青柳
熊本で馬肉ランチ
 馬肉生産量日本一の熊本、その名物の代表格は“馬刺し”です。発祥は諸説あるようですが、熊本藩初代藩主の加藤清正公が朝鮮出兵した際、朝鮮半島で食料がなくなり、しかたなく軍馬を食べたところ、大変美味しかったので、帰国後も馬刺しや馬肉を好んで食べたというのが始まりとか。
 江戸時代には、肉を食べる習慣がほとんどなく、一部農民が食べていたのみでしたが、明治時代に入って次第に熊本や阿蘇地域に広まったようです。軍馬の産地だった阿蘇地域で、戦後の食糧難で馬肉を食べ始めたことで広く一般に伝わり、昭和30年代には飲食店でも取り扱うようになったそうです。
 「青柳」は、創業1949年(昭和24年)、熊本名物の馬刺しや郷土料理、旬の食材で、熊本の食文化を牽引してきた繁華街“下通”にあるお店です。
 ところで、熊本の繁華街ですが、JR熊本駅からは離れた所にあり、最寄りの市電の駅・バス停は、「通町筋(とおりちょうすじ)」です。市電の場合は熊本駅前から通町筋まで約18分、バスの場合は約20分の移動時間がかかります。飛行機の場合は、熊本空港から通町筋まで、リムジンバスで約40分、1,000円です。
 通町筋の北側にあるのが“上通(かみとおり)”、南側にあるのが“下通(しもとおり)”、下通のさらに南側にあるのが“新市街”で、この3つの界隈が熊本の繁華街です。
 画像は「りんどう膳」4400円、熊本郷土の味を充分に堪能できるお得なランチ御膳です。特上霜降り馬刺、馬のすき焼き、団子汁、自家製長生飴、ひともじのぐるぐる、からし蓮根、サラダ、茶碗蒸し、白御飯、高菜漬。ランチでも、料理金額4,400円以上であれば、個室利用の予約ができるのもグッドです。
 また、「青柳」の1階には、熊本の焼酎・日本酒を始め、厳選した全国の銘酒をワインセラーに取り揃えていました。なんと、女将が利き酒師で、客の好みや料理にあった銘柄を教えてくれるとのことでした。

お店の情報(2024年)
場所:熊本市中央区下通1丁目2-10 通町筋から徒歩6分
営業時間:昼の部11:30-14:30(オーダーストップ13:30)
       夜の部17:00-22:00(オーダーストップ21:00)
定休日:なし(年中無休)
電話:096-353-0311
駐車場:なし
青柳

りんどう膳 4,400円


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