんかの登場。スポンサーは松下電器で、インテリジェントコンポCD710の宣伝が放映されていた。アイドルは「ジェニファー・コネリー」、当時は嫌な女のタイプだった。だが、近年のトップガン/マーベリックで痺れる様ないい女を演じていた。当時は宣伝事業部の担当から大型女優だと紹介されたが、やはり本当だった。僕の目は今もそうだが曇っていたのだろう。TBC回路が働き画面は全く揺れず、撮影者が意図的にカメラを振らない限り安定した画面で楽しめた。 2月8日(水曜日)晴れ クレジットカードの想い出 今朝は不覚にも6時半まで寝坊してしまった。10時間の睡眠時間。寝すぎると頭は呆然とする。マーケット情報をエクセルシートに打ち込む時、ぱっと見で8桁の数字が残像しない。12時まで英語。午後かっぱ市場に砂糖と文旦を出荷し、帰って昨日のオンキョースピーカーを鳴らす。中々深い音が出る。机の上に設置したから音はダイレクトに耳に来る。それが正しい聴き方なのか?。メインのシステムとは、また違った音。でもよく聞けば、右チャンネルの低音にガザつく音がする。やっぱり返品だろうな。他に問題は無いのだが。暫く聞くと消えた。ボイスコイルのボビンがマグネットに当たっている音かもしれない。 急に暖かくなって、砂糖のカビが心配になり出した。昨年は6月にこのカビで打撃を受けた。まだ、梅雨までには時間があるが!早めの対策は必要だろう、と言うことで今日から猛然と真空パックを始めた。が袋が足りない、しかしクレジットカードがスピーカーを買ったため一杯のはずだ。10日を過ぎると決済されるので購入できるのだが。クレジットカードの心配は、海外旅行に行く時、旅費の決済と旅行が重なると発生した。そして、丁度今頃旅行をしていたから、寒さが少し緩むと旅行の事を思い出す。旅行記を整理し直しているのもそんなきっかけがあったからかな。今の季節、海外で一番良かったのはインド。地平線に沈む夕日は感動的だったし、朝の澄み切った空気(すぐに汚れるが)が新鮮だった。また、「カレーの朝食が始まるなぁ」と。 2月7日(火曜日)雨 異次元の睡魔 予報通り昨晩から雨が来て午前中一杯降った。Adobe・アクロバットが自由になったので、積読状態の書籍をスキャンし取り込んだ。表紙はカラーで取り込み、文字はモノクロで、後で2つのファイルをくっつける。バラバラに裁断された雑誌は、風呂で読み、部屋で読む時はiPad Proで読む。少しだけ部屋の中が片付いた。 13:00にプールに向かった。東部運動公園「黒潮アリーナ」で2.2km1時間20分。平均時間より10分遅れ。平泳ぎ1kmでタイムを落とした。身体の慣らし運転も兼ねているから無理はしないで流した。2kmを超えると身体の「しこり」が落ちて、身軽になる気がする。プールから上がって一歩の足取りが軽い。悪い頭なりに回転するようになった気がする。70歳を超えるとガクンと来ると脅されていたが未だ来ない。どこか爆弾が潜伏しているのだろうか?今まで通りの生活習慣が薄氷を踏む様で怖い。 ハードオフを覗くとオンキョウのスピーカーが僕を呼んでいたので購入。4400円。続いてケーズデンキ高知駅前店で32型液晶モニターを見るがHD画質だった。高知1番の品揃えの店でこれだ。Amazonで買うしかないかな。 帰って料理の先生に、玉ねぎのストゥーヴ料理を振舞ったが失敗作品だった。アドバイスを貰ったのでもう一度挑戦だ。 夜の音楽は風呂から出て音楽を聴く椅子に座った途端、日銀の黒田総裁じゃ無いが、「異次元」の睡魔がやってきた。身の危険を感じる程の強烈なやつだった。いきなり2kmオーバーが効いたのだろう。 2月6日(月曜日)曇り PCに振り回される1日 携帯電話をdocomoに切り替えろと娘からメール。前から気になっていたのが、光回線はdocomoで、携帯電話はauこのねじれを解消したいと。PDF契約書添付。取り込んでPDFファイルに書き込むにはAdobeのアクロバットXで可能だが、安易なのはパワーポイント。それでアクロバットXでPDFをJPEGに変換するも上手くいかず手こずってやっと稼働。その後PDF変換で送り返した。たったこれだけでの作業に1時間半。後半はWindows11を新PCにインストール、上手く行った。 早めの昼食でタコの山に登って、部落のメンバーと金比羅様のお堂清掃。 帰って1時半、少しだけ時間があったので新PCにPhotoshop Elementsをインストールしようとしたが上手くゆかず、Adobeにチャット問い合わせ、担当の方はチャットでは解決できず、サポートに回されそれでも解決できず電話とリモートサービスを使って操作頂くも解決できず、先方さんの中で相談となった。しばらく待ってダウンロードファイルのプロパティから、詳細設定に入り、2-3個のスイッチを規定値から変更して、インストールの運びとなった。担当の方もここまで深いとは知らなかったと言われた。何と5時まで要した。相談なしで僕に解決できる限度を超えていた。結局農作業はなし。このPCには最初から振り回されている。それも難易度の高い次元で。 夕食はすき焼き、と言っても鹿肉のすき焼き。この淡白な肉が大好き。すき焼きに使う砂糖はふんだんにある。 今日はPCが完成した事で祝う音楽、ジョン・スコフィールド(ジャズ・ギター奏者)。東京時代は僕の人生で1番音楽から離れていた時だが、ジョン・スコフィールドだけはノリの良さで聴き続けていた。その評価は今も変わらない。今ではギターの音を歪ませて演奏する意図もはっきりと分かる。秀作のアルバム。 2月5日(日曜日)晴れ 色々と不具合 今日は少し英語をお休みして、PCの組み立てに時間を回した。今回購入した筐体は、BDドライブが片持ち構造で僕としては不満。それで加工して両方で支えるように改造した。配線を全て終えてWindows11ディスクを挿入する直前まで漕ぎ着けた。この筐体は電源が下にあったり、BDドライブを使用するときは前面の蓋を開けたり使い勝手が非常に悪いが、電源スイッチがタッチセンサーだ。今まで3つの筐体は電源スイッチが故障し使えなくなった。 昼飯期に「ボタニカ」を読み上げた。前に「檀一雄」に似ていると書いたが、読み終えたあと、いろんなものを中途半端に終え、次から次へ手を出した15世紀の巨匠レオナルド・ダビンチに性格が似ていると思った。何方にしても僕の頭脳ではよく理解できてない人たち。僕の小学校の恩師が牧野富太郎に習った事があると言われていたが、彼はあちこちで講演をなさって、実際採取に同行しているから、全国にこの様な体験者がたくさんといるのだろう。この本を終了すると自炊の書籍が残り1冊となっていた。Kindle在庫も読み尽くした。 午後はビニールハウスの解体に出かけ、途中室戸のO氏と会って文旦を渡した。「年末また会いましょう!」と言って別れた。ビニールハウスの解体は高所で無理な姿勢が続き、直ぐに腰痛が始まる。不安定だが手足を伸ばし体を支える姿勢の作業をすれば腰痛は治る。少し効率は落ちるが連続で作業が出来るのでこれで良いか。5時に終えて夕食の食材を購入し家路に着く。 タップリのお湯を沸かし本を読みながら入った。疲れが飛んでゆく。夕食は「もうちさん」(馬の上在住、ここから2kmくらい離れている)から貰った沢庵で焼き飯を目指したが、具の野菜が多すぎて野菜炒めに変更。これだけで350gの野菜があった。 夜の音楽はハービーハンコック/Future2。フュージョンですね。ビバップ系を少し引きずったフューション。フュージョンの黎明期の音楽ですね。曲調が歌詞のないロックミュージック。気持ち良すぎで時々居眠りするので、ここで中断、お家ジャンプで居間のDIGAより「ポルトガルのモンサント探訪」を見る。素晴らしいが、ふとトイレ事情はどうなっているか気になる。マンホールの蓋が見えない。素直じゃないなぁ。 2月4日(土曜日)薄曇り イベント開催 ![]() 伝承館で、土佐くろしお鉄道さんの沿線イベント。30名を2回に分けて実施。イベントはサトウキビの黒蜜を煮詰め、白いお砂糖にし、お持ち帰りいただくもの。蜜を煮詰めると硬くなって意外と力がいるのでワイワイガヤガヤだった。皆さん楽しんでいただきお帰りいただいた。 帰って食事。この時に気がついた。「携帯電話がない」iPadで調べれば、芸西病院近くにある。なぜ?取り敢えず現場に行ってみよう。行けば、伝承館に自分の絞ったお砂糖を受け取りに来たお客さんが、僕の服を袋だと間違えて持って帰ったようだった。iPhoneの「探す」機能を利用した。無事回収でき、文旦を荷造りして、かっぱ市場に出荷。昨日分は完売されていた。 帰ってハウス解体、高所の作業は無理な姿勢で足がつる。半分の棟を2月中に仕上げる事が出来るか?もう何日か過ぎた。 夜は干物とキノコのバター炒め。なます。焼き茄子。野菜中心の軽い食事。9時過ぎには腹がこなれている。いい感じ。 夜の音楽は「ジャズバー2007」。この頃はまだ寺島靖国氏のチャリーンの意図を知らないで聴いていた。今思えば、現役時代オーディオマニアを自認していたが、何にも知らない素人だったんだなぁ。ジャズもクラシックも奥が深く、しかも音そのものについても奥が深い。まぁ言ってみれば今が実りのときか?そして毎夜アルバムに込められた芸術が開陳されている。 2月3日(金曜日)曇 自炊/自作 ![]() 昼食時に牧野富太郎を描いた書籍「ボタニカ/浅井マカテ」を読む。牧野氏は高知県を代表する植物学者。破天荒な性格で植物学を切り拓いて来た。読むのが辛くなる無茶ぶりだ。「檀一雄氏の火宅の家」も同じ。僕の度量で牧野富太郎を推し量るのは無理。小さなコップで大きなバケツの量は目分量さえも届かない(牧野氏の物語は2023年4月からNHKで放映される予定と聞いている) 夕食は、料理の先生リクエストで「パエリア」。ヘルシオの説明書に従って作ったら、美味しいのが出来てしまった。ネットで検索すればパエリアの冷凍は2人前でも6000円位。結構手間がかかるから。時間も1時間ほどかかる。自分で言うのも何だが、ご飯がパリパリでまるでイタリアのレストランで頂いている様な感じでよくできた。アサリとエビがなかったが何とか味は整った。外食しなくてもここまで出来ればかなり満足して楽しい。家の修繕もPCの製作もそして料理も自作/自炊。逆に言えば、提供されるのが嫌い。偏屈爺さんだ。 オーディオシステムだってオリジナルだ。夜の音楽はブルーモンク/エリック・リード・トリオ。CD棚から採掘する様な感じで、ジャケットが今の気分にあうものを選ぶ。システムはビクターのSX500とパイオニアAVアンプ。サブシステムだが、メインシステムのスピーカーを持ち上げ/下げる作業が不要。音は細身だが締まっていて、チャリーンのシンバルも十分含まれていてアドレナリンを刺激する。 2月2日(木曜日)晴れ やばい805D4 午前中は英語と旅行記。旅行記は縦配置を横(16:9)に変更し、文章を校正。遅々として進まないが、旅行の出来ない今は記憶を文字起こしするので補っている。午後、文旦を袋詰めし、かっぱ市場と赤岡青果市場に出荷、650kg相当を出荷した。残り100kgかなぁ。娘にもやっと送ることができた。夕刻ビニールハウスの解体、高いところは風が当たり寒い。 夜はCDリッピングをMacにインストールしたオーディオ・ディバーナで再生するのと、CDプレーヤーで再生するのを比べた。馬力感がCDリッピングに分がある。これで、何とか結論が出た。 後は、せっせとCDリッピングを進めCDラックを整理するのみ。HDDに入っていた楽曲で八代亜紀の「舟歌」を再生した。「♩ お酒はぬるめの燗がいい・・」の所で。「いい」と明確に歌ってない。「い」の最初が少し聴こえるか聴こえないか微妙なのだ。そして「灯りはぼんやり灯りゃいい」とここではっきりと「いい」を歌い上げる。その「いい」の部分は2楽章も同じで抑制が同じように効いている。それは見事。プロ歌手の凄みを垣間見ました。そしてB&W805Dでははっきりとそれが分かる。ビックリ。橋田のりひこの「風」も聴いた。音程がずれているのがよく分かる。このスピーカーは世界で勝負する為に作られた為か、音源を出し尽くしてしまう。名演は一層の深さを描き、駄作は何処が粗野なのか暴く。 ボーカルは中央でそこに歌手が立っている実在感が有って少々気味が悪い。アルバムによっては、ここまで迫って来ないでと思うことさえある。 2月1日(水曜日)曇 「試みる」こと ![]() パイオニアのBDドライブ(BDRS13Jx)を新しいPC筐体から外し、旧来モデルWindows10のPCに装着した。このドライブはCDリッピングに良いと評判。39800円、一般的なドライブの4倍の価格。ではどうか?取り込んでioDATAのRecPOD NASに収め、DENON2500NEで再生するのと、ソニーのCDプレーヤーX7ESで再生するのと比べた。結果、CDプレーヤーの方にやや鮮度の優位があるかな?NASはオーディオ用ではなく、ルーターも一般的なものを考えると、この差はありかな。今度はHDD→Mac→オーディオ・デバーナ→DENON2500NEの組み合わせで試してみよう。 2022.07.12.以来封印していたプール再開。昨年は累計19kmで最悪の年。いきなり2kmはやばいので1.5kmから開始、コロナは大丈夫だろうか、薄氷を踏む気持ちで泳いだ。農業を運動の中心に置いたが、農作業は特定の部位を使うので負担が重く支障が出た。やはり「50年の歴史」がある水泳が僕の運動の中心だ。腕の痛みもだいぶ取れて来た。腹も少し引き締まった。700g体重が落ちた。理想は4日に一度だが、当面は1週間に一度。様子を見てから頻度をあげよう。頻度が落ちるぶん距離を3kmに伸ばし、月12kmを目指そう。 1月31日(火曜日)晴れ 事がうまく運んだ日 じっちゃんに伝承館に来るように頼んでいた。ここで砂糖を加工しかっぱ市場に出荷するためだ。昨年は偶然にもじっちゃんの砂糖は売れ切ったが、今年も同じ神風が吹くとは限らない。余れば大変な事になる。それで少しでも販売しておこうと駆り立てた。加工部屋は、ちょっと寒い部屋で長時間の加工作業は申し訳なかったが挙行した、それに、自分だけ販売できているのは妙に気が引ける。5時まで要して完成。明日書類申請すれば、あとは返答が来るのを待つのみ。 今日は腕が痛んでいたのでちょうど良い休憩となった。夜は友人と一杯やろうと目論んだが、ウクレレ教室の講師との事でお酒はなし。 PCは名古屋の九十九から電話あって、BIOSがレイド設定ONになっていたので通常のメイン記憶装置のSSDにインストールができなかったとの事。ボードが返却されればうまくいくかも。気になっていた事が片付きそうだ。OSがレイドを尋ねたのは、HDDを2台装着してインストールを行なった為ではなかろうか?何れにしても、PC組み立ては少しづつハードルが上がっている。 夜の音楽は再びB&W805を設定してJAZZでエージング(オーロラ)。このエージングでも涙が出るほど、それはベースのリズムを刻む正確さが不動で、サックスやドラムがどんなに誘うがビクともしない。人生でこんな人に会っていたら僕は随分と感化されただろうな。まるでハードボイルドの小説を読むようだった。エラックの時もそうだったが、初期の硬い音の時はJAZZがよく鳴る。続いて、Rustic Wedding Symphony/バーンスタインを聴く。最初はファゴットの曇った楽曲がしばらく続き、ピッコロやフルートが加わり妙にワクワクさせる。夕陽のガンマンのストーリーが音楽になったようだ。沢山の楽器が使用されているのがわかる、聴きなれない楽曲なので、楽器が右往左往するように聴こえる。有名でないのに引き込まれる魅力がある。効かないエアコンの下で凍えながら聴く(風量を強めれば暖かいが、うるさく音楽の邪魔をする)。寒さの限界が来てステレオの電源を落とす。 1月30日(月曜日)晴れ 映画ノースマンの検証 今朝目寒い。もう直ぐ寒さも緩むと見ていたが甘い、高知は2/10から春が来る予測だ。奈良のお水取り以降暖かい伝説は生きているようだ。自作PCの組み立てが上手くいかない、購入したツクモに電話してボードがWindows11に合ってないのでは?と聞けば、それはないとの返答、ブートの設定がWindows11用でないかも知れないとの返答で、ボタン電池を抜き、BIOS変更を加えるも変化なし。サポートコーナー担当者もそんな事例は知らないというので、ボードを送り返しチェックしてもらうことにした。こう言ったサービスはさすが日本を代表するPCショップ。有難い。僕はずっとツクモで5台くらいはPCパーツを買っている。今までこんなトラブルが無かったので、この店の有り難さがわからなかった。多分、長年親しんだ人間関係にも当てはまるのでないかな。いや、音楽もじっくり聴きこんでこそ本当の意図が見えて来る、いやいや映画もそうだ。 そう言えば先日見た「ノースマン」の総括がまだだった。 この映画は9世紀、王である父を弟が殺害する、息子は難を逃れ復讐を目論むが、弟に連れ去られた母は、実は旦那、つまり王を殺してくれと王の弟に頼んだ張本人だったと、息子に告げる。失意の果てに復讐を放棄し、親しくなったスラブの女(オルガ)と逃げ出す。が、どうしても復讐が諦めきれず引き返し、弟(つまりおじさん)と同士討ちで果てる。 目には目をの暴力が謳歌する、常に暴力の勝者であったた息子(アムノート)は最後、20歳は年上のおじさん(フィョルニル)に最後は同士討ち。ここに矛盾がある。そんなことはないぜ。最後の劇的なシーンで意外性を持って終わらすには互角の闘いは無理がある。おじさんの策略にかかって殺害される方が、まだ、話の通りは良いと思うが。 預言者に歌手のビョークが登場するが意味不明。実際の歌の世界でも奇怪な存在。スラブ女のオルガはアムノートと親しくなるが、動機が不明、惚れる様な場面がない。(男女関係に動機は不要と言えばそれまでだが) 9世紀の北欧はバイキングの時代、力が権限を握りそれなりの秩序があったのかどうか?この映画のように混乱していたのか?寒い地で本格的な暖房もない時代人々はどう生きたのか?食料備蓄はどんなものがあったのか?妙にその辺に興味が湧く。結局はそれができないので海賊行為で富と食料を奪ってきたのがバイキングの本音では無かったのか?だから食事が疎かにされているのは、時代背景を無視している様な気がする。単なる暴力娯楽映画だったのかな? 1月29日(日曜日)晴れ冷え込む 来生たかおは、「都会は秒刻みの慌ただしさ♪」 Me either. 7時に息子が来た。帰りは自転車だと予測がついていたので、文旦の出荷を遅らせ、息子を自転車と一緒に赤岡の市場まで運んだ。ここだと帰るまでに40分の短縮になる。それなりやっている様だったので安心した。沖縄のお土産を貰った。僕の作る砂糖からすれば大変ひどい味の黒糖だった。家に帰り少しだけ新聞を読み伝承館に出かけた。今日は清掃日で凍える様な寒さの中、水を使って床を洗い流した。手先と足先がかじかんで、焚き火で炙って凌いだ。10時に1時間だけ抜けると申告していたので自宅に帰り、コスモスベリーズノOB会テレビ会議に参加。今年の抱負を述べる事だった。それぞれに余暇を楽しんでいる風だった。僕は農業一筋と報告。実際、身の丈を過ぎた農業に従事している。趣味と併せて秒刻みのスケジュールで動いている。息子は止めろ、もっと遊べ。「もう70」だよ。僕は「まだ70」だよ。感覚の齟齬はあるが皆がそう言うから正しいのだろう。再び伝承館に帰り清掃。13時解散。食事の後、手紙2本を書いて文旦発送。7人の友人に送る箱詰め。みかんは重いから作業に手が痛む。これで5時。 買い出しに出かけ、昨日加熱用のトマトを買ったので今日はそれを使って無水カレー。トマトは水けが多いのかカレーが少し薄く感じた。でも悪くはない。料理の先生からのリクエストで「パエリア」。明日挑戦。 夜の音楽は、机の上で聴くDTM((disk top music)、滋賀の友人から頂いたCD。メインのシステムでは帯域が狭いので面白みに欠けるが、BOSEのスピーカーだとそこをうまく聞かせてくれて、目の前に楽団が広がる。それは見事で「Awesome」の表現がまさにピッタリ。今夜はロリンマゼール指揮。 1月28日(土曜日)晴れ、冷え込む 椿園探訪 ![]() 室内にはソニーのSACDプレーヤーとヤマハのアンプに自作スピーカーでジャズが流れ、かなり似通った趣味を持っていると思ったが、深入りしなかった。 帰って ビニールハウスの解体。寒くて手がかじかみ効率が悪かった。 再び井戸水が枯れ、いよいよ地震が近いと予感される。東南海地震は続けて大きいのがもう一つあると言われるから、長期の寒さ対策が必要かも。 1月27日(金曜日)雨 映画鑑賞の日 ![]() クオリッチは人間改造を行い化身の世界で生きられる改造を施している。ここら辺りは、コロナウイルスワクチンでmRNA改変を研究しているファイザーなんかが、もう一歩踏み込んだ改変を将来施す可能性を示唆している。 ジェイクは危険を悟り、海辺の種族の中に逃げるが、クオリッチ大佐に見つけられて、後半は2人の対決となる。 一方で海辺に移住したジェイク一家の次男ロークは海の巨大な知的生き物トゥルクンと親しくなって行く。 いよいよ決戦に際し、この巨大生物がローク達一家を助け、クオリッチ大佐を退治する。 この主要なシーンの合間は、ジャングルや海中の素晴らしい世界が描かれていて眼を見張る。2Kの黒浮きする画面でなければその美しさはこの世のものとは思えない輝きに満ちているはず。 ジェームスキャメロンはいろんなシーンで人類の悪戯に対する非難を示唆する。例えばトゥルクンを捕鯨し、脳から髄液を絞り出す。後の体は捨てるだけ。これは捕鯨に対する反対を示唆するようだ。このように結構わかりやすい示唆が場面に込められている。表面的には。 しかしもっと深いところでの示唆はどうだろう?それは一度見ただけで、ネットの書き込みをくまなく調べて、そんな事ではわからないだろう。もう一度見て裏を読みたい。 映画を見るのは楽しい、しかしもっと楽しいのは後で反芻し、意図はこうだったのではなかろうかと思い文字起こしする事。だから、大作を次々と見るのは厳しい。 それなのに今回はもう1本「ノースマン」を観た、こちらも重い映画だったので、別の日に思い起こしてみよう。 1月26日(木曜日)晴れ マーラー交響曲9番 4時55分起床、エンジンをかけて車を温めたが、アイドリングだけでは車は温まらず震えながらそのまま出かけた。文旦を赤岡青果市場へ出荷のため。 帰って新聞と食事。最近NYTで“at least”の単語によくお目にかかる。意味は「少なくとも」死者の数を報道する時に使用する。銃の乱射、ウクライナへミサイル攻撃で多く、自然災害にも酷使されている。最近品位を落とした単語だと僕の中では。 午前中ラジ英語、旅行記のまとめ。午後PCの組み立て→失敗。文旦洗浄、ビニールハウスの解体。なかなか忙しい。 夕食は料理の先生と。食事が変わり体質が変わった様な気がする。冬にあまり寒くない。血圧が上がったのだろうか?もう毎日血圧を測定しても良い歳だが、忙しさにかまけて着手してない。 夜の音楽は、マーラー9番/バーンスタイン/ウイーンフィルをDVDの録画(2012年)で。成程これは名演だ。ウィーンフィルにそれ程の指揮は不要なのだろうが、バーンスタインはお構いなく最大の動作で指揮をする、やりすぎだろう。それでもウイーンフィルのメンバーがピッタリついてきている。バーンスタインの情熱に引き摺られて、「この、おっさんには、かなわんわ」的な好印象を持ったように感じた。 この楽曲はLD盤と、4K録画盤も、CDも1枚組と2枚組と豊富にある。 1月25日(水曜日)晴れ 歳を取ると ![]() 昼食時「牧野富太郎」のボタニカを読む。かなりヨイショした文章で面はゆい。その後少しだけPC組み立て再開。昨日はHD AUDIOケーブルを別の場所に接続していた誤りを見つけた。慎重に取説を読むべきだ。ここまで午後2時。 文旦をかっぱ市場用に5袋。赤岡市場用に12袋。午後4時から30分だけビニールハウスの解体。スーパーで買い物をし風呂を焚き、夕食。 今夕は友人と懇親会。昼間近所の農家さんがサトウキビの種代としてビールを持参されたのでそれを飲む。その友人は最近妙に発言にピントが外れた事が多くなった。テレビニュースの聞き齧りだが間違った理解で堂々と話す。いや、僕も同じ現象を示しているかも知れない。歳を取っているので昔のように会話が絡まない。弘前の友人に大丈夫か?とメールすれば本日入院すると。重い病気らしいので気がかり。 お酒を飲んだ後で聞き取れないかもしれないが、夜の音楽は昨日に続き、マーラー9番。指揮者は同じバーンスタインだが、楽団がコンセルトヘボウ、前はニューヨークフィル。録音が良いので演奏にメリハリがあって秀逸。決して悪くない。ニューヨークフィルも同じ感想。しかし9番はウイーンフィル盤が有名。明日のお楽しみ。 1月24日(火曜日)雪 判断を下すには難しい 晴れていたが急に黒い雲が湧いてきて雪がちらつき始めた。芸西村に雪が積もることはないが太陽がないので寒い。寒くて動きが鈍くラジ英会話を終えると午前中の時間は無くなった。 昼食の時、昨晩の「アムステルダム」の続きを見る。世界的な陰謀組織はドイツのナチスだった。アメリカの富裕層は、ヒットラーの躍進に乗じて一儲けする魂胆だった。物語はそれを阻止する事だった。映画は実話だった。今話題のティラー・スウフトが出演していた。 午後を少しすぎたが制作途中のPCに着手するも、Windows11がインストールできない。その原因を探るがヒットしない。マザーボードを外し今日は断念。 風呂を焚き、寒波対策の水道管に覆いを被せる。結局今日は身体を動かさない。 5時過ぎに料理の先生宅訪問夕食をご馳走になる。外はドンドンと冷え込んできて車を暖気運転しても水温が上がってなかった。家に帰ると風が少し暖かく、やはり西分の自宅は少しだけ暖かい。 帰ってエラックBS283をセットし聴く。昨日までのB&W805とは解像度に大きな差があって、楽しさが半減する。先日まで素晴らしいと思っていたシステムが今日は急に色褪せた。こんな事例はスピーカーに限らずそこら辺に転がっているようだ。と、酷評してみたが、寒ので暖機運転が足りなかったのか、マーラー6番では今一だったが、9番を聴く頃には俄然よくなった。ELACは只者ではないのが分かった。 1月23日(月曜日)雨 AVに傾斜している ![]() 机の前に置いてある27型モニターにDIGA(BW600)を接続し、大西泰斗の「英会話定番レシピ」を見ていたが、BDプレーヤーUB900に変更した。すると、PC用の安価なモニターなのに画質が目に見えて変わった。雑誌で随分と評価されたBDプレーヤーとはこう事なのだと理解した。 こうなっては、音も変わるだろうと、BOSEのComputer Music Monitorを接続した。小さなスピーカーで低域は望めないが中高域は見事に目の前に音場が広がった。いわゆるDisk Top Musicですね。至近距離で聴くから、ヘッドホンの様にかなり細かな演奏技法が分かる。特にクラシックは顕著で指揮がよく分かるのを発見。評論家和田博己氏がこれを薦めていたのを理解した。 久しぶりにシアタールームを暖房し映画を見た「アムステルダム」話がゴロゴロと回転するので筋を掴みにくいが世界的な陰謀組織との戦いを強いられる男女3人組の奮闘物語。AppleTV+で。途中で配信が切れて(1:34)それ以上は進めないので断念。その時点で46時間しかレンタル時間が残されていない。 1月22日(日曜日)晴れ後曇 B&W805D4についての考察 ![]() B&Wはとんでもない事をしてくれた。LP来生たかお/夢の途中を再生。この曲はカセットに録音し、当時所有していたスカイライン/テクニクスコクピットエディションで聞けば、弾む低音と伸びたシンバルが気持ちよかった。だが、今のシステムで聞くと高域の寸詰まりは免れない。成る程「素はこんな音」だったんだ。テクニクスコクピットは低域と高域を持ち上げて気持ちよく聞ける工夫をしていたんだ。通信工業の面々はテクニクスのバッジを冠するため相当の工夫をしていたんだと思った。当時に感謝。 B&W805は何もかも音楽ソフトのベールを剥ぎ取ってあからさまにして行く。高校一年生の時、始めてアンプを自作しパイオニアPAX16のスピーカーユニットをボックスに入れてステレオを作った記念に購入したLP「グッド・ナイト・ベイビー」場末のキャバレーで演奏している面々を録音スタジオに集めてLPを作りました的な歌のない歌謡曲。ギターのメロディラインに、裏声のエレクトーンが寄り添い2曲目は立場を入れ替える。工夫があると言えばその通りだが、今の基準からすれば余りにも幼稚すぎる。その仕草が手に取るように分かる(当時は勿論分からなかった) いろんな思い出とともに、手持ちの音楽の素性が分かり(ほんとうかどうか不明だが)納得する。 井戸が枯れて、再び水道水で風呂を焚いた。僕的には地震が来ると思っている。それで、毎夜B&Wのスピーカーを持ち上げてセッティングし、聴き終われば、床に下げて地震に備えるのを繰り返している。僕的には、酒を呑んで今日はしんどいからまぁいいかと油断した時に地震が来て、このスピーカーが潰れる気がする。それ程危うい雰囲気を持ったスピーカーだ。 1月21日(土曜日)晴れ 重量挙げ ![]() 夕食は東海林さだお氏お勧めのカマスの干物を野菜と一緒に煮る。干物を焼くのではなく「煮る」のがポイント。それがなかなか良い。が、疲れで少々居眠りしながら。 夜の音楽はシベリウス交響曲1番。B&W805D4をバイアンプ、バイワイヤリングで聴く。もっと良くなるはずが、昨日の様な感動がない。バイアンプが良くない印象を持った。 大型スピーカーボックスの上に置くので、地震が来て落下しないかと毎夜試聴が終われば床に下ろしている。こちらも結構重い。 1月20日(金曜日)晴れ 明日も忙しい 先が見えないけど、取り敢えず砂糖を加工してかっぱ市場に出品。その足で赤岡にある青果市場に行って大量の文旦を販売するには?相談した。2900円を払って出品する仕組みを教えてもらった。大きさを揃えて5kgの袋に入れるなどを伺い早速明日から出品ができるようになった。 帰って、文旦の玉を洗い、700g以上と500g以上の玉を16個袋詰めにした。 市場では1/23の寒波襲来の記事が大きく掲載されていて、文旦農家に警鐘を鳴らしていた。夕刻1時間だけ文旦を収穫し、明日は本格的に収穫しようと思った。 シキデンの社長さんからご案内頂いたスピーカーの値上げに対し決断を下したのは以前に書いた。そのスピーカーを受け取りに行った。B&W805D4だ。中年を過ぎれば「いつかはクラウン」の夢を持つ。僕は車では無いがスピーカーにそれを求めた。文旦の仕事で昼間は手付かず、夕食後8時からセッティングを始めた。先ずは素直なシングルコード結線。このスピーカーはエージングが1年ほど必要でそれからモノになると言われるが、初日開口1番から緻密な解像度のある音が流れて来た。シキデンにも同スピーカーの展示がありアキュフェーズのパワーアンプで試聴した。ドナルドフェイゲンのアルバムでは痩せた音の録音がわかった、僕の持つ音源「中本マリのLP」でも痩せた録音がわかった。このスピーカーは楽器が一つ増えると言われるが、確かに「ダンフォルゲルバーグ」のLPではそう感じ、編集や演奏の下手なアルバムではそれをあばき出す。 滋賀の友人から送って頂いたCDは帯域が狭く、演奏は素晴らしいのに、なかなか楽しくなれないが、これは見事に価値を見せてくれた。気を良くしてフルトベングラーのCDを演奏すると、はやりグイグイと出てくる。これが彼の魅力だったのか? 視線が低くいと見えないものがある。転じてこちらの度量が小さくその人の魅力を見出せないこともある。しかし、視線が上がると実際はもっと大きな風景が物や人や事が存在しているのが解るかもしれない。このスピーカーを手にして、思ったのは、「こんな世界もあったんだ」と言う事。今まで十分聞いたCDでも、これまでとは違う別の世界に足を踏み入れたようだ。高貴な世界の様な感じ。 明日は最上のバイワイヤリング+バイアンプに進む。 1月19日(木曜日)晴れ 久しぶりの講習会とその反動 8時過ぎ、じっちゃんを誘って安芸市保健事務所に出かけた。食品管理者の講習会受講の為。5500円を支払い9時半から夕刻4時半まで講習を受ける。説明に心がない人や、勢い込んで説明が理解できない人。よく原稿を読み込んでいる人。講師は様々だ。でも説明員は全員座ったまま。民間では考えられない態度(そんなに勢い込んでも仕方ないのだろう)。まっこれで免許を貰ったから商売が堂々と出来るから文句は無い。質問者は知人のSさん。イベントでかき氷を販売するには、この免許で可能か?「届け出が必要」とのことだった。 最後にテスト、半分寝ていた割には70点。よく出来ました。 道中、じっちゃんに聞いた、酒も飲まないなら、「夜はどうしている?」夕刻ご飯を食べた後、風呂に入り、それから寝る。7時ごろには寝ている。「朝は何時に起きる?」6時に起きる。寝る子は育つというが、育ってないのう。テレビを見ながらご飯を食べて明るくなったら畑に出る。 畑で這いつくばっている方が、今日のように椅子に座ったままより疲れないとも、こぼした。 少し天候は悪く夕陽の眩さを我慢して運転しなくて良かった。高知の幹線道路はほぼ東西だから、朝夕の運転方向は結構運転者にとって重要な要素。サングラスが必須になる時もある。 夜の音楽は、アルゲリッチのピアノ、バレンボエムの指揮/ベルリフィルの演奏で、2023年1月7日開催されたコンサートの録画を配信で見た。アルゲリッチは過激さが薄れてみんなと溶け込んでいたような気がしたが、僕だけの感想かも知れない。バレンボエムはとうとう座っての指揮。ブロムシュテッドも95歳を迎えて座ってN響を指揮した。爺さん婆さんの演奏に見切りをつけて若い人に切り替えが必要か?iPad Proとポタアン+インナーイヤーヘッドホンの組み合わせ。 その後ハービーハンコックのライブLD。こちらは気持ち良すぎて、なかなか昨晩続きの「ジークフリート」に切り替えられない。暖機運転も終わり、いよいよ「ジークフリート」神のお告げで鍛冶屋は怖いもの知らずが、折れたノートゥングを剣を修復できると言う。怖いもの知らずは結局自分が育てた息子、ジークフリートだった。 今日は何にもしてないのに疲れてダウン。 1月18日(水曜日)晴れ よくわからないことばかり ![]() 今日は砂糖をコンテナ1杯分を包装し冷蔵庫に保管した。隣の座敷はまだコンテナ3つ転がっている。暖かくなる前に包装を済まそう。作りかけのPCにも着手した。Amazonで買ったケースは結構加工しにくい。さてどうなるか? ビニールハウスの解体を2時間程度、腕が痺れたのと、釘を踏んだ足の痛みと2重苦。じっちゃん宅を訪問し明日の予定を伝える。対応に出たお孫さんの嫁さんに伝える。帰宅して風呂焚き。食事は再びカリフラワー、今回は白色。料理の先生から昼にお惣菜の差し入れを併せ、夕食を頂く。タンパク質が足りないから食った感じがしない。サトウキビの製糖が始まった11月以降タンパク質ばっかりだったから収支が合うだろう。 夜の音楽は暖気運転に「シャカタク」LDはバブル経済最盛期の代物で、演奏する音楽もバブルの匂いに溢れている。苦い思い出のある一つの時代だった。メインの映像は昨日に続き「ジークフリート」、演奏も音も凄く良い。これは名盤だと思う。今日は神が降りて来て鍛冶屋と会話する所まで。 一気呵成に観るべきだろうが睡魔に引き込まれてしまう。いつかはドイツで通しで本物を観たい気持ちと、自宅には3巻もフルセットがあるので我慢すべき声の両方に挟まれている。どっちが得だろう。 1月17日(火曜日)曇 焦らない 朝はかっぱ市場に出品する砂糖を加工した。200g単位で売っていては今年の総収量600kgの砂糖は売り切れないだろうと思い、些細なことだが300g単位の袋に変更した。 文旦も出荷した。一袋14個入って5.5kg700円。結構安価だと思う。こちらも700kg近くあって、少量販売ではらちがあかない。 サトウキビを出荷する袋がなくなったので安芸市に買い出しに出かけた。車を運転しながら考えた。商売の先行きは暗いが、焦ってもなるようにしかならない。自然体で行くしかないし、今年頑張りすぎると来年は出来ないかもしれないし。 ビニールハウスの解体は怖いがなんとかこなしていた。ところが下に落ちたサンなどを拾っていると、サンから突き出た釘を踏み靴も通過して足に刺さった。注意散漫なんたるざまだ。バンドエイドで応急手当て。帰って風呂に入る前防水タイプのバンドエイドに貼り替えた。バンドエイドの下に「タヌキの脂」を塗った。ハウスの解体は一筋縄では行かない。これも焦らない。ハウスの持ち主には時間を要すると伝えた。 夕食に、尊敬する作家東海林さだお氏が書籍で紹介されたメニュー「砂ずりのウイスターソース炒め」を試す。弱火でじっくりと焦らず。申し訳ないほど美味い。ご飯がススム君です。もう一つは、カリフラワー。茹でてらっきょう酢に漬けるだけ。単純だがこちらも極上。料理の天才だと誤解しそう。 夜の音楽は暖気運転に佐野元春/84-85ライブLD。彼の音楽は今で言うラップ、それを先取りしていたんですね、彼は。その頃のLDはまだデジタル音声で記録されてない、FM変調の音だ。それでも良い音。まさにパイオニアサウンド。アンプとプレーヤーをゆっくりと温めた後は、本命のワーグナー/ジークフリート。ここに登場するジークフリートは2代目(ワルキューレに登場し死亡した親父のジークムントの息子)物語は佳境に入って行くが睡魔でダウン。 1月16日(月曜日)雨後晴れ 昼も夜も頑張る 毎日1時間はサトウキビの加工に使おうと今日から始めた。今日は白下糖の包装。それからラジ英。今日の番組はヒアリングテスト。4問ともかろうじて正解した。 新聞ではネパールで航空機墜落の記事。2011年カトマンズに仕事で行った帰りに、現地代理店アッシシさんが、エベレストでも見ていけと、タイ行き飛行機の前に手配してくれた。その1週間前にポカラ行きの飛行機が墜落したばかりだった。ネパールでは飛行機の墜落は珍しくはないと言っていた。ボーイングやエアバスのような大型機ではなく小型機が多く運行しているからか?それとも標高の高いアルプスの山々の為に気流が予測つかないのか?今回の事故は新しい空港で、気流の変化も未知数だったのかもしれない。NYTにも詳しい原因などは掲載してなかった。 当時、その飛行機は揺れに揺れたが、操縦室に案内してもらい(ドアが開けっぱなし)、機長と副操縦士の間から写真を撮影した。”The black one!.”と機長が言ったような気がする。僕は入り口のドアの両端を足です踏ん張り、同じく肘でドアの中腹を突っ張り身体を固定するのに精一杯だった。その時はラフロードを車で飛ばすような左右の揺れでなんとか頑張れた。前後と上下が加われば、ダウンするだろうなぁ、とその時思った。ネパールの上空の空気事情はかなり厳しいと思う。 午後は、ビニールハウスの解体、なかなか進捗しないし、怖いのと中腰で腰がすごく痛む。 夜須でお惣菜を購入し、刺身はおじさん宅に届けて、夕食後、腰の痛みは湿布薬を貼って治ったのは幸いだ。 夜の音楽はアースウインドアンドファイヤーのLDを映像なしでエージング代わりに聴く、その後ワーグナーのオペラシークフリート。LD盤メトロポリタン劇場、James Levine指揮。画像は望むべくものでは無いが、音の方は極上。僕的にはCDレベルと評価。この気持ち良い音がなければ映像が台無しになると思うのが僕の持論。逆はありえない。 世界の劇場に行けない腹癒せを、自宅のAV進化で補おうと日夜努力をしている。 1月15日(日曜日)曇 新たな音の世界 ![]() 帰って英語の勉強。ヒアリングが全くダメになっている。午後4時に終えて、ビニールハウスの解体に向かった。釘やビスなどを使って頑丈に組み立てている。高所の作業で身体が強張る。困難を極めて進捗が良くないし、屈んでの作業でたちまち腰が痛んだ。明日から午後いっぱい使って作業を始めよう。この廃材は風呂の焚き付けと、サトウキビの柵に使う予定。 離れのオーディオを入れ替えた。プリにテクニクスSUC1010、チャンネルデバイダーにトリオF6000、パワーアンプはパナソニックAVアンプSADX930の4チャンネル分を使う。スピーカーはDS251、200hz以上はテクニクスSBX01。マルチチャンネルなのでDS251クセは出ない筈だし、中高域はテクニクスだ、だがしっかりとDS251の音でした。燕雀鳳を産まず/蛙の子は蛙だった。 と言うことは、新たな音でJAZZが楽しめるという事。 夜の音楽は、滋賀の友人から貰ったモーリス・シャンドロン(チェロリスト・指揮者)でサンサーンス、ドボルザークなどを聴く。録音が古く音が伸びないが、CT830の性能に支えられて、CDに刻まれている音は全部拾っているようなしっかり分解能のある音。悪い音なりに地に足の着いた音で楽しめる。弦の奏でるツヤを楽しんで来た身としては新境地が開けた。 1月14日(土曜日)雨 今日も色々ありました 雨は一晩中降り続いた。井戸が枯れ、洗濯と風呂を水道に依存したこの1週間は大きな出費だった(僕にとって)が解消できそう。サトウキビの製糖を終え滞った家事の整理など残っているが、取り敢えず日常となる英語を復活した。単語スペルなど忘れかけている部分もあるが、無理やり軌道に乗せた。一方で「AIR FRAIM」の翻訳は前と遜色なく再開できた。製糖中もNYTを読んでいたのが功を奏したかな。午後は安芸市に行って文旦を出荷する袋を購入、ついでに散髪。耳が出る程度と伝えたが坊主になった。確かに耳は出た。15分で出来る安価なシステムの散髪屋さんだが1時間半も要した。「大衆」と呼ぶ新しい散髪屋さんだ。一人のオーナーさんは前から同じだが、他は入れ替わるので、環境はよろしくないし、工夫も無いのだろう。もう行かない。帰って畑の草刈り。半年放置したツケで1時間では仕上げできず。 夜は料理の先生の作る夕食で堪能。泡盛を少し。この酒は物凄く美味しく、バレンタイン18年モノに匹敵する。 夜の音楽は、iPhoneをLX89に接続、少しうるさい音。USB端子にハイレゾのメモリーを差し込むといい音だが曲名表示されない。アプリも動かない。パナソニックポータブルCDのCT830を光ケーブルでLX89に接続、これは極上の音。前にパナのポータブルCDの凄さを教えて貰っていたが、ここまでだとは。「ユーミン万歳」(CD)はバックの演奏家の技量や凝った編曲がよくわかる音が出た。日銀の黒田総裁では無いが「異次元の」音楽が流れ落ちた。 1月13日(金曜日)曇りのち雨 映画にたどり着くまで 朝から料理の先生に手伝ってもらって文旦収穫、多分今年は700kgあるだろう。雨が来て中止、昼食後雨が上がったので再開、収穫し終えて家に帰るとドバッと雨が来た。家の駐車場では郵便配達の女性が雨具に着替えようとしていた。収穫した文旦をあげた。後部の郵便物とは違う袋に入れて持ち帰った(当たり前ですが) 洗濯物をコインランドリーで乾かし、風呂を焚いて、母屋のLX81を設定し直した。1時間の悪戦苦闘(マルチチャンネルのアナログ入力のサラウンド端子とセンター端子が機能しない設定を解除する必要があった) 出来上がったところで、「GIジョー・スネークアイズ」を観た。ツッコミが余りにも多く書ききれない。日本が舞台だったので、日本人の登場も多く、非常にわかりやすい英語だった。一度見たら、字幕なしでも見えるぞ。 忍者スネークアイズが「嵐影」の味方になるのか、それともケンタとの取引で、スネークアイズの父を殺した男を提供してもらうため、嵐影を裏切るのか迷う所がミソ。 久しぶりに観るAppleTV+レンタル¥508。見終わっても返却に行く必要がない。 1月12日(木曜日)晴れ 解放 疲れ切っている。仲間のみんなも同じ。これ以上続くと倒れる寸前だ。今年度を総括すると竈焚きの火加減がわかってきた感じだ。それと過去最高の収穫で自分の釜をよく焚いた。伝承館の匠は少しづつだが身についた。問題はこれから11ヶ月休止するので、匠の技を覚えていられるかどうか?頭の問題に移る。午後4時全ての作業が終了した。じっちゃんは、「明日からゆっくり寝られるのう」と顔を綻ばせた。Me too, 僕と同じ作業を93歳でこなしてきたから喜びも大きいだろう。サトウキビを焚くのは「命の火を削る」作業だと思う。1日の竈焚きは最低14時間連続の作業だし、釜焚きの翌日は、収穫でサトウキビを累計では平均1トンは持ち上げ下げしている(僕と師匠の場合は2トン)これが2か月休み無く繰り返されて本日終了と言う事。でも厳しい割りに、イヤ厳しい程元気であると言うのも不思議だ。そして、これ程全員が活力に溢れている職場は見たことがない。 帰り道、夜須迄足を伸ばしお惣菜購入。帰って風呂焚き、汗を流した後ビールで喉を潤す。この日は暖かい上に竃で火加減を見ていたから流す汗も尋常ではなかった。そのせいもあって、ビールは喉を流れ落ちた。東京テレビで放映された「晩酌の流儀」の栗山千明のようにゴクゴク行った。 アマゾンからバナバプラグとモンスターケーブルのACコードが届いていたので、早速自室のAVシステムをセットした。ご存知の方は当たり前かと思うかもしれないが、そうでない方はお手上げなのが、現在のAVアンプ。ほぼコンピュータ。スイッチやソフトウエアの階層の深さを鑑みればそれ以上かもしれない。端子も多く、全てはリモコンの切り替えスイッチに表現できてない。設定で、どのスイッチにどんな信号を入力させるのか設定しなくてはならない。 現役の頃、AVが好きでのめり込んだし、業務にも活かせた。その余波で老後もこうして複雑怪奇な機器が扱えるのが幸せだと思う。 結論、BDの音は多少良化したがDVDやLDの音が悪化した。そして、ポータブルDVDにデノンアンプDA10を繋ぎ、AKGのヘッドフォンで聞くほうが、映像付きのクラシック音楽はより楽しめる事が分かった。解放された余波で冒険をしたものの何もしないほうが良かった。人生は回り道をして真実がわかる事もある教訓でした。 1月11日(水曜日)晴れ 休息はありません 明日でサトウキビの製糖作業は終了する。僕は2022年度としては6700kgを収穫した。やれやれの感じがする。幸いに肘が痛む他は身体的な支障がなく昔の体調にある。僕は収穫を終えていて、明日は仲間のお手伝い。 今日は休暇(仲間は収穫)。かっぱ市場を偵察に行けば、何と僕の砂糖が攻撃を受けてなくなっているではないか。ゆっくりする暇もなく、急いで帰宅して製品を作った。週末までの対応分で、土日は別途作る必要がある。なかなか英語の勉強に着手出来ない。 かっぱ市場に出荷し、帰す刀で山に入って、文旦の収穫。今年は昨年よりも実がついている。料理の先生に手伝ってもらって14コンテナ=畑2枚分を収穫した。多分累計で4日間必要。これが終われば出荷と伝承館で焚く薪の準備作業に入る。3トンくらいの生木を薪として切り出す仕事がある。 月月火水木金金。定年後は毎日が日曜日とは程遠い生活をしている。 昨晩気がついたのは、BDの音声があまりにも良くない。BDプレーヤーの限界か?と疑うが、CDを再生すれば問題のない音質。それで、シアターで使用しているAVアンプLX98を自室に、ここで使っているLX81をシアター用にと入れ替えを行った。スピーカー端子間があまりにも狭いのでバナナプラグで対処することに(Amazonで明日届く)電源ケーブルが脆弱なのでモンスターケーブルにと、少し驕った。明日はサトウキビで作業できず、明後日は午後雨で、それまでに文旦収穫。 うまく行けば13日午後に最高のBDのオーディオを聴くことができるかもしれない。 1月10日(火曜日)晴れ 終活につての考察 明日は忙しいから、出勤時間を4時にしようと仲間と打ち合わせたのに、自分は5時10分に目が覚めて、伝承館に駆けつけたのが5時半。みんなに迷惑をかけた。どうしようもない不覚。しかし連日の過労で岡村さんも疲れていたのだ。 今日はどうして忙しいか?12:30からお葬式に出席しなければならない。トウマと呼ばれる、同じ地区の括りに相当する住民の一人がコロナで亡くなったからだ。この病気の死者は直ぐに火葬し、お骨を前にしてお葬式をするとの事。この地区の宗派である真言宗智山派に感染対策のしきたりがあったのか、それとも現在風に編み出されたしきたりなのか不明。 無事葬儀も終了し、再び製糖作業。今日の製糖お客様は室戸岬のずっと向こうの方。「コンビニもスーパーもねぇ、ドコモしか通じねぇ、あるのは山と海」同じ高知県民なのに違う国の人みたい。そしてそれも無事終了。午後15:30退館、帰り道は寄り道し、文旦の畑に絞りカスをばら撒く。ついでに文旦を持って帰る。 友人を17:30に呼び出し懇親会。久しぶり。メイン・ディッシュはプルコギににんにくの葉っぱを切り刻んで炒めたもの。 話題は僕から出した「終活」について。今年の年賀状はこれが多かった。70歳になったから、○歳になったからと理由が多かった。僕ら2人の考えは死ぬまで現役で働いたら良いではないか。死は神様が与えてくれる。と言うものだった。 高知の人は誰も死の準備なんかしてないから、自分達も必然的にそう考えるようになったかもしれない。終活=年賀状を書くのが面倒くさい。と言うのが本根の理由か?それとも本当に付き合いを減らしたいのだろうか?僕はひねくれた考え方の持ち主だから、なかなか他の人の考え方を理解できず、この問題はよくわからない。 それで、昔の上司でもあり友人でもある方に電話したら、2つの大きな死に至る病気を抱え、75歳には今のしがらみを離れて、もっと静かに暮らしたいと、今の大変さを語った。そうなのか?でも、今の負荷が減ると寂しくなるのじゃないか?頼りにされてあくせくしているのが一番の幸せではないか?と投げかけたら、否定はしなかった。 1月9日(月曜日)晴れ サトウキビの育成方法 日高のK子さんがサトウキビの刈り取り応援を体験したいと我が家に来られた。僕も好奇心は高いはずだが、彼女のは他を超越している。10時に待ち合わせて我が家の畑にご案内。幸いに西上の畑は芸西村が一望できる景勝地で仕事と眺めの両方を堪能できる。又、山懐に包まれて今日は暖かいのを越した陽気だったので作業も楽だった。 お昼までに180kg近くを収穫し昼食。我が家の汚い食堂よりは展望のきくこの地で弁当を開く方が洒落ている。K子さんはお手製のタイ風のトマト味のスープを持参してくれた。簡易コンロを家から持ち出しテーブルの上で温めて、風景を堪能しながらお弁当をいただく。「喜良好」の日替わり定食弁当は大盛りご飯で食べきれなかった。 僕のサトウキビは地上高180cmの所に四角い碁盤の目のような枠を施設してあるのでサトウキビが天に向かって伸びている。そのため刈り取りはノコギリなどの刃物が入りやすく、比較的短時間に作業を進めることができる。それで、K子さんにも如何にこの栽培方法が良いのか力説した。が、後で考えると、これは大変な時間を必要として割に合わない、いわゆる合理性がないのだ。如何に綺麗なサトウキビを作るかエゴむき出しの栽培方法なのだ。彼女としては、それも一つの方法だと受け取ってもらえたらと思った。後で修正のメッセージを送ろう。 夜の音楽はブルックナー交響曲3番/ゲルギエフ、昨日から気になっていたのは、マーラーBD全曲集を買った時も今回もBDの音は面白くないないなぁ。CDの音が断然良い。これはBDの音は映像の付属品の位置付けだと思わなければならない。ところが、どうやらそうでもないみたいだ。接続ケーブルなのか、AVアンプなのか、HDMI端子を利用するためなのか。兎に角原因を探り、BDの音も楽しむべきだと思った。 1月8日(日曜日)晴れ 白玉糖と長寿 4時から伝承館で製糖作業を18:30まで。今日も又重いものを持つ作業や、釜の火加減と、最終工程で混ぜる作業4釜分。大汗をかいて水+コーヒー+お茶合計2リットル程度を飲んだ、まるで真夏のように。疲れ果てた。70歳の僕でさえ(この中で一番若い)疲労困憊なのに、90歳のおんちゃんと93歳のじっちゃんは製糖に来ている、そして作業を黙々とこなしている。年齢と共に筋肉が落ち作業も負担が重いはず、なのにこの二人はまるで超人のごとく普通に振る舞う。僕たちの作る砂糖は確かにミネラルが多く、若返るのは分かるものの。 それであったとしても、病院で寝ているはずの年齢なのに、こうして僕たちと働いている。御伽噺(おとぎはなし)のような現実がここにある。直近で接する私としては何が元気の秘訣なのか?知りたい。だが二人に共通点はない。強いて言えばケチ。タクシーに乗るのはもったいない「自転車で十分」。そうです、彼らの交通機関は自転車が主。嘘ではありません。坂ではもちろん自転車を降りて押すが、学生たちも同じ場所では押している。白玉糖は元気の秘密かな。 疲れているが夜の音楽は、ブルックナー交響曲1番/ゲルギエフ指揮/ミュンヘン放送楽団。BD仕様。所々聞き覚えのメロディが顔を出す。BDに付属する音声だからチェロの気持ちよさはないのか、アンプが悪いのか。ギルギエフの匠は残念ながら見抜くことができず、画面を消して音だけ聞くのでも良いかな。このアルバムはHIVI推薦で買ったままだったので、一度目を通しておくのが良いかなと思った。 1月7日(土曜日)雨のち晴れ 書籍の対応 天気予報通りに朝起きると同時に雨がきた。妙に肌寒い。いつものように新聞を見ながら食事をとった。土曜日の新聞の楽しみは書評が掲載されるから。電子版日経新聞の文面をコピーし、読みたい書籍はコピーしてワードに記録、大きな記録長に成長した。いつか暇になったら読もうと。時々は電子本で買っているが追い付かない。紙の本と電子本とどちらが読みやすいか?目は紙の方が疲れないし、読み進む実感がある。電子本は文字が大きく読みやすくページめくりが簡単。メモやアンダーラインが自由に書き込み出来る。まぁ一長一短ですが、形として自分の手元に残るは紙です。(僕の場合はPDFでHDDの中ですが)それでも手元に残る。 よく登場人物なんかが始めのページに紹介されている小説なんかがあります。紙の方がしおりを挟むと一発で参照できますが、そのページを撮影しスマホに納めておけば、電子本でも紙本でも即参照できるからこちらは引き分けかな。 現役の頃は長期休暇の前日に八重洲ブックセンターに行って、休暇中に読む本を5~6冊購入していた。本は重いが、充実した休暇が過ごせると思うと、この重さが返って良かった。誇りに思えた。もう今は、本屋さんで物色して購入する楽しみは無くなったから、書評が頼りだ。bookoffは高知市にもあって、2年くらい前の評判が高かった書籍が推薦で並んでおり、時々購入するが、ハズレがない。この書籍は誰がどんな状態で触れていたか不明なので、即PDF化して本は捨てiPadで読む。これだと布団の中に持ち込んでも衛生上問題がない。 1月6日(金曜日)晴れ 歯科医 「どっさり残っちゅうきに大事にしてね」と肩を叩かれた。今日は歯の定期点検。機械や、尖った針のようなもので、歯にこびりついた不用物を取り除いてもらった。まるでカバが口を開けて、鳥に口の中を掃除してもらっている感じ。当然歯ブラシなんかでは到底無理。歯医者は定期的に通うほかない。 歯医者に目覚めたのは1990年代、大阪は南森町天神橋商店街の中にあった名前は忘れたが評判の歯科医があったためだ。歯医者の評判とは、歯の治療の時女医さんの乳が頭に当たるからだ。それで格別悪い歯は無かったが僕も通うことになった。しかし担当地区の変更で南森町に行くことが無くなって終焉した。しかしその時から歯科医は重要だと認識して、それ以降は普通の歯科医で見てもらう事になったし、昼食後の歯磨きも始めたし、電動歯ブラシも使った。乳が当たる歯医者は千葉に住んだ時にもあったので、南森町特有では無かった。それでネット検索すれば、どうも日常的な事のようだった。 今では2種の歯ブラシを使っている。「80歳までは20本の維持」の標語があるが、僕は「歯槽膿漏4を超えない」。 歯科医は高いが歯は大事だ。固いものが噛めなくなったら味が変わるだろう。酒の味にも影響するかもしれない。リンゴを齧ると血が出ない。(そもそもリンゴを齧ることが出来ない人が多い)。昔、オーディオの商品説明に歯科医でクラシック音楽を流すのは何故か?こんなフックから、いかにテクニクスを販売することが重要か?の話題を使ったこともある。 台所の水栓が壊れたので、ホームセンターで買ってきて交換しようとしたら、何とネジのピッチが合わない。MYM栓の後釜にTOTOの器具が取り付けられない。幸いに風呂のMYMが同等品だったので交換し、風呂にはTOTOを取り付けた。業界に規格はないのだろうか。 もしかして、インプラントのネジのピッチが医者によって違ってたりして?調べてないが。 1月5日(木曜日)晴れ 原因不明 眠い目を擦り、伝承館へ4時。今日はロイヤルホテルさんの持ち込みサトウキビを製糖する日。僕の栽培するサトウキビ以外はみんな曲がっていて、絞る機械のローラーに差し込むのに難儀する。そして曲がっているのに限って折れる。折れたサトウキビを再びローラに喰わすのは大変力がいる。今日は1200kg近くを絞った。その全部を絞るテーブルに持ち上げたのでそれだけでも大変な重量、柄杓で絞った汁を汲んだ回数は計り知れず、燃料の薪を1時間かけても運んだ。今日の活動は全てが腰にかかってきた。最後に、ブロックに仕上げる枠を底板と共に洗った時、腰は硬直した。仕事を終えて車に乗った時は、座るのは久しぶりだなぁ、腰が強張ったままで往生した。大変な一日だったが、帰って、新聞を読みながら食事をしていると、腰の痛みが消えていた。 夜の音楽はヴェルディのファルスタッフ。今度はバーンスタイン盤。ヴェルディ晩年最後の作品。歳を重ねると感謝の気持ちが強くなる(同感)。オペラは訳詞を見ることなく聴くだけだが、歌声が流れているだけで気持ちが良い。どうしてかなぁ。 そして2幕はもっと気持ち良いが睡魔には勝てない。こうして毎夜毎夜、たっぷり聴きたい衝動を抑えてと言うか、限界があってと言うか泣く泣く中断しているが、何だかそれが一番良かったりして。 1月4日(水曜日)晴れ 2022年総括 今日は何もしない日と決めていた。とにかく右の肘が痛くてどうしようもない状態だった。その休みを使って滞っていた家計簿を完成させ、ホームページ2023を立ち上げた。今回ダウンロードしたこのソフトは前と同じで、十分に理解しないままずっと使ってきた。そして今回も新機能には触れず、多分初期バージョンの機能のみ使っている。ついていけなくなっているのかな? 家計簿も完成させた。それで、2022年数字の総括ができた。書籍=65冊(前年比72%)水泳=18km(前年比30%)酒=108日(前年比1.4倍)コーヒー=216杯(前年比1.52倍)映画=38(51%)夜聴いたアルバム数=167枚(86%)食費57万円(125%)。22年は人との付き合いが極端に増えた事が特徴。それも、砂糖関連での繋がりだ。それで今までの生活パターンが大きく変わった。まぁ高知に帰って寂しい思いをしていたので、付き合いの輪が広がるのは価値ある事と、趣味の犠牲は容認すべきだと思った。 夜の音楽は、寺島靖国氏のJAZZ BAR2022。車のオーディオであらかじめ聞き、今日は本格的なステレオで聴く。一口に言って余りにも気持ちが良すぎる。明日の仕事を思えば8時半に眠らなければならないが、ついつい15分もオーバーしてしまった、身体に毒な音楽。これを聴く限りSACDでなくても十分だ。音楽への異様な傾倒も2022年の総括の一つだった。 1月3日(火曜日)晴れ もうヘトヘトだ ![]() しかし、僕が一番若く他の人はもっと上。寿命を削っているのでは?と思うがみんな元気。それが不思議。筋力は落ち、最後の焚き上げる釜では焦げないように混ぜられないし、増してや粘い砂糖だと焦がす他ない状態でのメンバーだ。自ずと若い?僕に役割が廻ってくる。それで僕も右肘が悲鳴をあげている。師匠のサトウキビは先の寒波で損傷激しく砂糖のブロックに出来ないし、色が変。僕のは相変わらず良好。4時半に作業を終えた。それから搾りかすの処理。自分の分の他にジッちゃんがの分。お互いの面倒を見ながら成り立っている組織。ヘトヘト。 シャワーを浴びて、早速オーディオのスイッチ。暖機運転にDvořákのモルダウ。メインはヴェルディ/ファルスタッフ/アバド指揮、流れは良かったが、後半のオペラは冒頭の部分だけで睡魔。これでは話にならんと就寝。 1月2日(月曜日)晴れ SB10000の実力に酔う ![]() 朝飯を息子と頑張って食べたので昼飯抜きでサトウキビの収穫に出かけた。100本の伐採で80kg。この畑は春の出足が悪かったので、生育不足が多い。1本あたりの平均重量は800gだ。 伝承館に納品に行き師匠と会った。明日の打ち合わせを行い別れた。サトウキビを絞める最終日は1月10日と決定したとの事。僕は残り1釜、日高の同志に伝えよう。 夜の音楽は、ベートーベン交響曲3番/バーンスタイン。僕としては満点のレベル。特に弦のユニゾンは背筋が凍えるほどゾクゾクした。名盤評価ではバーンスタインはウィーンフィルとの共演で評価があった。次にTonu Naissoo Trioはベースのアタックが椅子に座った僕の尻を叩く。大口径ウーハーの特徴がはっきりと分かる。たまりません。 1月1日(日曜日)晴れ 農業一直線 ![]() 僕のバカ頭は元旦の食事は考えたものの、夕食には及ばなかった。冷蔵庫を漁れば鹿肉がごまんとある。これですき焼きはどうか?砂糖も自家製がごまんとある。結果は大成功。淡白な美味しいすき焼きが出来上がった。息子も皿鉢料理に次ぐメニューで喜んだ。 僕は疲れていてヘトヘトで眠い、息子は「ホビット」を見たいと言う。Amazonプライムを設定し付き合いきれず、僕は就寝。昼間の影響が出た。 |