注意事項  半固定は 回路図は VR*** ですが、シルクは RV*** となっています。 実装に付いて   P板の表面汚れは(溶剤や石鹸はなるべく使わず)水道水で洗い流して下さい。    洗った後は直ぐに半田作業を初めて下さい。   3端子の 放熱板は 殆ど必要ないと思いますが、モールド型の場合、    若干基板側が温まります。   コンデンサはサイズに注意し、セラミックは K(±10%)以上の精度の事。   電源の電解は全部載せなくても問題ありません(4個位でOKです)。    電源変動に影響され難い様に設計したので、リップルの影響は極僅かです。   半田熱/ストレスを防ぐ為、可能な限りリード線はフォーミングして下さい。   D301、D501 は不要です。   パイロットLEDはスタンバイ時に暗くするか点滅するかの2通り可能です。   ・スタンバイ時に暗くさせる場合、     半田ジャンパをショート。     D6、R11、R12、R13、C5、C6、D5、Q8、Q9 は不要。     スタンバイ時の明るさは R10 にて調整して下さい。     オペレーション時の明るさは R9 にて調整して下さい。   ・スタンバイ時に点滅させる場合、     R10 は不要。     オペレーション時の明るさは R9 にて調整して下さい。   50W程度のAB級であれば、ダイオードブリッジの放熱板は不要です。    (取り付ける場合、絶縁に注意して下さい)   入力カップリングの C101、R101 と C102、R102 は    2.2μ、100k ですが、1μ、100k や 1μ、200k 等、    大体同じ時定数であれば全く問題ありません。   回路図に示す通り、    C107、C108 は 必須ではありません。     C318、C518 は 必須ではありません。    V4.2は、    C308、C309、C508、C509 は 部品なし です。   V4.2はV1電圧が3端子レギュレータの耐圧を超えない場合、或いは、   V4.3/V4.31はV2電圧が3端子レギュレータの耐圧を超えない場合は、     R110、R111 は 半田ランドでショート、 R113、R114 は 部品無しとして下さい。    尚、オペアンプ用電源用の3端子が耐圧を超える場合は、      R110、R111、の所に 5mA 程度のCRD(或いは FET)      R113、R114、の所に 12V 或いは 15V のツェナ      C103、C104 は無くてもOK      Q103、Q101、R109、Q104、Q102、R112、    でのエミフォロに依り可能です。     3端子レギュレータのグラウンドピンは芋半田に成り易いのでご留意の事。    尚、レギュレータは ±12V でも ±15V でもOKです。   半固定 VR302、VR502 は左一杯にしておいて下さい。   半固定 VR301、VR501 は中央付近に回して置いて下さい。   チョークコイル L301、L501 はドライバの軸等の8φ程度の軸に、    0.65φ 程度のエナメル線をコイル長 10mm、 往復で 25ターン 巻き、    マジックハンダ等で固めれば、インダクタンスは大体 2μ〜3μになります。    インダクタは適当でOKです。   R325、R326、R525、R526 は 0.2Ω、或いは 0.22Ω でOK。    セメント、或いは 酸金 でOKです。   出力パワーTRは 2SC2837P/2SA1186P ですが、入手困難であれば、    2SC5100P/2SA1908P、2SC5198-O/2SA1941-O、    2SC3519AP/2SA1386AP 等、同等ランク品で代替して下さい。   ドライバ段TRは、TTC015B/TTA008B ですが、入手困難であれば、    TTC004B/TTA004B、2SC4883A/2SA1859A、    2SC3851A/2SA1488A、2SC4382/2SA1668、    2SC4511/2SA1725 等、同等ランク品で代替して下さい。   高耐圧TRの、2SC2240GR/2SA970GR ですが、入手困難であれば、    KSC1845/KSA992 等、同等ランク品で代替して下さい。     耐圧マージンが無いですが、2SC1815GR、2SA1015GR でも     実用上問題ありません。   電流増幅段のTRの Q308、Q508、Q309、Q509、 及び、    ドライバ段のTRの Q312、Q512、Q313、Q513 の耐圧は、    V1、V2を考慮して下さい。   オペアンプ は OPA2134 ですが、入手困難であれば、    NJM2082D、MUSES8920D、    OP275GP、NJM2749AD 等、同等品で代替して下さい。    尚、バイポーラ入力タイプも使えますが、若干ドリフト/オフセットが増大します。    (ツイータ用アンプ等に使うので無ければバイポーラでも問題ありません)   大振幅で高周波信号を入れると、R311、R511 が発煙(発熱)しますので、    測定時はご注意下さい。   パワートランジスタへの配線は長いと寄生発振しますので、    成るべく短くし、束ねないで下さい。(Hfe や Ft が大きな時、要注意) 調整に付いて   アイドル電流調整    パワーTRのエミッタ抵抗 (0.2Ω+0.2Ω=0.4Ω) の、     R325、R326 のTP1とTP2間(折り曲げたリード同士)、     R525、R526 のTP1とTP2間(折り曲げたリード同士)、    の電圧が 24mV〜40mV(60mA〜100mA) 程度になる様に    VR302、VR502 を放熱板と相談して調節して下さい。    (エミッタ抵抗が 0.22Ω の場合は 27mV〜45mV )   DCオフセット調整    スピーカ出力端子の電圧が 数mV 程度以内に収まる様に、    VR301、VR501 を調節して下さい。   尚、暫くして熱平衡した後、上記を再調整すれば完成です。 補足  定電流の所は、   CR505、CR305 は、CRDの代わりに、    FET、或いは、10k 程度の抵抗 での代替が可能です。  半田ジャンパは、   右上の半田ジャンパで取りつけスペーサが接地します。    (フレームグラウンド接地用です)   左上の半田ジャンパで遅延回路系グラウンドが    アナログ系グラウンドに繋がります。    (回路図の様に遅延回路系のグラウンドを    大元に繋いだ方が極若干ノイズは少なくなります)  電解コンデンサの極性に関しては、   C1、C2 が逆耐になりますが、1V 以下故、   寿命に影響しないので全く問題ありません。  TRの特性が異なる場合は、   R314,R514 は 220Ω ですが調整範囲の関係で、   変更の必要がある事があります。  リレーはピン配列が異なるタイプも使える様にしました。