鳥割烹「末げん」の創業は、明治42年(1909年)。店名の由来は、日本橋「末廣」から暖簾分けで「末」の一字、初代店主「源一郎」の「げん」を合わせたそうです。店に入って、玄関の左側は座敷席、右側はテーブル席ですが、いずれにしても靴を脱いで上がります。
ランチ2人以下は、テーブル席に案内されますが、2人用テーブルが6卓ありました。ランチメニューは、「かま定食\1,200」、「から揚げ定食\1,600」、「たつた揚げ定食\1,700」で、初めての人が、名前から想像がつかないのは「かま定食」だと思います。
画像が「かま定食」。名前の由来はわかりませんが、わかりやすく言えば、鶏の挽肉の親子丼。かつては、お客の運転手に出していた裏メニューだったそうです。作りとしては、千葉県の地養鶏、茨城県の奥久慈軍鶏、埼玉県の合鴨の3種をブレンドし、二度挽きした親子丼。甘辛い割り下に半熟玉子が絡み、熱々で美味かったです。
お店のリーフレットによれば、末げんは、原敬総理大臣、六代目菊五郎、三島由紀夫などの著名人に愛され、三島由紀夫は、1970年に自決する日の前夜、ここで最後の晩餐をしたそうです。
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