群馬県へ旅行に行った際、立ち寄ることがある鶏料理の店です。「登利平」の"鳥めし"は、群馬県民のソウルフードとも言われる美味しい庶民の味です。
登利平の始祖は、東京の下町・北千住に誕生し、昭和初期、前橋に鶏肉販売店を開業。1953年(昭和28年)、暖簾分けにより、先代が新生「登利平」として、前橋市内で小料理店を開店したのが始まり。
1972年(昭和47年)7月に、有限会社登利平として発足。同年11月には、「上州御用鳥めし竹弁当(現在は\710)」が、群馬県優良物産推奨品となりました。この竹弁当も食べましたが、厳選された安心の国産米とフレッシュな国産ひな鳥を薄くスライスした鶏肉を使用し、登利平自慢の秘伝のタレをまんべんなくまぶしてあります。しかもリーズナブル。
スタート当時、わずか10数名だった社員は現在約600人、店舗数も、群馬県内28店、埼玉県内3店、栃木県内1店の計32店を構える一大チェーンです。ただし、弁当の持ち帰り店が多く、食事・宴会ができる店は群馬県内の5店だけですので、私の行った本店を紹介させていただきます。
ちなみに社名の「登利平(とりへい)」ですが、屋号に鶏料理の「とり」をかけてあるだけだと思っていましたが、店のHPによると、「顧客の利益」「社員の利益」「会社の利益」の完全なバランスを基本にした経営を確立し、この三者の利益が平等に登っていく、そんな意味を込めて命名したとのこと。
画像上は、登利平本店の外観。私たちが店に着いたのは、土曜日の13:30過ぎで、駐車場には直ぐ停められましたが、店内では5組が並んでおり、20分以上待って着席できました。前橋市内の高校生が、ファミリーレストラン感覚で利用していたのも印象的でした。
画像中は、「上州御用鳥めし竹重」味噌汁付で\800。不動の人気を誇る看板メニューで、秘伝のタレと相性が良い薄切り鶏肉に卵そぼろ、見た目も鮮やかです。
画像下は、「上州御用鳥めし松重」味噌汁付で\900。あっさりムネ肉とコクあるモモ肉、2種類の鶏肉の異なる美味しさと食感が楽しめます。
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